にごりえ【昭和28年|1953年】〔出演俳優 男優:芥川比呂志 女優:丹阿弥谷津子・久我美子・淡島千景 監督:今井正〕《レトロ・ふるい・なつかし...
1:37 十三夜
31:07 大つごもり
1:07:27 にごりえ
本作第1部十三夜冒頭で明治26(1893)年10月の樋口一葉の日記(塵中日記今是集)を引用、
「いみじくおこたりにける哉、この日記よ、今日いく日かしるさざりけん、 家のうちのこと、よの中のこと、ひと時として静かにあるべきかは、目になれ、耳に聞えるもの、したがいておもい成ぬるいとさはなれど、これをしも今しるさんとすれば、わずらわしさの堪え難きをいかがわせん」1:37
さらに明治28(1895)年1月3日の日記(しのぶぐさ)を転用、
「菊坂の通りを…すぎれば… 月かげ、いつかたもとにあり...」2:15
第2部大つごもり冒頭は明治26(1893)年5月6日の日記(蓬生日記)を転用、
「いと寒し。薄霜の降たるよし」31:07
第3部にごりえ冒頭で明治28(1895)年1月4日の日記「しのぶぐさ」(にごりえ執筆直前の日記)を転用している。
「…となりに酒うる家あり。 女子あまた居て、客のとぎをする事うたひめのごとく、遊びめに似たり。つねに文かきて給はれとて、わがもとにもて来る。 ぬしはいつもかはりて、そのかずはかりがたし。」1:07:27
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1:37 十三夜
31:07 大つごもり
1:07:27 にごりえ
本作第1部十三夜冒頭で明治26(1893)年10月の樋口一葉の日記(塵中日記今是集)を引用、
「いみじくおこたりにける哉、この日記よ、今日いく日かしるさざりけん、 家のうちのこと、よの中のこと、ひと時として静かにあるべきかは、目になれ、耳に聞えるもの、したがいておもい成ぬるいとさはなれど、これをしも今しるさんとすれば、わずらわしさの堪え難きをいかがわせん」1:37
さらに明治28(1895)年1月3日の日記(しのぶぐさ)を転用、
「菊坂の通りを…すぎれば… 月かげ、いつかたもとにあり...」2:15
本作第2部大つごもり冒頭は明治26(1893)年5月6日の日記(蓬生日記)を転用、
「いと寒し。薄霜の降たるよし」31:07
本作第3部にごりえ冒頭で明治28(1895)年1月の日記「しのぶぐさ」(にごりえ執筆直前の日記)を転用している。
「…となりに酒うる家あり。 女子あまた居て、客のとぎをする事うたひめのごとく、遊びめに似たり。つねに文かきて給はれとて、わがもとにもて来る。 ぬしはいつもかはりて、そのかずはかりがたし。」1:07:27
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日記
六のもとより、今日や父の来るとまちて、はかなくとしも暮れぬ。かしこも大つごもりのさ
わぎ、いかなりけん。
まちわたる人のたよりは聞かぬまに
またぬとしこそまづ來たりけれ
葉
三日の朝、範間にとてなから井のうし門までおはしぬ。何事もかざりをすてゝ、 すがたもいたく
おとろへ給ひき。
ますかゞみわれもとりん見し人は
きのふとおもふにおもがはりせる
聞えし美男にて、衣裳などいつもきらびやか成し入なりけるを。
おなじ日さる人の来て、いでよせ聞にと、ゆるがすに、暮ちかく家を出づ。 三人。菊坂の通を過て真砂丁にのぼり、病院との原を過れば、 月かげいつかたもとにあり。
しのぶぐさ
こ
いしゃち
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1:37 十三夜
31:07 大つごもり
1:07:27 にごりえ
本作十三夜冒頭で明治26(1893)年10月の樋口一葉の日記(塵中日記今是集)を引用、
「いみじくおこたりにける哉、この日記よ、今日いく日かしるさざりけん、 家のうちのこと、よの中のこと、ひと時として静かにあるべきかは、目になれ、耳に聞えるもの、したがいておもい成ぬるいとさはなれど、これをしも今しるさんとすれば、わずらわしさの堪え難きをいかがわせん」1:37
本作大つごもり冒頭は明治26(1893)年5月6日の日記(蓬生日記)を転用、
「いと寒し。薄霜の降たるよし」31:07
本作にごりえ冒頭で明治28(1895)年1月の日記「しのぶぐさ」(にごりえ執筆直前の日記)を転用している。
「…となりに酒うる家あり。 女子あまた居て、客のとぎをする事うたひめのごとく、遊びめに似たり。つねに文かきて給はれとて、わがもとにもて来る。 ぬしはいつもかはりて、そのかずはかりがたし。」1:07:27
本作大つごもり冒頭は明治26(1893)年5月6日の蓬生日記を転用、
「いと寒し。薄霜の降たるよし」31:07
冒頭の明治26(1893)年10月の日記(塵中日記今是集)はテキストで流通していない
塵中日記今是集
https://www.google.co.jp/books/edition/一葉全集/Zx0whgAgdNcC?hl=ja&gbpv=1&dq=樋口一葉+日記+いみじくおこたりにける&pg=PP357&printsec=frontcover
シナリオ
https://www.google.co.jp/books/edition/年鑑代表シナリオ集/q04WRmKgbe0C?hl=ja&gbpv=0
「いみじくおこりにける哉、この日記よ、今日いく日かしるさざりけん、 家のうちのこと、よの中のこと、ひと時として静かにあるべきかは、目になれ、耳に聞えるもの、したがいておもい成ぬるいとさはなれど、これをしも今しるさんとすれば、わずらわしさの堪え難きをいかがわせん」
み
原作 樋口一葉
ささ
にご
新世紀映画製作映
・世紀
昇子
井水
し
登
第一部 十三夜
丹阿彌谷津子
24)
原田 せき(官吏
高坂之助 (人力車夫2) 芥川比呂志
晋
まつ(下
女2)
主計(せきの父6656) 三津田 健
斎藤 もよ(せきの母60) 田村秋子
斉藤三助(せきの弟17) 久門祐夫
第二部 大つごもり
山村嘉兵衛(地 主9) 岡
山村 あや(嘉兵衛の44) 長岡 輝子 安兵衛 (みねの伯父660) 中村伸
山本石三助(嘉兵衛長男20) 仲谷
ん(伯 母4656) 荒木 道
ね(下 女18) 久我美子 車夫
第三部 にごりえ
藤兵衛 (40) 十朱久雄
八重 (38) 南美江
力 (23) 淡島千景
北村和夫
お高 (3) 北条真記子
お照 (25) 文野 明子
お秋 (24) 賀原
源七 (35) 宮口精二
お初 (33) 杉村春子
朝之助 (30) 山村聰
夏子
第一部 十三夜
(I) 樋口一葉の日記
「いみじくおこりにける哉、この日記よ、今日いく日かしるさざりけん、 家の
うちのこと、よの中のこと、ひと時として静かにあるべきかは、目になれ、耳に
えるもの、したがいておもい成ぬるいとさはなれど、これをしも今しるさん
とすれば、わずらわしさの堪え難きをいかがわせん」
今井正監作品
2通り、
美しい月
木
俊洋
郎子
夫子郎
(OL)
声「十月十五日、晴。 秋の空いとよく澄みて、菊坂の通りをすぎれば… 月かげ、いつかたもとにあり......」
駿河台方面からせきの乗った俺が走って
くる。
3 別の通り
広小路のほうへ俺が走る―乗っている
せきは大丸髷に金輪の根がけ、黒縮緬の
羽をさりげなく着こなし良家の奥様風
である。
4 辻 (上野新坂下)
から降りたせきが、 茂った森の木の下
間へ入って行く。
5 斉藤主計の家
影にある住居の玄関。
外にせきが来て佇む
面やつれした
をあげて暫く躊躇。やがてそつと格子に
手をかける。
主計の声「おい、誰れか玄関に・・・・・・」
せき、ためらう。
やがて、いきなり障子が開く。
主計
誰れだ・・・・・・」
姿を現わし)
「お父様・・(と可愛い声)」
主計「ほう、おせきか······何んだそんなとこ
ろに立つていて・・・・・・さ、入んなさい、早く え
......え?」
せき、中へ入る。
主計「さ、上つて...….おお、今日は女中連れ
ご
込
明治28(18
声「十二月十五日晴。 いとし、うす霜の降たる由…..…..」
出入りの
反物を拡げて
呉服屋が来て、
いる。 ちや、せつ、 和代がめいめいに手
にとったり肩にあててみたりしている。
16
樋口一葉集 - 254 ページ
声「七月二日、新開の町通りに酒る家あ
り。 女子あまた居て、客のとぎをするこ
とうたいめの如く、遊びめに似たり。 つ
ねに文かきて始われとて我がもとにもてく
る。ぬしはいつも変りて、その数はかりが
たし….....」
文学 - 第 8 巻 - 51 ページ
魅せられて: 作家論集 - 16 ページ
https://www.iwanami.co.jp/book/b263698.html
樋口一葉日記
影印版(2冊)翻刻(1冊)
悲喜,憧れ,文学,恋,交友,正邪,見聞,飲食等など,背を焼く貧乏という通奏低音の上にここで一葉のすべての主題が奏でられる
https://www.aozora.gr.jp/index_pages/person64.html#sakuhin_list_1
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