2023年1月3日火曜日

ユダヤを操るロックフェラー帝国の野望―世界経済支配の最終シナリオは完成した (トクマブックス) : 久保田 政男: Japanese Books


https://www.amazon.co.jp/久保田-政男/dp/4195034388/ref=mp_s_a_1_2?adgrpid=146917416467&gclid=Cj0KCQiAnsqdBhCGARIsAAyjYjT_qVyRRhZGjxU47Kn47Ph5Aqqx6tU2VnkYU0u9n5uzlx3eJbEqPT0aAmztEALw_wcB&hvadid=637742612590&hvdev=m&hvlocphy=1009343&hvnetw=g&hvqmt=b&hvrand=13022626639316174268&hvtargid=kwd-899106499659&hydadcr=22716_13561535&keywords=ロックフェラー+ゼリヤ&linkCode=plm&qid=1672707237&sr=8-2
アメリカに於けるWASPとユダヤ系。
Reviewed in Japan on July 21, 2019
紀元前11世紀頃、パレスチナに住み着いたセム語族の一集団が、唯一の神に選ばれた民としての民族的・宗教的自覚を確立した。以来、ほぼ一千年間古代オリエントの攻防の狭間で自己同一性を守り抜き深めていった。
これが、ユダヤ人の歴史である。
この地は、入れ替わり立ち替わりエジプト、アッシリア、バビロニア、ペルシャ、ヘレニズム帝国、ローマ帝国等超大国の支配下にあった。
中世初期には、ユダヤ人迫害は殆んど見られない。
回教徒の支配下にあったスペインでは、ユダヤ文化が大きく花開いた。
ヨーロッパが住み難くなったのは11世紀末で、第一回十字軍の頃大虐殺を伴ったユダヤ人迫害が続いた。ゲットーに
押し込められ職業もキリスト教徒に禁止されていた商業や金貸し業に限定され二級市民の立場であった。
18世紀から19世紀は、アメリカ独立革命、フランス革命でユダヤ人解放が行われ、ロシア革命はその仕上げとなった。
ユダヤ人のアメリカ移住は、四波に亘っている。
第一波が1654年で貴族的なスペイン系、第二波は1820年~1870年頃迄続く。ドイツ系で現在では新聞・報道系を牛耳っている。彼らはブルジョア、貴族となった。
第三波1880年以降のロシア・東ヨーロッパ系でゲットーや寒村から280万人に達し、反ユダヤ感情が高まった。
東欧系は、芸能界を牛耳っている。
第四波は、1993年ナチスの成立とともに始まった。数は制限されたがアインシュタインをはじめ20世紀を代表する知性が綺羅星の如く並んでいる。アメリカのアカデミズムはユダヤ人の聖域と化した。
ところで、アメリカ経済の主流は、WASPの独占でユダヤ系は、各産業の支流のみを形成している。
金融については、専ら投資銀行や株主仲介業に集中している。
ユダヤ系は、大企業や官界での出世は望めないので、医者や弁護士等の知的職業を選択する。

他方、アメリカのユダヤ人を中心として、世界中のユダヤ人にパレスチナに還る運動が展開された。
ナチスの迫害による大量の移民もありパレスチナのユダヤ人人口は、1948年の建国時点で31%まで増大した。
ところが、シオニズムが行き着くところナチスの化け物みたいな政党も生み出された。パレスチナにアラブ人が住むのは、神に対する冒涜だという主張である。

アメリカには、外交問題協議会と云う西側世界で最も影響力の強い私立研究所がある。大コンツェルンと政庁を結ぶ絆となっている。ソ連封じ込め、デタント、中国への接近政策等ここが打ち出した。中東政策も同様である。
そして、ここの中核人物こそ石油王「ディビィット・ロックフェラー」である。
ここは、アメリカ政府高官の人材プールの役目も果たしている。また、影の政府でもある。
戦後の世界経済体制も、ここで練られた。

出版年月が少し古いが、アメリカに於けるアングロサクソンとユダヤ系の関係が良く整理されていていて腑に落ちた。

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