力と交換様式2026:書評
https://freeassociations2020.blogspot.com/2026/04/2026.html
柄谷行人
④フラン__『力と交換様式』の構造______序論、⑦ピーツ⑧デリダ⑨リービッヒ
|3宗教改革|アウグス▲|⑤ホカート| |
|と絶対王政|ティヌス④|3交換様式|4交換様式|①アジール、ヘンスラー
|ルター、ヴェーバー ⑤| Cと力 | Dと力 ⑥キリスト ③ゾロアスター
|③___④|_____|⑤ニーチェ|_____|、⑧墨子
|2三位一体|1経済学批判 2 |社会主義の科学
②③④カント| マルクス|エンゲルス| 1 |①反デューリング論⑤ザスーリチ
ワルラス 第三部 ホッブズ 第四部 トマス・モア、 ④アウグスティヌス
|⑦_資本主義の科学_▲|__社会主義の科学__プラトン②④ ⑥モーガン
|3 |ヘーゲル③| ①~⑨ | |
|資本主義の|プルードン| 3 | |
| 終わり| |①~⑤ | |
|_モーガン|_____キルケゴール|_____|
┃2:2:①~⑤┃2:1:①~⑤┃ 1:2 ┃予備的考察 ┃
┃封建制 ┃ギリシア・ローマ :①~⑨ ┃ 力とは何か:0:①~⑥
┃ (ゲルマン)┃(古典古代) ┃交換様式Bと力┃交換様式Aと力:1:①~⑦
④フランチェスコ┃④⑤『神の国』┃ ①ホッブズ ┃④フロイト、ニーチェ
┣━2 世界史の構造と「力」━━╋━1 交換から来る「力」━━━┫
┃2:3:①~⑦┃ ┃ 1:3 ┃ 1:4 ┃
絶対王政と宗教改革 ┃交換様式Cと力┃交換様式Dと力┃
┃④ヴェーバー ┃ ┃ :①~⑦ ┃ :①~⑨ ┃③ゾロアスター
┃④信用⑥フーコー ①モース⑤ニーチェ ⑥イエス ⑧墨子
┣━━━━━━━╋━━━━━━━╋━━━━━━━╋━━━━━━━┫
┃3:2:①~⑦┃3:1:①~⑦┃4:2:①~⑤┃4:1:①~⑨┃
┃資本=ネーション 経済学批判 ┃社会主義の科学┃社会主義の科学┃
┃=国家 ②カント ③ヘーゲル ┃①~④ 二┃ 一┃
┃⑦プルードン ┃ ④信用主義 ┃ミュンツァー ┃⑤ザスーリチ、⑥モーガン
┣━━3 資本主義の科学━━━━╋━━4 社会主義の科学━━━━┫
┃3:3:①~⑦┃ ┃4:3:①~⑨┃ ┃
┃資本主義の終わり 社会主義の科学三┃ ┃
┃⑥エンゲルス ┃ ┃③⑥⑦ブロッホ┃ ┃
┃⑦環境危機 ┃ ┃ ⑤フロイト ┃ ┃
┗━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┛
力と交換様式2026~ブロッホその可能性の亜周辺~
本書の要約は他の優秀なレビュアーさんたちがやっているので単行本版2022との比較を中心に以下述べる。
定本文庫版は単行本版本文中の一部書誌(及びマルクスの長い引用文)を巻末脚注を回したので読みやすくなっている(詳細確認したい人は逐次巻末をめくる必要があるので一長一短だが引用元は頁数が追加されているので助かる)。
交換様式BとCの区別を宇野弘蔵に学んだという重要な指摘(463頁)などは前著と重複するからか注に回されている。
4部構成でそれぞれに加筆がある。
各思想家の生年没年併記の追記拡大もありがたい。
序文、後半は刈り込んでいる箇所があるので全体としてはコンパクトになった印象。逆に第一部のキリスト関連の脚注の論考を本文に組み込んでおり、その箇所は読み応えが増している。
2022年175頁にあった聖書についての共通資料(Q資料)については今回2026年版では割愛された。したがってマルコ最古説も割愛。とは言え引用はマルコ伝からが多い。
仏教についてもカニシカ王関連で最新の知見が追加されている。
(2022版29頁のアルフレッド・ビネーの名が2026年版27頁ではリヒャルト・フォン・クラフト=エビングに訂正されている。)
印象的な加筆箇所は先述の第一部におけるキリストと第二部、第四部終盤におけるブロッホ関連である。
単行本では第四部中間部にいきなりブロッホが現れてアソシエーションを示唆していたが、唐突感は否めなかった(世界史の構造におけるブロッホは普遍宗教を語る際フロイトを捕捉する形で登場していた)。
この岩波現代文庫版は第二部でブロッホのアウグスティヌス論が引用され、ブロッホを通して思考が貫かれている。ブロッホその可能性の亜周辺といった趣だ(追記:アウグスティヌス紹介の前段、Aの高次元の回復を提示している文庫版2:1:①221頁のヘーゲル批判も以前よりかなりわかりやすく書き換えられていた)。
これは第四部の加筆された最終結論部(アウグスティヌスの用語では恩寵)に関係する。
要するにブロッホやカントが目指した未来社会の展望に際し彼らが心に留めていた宗教を甘くみてはいけないということだ。旧約聖書の預言者へのコメントも(相変わらずヴェーバー経由*なので多少バイアスはあるが)より精度を増している。
参考:
┃2:2:①~⑤┃2:1:①~⑤┃ 1:2 ┃予備的考察 ┃
┃封建制 ┃ギリシア・ローマ :①~⑨ ┃ 力とは何か:0:①~⑦
┃ (ゲルマン)┃(古典古代) ┃交換様式Bと力┃交換様式Aと力:1:①~⑦
┃ ┃④⑤『神の国』┃ ①ホッブズ ┃④フロイト、ニーチェ
┣━2 世界史の構造と「力」━━╋━1 交換から来る「力」━━━┫
┃2:3:①~⑥┃ ┃ 1:3 ┃ 1:4 ┃
絶対王政と宗教改革 ┃交換様式Cと力┃交換様式Dと力┃
┃③④ヴェーバー┃ ┃ :①~⑦ ┃ :①~⑨ ┃
┃④信用⑤フーコー ①モース⑤ニーチェ ⑥イエス ⑧墨子
┣━━━━━━━╋━━━━━━━╋━━━━━━━╋━━━━━━━┫
┃3:2:①~⑦┃3:1:①~⑦┃4:2:①~⑤┃4:1:①~⑥┃
┃資本=ネーション 経済学批判 ┃社会主義の科学┃社会主義の科学┃
┃=国家 ②カント ③ヘーゲル ┃ 二┃ 一┃
┃⑦プルードン ┃ ④信用主義 ┃ ┃ ⑤ザスーリチ┃⑥モーガン
┣━━3 資本主義の科学━━━━╋━━4 社会主義の科学━━━━┫
┃3:3:①~⑥┃ ┃4:3:①~⑨┃ ┃
┃資本主義の終わり 社会主義の科学三┃ ┃
┃⑥エンゲルス ┃ ①②⑥⑦ブロッホ┃ ┃
┃ ┃ ┃ ⑤フロイト ┃ ┃
┗━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┛
______『力と交換様式』の構造______序論、⑧デリダ
| |1ギリシア| 予備的考察 力とは何か
|2ゲルマン|・ローマ⑤|2交換様式|1交換様式|
| 第二部 ブロッホ|Bと力 第一部 Aと力①モース③フロイト
|_世界史の構造と「力」|▲交換から来る「力」_|①ド・ブロス
|3宗教改革|アウグス▲|⑤ホカート| |
|と絶対王政|ティヌス④|3交換様式|4交換様式|①ヘンスラー
|ルター、ヴェーバー ⑤| Cと力 | Dと力 ⑥キリスト
|③___④|_____|⑤ニーチェ|_____|、⑧墨子
|2三位一体|1経済学批判 2 |社会主義の科学
②③④カント| マルクス|エンゲルス| 1 |⑤ザスーリチ、⑥モーガン
ワルラス 第三部 ホッブズ 第四部 トマス・モア、
|⑦_資本主義の科学_▲|__社会主義の科学__プラトン②④
|3 |ヘーゲル③| ①~⑨ | |
|資本主義の|プルードン| 3 | |
| 終わり| |①~⑤ | |
|_モーガン|_____キルケゴール|_____|
⑥エンゲルス ①②⑥⑦
宇野弘蔵(脚注) ブロッホ
┃2:2~⑤┃2:1~⑤┃ 1:2┃予備的考察┃
┃封建制 ギリシア・ローマ:①~⑨┃力とは何か:0:①~⑦
┃ゲルマン ┃古典古代 ┃交換様式B┃交換様式Aと力:1:①~⑦
┣2世界史の構造と「力」╋1交換から来る「力」━┫
┃2:3~⑥┃ ┃1:3 ┃ 1:4 ┃
絶対王政と宗教改革 ┃交換様式C┃交換様式Dと力
┃③④ヴェーバー ┃:①~⑦ ┃:①~⑨ ┃
┣━━━━━╋━━━━━╋━━━━━╋━━━━━┫
┃3:2~⑦┃3:1~⑦┃4:2:①~⑤ 4:1:①~⑥
資本=国民 ┃経済学批判┃社会主義の┃社会主義の┃
=国家②カント③ヘーゲル┃科学 二┃科学 一┃⑥モーガン
┣3 資本主義の科学━━╋━4 社会主義の科学━┫
┃3:3~⑥┃ ┃4:3:①~⑨ ┃
┃資本主義の終わり 社会主義の科┃ ┃
┃⑥エンゲルス 学三①②⑥⑦┃ ┃
┗━━━━━┻━━━━━┻━ブロッホ┻━━━━━┛
(ここで普遍宗教の位置付けが『世界史の構造』2:4から『力と交換様式』1:4へ移行したことを注記したい。両書の構造は同じで2はBで1はAである。それはここ10数年で柄谷行人によるAの重視傾向が強くなったことを意味する。明示されたエンゲルス再評価と重要度は並ぶ、本書の潜在的な特徴である。デリダ『マルクスの亡霊』からの影響も自身で語っている。プルードンのマルクスへの手紙が入っている『世界史の構造』は後からでも目を通した方がいい。)
参考:
もっと言えば、柄谷行人の思考の今世紀はアソシエーションから遡行し続けている軌跡だ。
世界史の構造 (2010,2015) | 力と交換様式 (2022,2026) |
トランス クリティーク (2001) | NAM原理 (2000) |
┏━━━━━━━┳━━━━━━━┓
┃世界史の構造 ┃力と交換様式 ┃
┃(2010、 ┃(2022、 ┃
┃ 2015) ┃ 2026) ┃
┣━━━━━━━╋━━━━━━━┫
┃トランス ┃ NAM原理 ┃
┃クリティーク ┃(2000) ┃
┃(2001) ┃ ┃
┗━━━━━━━┻━━━━━━━┛
今世紀柄谷行人のその他の著作に、帝国の構造(2014)、遊動論(2014)ほか。
世界史の構造2010から2015への際には今回ほど大きな改稿はないが、あえて挙げるならヘンスラー、アジールの追記がある。
本書に話を戻すと、
マルクスとフロイトを合わせた認識が普遍宗教の検証において墨子、トマス・モア、エンゲルス、ブロッホの再評価を伴う。
(ただし柄谷はブロッホは交換様式に気づいておらずその一歩手前にいると考えている。)
本書は読者が交換様式について理解しているのを前提としているが、本書全体を貫くのは交換様式Dに導きたいという人類愛と言ってもいい倫理的使命感なので、そこにブレはなく一気に読める。
以下個人的感想など。
柄谷の交換様式論は自由と平等のパラメータが交差し四つの象限(ネーション・国家・資本・X)をつくるというもので、これはカントのカテゴリー(質・量・関係・様相)とフラクタルな関係を持つと思うがそれは同時にマルクスの脱ヘーゲルの際の思考様式でもある(柄谷行人の言う力はカントの言うアンチノミーのようである。望まないがやってくる。得られないが手を伸ばさざるを得ない。物神が資本に対応するようにそうした力はアンチノミーのようにカテゴリーごとに様相を変える)。
Aマナ/霊/欲動/フェティシズム
Bリヴァイアサン
C物神
Dアソシエーション/超自我(A)/ユートピア的意志
マルクスはヘーゲルではなく柄谷行人が言うようにカントの弟子なのだ(『「力と交換様式」を読む 』文春新書70頁**~ちなみにマルクスは若い頃カントの法学を勉強していた)。
Xはカントの用語では統整的理念でもあるが構成的理念から否定神学的に明確化されるというのが柄谷の発見だ。否定神学を批判哲学と言い換えることもできる。
第三部のプルードン関連がもっと加筆されるべきだが、そうしないのはマルクスの思考様式を踏まえていることの現れだろう。
数学を選んだワルラスに対しマルクスの物神は信用主義を内包するというのが柄谷の主張だろうがプルードン(第四部での記述は単行本版より減っている)を中心に据えた方がわかりやすいのではないかと思う。
(エンゲルスのミュンツアー再評価は武力革命信仰を加速させただけだ。『世界史の構造』で引用されたプルードンの手紙が重要。)
プルードンの交換銀行の試みが示すのは信用主義こそが物神を内包する現実であり、それは国家として考えれば総資本を意味する。総資本(292,3:1脚注)はプルードンの用語では集合力となるだろう。集合力は相対的剰余価値とマルクスが命名したものだが相対的という分析志向からくる命名が本来本質的なものを二次的なものだと誤解させてしまった…と自分は考える。
本書はマルクス主義を否定しマルクスを延命するものだが来るべき交換様式Dにマルクスは必要ないと思う。むしろスピノザにマルクスは内包される。
要約すると、経済学史的には金属主義は信用主義に内包され、哲学的にはマルクスはスピノザに内包される。本書にスピノザへの言及はないが、本書を貫くのはスピノザ的思考だ。
(信用主義は柄谷行人の言葉を借りて「交換(様式)」主義と言ってもいい。
観念論と唯物論の間の齟齬の検討も交換(様式)主義である。
バブルの拡大だけが信用主義ではない。バブルの着地こそが信用主義なのだ。
交換主義はヒュームの原理***と同じだ。)
スピノザ体系なら物神と唯物論はセットで思惟と延長に位置付けられるだろう。
神と自然(汎神論として同一視されるがニュアンス的には思惟と延長)も内在的だが、それらは見方次第で外在的にも見えるのは不思議ではない。
批判哲学はスピノザ哲学と結論Xを共有し得る。
脚注に的確に書名が出てくる柄谷の過去の著作(世界共和国へ、世界史の構造、帝国の構造~0:0注冒頭、哲学の起源~0:0:⑤,2:2、遊動論~1:1、歴史と反復~1:4,4:2、トランスクリティーク~3:1、憲法の無意識~あとがき)を読み直したくなる。
*
(研究の進展を反映してウェーバーからヴェーバーへ表記が変化した。)
ヴェーバーやマルクス、デュルケムよりゾンバルトが再評価されるべきだ。
歴史学派周辺の方が信用貨幣についての理解が正しい。歴史学派周辺でもヴェーバーは少し偏っている。ゾンバルト『ユダヤ人と経済生活』を読んではじめてバランスが保てる。
エンゲルスはリスト、デューリングなど自分が批判した人間に多くを負っている。
**
《…実は、私はカントのことはずいぶん長い間忘れていたんですが、最近あらためてカントのことを考えるようになった。とくにカントが晩年に語った「自然」についてです。カントは、『永遠平和のために』のなかで、社会の歴史を「自然の隠微な計画」として見ました。つまり、そこに、人間でも神でもない何かの働きを見出したんです。「自然」は、ヘーゲルの「精神」のようなものではないし、「神」の言い換えでもないと思います。明らかに物理的な意味での自然ですから。だけど、「自然の隠微な計画」は、単なる唯物論でもないわけです。私が考えた交換様式も同じなんじゃないかと思ったんですね。神が出てくるのではなく、交換様式Dが出てくる。Dは「自然」なんですよ。うまく説明できませんけど、カントは「神」という言葉をみだりに使わなかったわけです。「統整的理念」にもそういう謎めいたところがあるけれど、自分がやっていることはカントに近いということを、今度の本を書き終える段階であらためて思いました。マルクスは『資本論』で、ヘーゲルの弟子と名乗ったけど、違いますね。カントの弟子ですよ。》
(文春新書70頁。定本322頁3:2:②参照)
http://nam-students.blogspot.jp/2013/04/blog-post_3.html
リストなど歴史学派周辺は信用貨幣論的に近年再評価されている。
リスト
https://freeassociations2020.blogspot.com/2026/04/1841.html
ウェーバー
https://nam-students.blogspot.com/2013/02/blog-post_26.html
柄谷行人は「at第5号」(2006太田出版、143頁)でマックス・ウェーバーの以下の文章を引用している。
「国家的官僚制は、私的資本主義が除去された暁には、独裁的に威力をふるうだろう。今日では、私的官僚制と公的官僚制とは並行して、少なくとも可能性としては対抗して、活動しているから、とにかくある程度互いに抑制し合っている。…」(「新秩序ドイツの議会と政府」『政治・社会論集』、河出書房 329頁)
柄谷行人『世界史の構造』索引より
ウェーバー.Weber,Max,107,
『宗教社会学』189-190@^487,194^488@,196@^488,(200),204@^488,
『古代社会経済史(古代農業事情)』180^485(『支配の社会学II』の間違い),(209)^489,
『都市の類型学』95(「盟約共同体」)^479,
『支配の社会学』113-114@,117@^481,
『プロテスタンティズムの倫理と精神』90,271,
(『職業としての政治』)20,101
定本柄谷行人集(付『世界共和国へ』『NAM原理』)総合索引 より
ウェーバー(マックス・).Weber,Max,
❷M.215-6(:禁欲)/❸T.212,213,283(官僚制),328(:禁欲),335,373,411,457@/◉W.90@,93@,124@,154/◎N.63,
『職業としての政治』,❸T.457@,473/◎N.51@,
「プロテスタンティズムと資本主義の精神」,❸T.373,411,
『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』,❸T.212
『世界共和国へ』索引
ウェーバー 90@(『宗教社会学』),93@(『宗教社会学』),124@(『支配の社会学II』) ,154
普遍宗教の構造2:4からチカコー1:4への移行はAの重視傾向が強くなったことを意味する。
NAMs出版プロジェクト: 『世界史の構造』『哲学の起源』『帝国の構造』:メモ
索引『帝国の構造』+『世界史の構造』:作業中
http://nam-students.blogspot.jp/2014/12/blog-post_15.html
NAMs出版プロジェクト: 『世界史の構造』索引:作業中(単行本版目次詳細)
http://nam-students.blogspot.jp/2010/10/blog-post_7190.html#refmo
序文____『世界史の構造』の構造______
| |アジア |2(氏族社会)1 |
| 1国家 |3世界帝国|贈与と呪術| 定住革命|
| 第2部 ギリシア 第1部 |
|___世界=帝国___|__ミニ世界システム_|
| (B) | (A) |
| | | |序説 |
|2世界貨幣|4普遍宗教| |交換様式論|
|_____|_____|_____|_____|
| |3 | | |
|1近代国家|ネーション| | |
| 第3部 | 第4部 |
|_近代世界システム__|___現在と未来___|
| (C)4 |1 (D) 2 |
|2産業資本|アソシエー|世界資本主|世界 |
| |ショニズム|義の段階と|共和国へ |
|_____|_____|反復___|_____|
3:4:③にプルードンのマルクスへの手紙
もっと言えば、
柄谷行人の思考の今世紀はアソシエーションから遡行し続けている軌跡だ。
世界史の構造 (2010,2015) | 力と交換様式 (2022,2026) |
トランス クリティーク (2001) | NAM原理 (2000) |
帝国の構造(2014)
遊動論(2014)
ほか
世界史の構造2010から2015への際には今回ほど大きな改稿はないが、あえて挙げるならヘンスラー、アジールの追記がある。
___________
。。。
柄谷行人の言う力はカントの言うアンチノミーのようである。
望まないがやってくる。
得られないが手を伸ばさざるを得ない。
物神が資本に対応するようにそうした力はアンチノミーのようにカテゴリーごとに様相を変える。
ブロッホのアウグスティヌス論に関しては、
旧版希望の原理❷#36
79,83,84ページから新たに引用。
マニ教からの影響、神の国の地上での実現への志向を指摘していて秀逸。
同じ章にプルードン、フィヒテに関する論考がある。
NAMs出版プロジェクト: 「変容する様式:ラディカルに向って」(柄谷行人、石原慎太郎との対談、『すばる』1989年9月号)より
http://nam-students.blogspot.jp/2009/08/19899.html
柄谷 …もともと自民党というのは、アメリカで言えば共和党と民主党が一緒になったような政党でしょう。
石原 全くそう。
柄谷 これは階級利害も違えば、対立して当然のものが一つの党になったものです。もとナチの理論家で、カール・シュミットという政治学者がいるんですが、彼は自由主義と民主主義を対立する概念としてとらえている。彼の考えでは、民主主義というのは、国民的な同質性を目指すもので、全体主義や社会主義と矛盾しない。民主主義の反対物は、全体主義ではなくて、自由主義だというのです。そうすると、自由・民主党というのは、もともと根本的な対立をはらんでいる(笑)。なかを見れば、一応派閥として対立してきたのかもしれないけれども、今その派閥がなくなってしまったような現状ですよね。
石原 まさにおっしゃるとおりだな。
『柄谷行人『力と交換様式』を読む』柄谷行人ほか、文春新書を読了。生産様式ではなく4つの交換様式 A:互酬(贈与と返礼) B:服従と保護(略取と再分配) C:商品交換(貨幣と商品) D:Aの高次元での回復 から資本主義の構造を説明する。Dは人が願望し、企画するのではなく、“向こうから”来るのだ。
エビング,*27(『性的精神病理』←29(アルフレッド・ビネーx))
リヒャルト・フォン・クラフト=エビング Richard Freiherr von Krafft-Ebing
1940~1902
『性的精神病理(Psychopathia Sexualis)』 (1886)
https://freeassociations2020.blogspot.com/2026/03/richard-freiherr-von-krafft-ebing.html @
《…P・H・グリアスン(一八五ーーー九二七)の『沈黙交易』(一九〇三年)が示唆に富んでいる。沈黙交易とは、古代から現代にいたるまで、さまざまな地域で行われてきた交易の形態であり、交易を担う双方の集団ができる限り身体的な接触を回避しつつ、安全・公正のうちに、必要なものの交換を遂行することを目指すものである。具体的には、まず片方が、お互いのテリトリーの中間に位置する中立的な場所に品物を置く。相手方は、その品物に満足すればそれを自分たちのものとし、それと等価とみなす品物をそこに置く。双方が品物に満足するとき、取引が成立する。ここでの等価性の根拠は、もっぱら双方の合意である。》
#36
アウグスティヌス Aurelius Augustinus 354~430
https://freeassociations2020.blogspot.com/2022/11/blog-post_65.html
アッシジのフランチェスコ Francesco d'Assisi 1182~1226
https://freeassociations2020.blogspot.com/2026/03/blog-post_52.html
力と交換様式2022*2026
1:2:④111 *1:2:② 120
2:1:①196 *2:1:①221
フィヒテ 封鎖商業国家[閉鎖商業国家]
https://love-and-theft-2014.blogspot.com/2021/09/blog-post_6.html
(力と交換にフィヒテは未登場)
ジョン・ウィクリフ(John Wycliffe, 1324 - 1384)
チカコー2:3:① *270
ヤン・フス(Jan Hus 1369年頃 - 1415年)
NAMs出版プロジェクト: 宇野弘蔵『経済原論』131~2頁、再生産表式関連
宇野弘蔵、またはマルクスとスピノザ
http://nam-students.blogspot.jp/2013/11/blog-post_29.html
NAMs出版プロジェクト: 宇野弘蔵と弁証法:メモ
http://nam-students.blogspot.jp/2014/12/blog-post_13.html
http://nam-students.blogspot.jp/2013/04/blog-post_3.html
NAMs出版プロジェクト: マルクス「ザスーリチへの手紙」:メモ
http://nam-students.blogspot.jp/2013/05/blog-post_2.html
マーティン(フェリックス),401(『21世紀の貨幣論』)^1:3:④
ドナルド・ダック(&フェリックス・マーティン)
http://nam-students.blogspot.jp/2012/01/blog-post_28.html
http://nam-students.blogspot.jp/2016/10/1919192219401968.html
第二章 封建制(ゲルマン) 2:2:①~⑤ 封建制 (ゲルマン) ① アジア的 ⑤宗教改革 | 第二部 世界史の構造と「力」 第一章 ギリシア・ ローマ(古典古代) 2:1:①~⑤ ギリシア・ローマ (古典古代) ②亜周辺 ④ 「神の国」 | 第二章 交換様式Bと力 1:2 : ①~⑨ ①ホッブズ ⑧ 官僚制 |
交換から来る「力」 第一章 交換様式Aと力 1:1 :①~⑦ ② モース ④ニーチェ ④⑤フロイト |
第三章 絶対王政と宗教改革 2:3 :①~⑦ ④ ヴェーバー ④ 信用主義 ⑥フーコー | 第三章 交換様式Cと力 1:3 :①~⑦ ① モース ③帝国 ④法 ⑤ニーチェ ⑦ 世界/普遍宗教 | 第四章 交換様式Dと力 : ①~⑨ ⑥ イエス ⑦ソクラテス ⑧ 孔子 ⑨ ブッダ | |
第二章 資本=ネーション=国家 3:2:①~⑦ ② カント ⑦ プルードン | 第三部 資本主義の科学 第一章 経済学批判 3:1:①~⑦ ① 幽霊 ④ 信用主義 ⑤ マルクス ⑤ ホッブズ | 第二章 社会主義の科学2 4:2:①~⑤ ①エンゲルス ②ドイツ農民戦争 | 第四部 社会主義の科学 第一章 社会主義の科学1 4:1:①~⑨ ① エンゲルス ⑥ ザスーリチ ⑥~⑨ マルクス |
資本主義の終わり 3:3:①~⑦ ⑤ ピケティ ⑥ マルクス ⑥ エンゲルス ⑦環境問題 |
社会主義の科学3 ②カウツキー ③ ブロッホ ③ キルケゴール ④ ベンヤミン | 注 ~ 予備的考察~ 1:0 力とは何か : ①~⑥ ①力 ③交換 ③ スミス ③ ダーウィン ~序論~ 0:①~⑨ ③ 交換様式 ⑧ 科学 ⑨環境 |
#36
アウグスティヌス
https://freeassociations2020.blogspot.com/2022/11/blog-post_65.html
『神の国』アウグスティヌス
チカコー2:1:④ 205
帝国95:
正義がなくなるとき、王国は大きな盗賊団以外のなにであろうか。盗賊団も小さな王国以外のなにものでもないのである。盗賊団も、人間の集団であり、首領の命令によって支配され、徒党をくんではなれず、団員の一致にしたがって奪略品を分配するこの盗賊団という禍いは、不逞なやからの参加によっていちじるしく増大して、領土をつくり、住居を定め、諸国を占領し、諸民族を征服するようになるとき、ますます、おおっぴらに王国の名を僭称するのである。そのような名が公然とそれに与えられるのは、その貪欲が抑制されたからではなく、懲罰をまぬがれたからである。ある海賊が捕らえられて、かのアレクサンダー大王にのべた答えは全く適切で真理をうがっている。すなわち、大王が海賊に、「海を荒らすのはどういうつもりか」と問うたとき、海賊はすこしも臆するところなく、「陛下が全世界を荒らすのと同じです。ただ、わたしは小さい舟でするので盗賊とよばれ、陛下は大艦隊でなさるので、皇帝とよばれるだけです」と答えたのである(『神の国』第四巻・第四章、服部英二郎・藤本雄三訳、岩波文庫)。
:岩波文庫①272
墨子の非攻にも似た記述がある。
。。。
チカコー2:1:⑤ 207
帝国97~98:
人間の社会は、家からはじまって、そこから都市へと進み、そして世界にいたるのである。まったく世界は水の合流のようであって、それが大きければ大きいほど、それだけ多くの危険に満ちている。この段階においては、何よりもまず言語の相違が人間と人間を遠ざける。(中略)また、強大な力をもつ国家は、征服した民族に軛を課すだけでなく、平和的友好的方法によって自国の言語を課そうと骨折ったのであった。(中略)これはほんとうである。しかし、いかに多くの、そしてどれほど大きな戦闘によって、いかに多くの人間の殺戮によって、どれほど人間の血が流されることによって、このことが成し遂げられたことか。これらの戦闘は過去のものとなっている。しかし、それらの悲惨は終わってはいない。というのは、つねに戦闘がなされてきた、そしていまもなされている敵対する外国の民は欠けることがなかったし、いまも欠けてはいないけれども、すくなくとも、帝国の広大さそれ自身がいっそう悪質な戦闘、すなわち同盟者間の戦いや内乱を引き起こしてきたからであって、それによって、……人類はいっそう惨めに動揺させられるのである(『神の国』第一九巻・第七章、岩波文庫5)。
:岩波文庫⑤45〜47頁
。。。。
帝国196~197:
そのようなわけで天上の国は、この世にあって遍歴の旅をつづけているあいだ、あらゆる民族からその国の民を召し出し、多様な言語を語る寄留者の社会を集めるのである。その国は、唯一にして最高の真の神を拝すべきことを教える宗教を阻止しないなら、地上的平和を得させ、保持している慣習や法、制度の相違を慮ることなくそれらのうちの何ものかを無効にしたり廃棄したりせずに、かえってむしろそれを維持し、追っていくのである。というのは、さまざまな民族のあいだに相違が存するけれども、しかし、一つの同じ目的──地上的平和──が目ざされているからである。
それゆえ、地上において旅をつづける天上の国も地上の平和を用いるのであり、また、人間の可死的な本性に属するもろもろの事物にかんしては、それらが健康的な宗教と敬虔に害をくわえることなくゆるされるかぎり、人間の意志の合成をまもり、かつ求めるのである。その国は地上的平和を天上的平和へと関係づける。この平和は真の平和であって、すくなくとも理性的被造者にとっては、それのみが得られるべきであり、平和とよばれるべきものである(『神の国』第一九巻・第一七章、岩波文庫5)。
:岩波文庫⑤79頁
アウグスティヌスの唯物論志向はオリゲネスの転生志向と対比すべきだろう。
オリゲネス
https://rekishi-love-history.blogspot.com/2026/03/wikipedia_4.html
https://rekishi-love-history.blogspot.com/2026/03/200014000.html
フィヒテ 封鎖商業国家[閉鎖商業国家]
https://love-and-theft-2014.blogspot.com/2021/09/blog-post_6.html
スコット
反穀物の人類史
Against the Grain: A Deep History of the Earliest States - Wikipedia
https://en.wikipedia.org/wiki/Against_the_Grain:_A_Deep_History_of_the_Earliest_States
Against the Grain: A Deep History of the Earliest States is a 2017 book by James C. Scott that sets out to undermine what he calls the "standard civilizational narrative" that suggests humans chose to live settled lives based on intensive agriculture because this made people safer and more prosperous.[1]
#3
2022チカコー80~1
1:1:③
わたしは、初期の、記録のない時期に人口密集地が放棄されたうちの相当多くは、政治ではなく病気が理由だったと考えてまず間違いないと思う。
#3
2022チカコー81
1:1:③
定住しない人びとは、たいてい意図的に繁殖力を制限している。定期的に野営地を動かす際のロジスティクスを考えると、子ども2人を同時に抱えて運ぶのは、不可能とはいわないまでも、かなりな負担になる。その結果、狩猟採集民が子どもを作るのはおよそ4年ごととなり、離乳を遅らせる、堕胎薬を使う、育児放棄する、あるいは子殺しをするなどして間隔を開けることになる。また、激しい運動とタンパク質豊富な赤身肉の食餌という組み合わせは、思春期の訪れを遅らせ、排卵を不定期にし、閉経を早めることにもなる。
#5
2022チカコー121~2
1:2:⑦
沖積層の都市国家どうしで戦争が当たり前だったことは明らかだ。実際の話、もしかなりの割合の捕虜が互いの臣民を目的とした都市国家間戦争から生じたのだとしたら──しかもそれまで独立していた地域コミュニティの出身者だったのだとしたら──その共有文化を考えれば、彼らはたいした混乱なしに、捕らえた側の都市国家のふつうの臣民になったと考えるのが妥当だろう。おそらく、公式に奴隷化されることすらなかったのではないだろうか。
Scott, James C. The Art of Not Being Governed: An Anarchist History of Upland Southeast Asia. New Haven: Yale University Press, 2009〔邦訳『ゾミア──脱国家の世界史』佐藤仁監訳、みすず書房、 2013年〕
【和書】定本 力と交換様式― 岩波現代文庫
柄谷行人 岩波書店 2026/03 ¥2,068
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https://www.iwanami.co.jp/book/b612116.html
@は引用あり
…
柄谷行人『力と交換様式』2022と2026目次比較
柄谷行人『力と交換様式』2022 https://www.iwanami.co.jp/book/b612116.html 序論 1 1 上部構造の観念的な「力」 1 2 「力」に敗れたマルクス主義 4 3 交換様式から来る「力」8 4 資本制経済の中の「精神」の活動 13 5 交換の「力」とフェティッシュ(物神) 16 6 交換の起源 20 7 フェティシズムと偶像崇拝 27 8 一八四八年革命とエンゲルスの『ドイツ農民戦争』 30 9 交換と「交通」 35 第一部 交換から来る「力」 43 予備的考察 力とは何か 45 1 見知らぬ者同士の交換 45 2 自然の遠隔的な「力」 49 3 「見えざる手」と進化論 54 4 貨幣の「力」 58 5 定住化と交換の問題 60 6 共同体の拡大と交換様式 65 第一章 交換様式Aと力 71 1 贈与の力 71 2 モースの視点 75 3 原始的な遊動民と定住化 78 4 トーテミズムと交換 82 5 後期フロイト 86 6 共同体の超自我 88 7 反復強迫的な「力」 92 第二章 交換様式Bと力 99 1 ホッブズの契約 99 2 商品たちの「社会契約」 103 3 首長制社会 106 4 原始社会の段階と交換様式 109 5 首長が王となる時 112 6 カリスマ的支配 116 7 歴史の「自然実験」 118 8 臣民と官僚制 123 9 国家をもたらす「力」 128 第三章 交換様式Cと力 131 1 貨幣と国家 131 2 遠隔地交易 136 3 帝国の「力」 141 4 帝国の法 145 5 世界帝国と超越的な神 148 6 交換様式と神観念 152 7 世界宗教と普遍宗教 155 第四章 交換様式Dと力 159 1 原遊動性への回帰 159 2 普遍宗教的な運動と預言者 162 3 ゾロアスター 163 4 モーセ 167 5 イスラエルの預言者 171 6 イエス 174 7 ソクラテス 179 8 中国の諸子百家 181 9 ブッダ 183 第二部 世界史の構造と「力」 189 第一章 ギリシア・ローマ(古典古代) 191 1 ギリシア芸術の模範性と回帰する「力」 191 2 亜周辺のギリシアの"未開性" 197 3 ギリシアの「氏族社会の民主主義」 200 4 キリスト教の国教化と『神の国』 203 5 悲惨な歴史過程の末の到来 206 第二章 封建制(ゲルマン) 211 1 アジア的なあるいは古典古代的な共同体との違い 211 2 ゲルマン社会の特性 215 3 ゲルマン社会における都市 219 4 修道院 223 5 宗教改革 230 第三章 絶対王政と宗教改革 233 1 王と都市(ブルジョア)との結託 233 2 「王の奇蹟」 235 3 臣民としての共同性 236 4 近代資本主義(産業資本主義) 240 5 常備軍と産業労働者の規律 245 6 国家の監視 248 7 新都市 253 第三部 資本主義の科学 259 第一章 経済学批判 261 1 貨幣や資本という「幽霊」 261 2 一八四八年革命と皇帝の下での「社会主義」 264 3 「物神の現象学」としての『資本論』 267 4 交換に由来する「力」 269 5 マルクスとホッブズ 272 6 株式会社 274 7 イギリスのヘゲモニー 277 第二章 資本=ネーション=国家 281 1 容易に死滅しない国家 281 2 カントの「平和連合」 285 3 自然の「隠微な計画」 288 4 帝国主義戦争とネーション 290 5 交換様式から見た資本主義 292 6 資本の自己増殖を可能にする絶え間ない「差異化」 296 7 新古典派の「科学」 299 第三章 資本主義の終わり 303 1 革命運動とマルクス主義 303 2 十月革命の帰結 306 3 二〇世紀の世界資本主義 309 4 新自由主義という名の「新帝国主義」 311 5 ポスト資本主義、ポスト社会主義論 313 6 晩年のマルクスとエンゲルスの仕事 315 7 環境危機と「交通」における「力」 318 第四部 社会主義の科学 321 第一章 社会主義の科学1 323 1 資本主義の科学 323 2 『ユートピア』とプロレタリアの問題 326 3 羊と貨幣 330 4 共同所有 333 5 「科学的社会主義」の終わり 339 6 ザスーリチへの返事 341 7 「一国」革命 344 8 氏族社会における諸個人の自由 348 9 私的所有と個人的所有の区別 350 第二章 社会主義の科学2 355 1 エンゲルス再考 355 2 一八四八年革命挫折後の『ドイツ農民戦争』 358 3 一五二五年の「階級闘争」 363 4 エンゲルスとカウツキー 367 5 共産主義を交換様式から見る 371 第三章 社会主義の科学3 375 1 物神化と物象化 375 2 カウツキーとブロッホ 377 3 ブロッホの「希望」とキルケゴールの「反復」 378 4 ベンヤミンの「神的暴力」 383 5 無意識と未意識 385 6 アルカイックな社会の"高次元での回復" 387 7 交換様式Dという問題 389 8 交換様式Aに依拠する対抗運動の限界 393 9 危機におけるDの到来 395 注 397 あとがき 415 | 柄谷行人 岩波書店 2026/03 ¥2,068 https://www.kinokuniya.co.jp/f/ dsg-01-9784006004927?us=fav&um=email&uc=FavUpd 序論 1 1 謎の力 2 2 マルクス主義の混迷 8 3 「生産」から「交換」へ 12 4 物神の支配 16 5 「無意識」に動かされる社会 18 6 交換の起源 22 7 フェティシズム 25 8 「科学となった社会主義」31 9 現在の危機 37 第一部 交換から来る「力」 予備的考察 力とは何か 47 1 見知らぬ者同士の交換 48 2 科学における迷信 51 3 古代イオニアの哲学とその復活 54 4 ダーウィンの進化論の隠された起源 58 5 貨幣の魔力 62 6 ダーウィン以降のダーウィニズム 63 7 定住化がもたらした諸問題 70 第一章 交換様式Aと力 77 1 葬られた精霊 78 2 遊動と定住 84 3 交換様式Aの系譜学 88 4 「父殺し」のテーマ 93 5 超自我の命令 96 6 回帰する力 101 第二章 交換様式Bと力 109 1 恐怖による契約 110 2 自発的隷従 114 3 支配の誕生 121 4 国家の出現へ 127 5 聖なる王権 131 6 制圧される交換様式A 137 7 交換様式Aの変質 141 第三章 交換様式Cと力 145 1 貨幣と国家 146 2 遠隔地交易と遊動民 152 3 帝国の出現 157 4 帝国の法 161 5 世界帝国と超越的な神 165 6 神の歴史 169 7 世界宗教と普遍宗教 172 第四章 交換様式Dと力 177 1 原遊動性の回帰 178 2 交換様式Dの出現 181 3 ゾロアスター 183 4 モーセ 186 5 イスラエルの預言者 192 6 イエス 195 7 ソクラテス 201 8 墨子 203 9 ブッダ 205 第二部 世界史の構造と「力」 第一章 ギリシア・ローマ(古典古代) 215 1 「二度とかえらない」もの 216 2 亜周辺としてのギリシア 222 3 氏族社会の伝統の存続 224 4 神の国 228 5 帝国の両義性 231 第二章 封建制(ゲルマン) 239 1 「ゲルマン的」社会の独自性 240 2 アソシエーションとしての社会 244 3 都市の叢生 249 4 修道院 253 5 宗教改革と千年王国 262 第三章 宗教改革と絶対王政 267 1 イングランドの宗教改革 268 2 絶対王政とネーション 271 3 プロテスタンティズムと資本主義 275 4 絶対王政と資本主義 280 5 国家の監視と規律訓練 283 6 新都市の出現 288 第三部 資本主義の科学 第一章 経済学批判 297 1 新たなる霊たち 298 2 一八四八年革命の「不思議な運命」 301 3 物神の現象学 304 4 二匹の獣 306 5 マルクスとホッブズ 308 6 株式会社の台頭 310 7 イギリスのヘゲモニーとその没落 313 第二章 資本=ネーション=国家 317 1 不死身の獣 318 2 「世界共和国」と「世界同時革命」 322 3 自然の「隠微な計画」 325 4 帝国主義戦争とネーショ 328 5 資本主義の拡張 331 6 「差異」の生産 334 7 交換の科学 337 第三章 資本主義の終わり 341 1 マルクスと革命運動 342 2 十月革命の罪 344 3 二〇世紀の世界資本主義 348 4 帝国主義の回帰 350 5 ポスト資本主義とポスト社会主義? 352 6 史的唯物論を超えて 354 第四部 社会主義の科学 第一章 社会主義の科学1 331 1 資本主義の科学 362 2 トマス・モアの反逆 334 3 途方もなく大喰いの羊 369 4 「神の国」と「地の国」 372 5 「ひどくくずれた」共同体 380 6 未来社会への鍵 386 第二章 社会主義の科学2 393 1 エンゲルス再考 394 2 エンゲルスの大転回 397 3 階級闘争としての宗教改革 401 4 原始キリスト教の研究 406 5 共産主義を交換様式から見る 410 第三章 社会主義の科学3 1 二人の異端者 414 2 ブロッホの「希望」とキルケゴールの「反復」 416 3 「神的暴力」 421 4 無意識と未意識 423 5 始原のユートピアの回帰 425 6 交換様式Dへの鍵 427 7 交換様式Dの到来 435 注 439 あとがき 471 岩波現代文庫版へのあとがき 473 |
[ア]
アウグスティヌス,203~209,205@,207@(『神の国』[:⑤45~47]),334,335,
『神の国』,205@[:①273],207@[:⑤45~47]
アコーラ,327,335(-島)アジール,160 (→ヘンスラー)
亜周辺,405
足立啓二,151(『専制国家史論』)
アナクシマンドロス,53
アニミズム,68,399#,*38~43
アリストテレス,49,51,148(『家政学(オイコノミカ)』
アルチュセール,7,8
アンダーソン(ベネディクト・),237(『想像の共同体』)
イエス,174~,178@,324,379
イオニア,53~55,179~180,399
イクナートン,162,403
石塚正英,398*443(『マルクスの「フェティシズム・ノート」を読む』)^(*25)
イロクォイ族,350
岩井克人,410(『貨幣論』)
インカ帝国,149
ヴァイトリング(ヴィルヘルム・),263,324(『貧しき罪人の福音』1843年),411
ウィクリフ(ジョン・),239,366(-(イギリス))
ウィトフォーゲル,199,405
ヴェーバー(マックス・),31,32,127,129,154@(『宗教社会学』),169@,169(『古代ユダヤ教』),170,171~172@,172@,172~173@,227,241,242@@(『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』),245@(『-』),402(『家産制と封建制』),406@(『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』),
『支配の社会学1』,127,
『宗教社会学』,154@,169@,
『古代ユダヤ教』,169,171~172@,172@,172~173@,
『古代社会経済史』,170,
『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』,227,242@@,406@,[:360,67,369],
『家産制と封建制』,402
ウェイド(ニコラス・),62~63@(『5万年前』)
ウェストレイク(スティアン・),408(『無形資産が経済を支配する』共著者→ハスケル)
ヴェスプッチ(アメリゴ・),333(『新世界』)
宇野弘蔵,409
ウルカギナ,402
エビング,*27(『性的精神病理』(1887年)←29(アルフレッド・ビネーx))
エラスムス,331(「痴愚神」),328(『痴愚神礼讃』)
エリュール(ジャック・),413
遠近法的倒錯,84(「原因と結果の-」ニーチェ,×『道徳の系譜』,◯『善悪の彼岸』)
エンゲルス,vi,5@,12@,30,34,258@(『イギリスにおける労働者階級の状態』),266@,283@@,283~284@,326,357@,358,359@,362,363@,364@,365@,366@,367, 368@,369~370@,397,
「カール・マルクスの死によせて」,5@,
『イギリスにおける労働者階級の状態』,258@,266@,357@,359@,397,[:244,251,251,673,473,672]
『空想から科学へ』(『ユートピアから科学へ』),283@@,283~284@(x「ゴータ綱領批判」),
「ゴータ綱領批判」, 283~284@,
『ドイツ・イデオロギー』,12@,33@,262,344@,380~381,
『共産党宣言』,262,263@,
「原始キリスト教史によせて」,368@,369~370@,[:451~452,445],
「ブルーノ・バウアーと原始キリスト教」,369@@[:#19:297,298],
『聖家族』,413,
岡田明憲,165~165@(『ゾロアスターの神秘思想』[:32~33])
[カ]
カーチ(パトリック・V・),121,122@(「ポリネシアの島々を文化実験する」『歴史は実験できるのか』),400
カウツキー,xi,34,228@(『中世の共産主義』),371(『キリスト教の起源』),411@(『トマス・モアとユートピア』),
『トマス・モアとユートピア』,371,411@[:2],
『中世の共産主義』,228@[:165],371,
『キリスト教の起源』,371
カエサル,215(『ガリア戦記』)
家族,13,46,57,63~
貨幣,528(-の「力」),131(-と国家)柄谷行人,404(『歴史と反復』),407(『トランスクリティーク』著者名は省略),412(『歴史と反復』),414,
『歴史と反復』,404,412,
『トランスクリティーク』,407,
『世界史の構造』,1,69,355,415,
『哲学の起源』,398,399,405,
『ニュー・アソシエーショニスト宣言』,414*470,
「Dの研究」,411*465
ガリレオ,50
カント,ix,285~291(287@,288~289@),339,396,407,
『永遠平和のために』,286,287@,289
『世界公民的見地における一般史の構想』,288~289@
韓非子,182
岸本廣大,405(『古代ギリシアの連邦』)
北村透谷,407(雑誌『平和』)
救貧法,247
ギルバート,49(『磁石論』),51
偶像崇拝,403
クック(ジェームズ・),123
クライン,73
クラ交易,133,134,140
クラストル,124(「国家に抗する社会」),159 (『国家に抗する社会』)グラムシ(アントニオ・),6*9(序論②),103(『現代の君主』)*116(1:2:②)
ケインズ,309(-主義),312~313
ゲルナー(アーネスト・),238(『民族とナショナリズム』)
孔子,151
交通,vi,35,229,306,307,344,345,377,411
コーン(ノーマン・),231@(『千年王国の追求』)[:83,97,89,4]
コーンフォード(フランシス・M・),179@(『宗教から哲学へ』)
ゴドリエ(モーリス・),76(『贈与の謎』),333
コペルニクス,50
コミュニズム,405
ゴルトン(フランシス),399
コンミューン, (→パリ・コンミューン)
[サ]
サーリンズ,76~77@(『石器時代の人類学』),78
ザスーリチ(ヴェ・イ・),x,308,342,(343),346
佐保田鶴治,404(『八十八歳を生きる』)
産業革命,294
シェークスピア,271(『ヴェニスの商人』),401(『-』)
ジェームズ一世,240
シェリング,398
始皇帝.Qin Shi Huang,137,151,181,181,214
島崎藤村,418(『夜明け前』)
シュティルナー,358
シュナイダー(ネイサン・),409(『ネクスト・シェア』)
シュワブ(クラウス・),409(『グレート・リセット』)
ショー(バーナード=),306
ジラール(ルネ・),86,87@(『暴力と聖なるもの』)
秦,151,181~183
信用,270,398?
信用主義,244@,271#@
スコット(ジェームズ),63,80~81@,81@(『反穀物の人類史』),125~126@
鈴木鴻一郎,397(『経済学原理論』),407(『-』)
スターリン,308
スペンサー(ハーバート・),60
スミス,20,56(『国富論』),56@(『道徳感情論』),57@(ダーウィン『人間の由来』,『道徳感情論』邦訳解説より),246@(『諸国民の富』),297,299
聖書,100@(黙示録),170,174,175,176@(マルコ),176~177@,177@@@, 178@@(ルカ,マルコ),206@,273~274@(黙示録資本論),369,
サムエル記,170,
列王記,170,
マルコによる福音書,(19@),174,175,176@,176~177@,177@@@@,178@,
贈与,68
ソクラテス,17,179~
ソレル,384(『暴力論』)
ゾロアスター,162~167
ソロモン王,170,171
[タ]
ダーウィン,55(『種の起原』),55~61,57*61@@(『人間の由来』),61(『人間の由来』)
ダイアモンド(ジャレド),109,122
タイラー,28
タキトゥス,215(『ゲルマーニア』)
ダンバー(ロビン・),65,66,67(書名なし『人類進化の謎を解き明かす』?),/*70,71,72(1:1:⑦)
力,vi,1~,4~,58(貨幣の「-」),128(国家をもたらす「-」),262(物神),378
堤純子,414(『アーミッシュの老いと終焉』)
定住,403
デカルト,50
デューリング,323(エンゲルス『反-論』)
デュルケーム(エミール・),2(『自殺論』,集合表象),31,72,397
デリダ,30*35(『マルクスの亡霊たち』),310*350,*35,*36
“天皇制ファシズム”,7
『ドイツ農民戦争』, →エンゲルス
ドゥルーズ,310*350
トーテミズム,87,163
トーテム, →フロイト『トーテムとタブー』
トロツキー,307,345
[ナ]
ニーチェ,84@(『道徳の系譜』),85@,149@,
ネーション,238,239,291,346
[ハ]
ハイデガー,405
ハウ,333
バウアー(ブルーノ・),317,367,368,369,413『暴かれたキリスト教』)
ハスケル(ジョナサン・),408(『無形資産が経済を支配する』→共著者ウェストレイク)
ハムラビ王,147~,162,147@(『ハンムラビ法典』,『古代オリエント資料集成1』より[:71,72])
パリ・コンミューン,237,316
パルヴス(アレクサンドル・),409
バルト(カール・),379-384,379*417@@(「イエス・キリストと社会運動」),413,
「イエス・キリストと社会運動」『教会と国家1』,376~378*416@,379*417@@[:29,13,20]
ハワイ,123
バンヴェニスト(エミール・),332
ハンムラビ法典, →ハムラビ王
フーコー,248~249@(『狂気の歴史』),249~250@(『監獄の誕生』),250@(『フーコー・コレクション』4),251@(『-』),252~3@(『-』),310,
『狂気の歴史』,248~249@,
『監獄の誕生』,249~250@,
『フーコー・コレクション』4,250@,251@,252~3@
ブーバー,152(我-汝)
フクヤマ(フランシス・),30,311
フス,239,366(-(チェコ))
フーリエ,394
フェティシズム,76,77(-(物神)),398
フォイエルバッハ,358,413
フス,239
物質代謝,35*37
物象化,325,375
物神,47,57,59,94,262(力),325(神「-」),375
ブッダ,183~187
プラトン,329
ブランキ,307
フランチェスカ,229
プルードン,34,188,263,272,299,324,325(『経済的諸矛盾の体系』),357~358,394
ブルーノ(ジョルダーノ・),54
フレーザー(ジェームズ・),118(『金枝篇』)
フロイト,vii,3~4@,7,31,82~84,83@,86(『トーテムとタブー』),86~95,88@,89@,91@,92@,94@,155-157,385~387,386@,392,
「続・精神分析入門講義』,3~4@,
『トーテムとタブー』82,86,87,93,
『モーセという男と一神教』(『モーセと一神教』),83@,93,
「戦争と死に関する時評」,88@,
『夢判断』,89,90,
『快感原則の彼岸』,89@,90,386@,
「自我とエス」,90,93~94@,
「ユーモア」,91@[③:408],
「文化の中の居心地悪さ」,92@@ブロス(ド・),27(『フェティシュ諸神の崇拝』),28,47
ブロック(マルク・),406(『王の奇跡』)
ブロック(モーリス・),411
ブロッホ,xi,377~387,377(『ユートピアの精神』『革命の神学者トマス・ミュンツァー』),380@『この時代の遺産』,382@(『希望の原理』:25),383@(『キリスト教の中の無神論』[:xviii])
文化,91,92,122,222
文学,197,328(人文学)
ヘーゲル,16,17~18@(『-哲学史講義』),192@,196@,268,286(『精神現象学』),407(『論理学』)『ヘーゲル哲学史講義』,16,17~18@[:下410~411],
『世界史の哲学講義』,192@,196@,
『精神現象学』,286,
『論理学』,14,268,407
ベーコン(フランシス・),197@(『ノヴム・オルガヌム』)
ヘス(モーゼス),10~13,35,356,397
ヘッケル(エルンスト),399
ベトナム,405
ベネディクトゥス,226
ヘブライ語聖書,404
ベンサム(ジェレミー・),249
ヘンスラー(オットー・),160(『アジール』)
ベンヤミン,xi,377 (『暴力批判論』),383,384@(『暴力批判論』),385
ヘンリー八世,335,336
暴力装置,6
ボーム(クリストファー・),61@(『モラルの起源』),62@
ポーロ(マルコ・),402(『東方見聞録』)
ホカート(A・M・),119@(『王権』),120@@,406
墨子,151,181(『墨家十論』),182
ホッブズ,vii,31,48,99,101@ (『リヴァイアサン』),102,104,106,110~111@,112,115,272,273,281,282,284,285,400@,404,407
ホッブズ.Hobbes,Thomas,
vii,31,48,99,101@[:①37]),102,104,106,110~111@[:①212~213],112,115,272,273,281,282,284,285,400@[:①32],400@[:①32], 404,407@[:②],
『リヴァイアサン』,101@ [:①37],102,104,106,110~111@[:①212~213], 400@[:①32],404,407@[:②]
ホブズボーム,213@(『共同体の経済構造』),218@
ボルタ(ジャンバッティスタ・デッラ・),399(『自然魔術』)
[マ]
マーティン(フェリックス),401(『21世紀の貨幣論』)
マクルーハン,294(『人間拡張の原理』),295,296
マッハ(エルンスト・),50
マリノフスキー,133(『西大西洋の遠洋航海者』)
マルクス(カール・),
vi,ix,x,1~16(9~10@,12@,14@,14~15@),19~39(19@,21@,22@,24~25@,26@,38~39@),45~46@,69@,
193~194@,244@,247@,285@,297@@,343@,351@,376,377,378,380,387,388,389,391,393,396,
397@, 398,405~415,
『ドイツ・イデオロギー』,12@@@@[:合同34,151,81,130],33@[:旧旧岩波48],35~36@[:合同30],262,285@[:合同71~72],344@,380~381,
『資本論草稿集』,79~80@[:②119],257@@[:②35,34],
『資本論』,19@,94,247@,275,278,
『資本論』第二巻,297@@,316,341,
『資本論』第三巻,38~39@,244@,271@,
『資本制生産に先行する諸形態』, 79~80@[:②草稿集119], 218,
「モーガン『古代社会』摘要」(全集補4),32,349[:#補④:336]
「ザスーリチへの手紙」,(343)@[:#19:239],「木材窃盗」事件,410,
『聖家族』,413
丸山眞男,7
マン(マイケル・),142*158@(『ソーシャル・パワー』),399*451
マンフォード(ルイス・),227~228@(『機械の神話』)
ミュンツァー(トマス・) Thomas Müntzer,34,324,358,359,362
『ユートピア』,329@,331@,336@ ,[:31,130,219]
モーガン(ルイス・),29,32~33@,33,195,316,411,
『贈与論』,31,72@,95@,132@,[:369,116,212]
モーセ,162,167
モルトマン(ユルゲン・),383(『希望の神学』)
モンテーニュ,96,97,411(『エセー』),412@(『エセー』)
柳田国男,79,415
山本義隆,51@(『磁力と重力の発見』3)
ユートピア,232,326~,329,331
幽霊,263
吉本隆明,7
[ラ]
ライプニッツ,50
ラカン,7*11
ラボック(ジョン・),29(『文明の起源と人類の原始状態』)
良知力,412@(『マルクスと批判者群像』)
ランゲ(オスカル・),301
リーチ(エドマンド・),121(『高地ビルマの政治体系』)
リービッヒ(ユスタス・),37
リフキン(ジェレミー・),314
リントン(マイケル・),414
ルーズベルト(フランクリン・),309
ルカーチ,47(『歴史と階級意識』),76,377
ル=ゴフ(ジャック・),220@(『ヨーロッパは中世に誕生したのか?』)
ルター(マーティン・),230*262,239*269
レヴィ=ストロース,84(『親族の基本構造』),96~7@(『悲しき熱帯』)
レーニン,345(『プロレタリア革命と背教者カウツキー』)
レーマー(トーマス・),402(『ヤバい神』),414(『-』)
老子,151,181,183
ロシア,342,376(-革命)




(邦訳マルクス全集40所収の1837年11月の父への手紙にカント法学を勉強して間違えたとある。学生時代、マルクスはカント哲学と近かった。)
***
論理主義の代表フレーゲに「ヒュームの原理」(略称HP)というものがある(命名はジュージ・ブーロス『フレーゲ哲学の最新像』)。数を認識する時、一対一対応が最も確実で、幾何学等の延長は不確実になるというもの。
「ヒュームの原理」は、フレーゲの『算術の基礎』(§63、著作集2勁草書房122頁)において、デイヴィッド・ヒュームの『人間本性論』第1巻第3部第一節からの引用というかたちで言及されているという。「例えば、二つの数を集成する各々の単位がそれぞれ常に相応するとき、我々は二つの数が等しいと宣言する。」(岩波文庫人性論1p123)。
追記:
《ある君主が、かれの税の一定部分は一定の種類の紙幣で支はらわれなければならないという、法令をだすとすれば、かれはそうすることによって、この紙幣に一定の価値をあたえうるであろう。》
アダム・スミス『国富論』2:2最終部 世界の大思想上
このスミスの認識をカントは受け継いでいる。
それは柄谷行人が引用したカントの以下の言葉を参照してほしい。
トラクリ2:2:④文庫版328頁より
《…だが、最初には物品であったものが最後には貨幣となったということは、いかにして可能であるか? [中略]偉大にして権力ある浪費者が、すなわち国君が、自分の臣民たちから(物品としての)この材料で貢租を徴集し、そしてまた、この材料の調達に費やす勤労がそのことによって刺激されるべき者たちに、(市場あるいは取引所における)彼らのあいだの、また彼らとの取引関係一般の諸規定に従って、まさに同じ材料で支払う場合が、そうである。──そういうことによってのみ(私の意見によれば)或る物品が臣民たち相互間における勤労の取引関係の、かくしてまた国富の取引関係の法定の手段、すなわち貨幣となりえたのである。
(『人倫の形而上学』第一部、吉澤傳三郎・尾田幸雄訳、「全集」第一一巻、理想社)[139頁。岩波全集版11では123頁。]》
このようにカントはスミスの租税貨幣論を受け継いでいるが、柄谷はこのカントの言葉を労働価値説を受け継いでいると要約する。これは誤読である。スミス=カントは確かに労働価値説を含むが重点は貨幣国定説である。
ただし柄谷行人の言う交換様式Bと交換様式Cの違いはマネタリーベースとマネーストックの違いに対応する。
イングランド銀行創設における大和解は交換様式B内におけるB'C'の結合に過ぎない。
柄谷交換様式論は信用貨幣論の理解を決定的にする最後の一撃なのだ。
また、マルクスが資本論3:35:2で旧教と新教に分けたのは逆だ。
重金主義より信用主義の方が古いのだから。
。。。。。。
《経済学に関して、カント自身はアダム・スミスの「労働価値説」に立っていた。カントにとって、貨幣は謎ではなかったし、崇高でもなかった。》トラクリ327頁
トラクリ2:2:④文庫版328頁より
《…だが、最初には物品であったものが最後には貨幣となったということは、いかにして可能であるか? [中略]偉大にして権力ある浪費者が、すなわち国君が、自分の臣民たちから(物品としての)この材料で貢租を徴集し、そしてまた、この材料の調達に費やす勤労がそのことによって刺激されるべき者たちに、(市場あるいは取引所における)彼らのあいだの、また彼らとの取引関係一般の諸規定に従って、まさに同じ材料で支払う場合が、そうである。──そういうことによってのみ(私の意見によれば)或る物品が臣民たち相互間における勤労の取引関係の、かくしてまた国富の取引関係の法定の手段、すなわち貨幣となりえたのである。
(『人倫の形而上学』第一部、吉澤傳三郎・尾田幸雄訳、「全集」第一一巻、理想社)[139頁。岩波全集版11では123頁。]》
確かこれはスミスを受け継いではいる。
《ある君主が、かれの税の一定部分は一定の種類の紙幣で支はらわれなければならないという、法令をだすとすれば、かれはそうすることによって、この紙幣に一定の価値をあたえうるであろう。》
アダム・スミス『国富論』2:2最終部 世界の大思想上
ただしこれはあくまで労働価値説ではなく貨幣国定説である。
ただし柄谷行人の言う交換様式Bと交換様式Cの違いはマネタリーベースとマネーストックの違いに対応する。
イングランド銀行創設における大和解は交換様式B内におけるB'C'の結合に過ぎない。
柄谷交換様式論は信用貨幣論の理解を決定的にする最後の一撃なのだ。
また、マルクスが資本論3:35:2で旧教と新教に分けたのは逆だ。
重金主義より信用主義の方が古いのだから。
。。。。
トラクリ2:2:④文庫版327~328頁
《 フロイトは「マゾキズムの経済的問題」について考えたが、カントはいわば崇高における経済的問題を考えたのである。その場合、彼は、崇高を資本の蓄積欲動になぞらえている。つまり、彼がいう「享楽の延期」は、ウェーバーが「資本主義の精神」としてとらえたプロテスタンティズム、というより、もっと本質的には、マルクスが「合理的な守銭奴」としてとらえた資本家の精神にほかならない。実際に消費する快楽よりも、つねに直接的交換可能性の「権利」を保持し、さらにそれを拡大することから得られる快楽。近代資本主義は使用価値(消費)への欲望から説明される。しかし、資本の蓄積のたえまない運動は、快感原則でも現実原則でもなく、フロイト的にいえばそれらの「彼岸」にある欲動(死の欲動)として見られるべきである。
しかし、経済学に関して、カント自身はアダム・スミスの「労働価値説」に立っていた。カントにとって、貨幣は謎ではなかったし、崇高でもなかった。彼は「商品が如何にして、貨幣となるか」を問うてつぎのように述べている。
さて、それゆえに、貨幣と呼ばれるべき物件は、それ自身、それを製造するために、あるいはまた、それを調達して他の人間たちに手渡すために、次のような分量の勤労が費やされたのでなくてはならない、すなわち、この勤労は、次のような勤労に、つまり、それによって(自然的あるいは人工的産物に属する)物品が取得されたはずであり、かつそれと前者の勤労とが交換されるような勤労に、相等しいのでなくてはならない。
だが、最初には物品であったものが最後には貨幣となったということは、いかにして可能であるか? 最初には単に(宮廷内の)自分の召使たちの身を飾ったり輝かせたりするために用いていた或る材料(たとえば、金、銀、銅、あるいはタカラガイと呼ばれる一種の美しい貝殻、あるいはまたコンゴにおけるようにマクーテと呼ばれる一種の筵、あるいはセネガルにおけるように鉄の棒、そしてギニアの海岸においては黒奴ですら)の偉大にして権力ある浪費者が、すなわち国君が、自分の臣民たちから(物品としての)この材料で貢租を徴集し、そしてまた、この材料の調達に費やす勤労がそのことによって刺激されるべき者たちに、(市場あるいは取引所における)彼らのあいだの、また彼らとの取引関係一般の諸規定に従って、まさに同じ材料で支払う場合が、そうである。──そういうことによってのみ(私の意見によれば)或る物品が臣民たち相互間における勤労の取引関係の、かくしてまた国富の取引関係の法定の手段、すなわち貨幣となりえたのである。
(『人倫の形而上学』第一部、吉澤傳三郎・尾田幸雄訳、「全集」第一一巻、理想社)[139頁。岩波全集版11では123頁。]》
引用終わり。
カントはスミスの租税貨幣論を受け継いでいるが、柄谷は労働価値説を受け継いでいるという。これは誤読である。
《ある君主が、かれの税の一定部分は一定の種類の紙幣で支はらわれなければならないという、法令をだすとすれば、かれはそうすることによって、この紙幣に一定の価値をあたえうるであろう。》
アダム・スミス『国富論』2:2最終部
世界の大思想上
ただし交換様式Bと交換様式Cの違いはマネタリーベースとマネーストックの違いに対応する
イングランド銀行創設における大和解は交換様式B内におけるB'C'の結合に過ぎない
柄谷交換様式論は信用貨幣論の理解を決定的にする最後の一撃なのだ
また、マルクスが資本論3:35:2で旧教と新教に分けたのは逆だ
重金主義より信用主義の方が古いのだから
。。。。。。
価値形態論から
歴史研究へ(世界史の構造)
さらにエンゲルスの再評価へ*394
だがこれでは物々交換から始まると誤解されかねない
価値形態論はカレツキによる読み替えが正しい
国民経済学批判大綱 エンゲルス 1844
チカコー*396,4:2:①
マルクス=エンゲルス全集 補巻5
https://freeassociations2020.blogspot.com/2026/04/1844.html
https://love-and-theft-2014.blogspot.com/2022/09/blog-post_3.html