2023年7月12日水曜日

ユダヤ問題と裏返して見た日本歴史
付録「世界の謎・日本とイスラエル」(秦氏ユダヤ人伝説の希少資料) | 古史古伝と異史 | 八幡書店

ユダヤ問題と裏返して見た日本歴史<br>付録「世界の謎・日本とイスラエル」(秦氏ユダヤ人伝説の希少資料) | 古史古伝と異史 | 八幡書店

ユダヤ問題と裏返して見た日本歴史 付録「世界の謎・日本とイスラエル」(秦氏ユダヤ人伝説の希少資料)

日本ユダヤ同祖論の重要資料『ユダヤ問題と裏返して見た日本歴史』(昭和28年)と『世界の謎・日本とイスラエル』(昭和25年)の合冊復刻版。

●『ユダヤ問題と裏返して見た日本歴史』は、宮中神鏡の裏のヘブライ文字説をはじめ、日本民謡=ヘブル語説、キリストの戸来村渡来説、剣山とソロモンの秘宝、淡路島のイスラエルの塚等々、さらに中山忠直の崇神天皇キリスト遺子説や破天荒な伊勢外宮の長野遷宮論から竹内文献と熊沢天皇の交渉に至るまで、今は入手困難な特殊資料や著者が関係者との交際によって得た情報を交えて詳細に論じ、さらにはシオニズムとユダヤ秘密結社の正体、満洲国建設とフグ計画の真相などに話題は及び、まさしく「裏日本史」と日ユ同祖論を主軸とした小百科事典の観をなす一書である。
●著者の三村三郎(本名三浦一郎)は明治37年、青森県大鍔温泉町に生れ、昭和6年日大宗教学科卒。さまざまな政治的・宗教的運動とかかわりつつ、皇道大本に入信。昭和8年、渡鮮して皇学研究所、皇風会本部を設立、また小寺小次郎の神代文化研究所の京城支部長を引き受ける等、大本弾圧後も隠れ信者として巧みにネットワークを利用して活動、戦後は第二次弾圧の痛手を受けた大本教団再建に参画し、昭和50年亀岡で帰幽した。
三村が単なる研究者ではなく、さまざまな秘教的神道運動に接触・関与していたことは、本書の叙述にきわめてヴィヴィドな色彩を加え、霊的地下運動に関する貴重資料としての性格を付与している。すなわち本書には、たんに日ユ同社論の内容だけではなく、三村自身が深く関与していた大東亜戦争前における日ユ同祖論者を中心とした竹内文献派、言霊学派などの動向、その幾層にもネットワーク化された地下運動の断面やそれが政界や軍の一部をも巻き込んだ事情が折りに触れて裏面史的に回想され、また三村が中心となって戦後同時代的に進行していた日ユ同祖論者およびさまざまな霊的国体原理派等を結集して行われた日本一ユダヤ親善運動の過程が語られている。とりわけ、巻末に付された「親ユ論者」50名の列伝は、それ自体が昭和裏面史の一断面を語るものとしてきわめて興味深い。●本書においては、日本ユダヤ同祖論は歴史学的な起源論の領域を越えた経綸論的な地平に位置づけられ、イスラエル建国はもとより室町時代の南北朝の対立から米ソ冷戦までが霊的背景に基づく経綸として解読され、全体として太古と現代が交錯する雄大なユダヤ・シンドローム・パノラマが開示される。
●『世界の謎・日本とイスラエル』はユダヤ系秦氏ユダヤ人説」に関するきわめて詳細な実証的研究であり、非常に資料的価値の高い一書。。これによって日ユ同祖論の全貌とその根拠がいっそう明確となるであろう。

主要目次

【ユダヤ問題と裏返して見た日本歴史】
某宮様と「フリ」人の研究
親猶問題の盲点を衝く宮様
神鏡の裏に謎のヘブライ文字

左近博士宮中に召出されて鑑定/八應神鏡の裏面にも?宮中賢所の神鏡にも?/紀州日前神社の神鏡にも?/コーカサスからユダヤを経て日本へ
外宮の祭神はエホバの神であり神体はユダヤのマンナの壺だという説
行方不明のユダヤの三種の神宝/古代ユダヤの神宝は悉く日本に/怪気炎を吐く中山忠直/崇神天皇はキリストの遺子/伊勢外宮を長野安曇平に遷せ/伊勢の外宮の祭神はヤハエ/外宮の祭神に関する文献と学説/北畠親房卿の神皇正統紀に曰く「伊勢外宮は天之御中主神なり」/伊勢神道に曰く「豊受神は水徳の神にして天之御中主神なり」/山崎闇斎及び垂加神道の一派は曰く「外宮の祭神は国常立尊なり」/富士古文書に曰く「国常立尊の神霊を其神都田羽の真井原に祀り豊受大神と崇めさせ給う」/出口王仁二郎翁曰く「外宮の祭神は国常立尊である」/中山忠直及び小谷部全一郎曰く「外宮の祭神は天之御中主神即ちエホバの神である」/外宮がなぜ伊勢に遷されたか/丹波と外宮の御因縁/外宮をモトの丹波へ(丹波神都説の提唱)/大田田根子をして外宮の神主に/国常立尊即豊受大神即エホバの神/小谷部氏遺稿中に外宮天之御中主神論発見
神武天皇はダビデの血統?
神武天皇ユダヤ人説いろいろ/行方不明のイスラエル十支族/メシアはダビデの血統から/イエスは救世主に非ず/ユダヤ人迫害の根本原因/東方からメシアが出るとの預言/小谷部、酒井説/川守田氏の説/日本国内に保存されているイスラエルの国歌/伊勢音頭はユダヤの紅海における「モーセの姉」ミリアムの歌/青森、岩手の一部に伝わる「ナガド」の古歌はユダヤの「出エジプトの行進曲」でモーセの歌/宮崎県の「地嶋歌」は「神がアブラハムに与えた託宣歌」/日猶比較対照表/イスラエル人の波状的渡来と到着後の抗争/神武天皇と長髄彦、蘇我と物部の争い/長髄彦果して逆賊なりや?/日本人即ユダヤ人ではない/ユダヤの南北朝と日本の南北朝との関連/熊沢天皇の重大な発言/竹内家のモーセの十誠石、オニックス等は日本南朝が伝えてきた神宝/米ソニ大陣営の対立はユダヤ南北朝問題解決のハルマゲドン/日本の歴史上における数々の疑点/謀略懐柔による出雲侵略/十握剣を大地につき立て大国主命を脅迫した天孫果して正か、出雲朝果して不正か/筆者は出雲朝に同情する/出雲朝の祖神スサノオノ尊を暴悪の神と教えていることが日本歴史の根本の誤り/日本歴史の大事件は悉く高天原からの持越し/二神の高天原事件が地上に持込まれて出雲朝大和朝の対立となった/饒速日命とニニギノ尊と何れが正統か/長髄彦は楠公以上?/政権と祭祀権の問題
キリスト日本在住記
キリストの再渡来/発見の端初/戸来村付近に残るヘブライ語の唄/モーセも日本に来ている
ソロモンの秘宝と謎の剣山
山本英輔、仲木貞一氏ら剣山発掘/昭和十一年から内田翁すでに発掘に着手/内田翁と共に検挙された筆者/剣山周辺の伝説や史実/剣山を開いた「役の小角」の正体
淡路島にユダヤ遣蹟発見?
菰江海岸にイスラエルの古墳/ローゼン牧師、内藤博士らが大調査団を組織/ヘブライ文字を刻んだ石も出土
戦時下日本のユダヤ国策
日独伊三国同盟対大東亜共栄圏構想//関東軍、極東ユダヤ人会議を指導/秘密結社ブナイ・プリスと上海ユダヤ人工作/ナチスとユダヤの代理謀略戦争
ユダヤの金欄簿と銀欄簿
ユダヤの金欄簿に登録表彰された安江大佐/′安江仙弘氏の略歴/数万ユダヤ人の恩人・銀欄簿に輝く樋口中将を訪う/金欄簿登録を辞退した犬塚大佐
「日猶親善運動」の大弾圧史
暗殺を伝えられた小辻博士/小辻博士を讃えるユダヤ避難民の手記/中山忠直氏の小辻氏紹介/毒殺を計られた?中山忠直氏/獄死した原真平氏と矢野大佐/「きよめ教会」解散検挙の真相/親ユダヤ主義者中田重治先生とその一党/中田重治著「聖書より見たる日本」の内容/その他の検挙迫害された人々
親猶主義関係の人々
小谷部全一郎/中山忠直/木村鷹太郎/小辻節三/川守田英二/小磯国昭/林銑十郎/秦真次/山本英輔/武田南陽/酒井勝軍/安江仙弘/大塚惟重/石原莞爾/佐伯好郎/藤沢親雄/仲本貞一/山根菊子/鳥谷幡山/村井二郎/宮崎小八郎/吉田兼吉/岩見次三/山本英一/中田重治/板垣征四郎/左近義弼/下中爾二郎/鶴見祐輔/小林孝一/内藤智秀/横尾守仲/並河栄治郎/鶴見憲/小西千比古/香川治義/安江弘夫/富岡宰一郎/川口選治郎/西山茂/宮原忠/後藤光男/三浦関造/古屋登世子/真野勝利/椿真一/寺村鉛夫郎/藤井哲夫/松原言彦/日高みほ/松本寅彦/鏡沼保世/山本高春/中里義美/浅井作左衛門/大道重次/中村茂治/高畠康寿/高根正教/内山智照/内田文吉/武智時二郎/瀬戸四郎/谷中広美/森五郎/生田目俊造/尾崎喬一/伊藤源次郎/桜庭駒五郎/金藤光槌/小笠原孝次/角田清彦/吉住菊次/上西真澄/宣自陽/日下部照/岡本浩志………etc


付録〔世界の謎・日本とイスラエル〕
日本における猶太研究
古代イスラエル史概説

ヘブライ、イスラエル、ユダヤ、パレスタイン等の名称について/アダムよりノアまで/ノアよリアブラハムまで/ヤコブと十二支族/ヨセフよリモーゼまで/ダビデおよびソロモン時代/南北両朝時代とその末路/王国終焉より耶蘇の生誕まで
失われた十支族と南北正闘論
太秦の研究

太秦とは何ぞや/大秦の呼称出現の年代/ウズマサの名称の意義/秦民族の帰化とその人口/秦をハタと訓む理由/京都太秦と秦民族/太秦廣隆寺縁起/秦族と大辟神社/伊佐羅井と秦人/秦人即イスラエル人説/中国史上に現われた大秦国と大秦教の由来/中国と大秦国との交通/大秦景教と大秦寺/大秦国とは何処か
モーゼと秦河勝公
聖徳太子と秦河勝
京都太秦寺と中国長安の大秦寺
秦人のもたらした文化
平安遷都と秦氏の功績
秦氏所属の神社と信仰
謡曲は秦氏の家伝
秦氏より分れた諸氏族
秦氏の分布と地名

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