カール・ロジャースの「2:7:1の法則」
いつも人間関係で疲弊しているという人は、カール・ロジャースの「2:7:1の法則」というのを知っておくと、無駄に悩むことがなくなるでしょう。
なぜなら、自分を取り巻く人間関係について割り切ることができるようになるからです。
いつも人間関係で疲れ切ってしまう人は、ぜひ参考にしてみてください。
2:7:1の法則
仮にあなたの周りに10人の人がいたとしたら……
2人は気の合う人
7人はどちらでもない人
1人は気が合わない人
これが、カール・ロジャースの「2:7:1の法則」です。
まぁだいたいこんなものですよ、という目安みたいなものを提示してくれているわけです。
あなたのことを無条件で好きになってくれる人が、10人のうち2人ぐらいいるでしょう。
また、あまり関心を持っていない人たちが7人くらいいるでしょう。この人たちはその時によってあなたの味方になったり敵になったりします。
そして1人は、あなたを無条件に嫌う人がいるというわけです。
全員に好かれるのは無理
つまり、10人のうち1人くらい相性の悪い人、あなたのことを嫌ってくる人がいたとしても、それが普通なので落ち込む必要はないのです。
また、大多数の人があなたに無関心でも、自分の存在の無価値感を感じる必要はありません。 そんなものです。
人間関係に苦しむ人は、他人に多くを求めすぎたり、人間関係の理想が高すぎるのかもしれません。 そんな時は、この「2:7:1の法則」を思い出して、「まぁこんなもんか……」と割り切ってしまいましょう。
多くを求めすぎて苦しむのではなく、ある程度割り切ってしまえば、人間関係はずっと楽になるはずです。
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カール・ロジャーズ
生涯
イリノイ州オークパークにてプロテスタントの宗教的に厳格な家庭に生まれる。1919年にウィスコンシン大学に進学し、父の農園を継ぐために農学を専攻するが、YMCA活動を通じて、キリスト教に興味が移り、牧師を目指すために、史学に専攻を変える。
ウィスコンシン大学を卒業した2ヵ月後に、妻ヘレンと結婚する。ユニオン神学校に入学するが、牧師を目指す道に疑問を感じ、コロンビア大学教育学部で臨床心理学を学び、在学中ニューヨーク児童相談所の研修員になる。
卒業後、ロチェスター児童虐待防止協会で12年間臨床に携わる。 その中で、従来のカウンセリング理論に疑問を感じ、自らの理論的枠組みを形成し始める。 オハイオ州立大学、シカゴ大学、ウィスコンシン大学で教授職を得て、教育と研究に従事し、非指示的カウンセリングを提唱する。 これがのちに来談者中心療法と称されるようになり、さらにパーソンセンタードアプローチへと発展する。
ロジャーズは精神分析には否定的であったとされるが、ジークムント・フロイトの高弟のひとりオットー・ランクからの影響を明言している。
西部行動科学研究所に移籍後、人間研究センターを設立し、精力的にエンカウンターグループの実践、研究に携わる。 さらに、各国の紛争地域でエンカウンターグループを実施し、世界平和に力を注ぐ。1968年には、その記録映画のひとつ『出会いへの道(Journey into Self)』がアカデミー賞長編記録映画部門で最優秀作品賞を受賞した。
思想
ロジャーズのカウンセリング論の特徴は人間に対する楽観的な見方にあり、それはフロイトに見られるような原罪的な悲観論とは対照をなすものである。彼によれば、人間には有機体として自己実現する力が自然に備わっている。有機体としての成長と可能性の実現を行うのは、人間そのものの性質であり、本能である。カウンセリングの使命は、この成長と可能性の実現を促す環境をつくることにある。
自分自身を受容したとき、人間には変化と成長が起こる。カウンセラーは、クライエントを無条件に受容し、尊重することによってクライエントが自分自身を受容し、尊重することを促すのである。
参考図書
- 佐治守夫, 飯長喜一郎 編『ロジャーズ クライエント中心療法』 ISBN 4641090122
- 諸富祥彦『カール・ロジャーズ入門』
- ブライアン・ソーン(諸富祥彦監訳『カール・ロジャーズ』)
関連項目
- 来談者中心療法
- パースン・センタード
- フォーカシング
- 人間性心理学
- カウンセリング
- ユージン・ジェンドリン
- ハインツ・コフート(ロジャーズ同様、共感を重視した)
- ミルトン・エリクソン(晩年の講演で、自らとの類似性を指摘している)
- ブライアン・ソーン(晩年ロジャーズと行動を友にした)
脚注
- 金原俊輔 (2013年3月). "カール・ロジャーズの生涯 (PDF)". 長崎ウエスレヤン大学地域総合研究所紀要11巻1号. p. 43. 2017年10月21日閲覧。none
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