2022年12月8日木曜日

【ふるカフェ系 ハルさんの休日】茶寮 かだん!岩手・花巻〜宮沢賢治が愛した花壇を愛でるカフェ

【ふるカフェ系 ハルさんの休日】茶寮 かだん!岩手・花巻〜宮沢賢治が愛した花壇を愛でるカフェ


ふるカフェ系 ハルさんの休日▽岩手・花巻~宮沢賢治が愛した花壇をめでるカフェ
https://plus.nhk.jp/watch/st/g1_2022120830594

【ふるカフェ系 ハルさんの休日】茶寮 かだん!岩手・花巻〜宮沢賢治が愛した花壇を愛でるカフェ

古民家

2022年6月9日に放送の「ふるカフェ系 ハルさんの休日」は「岩手・花巻〜宮沢賢治が愛した花壇を愛(め)でるカフェ」

茶寮 かだんの紹介です!

茶寮 かだん

もともとは宮沢賢治のまたいとこ、橋本榮之助さんが病弱だった奥様のために昭和3年に完成させた家。
ここでしか見られない貴重なものが、「宮沢賢治が生涯最後に設計した」と言われる花壇。

花壇の存在を知った一ノ倉さんは当時の持ち主から大切にしてくれる人に任せたい!と建物を譲り受けます。
そして1年半の改修を経て2016年にカフェをオープンさせました。

宮沢賢治の世界を感じながら、素朴な味わいの郷土料理も堪能できる、くつろぎのカフェ。
不思議な文様のレンガの花壇は、賢治が晩年に設計したもので、イギリス式のボーダーガーデン。

花を愛で、賢治を想う和風建築のカフェは、室内もすごい。
賢治の妹ゆかりのオルガンや、さまざまな木々で作られた床の間の設えや意匠も見どころがいっぱい。
そして若い人の感覚を取り入れたリノベーションも必見です!

ハルさんはランチセットをいただいていました。

HPはこちら↓
茶寮 かだん

茶寮 かだん(旧橋本家)の場所

お店 茶寮 かだん(旧橋本家)
住所 岩手県花巻市花城町11−12

まとめ

NHKふるカフェ系 ハルさんの休日の放送より

茶寮 かだんの紹介をしました。
ぜひ参考にしてみてください。


茶寮 かだん(旧橋本家別邸)(宮沢賢治が最後に設計した花壇) - 洋蘭を楽しむ北国の家ができるまで
https://coelogynekaz.blog.fc2.com/blog-entry-1118.html?sp

茶寮 かだん(旧橋本家別邸)(宮沢賢治が最後に設計した花壇)

3月も半ば近くなり、日に日に春が近づいてくる気配が感じられます。

その暖かい日和に誘われて我が家からは車で小一時間ほどのところにある花巻市を訪れました。

今は花巻市に編入されていますが東隣りの旧東和町にある萬鉄五郎(よろずてつごろう)記念美術館にお邪魔しました。

油彩、素描、水墨画などの作品やノート、写真、遺品などが展示されています。

内部は撮影できないので外観のみ、右が美術館、左は萬鉄五郎の生家にあった八丁土蔵(八丁は萬本家の屋号)が移築され、1Fは喫茶室、ミュージアムショップになっています。



次の目的地はJR花巻駅に近い”ひゃっこ坂”の途中、御影石の石垣で築かれた立派な塀に囲まれた旧橋本家別邸です。


橋本家は宮沢賢治の実家とは傍系の血族関係にあたり、当時県内随一といわれるほどの呉服商で大津屋といいました。

別邸は大津屋主人で賢治のまたいとこの喜助が妻のトシ(賢治の妹)のために建てたものだそうです。



御影石の階段を昇って緑の瓦葺きの門をくぐり中へ入ります。

ひな祭りは過ぎていましたがまだ終わって間もないのでまだ飾りはそのままでした。



昭和のはじめに建てられた古い家ですが手の込んだ造作や細工など当時の大店の好みならではの造りです。



今では超高級材の黒柿を張った手の込んだ天井、昔懐かしい摺りガラスの窓には障子のような格子もついています。

実はこれはトイレなんですがここまで凝るとはびっくりです。(笑)



私達が通されたのは玄関を入ってすぐ左側にある素晴らしい窓のある洋間、以前は応接間だったのでしょう。

今は茶寮かだんの名の通り、お茶やスウィーツ、予約制ですが食事もできますが平日のせいでしょうか、お昼時でしたが奥の縁側の席にひと組だけ先客がおいででした。



部屋の脇には立派なオルガンがあり、「賢治の妹、宮澤クニさんが弾いていたオルガンです」の表記がありました。
(賢治には3人の妹がおり一番下の妹のオルガンのようです。)



ちなみに茶寮かだんのメニューですがどれも値段はリーズナブルです!



私は古い照明が好きなのですがここでもガラス製の洒落た古い照明器具がいまでも現役で使われていました。



今日の日替わり定食はエビフライ、お煮しめ、きんぴらごぼう、ほうれん草のお浸しもついていました。



そして食後にコーヒーとベークドチーズケーキをいただきました。これで税込み1,300円はお得かな?



食事をしている間に先客もお帰りになったので、食後はゆっくりとお雛様を鑑賞できました。

左は花巻人形のお雛様、花巻人形は泥でつくった人形に彩色したものでいまでは入手困難です。

右の雛飾りに添えられた紙には「賢治さんと妹のトシさんは幼い頃本家でこのお雛様を見ながら桃の節句を祝っていたそうです」とありますので、本家の雛人形をここに飾っているのですね。



お内裏様の面立ちも今のものとは違って切れ長の目で落ち着いて上品な表情です。



他にも貝雛がいくつも飾られていました。



賢治や妹も縁側に座ってこの花壇を眺めたことでしょう。



庭には説明書きがありました。花巻農学校の教員だった賢治はこうした庭造りの知識もあったのでしょうね。

やっと雪が消えたばかりなのでまだ球根の芽も出ていませんが、咲きそろったところを見てみたいです。



3段のエプロン型花壇の手前には敷石用レンガ、子供の頃あちこちでよく見かけた敷石で模様は今でも覚えています。



この庭を下ると裏木戸をくぐって下へ続いています。



庭の外から見上げると別邸が見え、宮澤賢治ゆかりの花壇の看板が立っていました。


良い日和に恵まれ平日のせいもあってゆっくりと食事をしてくつろぐことができました。

たまにはこうしたところでお昼をいただくのもいいものだと思いました。


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