| No.15 ランジェーヌ, B ― ベルティウス, P ( LANGENES, B. - BERTIUS, P. ) 「 日本 (IAPAN) 」 13×8.5(cm) (1598)1612 【解説】: この魅力的なミニアチュアの日本地図は、1598年以降、ランジェーヌのポケット地図帳「地理学地図」や、1600年以降、当時はベルティウスの「地理学地図」に発表された。 ベルティウス(1565-1629年)は、P・ファンデンキールおよびJ・ホンディウスとも義理の兄弟である。1618年にフランスのルイ十三世の地理専門家に任命される前、一時はライデンで数学教授を務めたこともあった。 ベルティウスの地図製作上の非常に重要な仕事は、1600年に初めて出版されたポケット地図帳「地理学地図」で、その後ホンディウス、ヴィッシャー、ヤンソンによって、 1650年まで出版が続けられた。ここに収められた地図は、1598年のランジェーヌのオリジナルと同じものである。これは1595年のオルテリウス―テイセラの輪郭を踏襲しているが、朝鮮の南端しか図示していない。海の部分は鮮やかな細かな線が引かれ、装飾には大きな水しぶきをあげる海の怪獣が中央下に描かれている。表題は右下の装飾枠の中に出ている。 この地図は、ドイツのフランクフルトで、H・ロレンツェンにより出版された1612年のドイツ版からのもので、説明文を伴っている。 |
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