2023年1月5日木曜日

【古代日本語】 シュメール語で古事記神話を読む〜古書から日本の歴史を学ぶ〜|古本屋えりえな|note

【古代日本語】 シュメール語で古事記神話を読む〜古書から日本の歴史を学ぶ〜|古本屋えりえな|note


片木啓著書「原初の文明語シュメール語の文明と語彙」

吉田大洋著書「謎の出雲帝国」「家紋の源流」


https://note.com/ai_auwa/n/n0b27790205b8

【古代日本語】 シュメール語で古事記神話を読む〜古書から日本の歴史を学ぶ〜

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こんにちは、今回は日本語とシュメール語についてお話しさせていただきます、よろしくお願いいたします。

日本の国歌や神話のフレーズが古代ヘブライ語で読めるという話はどこかで耳にしたことがあると思います。古代ヘブライ語はセム系でシュメール語の系統は不明です。紀元前約2000年頃にシュメール人の王朝は滅亡したとされています。シュメール語で古代日本語の神話が読めてしまうとは、シュメール人と古代日本人はどのような関係だったのでしょうか。ここでいう古代とは紀元前3000年頃〜紀元前1800年頃のことを指します。

当時の日本は黒黄種、苗族、熊襲族などが相次いで渡来してきては各々生活をしていた時代で、そこに天孫族が渡来して侵略が始まります。

では早速日本の神話に登場する神々の名前をシュメール語で見ていきます。

【神名シュメール語訳】

タカミムスビ=生まれつき聡明な(賢い人)

イザナギ=理解のある他国人

天照大神=天の河上に座して、本分をつくしている大母

天忍穂耳=輝かしい家の系図を持った天つ神の御子

カムヤマトイワレビコ=大和の第一人者

五瀬=開拓の先達

火明=悲しみの子

稲飯(いない)=身勝手な男

ニギハヤヒ=神国一家の高光る御子

豊玉姫=涙している姫

長髄彦=副王

ウマシマジ=禁忌を司る神官

【地名シュメール語訳】

次に地名を見ていきます

高天原=アム河のこちら側の神国

(タカ アム バラ)

出雲=河の人々

(イズム)

高千穂=清らかな泉の湧き出る地

日向=黄色人種を繁栄させる地

香取=植民地

吉備=黒が領地の地

熊野=クマ族の地

高尾張=大人国の隣の小人国

【シュメール語とは】

では今更ですがシュメール語とは一体どんな言語なのでしょうか。

シュメール語とはメソポタミア最古の文明民族シュメール人の言語で、時代と共にアッカド語に代わり現代では死語になっています。最古の記録は紀元前3000年頃で言語形態は膠着語、そして楔形文字を使用していました。

シュメール語の解析はまだまだ未解析の部分も多いですが、アッカド語に多くの語彙が借用されこと、東セム語と比較可能だったことなどから文法的規則、形態学、音韻学などの領域まで解読が進んでいます。

シュメール語は、紀元前31世紀〜26世紀までのアルカイックシュメール語、紀元前26世紀〜23世紀までのクラシックシュメール語、紀元前23世紀〜21世紀までの新シュメール語、紀元前20世紀〜18世紀までの晩期シュメール語、紀元前17世紀頃のポストシュメール語に区分されています。

【シュメール語の文法】

シュメール語の基本的な語順は主語+目的語+動詞です。まだ解析されていない文法にはアッカド語の文法用語が適用されています。

シュメール語の特徴として接頭語と接尾語の母音が、近接する音節で、部分的または完全に一つに同化するケースが多いです。前後にどのような語彙が来るのかで同じ語彙でも全く違う音になります。

先ほどの高天原のアムと出雲のズムが同じ単語を表していますが、これも分解して一つ一つの単語を取り出していかないとわからなかった言葉です。

シュメール語の名詞は、人間であるか、非人間かに基づいて2つの文法的性により組織化されています。

動詞は時制と相の複合で、完了、未完了の動作から成り、この2つは違った活用を持ち多くの場合違った語源を持っています。

形容詞と他の修飾語は名詞に続きますが名詞自体は活用されません。

単語の最後の子音については、非常に多くの場合書式では表示されず、母音が後ろに続く場合のみ表記されます。例えば-akで終わる属格のkは「王の家」という「lugal-la」では表示されませんが、「それは王の家だ」になると「lugal-la-kam」で表示されます。

次回は記紀の原文をシュメール語で読み、本来のストーリーを復元させます。参考にした書籍は下記をご覧ください、最後まで読んでいただきありがとうございました。

片木啓著書「原初の文明語シュメール語の文明と語彙」

吉田大洋著書「謎の出雲帝国」「家紋の源流」

宮崎正弘著書「こう読み直せ、日本の歴史」 高橋良典著書「謎の新撰姓氏録」

山口佳紀・神野志隆光著書「新編日本古典文学全集古事記」

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