2023年11月13日月曜日

伊雑宮と猿田彦〈9〉またもや六芒星 : 追跡アマミキヨ 磯部神社

伊雑宮と猿田彦〈9〉またもや六芒星 : 追跡アマミキヨ

伊雑宮と猿田彦〈9〉またもや六芒星

六芒星、または籠目紋。

籠神社と伊雑宮の裏社紋だと囁かれて久しい。

その源流を辿れば、ユダヤの神紋、ダビデの星だと。

六芒星の神紋を彫った石灯籠は、伊雑宮から、

内宮・外宮へと三宮を繫ぐ通りに、いまも並ぶ。

神宮側では関与を否定しているようだが、

かつて籠神社の真名井神社の石碑に刻印されるも、1年後に

三つ巴紋に変更された経緯を思い出すたび、深き故ありと思う。

その六芒星の石灯籠が、伊雑宮に近い磯部神社にも。

伊雑宮から佐美長神社への「御神道」から鳥居が見える。

皇大神宮別宮の伊雑宮、その所管社である佐美長神社、

格式の高い両社に比べると地味な印象だが、参詣して驚いた。

鳥居前の左右、堂々たる石門に六芒星がくっきりと浮き彫り。

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「産土の神 磯部神社」とあるが、まさに磯部の総社の趣き。

ご祭神なんと49柱、境内の荘厳さは伊雑宮に引けを取らない。

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さて『磯部郷土史』(昭和38年)に見る、その祭神とは…。

正哉我勝々速日天忍穂耳尊、天穂日命、天津彦根命、

活津彦根命、熊野櫲樟日命、田心姫命、端津姫命、

市杵嶋姫命、素戔嗚尊、大幡主命、

少名彦命、大山祇命、猿田彦命、神倭磐余彦命、

誉田別尊、玉依姫命、速秋津姫命、石凝姥命、櫛玉命、

天目一箇神、大田命、天太玉命、天鈿女命、

彦火瓊々杵命、手刀雄命、木花開耶姫命、鵜草葺不合命、

伊弉諾尊、速玉大神、家都御子大神、

(不詳が、12座ある)

神明造りの本殿。

伊雑神戸の郷の総社として、神宮との関係も深いのだろう。

そう言えば、この土地は佐美長神社の正月殿跡だと聞いた。

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三重県神社庁HPにも…

〜郷内四十余社も伊雑宮の摂末社のような

関係を保って奉祀が続けられてきたが、

明治の末年頃神社合祀の気運が高まり、

村内の坂崎を除く10大字の各神社を

正月殿社跡の現在地に移転合祀し

磯辺神社と単称した〜

水中の赤い鳥居は住吉三女神の銘か。

ここにも六芒星の石灯籠。

境内の少なくとも数カ所に立っている。

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赤い鳥居の右に「神武天皇遥拝所」の石碑。2基の鳥居がある。

神様のオールスター。そして縄文的な調和が感じられる。

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語り部の「六芒星」の話を思った。

六芒星は六家。天皇家が統って「七匹の鮫」の説話になったと。

祭神には天目一箇神、天太玉命など

忌部の祖神も含まれる。

猿田彦神、素戔嗚尊、櫛玉命も。

六芒星が六家の象徴なら、その民は

オリエントを発した渡来族だったか?

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