二重まぶたの遺伝子タイプが多い都道府県ランキング 通説とは違う意外な結果 - 産経ニュース
https://www.sankei.com/article/20231128-UC6V7NICMFDVRD3ZRYXNACZXW4/
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2023/11/28
二重まぶたの遺伝子タイプが多い都道府県ランキング 通説とは違う意外な結果
ミドリムシの健康食品を手掛けるバイオベンチャーのユーグレナは27日、「二重まぶたの可能性が高い遺伝子タイプが多い都道府県ランキング」を発表した。約5万7000人分の出生地別の遺伝子解析データを数値化したところ、奈良県が52・81%で該当遺伝子タイプが最も多かった。また、近畿地方の2府5県すべてが14位以内に入っており、近畿は遺伝的に二重まぶたの人が多い傾向があるとした。ただ、現時点で近畿に集まっている理由は分からないという。
これまでの通説とは逆の結果
上位5位は、奈良県に次いで2位鳥取県▽3位三重県▽4位滋賀県▽5位福井県となった。一方、下位5位は、43位富山県▽44位愛媛県▽45位高知県▽46位鹿児島県▽47位沖縄県だった。
担当者は「二重まぶたは、日本人の起源である在来の縄文系と渡来の弥生系と関係していると言われ、縄文系の方が二重まぶたが多く、沖縄には縄文系が多いという説があった」と指摘。「ただ、この説と今回の結果は逆転しており、二重まぶたに関わる遺伝子は複数存在するのではないかと思われる」と分析している。
南アジアの人種が二重まぶた多い傾向
また、人種別では、南アジア集団(74・3%)▽ヨーロッパ集団(72・3%)▽ラテンアメリカ集団(66・6%)▽アジア集団(60・2%)▽東アジア集団(56・2%)▽アフリカ集団(44・1%)となった。同じアジアの中でも、日本を含む東アジア集団よりも、インドやバングラデシュなどを含む南アジア集団の方が二重まぶたになる遺伝子を持った人が多くいることがわかった。
今回の調査は、同社が11月に実施。「SNP:rs242975」という遺伝子型の塩基配列で、DNAを構成する塩基「T」を持っているほど、二重まぶたの可能性が高いとする研究結果を活用。同社がこれまでに集めた唾液から抽出した遺伝子データを解析した。
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