2022年11月8日火曜日

トマス・モア『ユートピア』

 

トマス・モア『ユートピア』
https://freeassociations2020.blogspot.com/2022/11/blog-post_26.html @

https://www.blogger.com/blog/post/edit/102781832752441205/3825293899756458744


4:1:④
モア,326~,329@(『ユートピア』),331@,332@,335,336@,
 『ユートピア』,329@,331@,336@ ,[:31,130,219]

4:1:②
329@
#1
イギリスの羊です。以前は大変おとなしい、小食の動物だったそうですが、この頃では、なんでも途方もない大いで、その上荒々しくなったそうで、そのため人間さえもさかんに殺しているとのことです。おかげで、国内いたるところの田地も家屋も都会も、みない潰されて、見るもむざんな荒廃ぶりです。

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329@
#1
イギリスの羊です。以前は大変おとなしい、小食の動物だったそうですが、この頃では、なんでも途方もない大いで、その上荒々しくなったそうで、そのため人間さえもさかんに殺しているとのことです。おかげで、国内いたるところの田地も家屋も都会も、みない潰されて、見るもむざんな荒廃ぶりです。
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4:1:③
331@
#6
金というものは元来それ自体としては何の役にもたたないものである。にもかかわらず今日全世界の人々の間において非常に尊重されている、それも、元来なら人間によって、そうだ、人間が用いるからこそ、尊重されていたのに、今では逆に人間自体よりももっと尊重されている。なぜそうなのか、ユートピア人にはどうしても合点が行かないのである。
:130

#9
336@
 だから今日いたる所で繁栄をほしいままにしているあらゆる国家のことを深く考える時、神に誓ってもよいが、私はそこに、共和国の名のもとにただ自分たちの利益だけを追求しようとしている金持の或る種の陰謀のほか、何ものも認めることはできない。金持はまず第一に、どうしたら自分たちが不正な手段でかき集めたものを安全に確保することができるか、次にどうしたら出来るだけ安い賃銀で貧乏人の労力を自分たちの都合のよいように利用することができるか、ということを考え、そのためあらゆる手段と術策を見つけようと 々としている。そしてそういう方策がみつかると、この金持たちは、国家のために、つまり一般大衆の幸福のためにとかいってこれらの方策が守られるように強制する。するとやがてそれが法律になっているのである。
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