2023年7月19日水曜日

弘法大師と瀬戸大橋と狐。 | らいらい軒 俚諺集

弘法大師と瀬戸大橋と狐。 | らいらい軒


昔、弘法大師が四国で修行なさっていた時の話。


ある日、伊予の国主・河野家の奥方が急に2人になってしまいました。
どちらが本物の奥方か、誰も見分けがつかずに困っていたところに弘法大師が本物の奥方を見分けて下さいました。


偽物の奥方の正体は、古狐。

その古狐が殺されようとした時、大小3千の狐があらわれて命乞いをしたと云います。

狐の狡賢さに腹を立てた弘法大師は、古狐の命を助ける代わりに四国から狐を追放することにしました。
その代わりに、頭はあまり良くないけれど愛嬌があって正直な狸を可愛がったそうです。



しかし、この話の元ネタ『俚諺集』によると、夫人に化けた狐を追放したのは1334年頃に伊予の国主を務めていた河野直通だとか。


弘法大師は平安初期(774年 - 835年)の人物なので、時代が合わないっス爆

まぁ・・・なにせ四国は弘法大師信仰の強い土地なので、すぐに弘法大師絡みの話になってしまうということで笑


けれども、らいらいは弘法大師が狐を追放したという話の方が好き。


何故なら・・・弘法大師が狐を追放した話には、続きがあるのです。



去ってゆく狐たちに、弘法大師はひとつの約束をしました。

「本州と四国の間に鉄の橋が架かったなら、その時は帰ってきても良い」



不思議な話です。

本州と四国を行き来する手段が、瀬戸内海を航行する船しかなかった時代。

その時代に『鉄の橋』だなんて、どうしてそんな桁外れの想像が出来たのでしょうか?
それとも弘法大師は、何百年も千年もの未来を見通していたのでしょうか?


https://ameblo.jp/yorosikurairai/entry-10884498799.html

弘法大師と瀬戸大橋と狐。

 さてさて。

 らいらいが出掛けた『ハレの国』とは・・・正解は岡山県でした晴れ




 岡山県は雨の日が少なく、降水量1mm以上の日数が全国最小である事から『晴れの国・岡山』を県の標語としているのでした晴れ



 瀬戸大橋を渡って、いざ本州・岡山くるま。


 瀬戸大橋から見る景色は、絶品!!! 

 よくぞこれだけの橋を人間は海の上に通したものだ・・・と。

 何度渡っても、海の上に掛けられた橋の壮大さにドキドキしますドキドキ



 ところで。

 この瀬戸大橋には、弘法大師にまつわる不思議な言い伝えがあります。

 らいらいが橋を渡る間に 笑 一つ、昔話を聞いてやって下さいませぴかv

 『証城寺の狸囃子』『分福茶釜』と並んで『日本の三大狸話』とされる『伊予の八百八狸の伝説』が残るように、四国は実に狸話が多い島でございます。


 ジブリの映画 『平成狸合戦ぽんぽこ』や、アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』『ぬらりひょんの孫』にも出てくるように、四国は名だたる狸王国。


 阿波の金長狸伊予の喜左衛門狸、屋島の太三郎狸に美人の小女郎狸と数えあげればキリがないほどです。


反面、狐の話はまさに皆無。

それには、こんな言い伝えが残されているのです。

昔、弘法大師が四国で修行なさっていた時の話。

ある日、伊予の国主・河野家の奥方が急に2人になってしまいました。
どちらが本物の奥方か、誰も見分けがつかずに困っていたところに弘法大師が本物の奥方を見分けて下さいました。

偽物の奥方の正体は、古狐。

その古狐が殺されようとした時、大小3千の狐があらわれて命乞いをしたと云います。

狐の狡賢さに腹を立てた弘法大師は、古狐の命を助ける代わりに四国から狐を追放することにしました。
その代わりに、頭はあまり良くないけれど愛嬌があって正直な狸を可愛がったそうです。


しかし、この話の元ネタ『俚諺集』によると、夫人に化けた狐を追放したのは1334年頃に伊予の国主を務めていた河野直通だとか。


弘法大師は平安初期(774年 - 835年)の人物なので、時代が合わないっス爆

まぁ・・・なにせ四国は弘法大師信仰の強い土地なので、すぐに弘法大師絡みの話になってしまうということで笑



けれども、らいらいは弘法大師が狐を追放したという話の方が好き。


何故なら・・・弘法大師が狐を追放した話には、続きがあるのです。



去ってゆく狐たちに、弘法大師はひとつの約束をしました。

「本州と四国の間に鉄の橋が架かったなら、その時は帰ってきても良い」


不思議な話です。

本州と四国を行き来する手段が、瀬戸内海を航行する船しかなかった時代。

その時代に『鉄の橋』だなんて、どうしてそんな桁外れの想像が出来たのでしょうか?
それとも弘法大師は、何百年も千年もの未来を見通していたのでしょうか?




四国と本州を結ぶ瀬戸大橋が一番最初に架かってから、もう20年が過ぎました。
まだ狐の勢力が盛り返したという話は聞きませんが、少しずつ狐も四国へと足を伸ばしてきているのでしょう。

そうして私は、橋を渡る度に眼を凝らして狐の姿を探してしまうのです・・・

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