2022年3月29日火曜日

日航123便墜落の新事実 目撃証言から真相に迫る  青山透子(河出文庫) | MASAKIのダメ人間がやってくる!きゃーっ きゃーっ きゃーっ。

日航123便墜落の新事実 目撃証言から真相に迫る  青山透子(河出文庫) | MASAKIのダメ人間がやってくる!きゃーっ きゃーっ きゃーっ。

日航123便墜落の新事実 目撃証言から真相に迫る  青山透子(河出文庫)

1985年8月12日 乗員乗客524人中 生存者4人 日航機墜落事故。 あれから今日で36年。

当時子供だった私にとっては初めての大事故(大災害)で、テレビが通常の番組をやめて乗客名簿等を延々と報道していたのが強烈な印象として残っている。毎年夏になるとこの事故のことを思い出す。

結局あの事故の原因って何だったんだっけ? 実はあまりよく知られていない、私の(私たちの)意識に共有されていないことに気づき驚く。これだけ有名な事故にもかかわらず、なぜこんなにうやむやで明確になってないんだろうか? 子供のころからどうもなにかがおかしいとずっと感じていた。いまだに釈然としない。

日航123便 墜落の新事実 目撃証言から真相に迫る  青山透子(河出文庫)

この本では当時日本航空(JAL)のスチュワーデスだった著者が、生存者の証言、墜落した地元の人々の多くの目撃証言、検死を担当した医師や当時の運輸大臣等関係者への取材から衝撃的な結論を導き出している。 

「あの時何が起きていたのか?」 「本当の事故原因は何だったのか?」

この本で青山透子が導き出している結論は簡単に言うと

・公表されている事故原因は、ボーイング社の圧力隔壁の修理にミスがあり、航行中に圧力隔壁が破損。機体はコントロールを失い墜落したというものだが… 

→本当の事故原因は自衛隊(あるいは米軍との共同?)演習中の誤射。自衛隊機のミサイルが123便に命中し機体はコントロールを失い墜落した。

・当初123便の墜落場所は不明と発表されていたが… 

→当然すぐに現場は特定されており、米軍機や自衛隊機も現地に向かった。生存者の証言から、この時は多数の人々が生きていた。

・墜落場所も特定され、米軍機も自衛隊機も現地に到着していたのになぜ救出活動が翌朝からになったのか… 

→夜の間に事故現場を火炎放射器で焼き払い誤射の証拠を隠滅した。

・世論の反発を恐れた当時の中曾根康弘首相はアメリカ(米軍?)と協議し、この本当の事故原因を隠蔽した。

ちょっとにわかには信じがたい衝撃的なものだ。とんでもない陰謀論だと思われても仕方がないし… 私も陰謀論などには興味はない… 

しかし私はこの本に書かれた説は正しいのではないかと思っている。

本当に圧力隔壁破損が事故原因なのか?誤射なのか? まず圧力隔壁破損説だが、もし圧力隔壁が破損すれば機内の酸素濃度が薄くなりかなり早い段階で乗客は気を失うかあるいは死亡してしまうのではないか。乗客の残したメモや生存者の証言等からおそらく最終的な段階まで乗客の意識があったと思われる。なので圧力隔壁破損説はそもそもあやしい。

誤射による墜落の根拠は上野村住民などのたくさんの目撃証言。「航空機が異常に低い高度を飛んでいた」「航空機と2機のファントムが旋回しながら飛んでいた」「赤いものが複数飛んでいた」「航空機の胴体腹部に赤い楕円や円柱型のものが付着しているように見えた」「ドーンという大きな音、オレンジの光を見た」等、これらの目撃証言により仮説をたてると【123便が事故前に意図的なのか偶然なのか自衛隊機(ファントム)に追尾され、その後なんらかの事情によって誘導ミサイル(赤い飛行体)が発射され、123便に命中し(赤い楕円や円柱形のものが付着)墜落した。】となる。科学的根拠ではなく目撃証言ではあるが、かなり多数の証言があり、また住民が嘘をつく必要も意味もないため、信ぴょう性は高いのではないかと思われる。

一般的な事故だとすれば、なぜ事故現場特定できずと嘘をつき隠す必要があったのか? 1985年にも米軍や自衛隊にレーダーくらいあっただろうし当時のテクノロジーでも容易に墜落場所は特定できたはず。実際米軍も自衛隊もすぐに現地に到着している。何か隠さなければならない事情(誤射)があったため時間稼ぎが必要だったのではないか。

なぜ事故当日の夜から救出活動をせず翌朝からになったのか? 当時の記憶を思い出すと御巣鷹の山が険しくて入れなかったとか飛行機やヘリが活動する場所がなかったみたいなことを言っていたような気がするが… 実際には事故当夜に自衛隊は現地入りしており、自衛隊や米軍の装備をもってすれば十分ではないにしてもそれなりに救助活動できたはず。当日のうちに救助活動を始めていれば命が助かった人もたくさんいただろうに… 早期に救助を始めなかった説明がつかない。

墜落現場に到着した自衛隊が誤射の証拠隠滅の為に、火炎放射器であたり一面を焼き払ったというのはあまりにも衝撃的すぎてさすがに私も信じがたいが… 当時検死を担当した医師の証言によると、現場にはガソリンのにおいが充満し、航空機のジェット燃料ではなくガソリンによって燃えたと思われる粉々になった炭のような遺体が多数あったそう。自衛隊機が現場にいたにもかかわらず事故当夜救出活動をしなかった理由としては一応つじつまはあう。しかしこのことが(証拠隠滅を優先し、救助するどころかまだ生きている人々を焼き殺した)事実だとするならば恐ろしすぎる。人は国家の名のもとに、権力の名のもとにならなんでもできるのか。最近の安倍・菅自民政権をみてるとさもありなんだが… 

冒頭でも述べたが、これだけの有名な大事故にもかかわらず事故調査委員会の経緯や特定された事故原因についていまひとつ一般的に周知されていないのも不可思議だ。数年前に123便のものと思われる機体の一部(垂直尾翼?)が見つかっても引き上げて調査しようともしない。日本の事故調査委員会のシステムは拙いとよく言われているが…本当に事故原因究明がなされていたのかもあやしい。当時からこれまでのクリアーではない事故調査と周知の過程をみると、日本政府とアメリカ側との協議による事故調査委員会への介入やマスコミへの圧力が存在するのではないか。解説の森永卓郎の言うように圧力隔壁修理ミスによる破損説は日米の協議による自衛隊の誤射による日航機墜落事故の隠蔽のためのでっちあげで、これによって日本はアメリカに借りをつくってしまい、その後の日米関係に大きな負の影響をもたらしたというのもありえる話だ。

著者青山透子が主張しているこのトンデモ論がすべて本当かどうかはわからないが…

なにかを隠している。なにかおかしい。それは間違いない。

あの日航機墜落事故の真実は公表されているものではなく、別のものであるはずだ。

それはこの本で書かれているとおりかもしれないし、そうではないかもしれない。

いずれにしても真実は明らかにされなければならない。

それは私たちの責任だ。

日航機123便墜落事故で亡くなられた皆様のご冥福をお祈りいたします。 どうか安らかにお眠りください。

何もできなくてごめんなさい。

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