2023年11月21日火曜日

「兄弟伝説と超親日国家」-2(キルギス) | Tonko's Blog

「兄弟伝説と超親日国家」-2(キルギス) | Tonko's Blog
キルギスの伝承では、「大昔、日本人とキルギス人は兄弟であり、肉が好きな者はキルギス人となり、が好きな者は東に渡り日本人となった」という。 

「兄弟伝説と超親日国家」-2(キルギス)

「兄弟伝説と超親日国家」-2(キルギス)

拙ブログでは何度も登場するキルギスです。中央アジアに位置する旧ソビエト連邦共和国の一国でした。
人口70%以上を占めるキルギス人は、トルコと同じテュルク系民族です。
このキルギス共和国もウクライナ同様の言い伝えがあります。

むかし二人の兄弟がいて、ひとりは山の方へ向かいキルギス人の祖先となり、
もう一人は海の方へ向かい日本人になったというのです。

またこの言い伝えは別パターンがあり、かつてキルギス族がバイカル湖の近くに住んでいた頃、
とある兄弟がいました。魚が好きな兄は東へと旅立ち、日本人の祖となりました。
そして肉が好きな弟は西へ進んでキルギス族の祖となったというのです。
これはまるで日本神話の「海幸彦と山幸彦」のようです。

古事記では、兄の火照命(ほでりのみこと)は、海佐知毘古(うみさちびこ)として、
大小の魚を獲り、火遠理命(ほおりのみこと)は、山佐知毘古(やまさちびこ)として獣を獲っていたといいます。

またキルギスに伝わる「マナス叙事詩」という長編の口承叙事詩には、
ここに登場する英雄のマナスという人物は、
「旧約聖書」に登場するマナセ族の祖・マナセと共通するところが多いようです。
こうしたことから、キルギス族のルーツについて古代イスラエルの、
失われた10支族の末裔だとする説もあるようです。
ウクライナ・キルギス・トルコの3国の兄弟説で、
日本人と同じルーツを持つ可能性が最も高いのは、キルギス人のようです。

キルギス人はトルコ人と同じくテュルク系民族とされていますが、
トルコ人よりもはるかに東アジア人的な顔立ちで、
日本人社会に混じると外国人と見抜けないほどの風貌をした人が非常に多いようです。
実際に日本人がキルギスへ行くと、キルギス人に間違われて、
キルギス語で話しかけられることも多いのだとか。

キルギス語には日本語と共通する単語が数千もあるようです。
言葉も顔立ちも日本人とそう変わらないとあれば、やはり日本人のルーツの一部が、
キルギス人と同じだとしても不思議ではないようです。

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