2023年7月1日土曜日

東北の「卑弥呼」の生前の姿を復元 発掘調査で分からなかった特徴も

波田野 悠夏 (Yuka Hatano) - マイポータル - researchmap

東北の「卑弥呼」の生前の姿を復元 発掘調査で分からなかった特徴も

【動画】1600年前の「置賜の卑弥呼」がCGで復元された=米沢市教育委員会提供

 たれ目で鼻は低く、髪は黒の直毛――。山形県米沢市の古墳から出土し、一帯の地域名から「置賜(おきたま)の卑弥呼」として注目を集めた1600年前の女性の生前の姿が、コンピューターグラフィックス(CG)で復元された。人骨をもとに、肌の色や髪質まで特定したというその出来栄えは。

 復元作業をしたのは、東北大をはじめ、市教育委員会と連携した七つの研究機関。DNA鑑定や復顔(ふくがん)などの技術を駆使して全身の姿を復元し、4日に画像と動画を公開した。古墳に埋葬された豪族が復元されるのは全国的にも珍しいという。

 人骨は1982年、米沢市浅川の戸塚山古墳群から出土。標高356メートルの戸塚山とふもとに約200基の古墳があり、その一つで5世紀後半から築造された「戸塚山137号墳」の箱式石棺に埋葬されていた。副葬品として竪櫛(たてぐし)と刀子(とうす)があった。その際に獨協医科大が調べ、身長143~145センチと小柄な女性だとわかった。

 復元のきっかけは、東北学院…


東北学院大学博物館開館10周年記念特別展記念シンポジウム「古墳時代王者はどんな人?」 
2019

古墳の人骨から顔や服装を復元 米沢市でシンポジウム|NHK 山形県のニュース 2019
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamagata/20221113/6020015690.html

古墳の人骨から顔や服装を復元 米沢市でシンポジウム

山形県米沢市にある古墳のひつぎに埋葬されていた人骨の顔や服装がコンピューターグラフィックスで復元され、専門家が復元の過程などについて説明するシンポジウムが開かれました。

復元されたのは、5世紀後半から6世紀初頭に作られたとみられる米沢市の古墳のひつぎに埋葬されていた人骨です。

この人骨は40年前に、市の教育委員会などが発掘し、その後、40歳前後の女性のものだと報告されていて、昨年度から東北学院大学の辻秀人教授を中心に、コンピューターグラフィックスで顔や服の復元が行われていました。

13日は、復元の過程などを市民に説明するシンポジウムが米沢市で開かれ、このうち、顔の復元に携わった東北大学の波田野悠夏助教が、発掘された骨に顔の筋肉をコンピューターでつけていき、輪郭のイメージを完成させたことなどを説明しました。

辻教授は「古墳に埋葬された人骨をこれだけ具体的に復元できることは珍しい。現代の私たちとよく似た所や違う所がわかるものになったと思う」と話していました。

シンポジウムに参加した60代の男性は「家の近くに今回の人骨が出土した古墳があり、古墳時代の人と現代の私たちがどのようなつながりがあるのか興味がでました」と話していました。







0 件のコメント:

コメントを投稿