大倭神社の紋章
「ヤマトを考える」シリーズで、奈良の大和の地名のおこりが、その地に座していた大大和神社・大倭神社からと言う意見があったことを紹介した。その記事でその神社は倭大国玉(魂)神社と言う別名を持つことも紹介した。私の所属している『聖書と日本フォーラム』から機関紙・7月号が送られてきた。その中に大大和神社の神紋が紹介されていた。その記事に因るとイスラエルから日本を訪れているアビグドール・シャハン博士が大大和神社を参拝した折に、社紋を見て「イスラエルにあるメノラーをデザインした物ではないか」とコメントされたと言う。
メノラーとはイスラエルの神殿の礼拝に使う蝋燭を刺す燭台のことを言う。上の写真を見ていただきたい。7本の蝋燭を一度に刺せるように設計されている。
一方その下の写真、大大和神社の神紋を見ていただきたい。3枚の葉の葉脈の数を数えると7本ある。これだけではただの偶然で済ますことが出来よう。
そこで私は念のため日本の「家紋大全」から、葉を紋章としている家紋を調べてみた。植物を家紋にしている例は非常に多いが、その多くは花をデザインした物である。花ほどではないが葉を家紋としている例も多い。代表的なのが徳川家の'三つ葉葵'があるが、残念ながらそこには葉脈は描かれていない。葉脈がはっきりデザインされた家紋を見てみると桐の葉、蔦の葉、柏の葉などがあった。それらの葉の家紋の葉の葉脈の本数を数えてみた。なんとほぼ例外なく9本であった。
と言うことは大大和神社の神紋は、博士の指摘するようにメノラーをデザインした可能性は大きい。
前の記事で出雲の神・大国主命もまたイスラエルの失われた支族の末裔ではないのかと言う疑問を投げかけてきたが、大国主命を祭る大大和神社の神紋がメノラーから来ているとすれば、その可能性が又一段と高くなったと言えるのではないだろうか。
そんな目線で神紋のデザインを見ていると、燭台に見えてくるではないか。
家紋の葉の葉脈が、「何故9本なのか?」にも興味が湧いてきた。
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