2023年7月12日水曜日

切腹論






日本人はなぜ切腹するのか | 千葉 徳爾 |本 | 通販 | Amazon
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数々の切腹伝説・史実をとりあげ、民俗学の手法により展開する日本文化論。柳田国男、新渡戸稲造らの学説を徹底的に読みこんだ、貴重な研究。
評価:


4.6-3件のレビュー



『日本人はなぜ切腹するのか』(東京堂出版) - 著者:千葉 徳爾
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>人文・思想







2020/5/27 -数々の切腹伝説・史実をとりあげ、民俗学の手法により展開する日本文化論。柳田国男、新渡戸稲造らの学説を徹底的に読みこんだ、貴重な研究。 豊富 ...



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秦氏をユダヤ系(もしくは古代イスラエルの文化的継承者)だと解釈すると全てスッキリします。日本への渡来を軍事的に助けてくれた天皇を律儀なユダヤ人が祀り続けている。弥勒の手の形は三位一体を表し、キリスト教的だという説もあります。ただし秦氏は権力の座から排除されたので産業を支えてきたとはいえ歴史的には空白です。能の金春流は秦氏の系譜だそうですが。

ちなみに切腹の起源にはアイヌ説と共にイスラエルのサウル説があります。


「彼(サウル)は射手たちのために、ひどい傷を負った。サウルは道具持ちに言った。『おまえの剣を抜いて、それで私を刺し殺してくれ。あの割礼を受けていない者どもがやって来て、私を刺し殺し、私をなぶり者にするといけないから』しかし、道具持ちは、非常に恐れて、とてもその気になれなかった。そこで、サウルは剣を取り、その上にうつぶせに倒れた。道具持ちも、サウルの死んだのを見届けると、自分の剣の上にうつぶせに倒れて、サウルのそばで死んだ」(旧約聖書第一サムエル記3135節)


参考:

‪ 日本人が、アイヌの剣も、お辞儀も、腹切りも自分の文化にした(アーカイブ)

‪https://web.archive.org/web/20120304055634/ttp://japanese.ruvr.ru/2012/02/06/65448380.html‬

(上のアイヌ先住民説は最近批判されている)



-私たちの文化を取り込んだのです。その例はたくさんあります。日本のサムライの剣は「カタナ」と呼ばれていますが、それはアイヌ語では「入植地」や「村」、「氏族」などの意味です。刀は父から息子、息子から孫へと受け継がれるため、このように呼ばれていたのです。腹切りもアイヌ人によって考えられたものなのです!私たちの信仰によれば、魂はお腹のなかに住んでいると考えられています。そしてそれは細い糸によって結び付けられています。死んで魂を解放するためには、腹を開いて、その糸を切る必要があります。そうしないと人間は生まれ変わることができません。

それに、日本式のお辞儀がどこから生まれたものか知っていますか?私たちの神話には、カパ・コズという水の精がいます。その精は人間の姿をして、誰かを水に引き込もうとして陸に現れます。頭の上にはくぼみがあり、そこにある水がこぼれてしまうと、精は死んでしまいます。カパ・コズの問題は、とても性格がよいということです。ですから森で人に出会ったときに、私がお辞儀をすれば、向こうもお辞儀をします。お辞儀は深ければ深いほど、礼儀正しいものになります。そして頭の上の水もたくさんこぼれてしまいます。ですから、深いお辞儀というのは実は、相手がカパ・コズではないかどうかを調べるためのものなのです。



切腹とイスラエル (旧約聖書第一サムエル記3135節)

https://nihonjintoseisho.com/blog001/2020/09/08/japan-and-israel-338/


 
 
佐々木晃也
⁦‪@lspandc‬⁩
E4p20scの自殺について記述、謎めき過ぎていて、当時の文脈(自殺の扱い)考慮しないとその言説の倫理的効果が全然見えてこない。
 
2023/07/11 22:44
 
 

http://nam21.sakura.ne.jp/spinoza/#note4p20
 定理二〇 各人は自己の利益を追求することに、言いかえれば自己の有を維持することに、より多く努めかつより多くそれをなしうるに従ってそれだけ有徳である。また反対に、各人は自己の利益を、言いかえれば自己の有を維持することを放棄する限りにおいて無力である。
 証明 徳とは人間の能力そのものであり、そしてそれは人間の本質にほかならない(この部の定義八により)、言いかえればそれは人間が自己の有に固執しようと努める努力にのみ存する(第三部定理七 により)。ゆえに各人は自己の有を維持することにより多く努めかつより多くこれをなしうるに従ってそれだけ有徳であり、したがってまた(第三部定理四およびにより)人は自己の有を維持することを放棄する限りにおいて無力である。Q・E・D・
 備考 それゆえに何びとも自己の本性に反する外部の原因に強制されるのでなくては自己の利益の追求を、すなわち自己の有の維持を放棄しはしない。あえて言うが、何びとも自己の本性の必然性によって食を拒否したり自殺したりするものでなく、そうするのは外部の原因に強制されてするのである。この自殺は種々の仕方で起こりうる。例えばある人は、偶然剣を握ったその手を、他人からねじ返されて自分自身の心臓にその剣を向けるように強制されて自殺する。あるいはセネカのように暴君の命令によって自らの血管を切開するように強制されて、すなわち、より大なる害悪をより小なる害悪によって避けようと欲して自殺する。最後にあるいはまた、隠れた外部の原因が彼の表象力を狂わせ彼の身体を変化させてその身体が前とは反対な別種の本性を〜〜それについて精神の中に何の観念も存しえないような(第三部定理一〇により)そうした本性を〜〜帯びるようにさせられることによって自殺する。これに反して人間が自己の本性の必然性によって自分が存在しないように努めたり、他の形相に変ずるように努めたりすることは、無から有が生ずるのと同様に不可能である。これは誰でも少しく考えれば分かることである。  (セネカ、自殺、本性)


千葉徳爾

千葉 徳爾(ちば とくじ、1916年5月22日 - 2001年11月6日)は、日本民俗学者地理学者

人物・来歴

千葉県生まれ、東京高等師範学校を卒業し、愛知大学筑波大学明治大学の教授や、日本民俗学会代表理事を歴任。日本地理学会名誉会員であった。柳田國男門下生であった。

人と動物の交渉史、山村文化などを研究し、「狩猟伝承研究」五巻にまとめた。1955年、「本邦林地の人為的荒廃に関する歴史地理学的研究」により東北大学から理学博士の学位を授与される[1]。1970年、第9回柳田賞受賞。1976年、「狩猟伝承研究」により東京教育大学から文学博士の学位を授与される[2]。1984年に「日本における狩猟伝承の研究」の業績により、第20回秩父宮記念学術賞を受賞した。2001年11月に、冠不全のため85歳で死去した。

著書

  • 『はげ山の研究』農林協会, 1956 増補改訂(そしえて、1991年
  • 『地域と自然』大明堂, 1966
  • 『民俗と地域形成』風間書房, 1966
    • 民俗を「民間の慣習ないし通念として、世代をこえて伝承されるものである(P25)」と定義し、無批判に反射される行動形式の判断基準というものを対象として事例を交え研究する。序章・研究の目的と意義、本論・研究の方法と事例、事例補足から構成される。
  • 『狩猟伝承研究』風間書房, 1969
  • 『地域と伝承』大明堂, 1970
  • 『続・狩猟伝承研究』風間書房, 1971
  • 『切腹の話 日本人はなぜハラを切るか』 (講談社現代新書) 1972
  • はげ山の文化』(学生社、1973年)
    • 『はげ山の研究』を手直ししてまとめたもの。はげ山が、いつ、どのようにして形成されたのか、どの地域に多いのか、それはどのような理由によるのかなどを内容とする。「はげ山が天然の存在ではなくて、天然の森林の育成条件が、歴史的な人類活動によって破られた結果である(P12)」という見地に立った研究。
  • 『狩猟伝承』(法政大学出版局、1975年)
    • 人獣交渉の展開、攻撃方法と生態、感謝と慰霊の表現の三章で構成される。祭祀や人獣交渉の歴史、弓・銃、ワナなどの狩猟道具、けものたちの生態を通して、狩猟文化について考察している。
  • 『地域と民俗文化』大明堂, 1977.1
  • 『狩猟伝承研究 後篇』風間書房, 1977.10
  • 『民俗学のこころ』弘文堂選書) 1978.4
  • 『狩の話』 (NHKブックスジュニア) 日本放送出版協会, 1978.6
  • 『女房と山の神』堺屋図書, 1983.8
  • 『新・地名の研究』古今書院, 1983.9
  • 『近世の山間村落』 (愛知大学綜合郷土研究所研究叢書)名著出版, 1986.12
  • 『狩猟伝承研究 総括篇』風間書房, 1986.5
  • 千葉徳爾著作選集』全3巻(東京堂出版、1988年)
1、 (民俗学方法論の諸問題)
2、(民俗学と風土論)
3、(民俗の地域的展開)
    • 民俗学方法論の諸問題、民俗学と風土論、民俗の地域的展開の三冊組。論考を49編集成している。民俗学の基礎概念および目指すべきものを示している。研究者向け。
  • 『文化地理入門 文化研究の遠近法』(大明堂、1990年)
    • 文化地理学、文化、空間と様々なスケールについて、解説する。章ごとに、要旨、説明、補説の構成をとり、入門書として分かりやすい。
  • 『狩猟伝承研究 補遺篇』風間書房, 1990.6
  • 『たたかいの原像 民俗としての武士道』平凡社選書 1991.6
  • 『柳田国男を読む』東京堂出版, 1991.6
  • 『負けいくさの構造 日本人の戦争観』平凡社選書 1994.7
  • 『日本人はなぜ切腹するのか』東京堂出版, 1994.9
  • 『オオカミはなぜ消えたか 日本人と獣の話』新人物往来社, 1995.5
  • 『狩猟伝承研究 再考篇』風間書房, 1997.3
  • 『地理と民俗ヘの道 自学のすすめ』千葉とくじ 著. 大明堂, 1999.2
  • 『地名の民俗誌』古今書院, 1999.4
  • 『新考山の人生 柳田國男からの宿題』古今書院, 2006.1

共著編・注解

  • 『日本山海名産・名物図会』註解. 社会思想社, 1970
  • 『風土論・生気候』 (気候と人間シリーズ)籾山政子共著. 朝倉書店, 1979.3
  • 『日本民俗風土論』編. 弘文堂, 1980.9
  • 『間引きと水子 子育てのフォークロア』 (人間選書)大津忠男共著. 農山漁村文化協会, 1983.7
    • 「「間引き」は一つの文化現象であって、単なる嬰児殺しではない(P1)」として、現代人の常識的には残酷で不可解な行為の文化的意味を振り返る。第一部では、日本人の生命倫理や間引き論の通説批判、第二部では、民俗学的方法による先人心意の研究、第三部では現代の子育てとからめて説明する。

評伝

参考文献

  • 『はげ山の文化』(学生社、1973年)
  • 『狩猟伝承』(法政大学出版局、1975年)
  • 『民俗と地域形成』(風間書房、1966年)
  • 『間引きと水子―子育てのフォークロア』(農山漁村文化協会、1983年)
  • 『文化地理入門 文化研究の遠近法』(大明堂、1990年)

脚注

  1.  書誌事項(CiNii Dissertations)”.  国立情報学研究所2017年3月27日閲覧。none
  2.  書誌事項(CiNii Dissertations)”. 国立情報学研究所. 2017年3月27日閲覧。none

外部リンク


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