https://www.amazon.co.jp/新解釈-関ヶ原合戦の真実-白峰旬-ebook/dp/B07SK6Y695/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=カタカナ&crid=1JWAV8N9VKQVJ&keywords=白峰+関ヶ原&qid=1699811727&sprefix=白峯+関ヶ原%2Caps%2C163&sr=8-1
2015年7月30日に日本でレビュー済み
素人中の素人です。
東京で開催された大関ヶ原展を見に行って、関ヶ原合戦って面白いな〜と思ったので、夏の旅行は関ヶ原に行くことにして
その前に何冊か関が原に関する本を読みあさっていた所で出逢った一冊です。
ちょうど関が原合戦に関する知識も少しずつ備わってきたかなあ???というところに、この一冊は衝撃的。
下記事実、こういった本を読む玄人の方々には周知の事実なの・・・?
恥ずかしながら、私は初めて知りました。大関ヶ原展の前に読んでおきたかったよ〜!!!
・小山評定は無かった(!!!)
・小早川は昼までうじうじ悩んでいたのではなく、朝開戦と同時に裏切った(!!!)
・よって問鉄砲は嘘
・よって三成がしっかり布陣する余裕も無く、開戦と同時にほぼ西軍の敗戦が決まった。
・よって島津の「敵前をゆうゆうと去ったという「退き口」」はむしろ敵前を突破して逃げるしか無かったというかたち
・盤石な家康と分の悪い光成、ではなく、大義も無く危うい立場の家康 VS 盤石な石田三成+毛利軍 という構成だった
→家康が反乱軍になりかねないかなり危うい立場だった(!!!)
・福島VS宇喜多で開戦した
・三国黒は創作
・東軍西軍とは当時は呼んでいない
本書からこう読み解いたけれど、間違っていたらご指摘ください。
<すべては江戸時代のバンザイ家康!でねじ曲げられた>
本書は関ヶ原合戦の時代に限りなく近いものを一次資料として信ぴょう性が高いと位置付け、
現在に及ぶいわゆる「関ヶ原の常識」を否定している。
関が原のエピソード等々は全て、あとあと「家康」を「神君」に飾り立てる為のフィクションであったと、是正するのが本書のテーマ。
うーん、私、けっこう騙されまくってました。
まあ…「龍馬が行く」を読んで「龍馬ってこんな人だったんだ!」って信じちゃう人もいるくらいなので、
それより400年程前の時代の関ヶ原合戦ですから、捻じ曲げられたものを是正するのは大変ですよね。(司馬先生は大好きですよ!)
ちなみに、著者は「超家康嫌いなのか…笑?」と思えるくらい、バンザイ家康の関ヶ原をスバズバと斬っていきます。
西軍派の私としては気持ちいいですが、家康派の人はどうでしょう
※本書の是正内容は全て根拠を述べています、感情論で否定している本ではありませんのでご安心ください。
<歴史の楽しみ方を考えさせられました>
バサラとか戦国無双とか、戦国武将をイケメンに描いて女子が沸く「歴女」を叩いている玄人の方も、
実際は、現在よく語られている関が原合戦についてを「さぞ自分は知っている」ふうに語っているだけで間違いだらけかも???
そう考えると歴史って、当時その場にいた人間ですら全部を把握できたわけでもないし、正解なんて無い、そこが面白いんですね。
「俺の知識・見解が正解!」なんて誰も言えない。
読了後、引き続き関ヶ原合戦の様々な資料を見続けると「これ本当は歪められた嘘なんだよなあ」なんて思うと
がっかりしたり、憤ったり、悲しい気持ちになったりすることが少しだけありました。
でも、そんな歪められた情報そのものも歴史で、意図があり、そこには人がいて考えがあって、
それをまるっと楽しんだり、深堀りしたり、考えたり、是正するための資料を更に漁ったり検証したり、それが面白いんですねー。
ド素人の私としては、歴史をさらに楽しむことのできるスパイスを教えていただいたことにも感謝です。
実際本書も、否定されることもあると思いますが、
やはり真実はこれから先もずっと追い、その過程が楽しみたいと思います。
長文失礼いたしました。
東京で開催された大関ヶ原展を見に行って、関ヶ原合戦って面白いな〜と思ったので、夏の旅行は関ヶ原に行くことにして
その前に何冊か関が原に関する本を読みあさっていた所で出逢った一冊です。
ちょうど関が原合戦に関する知識も少しずつ備わってきたかなあ???というところに、この一冊は衝撃的。
下記事実、こういった本を読む玄人の方々には周知の事実なの・・・?
恥ずかしながら、私は初めて知りました。大関ヶ原展の前に読んでおきたかったよ〜!!!
・小山評定は無かった(!!!)
・小早川は昼までうじうじ悩んでいたのではなく、朝開戦と同時に裏切った(!!!)
・よって問鉄砲は嘘
・よって三成がしっかり布陣する余裕も無く、開戦と同時にほぼ西軍の敗戦が決まった。
・よって島津の「敵前をゆうゆうと去ったという「退き口」」はむしろ敵前を突破して逃げるしか無かったというかたち
・盤石な家康と分の悪い光成、ではなく、大義も無く危うい立場の家康 VS 盤石な石田三成+毛利軍 という構成だった
→家康が反乱軍になりかねないかなり危うい立場だった(!!!)
・福島VS宇喜多で開戦した
・三国黒は創作
・東軍西軍とは当時は呼んでいない
本書からこう読み解いたけれど、間違っていたらご指摘ください。
<すべては江戸時代のバンザイ家康!でねじ曲げられた>
本書は関ヶ原合戦の時代に限りなく近いものを一次資料として信ぴょう性が高いと位置付け、
現在に及ぶいわゆる「関ヶ原の常識」を否定している。
関が原のエピソード等々は全て、あとあと「家康」を「神君」に飾り立てる為のフィクションであったと、是正するのが本書のテーマ。
うーん、私、けっこう騙されまくってました。
まあ…「龍馬が行く」を読んで「龍馬ってこんな人だったんだ!」って信じちゃう人もいるくらいなので、
それより400年程前の時代の関ヶ原合戦ですから、捻じ曲げられたものを是正するのは大変ですよね。(司馬先生は大好きですよ!)
ちなみに、著者は「超家康嫌いなのか…笑?」と思えるくらい、バンザイ家康の関ヶ原をスバズバと斬っていきます。
西軍派の私としては気持ちいいですが、家康派の人はどうでしょう
※本書の是正内容は全て根拠を述べています、感情論で否定している本ではありませんのでご安心ください。
<歴史の楽しみ方を考えさせられました>
バサラとか戦国無双とか、戦国武将をイケメンに描いて女子が沸く「歴女」を叩いている玄人の方も、
実際は、現在よく語られている関が原合戦についてを「さぞ自分は知っている」ふうに語っているだけで間違いだらけかも???
そう考えると歴史って、当時その場にいた人間ですら全部を把握できたわけでもないし、正解なんて無い、そこが面白いんですね。
「俺の知識・見解が正解!」なんて誰も言えない。
読了後、引き続き関ヶ原合戦の様々な資料を見続けると「これ本当は歪められた嘘なんだよなあ」なんて思うと
がっかりしたり、憤ったり、悲しい気持ちになったりすることが少しだけありました。
でも、そんな歪められた情報そのものも歴史で、意図があり、そこには人がいて考えがあって、
それをまるっと楽しんだり、深堀りしたり、考えたり、是正するための資料を更に漁ったり検証したり、それが面白いんですねー。
ド素人の私としては、歴史をさらに楽しむことのできるスパイスを教えていただいたことにも感謝です。
実際本書も、否定されることもあると思いますが、
やはり真実はこれから先もずっと追い、その過程が楽しみたいと思います。
長文失礼いたしました。
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