参考:
2021/03/31 MMT and the Green New Deal with Professor Yeva Nersisyan
ケインズ戦費調達論がGND導入に際し参照される。
2021/03/31 MMT and the Green New Deal with Professor Yeva Nersisyan
______
Inflation and the Phillips Curve (A) Demand-Pull and Cost-Push Inflation
https://freeassociations2020.blogspot.com/2020/05/inflation-and-phillips-curve-demand.html@
戦費調達論1940 How to Pay for the War John Maynard Keynes
https://link.springer.com/chapter/10.1007/978-1-349-59072-8_27
David Low 1939 - cartoonist
How Much Does Finance Matter ケインズ Keynes 1942
Lerner
https://cruel.org/econthought/profiles/lerner.html
インフレ関連
- "Money as a Creature of the State", 1947, AER.
- "Fighting Inflation", 1951, REStat
- The Economics of Employment, 1951.
- Statement 1959. https://love-and-theft-2014.blogspot.com/2020/07/lernera.html
- Flation: not inflation of prices, not deflation of jobs., 1972.
- MAP: A Market Anti-Inflation Plan, with D.Colander, 1980.
参考:
マハループ
https://love-and-theft-2014.blogspot.com/2020/07/fritz-machlup1902-1983.html
https://community.middlebury.edu/~colander/articles/functional%20finance%20article.pdf
The reaction of Keynesian economists to the practical and informational problems was to limit the use of the deficit as a tool for fine-tuning the economy; the fiscal policy tool was a sledge, not a ball-peen hammer. The economics profession’s reaction to stagflation was to accept a high rate of unemployment as the trigger for implementing an expansionary policy. Lerner did not follow the profession. His reaction to the stagflation problem was to argue that much inflation was not the result of excess demand but was instead what he called sellers’ inflation. Sellers’ inflation operated quite apart from demand pressures. Depending on how sellers’ inflation was dealt with, there could be either high full employment or low full employment (Lerner, 1972).
・Lerner, A. 1972. Flation. New York: Penguin Books.
ケインズ派経済学者の実践的および情報的問題への反応は、経済を微調整するためのツールとしての赤字の使用を制限することでした。 財政政策ツールはそりであり、玉突きハンマーではありませんでした。 経済専門家のスタグフレーションへの反応は、拡大政策を実施するきっかけとして高い失業率を受け入れることでした。 ラーナーはその職業をフォローしなかった。 スタグフレーション問題への彼の反応は、多くのインフレは過剰需要の結果ではなく、彼が売り手のインフレと呼んだものであると主張することでした。 売り手のインフレは需要圧力とはまったく別の形で機能しました。 売り手のインフレへの対応方法に応じて、完全雇用が高い場合と低い場合があります(Lerner、1972)。
・Lerner、A。1972。Flation。 ニューヨーク:ペンギンの本。
参考:
アバ・P・ラーナー (Abba P. Lerner), 1903-1982
https://nam-students.blogspot.com/2019/03/abba-p-lerner-1903-1982.html
Lerner Money as a Creature of the State", 1947, AER.
https://esepuba.files.wordpress.com/2009/05/lerner.pdf
(クナップが冒頭で言及される)
https://nam-students.blogspot.com/2020/01/money-as-creature-of-state-by-abba-p.html
https://translate.google.com/translate?sl=en&tl=ja&u=https%3A%2F%2Fnam-students.blogspot.com%2F2020%2F01%2Fmoney-as-creature-of-state-by-abba-p.html
https://cruel.org/econthought/profiles/lerner.html
貿易、福祉、社会主義、ケインズ理論に関する研究の集大成として、大作 The Economics of Control (1944) が生まれた。古い主題が統合されて、刷新された――特に 効率性ルールと、機能的金融の原理がそうだ。この本で、新しいアイデアも導入された。外国為替市場における政策と変動為替レートによる投機対抗の考え方、貿易安定の「マーシャル=ラーナー条件」、「最適通貨圏」の発想、そして最も有名かもしれないのが「所得の最適分配」だ。これは所得の平等な分配が最適だと論じるため、「平等な無知」の想定を活用した議論だ。これはミルトン・フリードマンとの論争につながった。
1944 年以降、ラーナーは純粋経済理論から離れて経済政策に向かった。ただし例外はいくつかある――特に、ケインズ理論の完成に関する 1952 年論文と、大胆な 1962 年論文における、ミクロ経済学とマクロ経済学の驚異的な「統合」だ。これまた大きな例外は、インフレに関する驚くべき業績だ。ラーナーは 新ケインズ派理論におけるインフレ を説明する重要性に初めて気がついた人物かもしれない。そして驚異的な論文や著書 (1944, 1947, 1949, 1951, 1972) で分析を提示している。特に彼は、「売り手インフレ」という概念を導入した。これは「コストプッシュ」型インフレの一般形で、これは後にシドニー・ワイントラウブ と ポストケインズ派の核心となる。インフレの分析においてラーナーは時代をかなり先取りしていた。スタグフレーションの可能性や、フィリップス曲線における失業とインフレのトレードオフ、彼が「高い完全雇用」と呼んだもの(フリードマンの自然失業率の先取りだ)、期待インフレと予想外のインフレとの影響のちがい、暗黙契約理論などをすべて指摘しており、しかもそうした概念が他で採り上げられるよりずっと早かった。
ラーナーは、目新しい政策提言も山ほどもっていた。たとえばインフレの分析から、早い時期に所得政策を支持し (1947)、後にその驚異的な「市場反インフレ計画」 (MAP, 1980) が登場した。MAP は一種のバウチャー制を作ることでインフレのコストを「内部化」しようとするものだ。企業はある年の売り上げが総目標に到達しなければ、バウチャーを追加で買って売り上げを増やし、売り上げが目標を超えてしまった企業は、バウチャーを売り払う。この仕組みのツボは、市場の部分だ。もし企業がどうしても売り上げを増やしたければ公開市場で目標以下で売却をしている企業から追加バウチャーを買えばいい。こうして市場をインフレプロセスそのものにまで拡張することで、インフレの外部性を内部化できるだけでなく、総需要をうまくコントロールしつつ事業家活動の個人のダイナミズムを失うこともない、とラーナーは論じた。
中野富国#3
健全財政論を拒否し、それに代えて機能的財政論を提唱するラーナーは、当然のことながら、「国定信用貨幣論」の支持者であった。
一九四七年の論文「国家の創造物としての貨幣」の中で、ラーナーは、金属主義を信じて疑わない当時の主流派経済学者によって揶揄の対象となっていたクナップの『貨幣国定説』の名誉回復を行いつつ、国家が租税の支払い手段として一般的に受領するものは、それが何であれ「貨幣」たり得るのであり、したがって「貨幣は国家の創造物である」と論じた★14。貨幣が国家の創造物であるならば、国家が貨幣債務を返済できなくなることはあり得ず、ゆえに財政破綻の回避を理由として均衡財政を目指す必要はなくなる。
さらにラーナーは、国家が貨幣の創造主であることによって、深刻なインフレや恐慌を阻止するという、現代文明において二番目に重要な課題が解消され得ると論じている(彼が一番重要な課題として挙げたのは、むろん、核戦争を阻止し世界平和を構築することである!)。「経済学の問題が、人類の繁栄、平和そして生存というより大きな問題から切り離せないように、貨幣の問題は経済学一般の問題とは切り離せないのである★15。」
ラーナーは言う。国家が貨幣の創造主になるに足りるほど、その徴税権力が強くなかった時代には、国家は、金のような貴金属を貨幣の裏づけにすることで、貨幣の価値を安定させるしかなかった。この金本位制によって、極端なインフレというものは回避することができるようになった。
しかし、金本位制は、恐慌を阻止する上ではむしろ足枷となった。実際、一九二九年のニューヨーク株式市場の暴落に端を発した世界恐慌は、当時の各国政府が金融危機に陥ったにもかかわらず、金本位制の下で、金の国外流出を防ごうとして高金利政策と緊縮財政を断行したがために、悪化したのであった。しかし、ニュー・ディール政策による需要刺激策、さらには第二次世界大戦による軍事支出の増大により、恐慌からの脱出が実現した。「ニュー・ディール政策と戦時における繁栄は、深刻な恐慌は回避可能であることを人々に知らしめるに十分であった。ある種の機能的財政が、いずれの政府によっても実際に実行されるようになるであろう。危険があるとすれば、機能的財政の規模が小さすぎるか、遅すぎるかだけである★16。」
機能的財政の有効性を立証したのは、戦争であったのである。実際、積極財政によって不況を回避するというケインズ主義の発想は、戦間期や世界恐慌の中においてもケインズやラーナーをはじめとする複数の論者によって提案されてきたが、それが広く受け入れられるようになったのは、第二次世界大戦を経験した後になってからであった★17。なお、この点は、本書の主題と深くかかわってくるので、第12章以降において詳細に議論することとなる。
もっとも、すでに述べたとおり、ケインズ主義は、一九七〇年代のインフレに対処できなかったという評価が流布したことで、その権威を失墜させ、代わって新古典派経済学が主流派の地位を独占することとなった。
しかしラーナーは、すでに一九四七年の「国家の創造物としての貨幣」の中で、完全雇用の達成がもたらすインフレの問題を論じていたのである。すなわち、政府は、失業の解消と貨幣価値の維持という二つの目的の間でディレンマに陥るというのだ。このディレンマを回避するには、寡占企業によるマーク・アップ率の設定や労働組合による賃金決定過程の独占に対して、政府が反独占的な対策を講じ、市場競争的な仕組みを導入する必要があるだろうとラーナーは論じている。彼は、労働組合や寡占企業による賃金・価格形成行動に起因するインフレについては、機能的財政論あるいはケインズ主義的なマクロ財政金融政策だけでは対処できず、構造調整的な政策が要請されると考えていたのである★18。
★14AbbaP.Lerner,'MoneyasaCreatureoftheState,'TheAmericanEconomicReview,37(2),May1947,pp.312317.
★15Lerner(1947:p.317)
★16Lerner(1947:p.315)
★17DonaldWinch,EconomicsandPolicy:AHistoricalSurvey,Fontana,1969.
★18Lerner(1947:p.316)
#16
Inflation and the Phillips Curve
(A) Demand-Pull and Cost-Push Inflation
https://cruel.org/econthought/essays/keynes/inflation.html
The Phillips Curve was an empirical phenomenon looking for a theory and, around that time, there were two competing theories of inflation, both of which were expressed by Keynes in various places: "demand-pull" inflation and "cost-push" inflation - terms, as Machlup (1960) has shown, that can have a far from obvious meaning.
…ケインズは『戦費調達論』において、戦争による総需要の過剰に対するインフレ抑制策として、強制貯蓄を提案している★8。またアバ・ラーナーが、一九四七年の論文「国家の創造物としての貨幣」において、すでにインフレ対策としての構造調整政策に言及していたことは第3章において述べたとおりである。
ケインズ主義を失墜させたとされる一九七○年代のインフレーションが、主として石油危機という外部要因のショックによりもたらされたということも忘れてはならない。というのも、ケインズあるいはケインズ主義が分析の対象としていたのは、あくまで需要側の要因による物価の変動であって、第四次中東戦争(一九七三年の第一次石油危機の原因)やイラン革命(一九七九年の第二次石油危機の原因)のような経済以外の要因が引き起こした供給側のショックは、そもそも分析の対象にはなっていない。したがって、政府が石油危機によるインフレの抑制に失敗したことは、本来であれば、ケインズあるいはケインズ主義の理論的な問題とは無関係なはずである。それにもかかわらず、ケインズ主義そしてケインズは、一九七○年代にその権威を失ってしまったのである。
★8JohnMaynardKeynes,'HowtoPayfortheWar,'inJohnMaynardKeynes,TheCollectedWritingsofJohnMaynardKeynes,IX;EssaysinPersuasion,CambridgeUniversityPress,2010,pp.367439.
Inflation and the Phillips Curve
(A) Demand-Pull and Cost-Push Inflation
https://cruel.org/econthought/essays/keynes/inflation.html
The Phillips Curve was an empirical phenomenon looking for a theory and, around that time, there were two competing theories of inflation, both of which were expressed by Keynes in various places: "demand-pull" inflation and "cost-push" inflation - terms, as Machlup (1960) has shown, that can have a far from obvious meaning.
As originally expressed by John Maynard Keynes (1940) and Arthur Smithies (1942), "demand-pull" (or "inflationary gap") inflation is generated by the pressures of excess demand as an economy approaches and exceeds the full employment level of output. Output, recall, is generated by aggregate demand for goods - thus, whatever aggregate demand happens to be, aggregate supply will follow by the multiplier. However, at full employment output, if aggregate demand rises, output cannot follow because of full employment constraints. Consequently, with the multiplier disabled, the only way to clear the goods market, then, is by raising the money prices for goods. However, this is only a one-time increase in prices; inflation implies a sustained recurrent increase in prices. Keynes and Smithies explained inflation proper by appealing to distributional effects.
The Keynes-Smithies story can be expressed in the 45�ー income-expenditure diagram in Figure 11 where YF is full employment output and Y1d is aggregate demand. Note that the market-clearing level of output is Y1*, but it is not achievable - thus the "inflationary gap" is the difference between YF and Y1*. Keynes's (1940) argument can be restated as follows: as money wages lag behind good prices in adjustment, the rise in prices will therefore lead to a distribution of income away from wage-earners and towards profit-earners. He posited that, as workers have greater marginal propensities to consume than profit-earners, the redistribution of income induced by the inflationary gap will thereby lead to lower aggregate demand and thus close the gap, i.e. the aggregate demand curve flattens and falls in the Figure 11 from Y1d to Y2d .
Figure 11 - The Inflationary Gap
The problem, of course, is that workers' money wages will still adjust upwards (recall that they were lagged behind), consequently once these adjust, income is redistributed away from profit-earners and towards wage-earners so that demand rises again (from Y2d to Y1d in Figure 11) and thus the inflationary gap re-emerges. But that inflationary gap, as noted earlier, leads to another price rise, redistribution of income to profiteers, etc. Thus, the whole process repeats itself continuously so that there will be, effectively, sustained, continual increases in prices, i.e. inflation.
In contrast, the "cost-push" theory of inflation or "sellers' inflation", also suggested in Keynes (1940), was more in line with older Marxian and Kaleckian sources - although this notion was also shared by Keynesian economists (e.g. Abba Lerner, 1951; Nicholas Kaldor, 1959; Sidney Weintraub, 1959) and Neoclassical economists (e.g. Milton Friedman, 1951). The basic notion is that, in a generally imperfectly competitive economy, firms set prices of output according to a simple mark-up formula:
p = (1 + m)w
where m is the mark-up, p price and w wage. When an economy approaches full employment, the "reserve army of the unemployed" gradually disappears, labor's hand at the bargaining table is strengthened. This will embolden laborers or their representatives to demand an increase in wages. In order to prevent this wage increase from eating into profits, employers will subsequently raise prices and keep the mark-up intact. Of course, if this happens, then workers will not be making any real wage gains. Perceiving this, they will follow up with another round of nominal wage increases - which in turn will be followed by a price increase and so on. Thus, in this version, inflation is a result of this wage-price spiral engendered by the relative bargaining position of workers in an almost fully employed economy. Incomes policies, which would link wage increases to rises in productivity, were suggested by many economsts (e.g. Lerner, 1947; Weintraub and Wallich, 1971; Okun and Perry, 1978) as a way of combating this type of inflation.
However, as Lerner (1951, 1972) stresses, the blame for inflation need not be placed squarely on the shoulders of workers alone: a push for profits by owners will be enough to initiate this kind of price-wage inflation spiral. In particular, there might be such a push when the owners' bargaining position seems relatively strong, i.e. when unemployment is high. Consequently, Lerner recognized the possibility of inflation with high unemployment, i.e. stagflation. It was precisely to combat this type of inflation that Lerner and Colander (1980) introduced their novel "Market Anti-Inflation Plan" (MAP) in the stagflationary 1970s: specifically, they proposed that the "right" to change prices be assigned to firms in the form of a fixed supply of tradeable vouchers, so that if a firm attempts to raise its prices, it would have to cash in its vouchers and thus relinquish its right to further price increases (whereas a firm which lower prices would gain vouchers). If a particular firm remained intent on raising prices further, then it would have to purchase vouchers from other firms on the open market. In their view, these added costs would make a profit-induced price rise less appealing to firms and thus help bring stagflation under control.
Both the "demand-pull" and "cost-push" theories of inflation are reconcilable with the empirical phenomena summarized by the Phillips Curve: as unemployment approaches zero, wage inflation (and price inflation) rises. However, the theories are different in that the first theory stresses more demand-side considerations while the latter concentrates more on supply-side. The corresponding "solutions" to the inflation problem are also different: "demand-pull" theorists concentrate on bringing down demand by, for example, reducing government expenditure, while "cost-pushers" call for the alleviation of wage pressure by institutional reform or incomes policies.
Although acknowledging the possibility of "cost push", most Neo-Keynesians took up the demand-pull explanation of inflation. However, the Keynes-Smithies story was told almost completely in the context of income and expenditure, and thus, surprisingly, ignored the monetary side. The Neo-Keynesians nonetheless attempted to appropriate the story into their IS-LM model by simply grafting on a capacity constraint, YF, to the left of the IS-LM-determined equilibrium, Y* and calling the resulting difference the "inflationary gap". With output stuck at YF, excess demand for goods will result in increases in the price level as before. However, unlike the Keynes-Smithies story, there is not a resulting "redistribution" of income to close the gap. Rather, as price level rises, the real money supply collapses and thus the LM curve shifts to the left and thus back to full employment output. Thus, the transmission mechanism implies that any price rises will themselves close the gap by lowering money supply and thus increasing interest rates and thus reducing investment and demand.
However, with the LM curve moving to bring the economy to full employment, it seems impossible, in this case, to have sustained price rises (i.e. inflation) as the monetary side seems to close off the story entirely. One could subsequently argue that, as real wages (w/p) declined in the process, then workers would try to bid their money wages back up and thus regenerate the gap. However, recall that from the four-quadrant IS-LM diagram (our earlier Figure 4), when IS-LM centers on the full employment output level so that Y* = YF, then the labor market clears and thus there are apparently no inherent dynamics to imply a rise in wages. If anything, a Pigou Effect arising from the fall in real money balances ought to push the IS curve to the left and actually generate unemployment so the implied dynamic might actually be a fall in money wages (of course, in the process of the original adjustment, IS and LM could move concurrently to the left and land at YF together, but then we are back to a full-employment centered equilibrium). In short, in an IS-LM context, we can obtain price rises but, at least within the confines of the model, we cannot obtain continuous inflation unless aggregate demand rises again for some reason - and there is no apparent reason why it will do so.
The problem, of course, returns to the old issue of what happens in that mysterious labor market which was so murky in the Hicks-Modigliani IS-LM world. The Keynes-Smithies story has workers bargaining for money wages upwards in response to the rise in prices, and the IS-LM story can accommodate that explanation, but it requires grafting on a theory of the labor market money wage bargain into the IS-LM model.
One of the first attempts to consider both labor market dynamics and goods market dynamics within one model was Bent Hansen's celebrated "two-gap" model (B. Hansen, 1951). Nominal wage movements are governed by the disequilibria in the labor market while nominal price movements are governed by disequilibria in the goods market so that the dynamics of the real wage and inflation arise from the interaction of the both goods and labor markets. However, the ideas of sustained disequilibrium "gaps" and price movements adjusting goods markets - with full employment - sound more Wicksellian than Keynesian. And it ought to - for Bent Hansen was a bona fide Wicksellian and his 1951 effort could be thought of as the swan song of the dying Stockholm School - or the opening notes of the disequilibrium "Walrasian-Keynesian" school - and thus not properly part of the Neoclassical-Keynesian Synthesis.
インフレとフィリップス曲線(A)デマンドプルとコストプッシュインフレ
インフレとフィリップス曲線
(A)デマンドプルとコストプッシュインフレ
https://cruel.org/econthought/essays/keynes/inflation.html
フィリップス曲線は理論を求める経験的な現象であり、その頃、ケインズはさまざまな場所で2つの競合するインフレ理論を発表しました。「デマンドプル」インフレと「コストプッシュ」インフレです。用語は、としてMachlup(1960)明白な意味から遠くを持つことができること、を示しています。
(A)デマンドプルとコストプッシュインフレ
https://cruel.org/econthought/essays/keynes/inflation.html
フィリップス曲線は理論を求める経験的な現象であり、その頃、ケインズはさまざまな場所で2つの競合するインフレ理論を発表しました。「デマンドプル」インフレと「コストプッシュ」インフレです。用語は、としてMachlup(1960)明白な意味から遠くを持つことができること、を示しています。
ジョン・メイナード・ケインズ(1940)とアーサー・スミシーズ(1942)によって最初に表現されたように、「デマンドプル」(または「インフレギャップ」)インフレは、経済が生産の完全雇用レベルに近づき、それを超えると、過剰需要の圧力によって生成されます。出力、リコールは、商品の総需要によって生成されます。したがって、総需要が何であれ、総供給は乗数によって続きます。ただし、完全雇用生産では、総需要が増加すると、完全雇用の制約のために生産を追跡できません。したがって、乗数が無効になっている場合、商品市場をクリアする唯一の方法は、商品の通貨価格を上げることです。ただし、これは一回限りの価格上昇です。インフレは 持続的な 価格の上昇。ケインズとスミシーズは、分配効果に訴えることによってインフレを適切に説明した。
ケインズ・スミティーズのストーリーは、図11の45 収入支出図で表すことができます。ここで、Y F は完全雇用生産高であり、Y 1 d は総需要です。出力の市場清算レベルはY 1 *ですが、達成可能ではないことに注意してください。したがって、「インフレギャップ」はY F とY 1 *の差です。ケインズ(1940年)の議論は次のように言い換えることができます:金の賃金は調整において良い価格に遅れるので、価格の上昇はそれゆえ所得の分配につながります 賃金労働者から利益者へ。彼は、労働者は利益獲得者よりも消費する限界性向が大きいため、インフレギャップによって誘発される所得の再分配はそれによって総需要の低下につながり、ギャップを埋める、つまり総需要曲線は平坦化し、図に含まれると主張した11 Y 1 dからY 2 dまで。
図11- インフレギャップ
もちろん問題は、労働者のお金の賃金が引き続き上方調整されることです(彼らは遅れをとっていたことを思い出してください)、その結果、これらが調整されると、所得が利益を稼ぐ人から離れて賃金を稼ぐ人に向けて再分配され、需要が再び( Y 2 D Yに1つのD 図11において)、したがってインフレギャップ再出現します。しかし、前述のように、そのインフレのギャップは別の価格上昇、収益者への所得の再分配などにつながります。したがって、プロセス全体が継続的に繰り返され、実質的に持続的な価格の継続的な上昇、つまりインフレが発生します。
対照的に、ケインズ(1940)でも提案された「コストプッシュ」インフレ理論または「売り手のインフレ」は、以前のマルクスおよびカレキアンの情報源とより一致していたが、この概念はケインズの経済学者(例、Abba Lerner、1951年; Nicholas Kaldor、1959年; Sidney Weintraub、1959年)そして新古典派の経済学者(例えばミルトン・フリードマン、1951年)。基本的な考え方は、一般的に競争が不十分な経済では、企業は単純なマークアップ式に従って出力価格を設定するということです。
p =(1 + m)w
ここで、mはマークアップ、pの価格、および賃金です。経済が完全雇用に近づくと、「失業者の予備軍」は徐々に姿を消し、交渉の場での労働力が強化されます。これにより、労働者またはその代表者は賃金の引き上げを要求するようになります。この賃金引き上げが利益に食い込むのを防ぐために、雇用主はその後価格を引き上げ、値上げをそのまま維持します。もちろん、これが起こった場合、労働者は実際の賃金を得ることはできません。これを認識して、彼らは名目賃金の上昇の別のラウンドをフォローアップします-次に価格の上昇などが続きます。したがって、このバージョンでは、インフレは、ほぼ完全に雇用された経済における労働者の相対的な交渉の地位によって生じたこの賃金価格のスパイラルの結果です。 賃金上昇と生産性の上昇を結びつける所得政策は、多くの経済学者(例、Lerner、1947、Weintraub and Wallich、1971、Okun and Perry、1978)によって、この種のインフレと闘う方法として提案されました。
しかし、Lerner(1951、1972)が強調するように、インフレのせいは労働者の肩だけに真っ直ぐに置かれる必要はありません。所有者による利益の要求はこの種の物価賃金インフレのスパイラルを開始するのに十分です。特に、所有者の交渉ポジションが比較的強いと思われる場合、つまり失業率が高い場合に、このような押し込みが発生する可能性があります。その結果、ラーナーは、インフレの可能性を認識し、高い失業率、すなわちスタグフレーション。ラーナーがしたのは、まさにこのタイプのインフレと闘うためでした そして、Colander(1980)は、1970年代のスタグフレイタリーで小説「市場反インフレ計画」(MAP)を導入しました。具体的には、価格を変更する「権利」を、取引可能なバウチャーの固定供給という形で企業に割り当てることを提案しました。そのため、企業が価格を引き上げようとすると、バウチャーを現金化し、価格を引き上げる権利を放棄する必要があります(価格が低い企業はバウチャーを獲得します)。特定の企業がさらに価格を引き上げることに専念している場合、公開市場の他の企業からバウチャーを購入する必要があります。彼らの見解では、これらの追加されたコストは、利益に起因する価格上昇を企業にとって魅力のないものにし、スタグフレーションを制御下に置くのを助けるでしょう。
「デマンドプル」と「コストプッシュ」の両方のインフレ理論は、フィリップス曲線で要約された経験的現象と一致しています。失業がゼロに近づくと、賃金インフレ(および物価インフレ)が上昇します。ただし、最初の理論は需要側の考慮事項を強調し、後者は供給側に重点を置くという点で理論は異なります。インフレ問題への対応する「解決策」も異なります。「需要引き上げ」理論家は、たとえば政府支出を削減することによって需要を下げることに集中しますが、「コスト推進者」は制度改革による賃金圧力の緩和または所得政策。
「コストプッシュ」の可能性を認めているが、ほとんどのネオケインジアンはインフレの需要引上げの説明を取り上げた。しかし、ケインズ・スミシーズの話は、収入と支出の文脈でほぼ完全に伝えられたため、驚くべきことに、金融面を無視しました。それでもネオケインジアンは、IS-LMによって決定された平衡Y *の左側にある容量制約Y Fに接ぎ合わせ、その結果生じる差を「インフレギャップ」と呼ぶことによって、ストーリーをIS-LMモデルに適切に組み込もうとしました」Y Fでスタックした出力 、商品の過剰な需要は、以前と同様に価格レベルの上昇をもたらします。ただし、ケインズ-スミシーズの話とは異なり、ギャップを埋めるための収入の「再分配」という結果はありません。むしろ、物価水準が上昇すると、実質マネーサプライが崩壊し、LMカーブが左にシフトし、完全雇用生産に戻ります。したがって、伝達メカニズムは、いかなる価格上昇もマネーサプライを低下させて金利を上昇させ、投資と需要を減少させることによってギャップを埋めることを意味します。
しかし、LMカーブが経済を完全雇用に移行させる方向に動いているため、この場合、金融面が完全に閉ざされているように見えるため、持続的な価格上昇(つまり、インフレ)は不可能に思われます。その後、実際の賃金(w / p)がプロセスで下がったため、労働者は自分のお金の賃金を返上して、ギャップを再生成しようとするだろうと主張することができます。ただし、4象限IS-LMダイアグラム(以前の図4)から、IS-LMが完全雇用生産レベルを中心にしてY * = Y Fになると、労働市場はクリアされ、明らかに賃金の上昇を意味する固有のダイナミクス。どちらかと言えば、ピグー効果 リアルマネーバランスの低下から生じるのは、IS曲線を左に押して実際に失業を生み出すはずです。そのため、暗黙のダイナミクスは実際にはマネーウェイジの低下である可能性があります(もちろん、元の調整の過程で、ISとLMが動く可能性があります)同時に左側に移動してY Fに着陸しますが、完全雇用中心の均衡に戻ります)。つまり、IS-LMのコンテキストでは、価格の上昇は得られますが、少なくともモデルの範囲内では、何らかの理由で総需要が再び上昇しない限り、継続的なインフレを得ることができません。そう。
もちろん、この問題は、ヒックスモディリアーニIS-LMの世界で非常にあいまいだった、神秘的な労働市場で何が起こっているかという古い問題に戻ります。ケインズ・スミシーズの話では、物価の上昇に応じて労働者が金銭賃金を上向きに交渉しており、IS-LMの話はその説明に対応できますが、労働市場の金銭交渉の理論をIS-LMに移植する必要がありますモデル。
1 つのモデル内で労働市場のダイナミクスと商品市場のダイナミクスの両方を検討する最初の試みの1つは、ベントハンセンの有名な「2ギャップ」モデル(B.ハンセン、1951年)でした。名目賃金の動きは労働市場の不均衡によって支配され、名目価格の動きは財市場の不均衡によって支配されるため、実質賃金とインフレのダイナミクスは、財と労働市場の相互作用から生じます。しかし、持続的な不均衡「ギャップ」と物価を調整する価格変動の考え-完全雇用の場合-は、ケインズ派よりもウィクセリアン派に聞こえる。そして、それはすべきです-ベント・ハンセンは正真正銘のウィックセリアンであり、1951年の彼の努力は死にかけている白鳥の歌と考えることができます ストックホルム学校 -または不均衡「ワルラス-ケインズ派」学校の冒頭のメモ-したがって、新古典派-ケインズ派統合の適切な一部ではありません。
When the Neo-Keynesians decided to incorporate labor market dynamics into their IS-LM model, the empirical Phillips Curve provided the excuse and the troublesome money wage left hanging in Chapter 19 of Keynes's General Theory (1936) provided the incentive. The Phillips Curve relates money wage inflation to unemployment in the following general fashion:
(dw/dt)/w = h(U)
where h�「 < 0 so that as unemployment increases, then wage inflation declines. Tying price movements one-for-one to wage movements, then this could be rewritten:
p = (dp/dt)/p = h(U)
so that price inflation was negatively correlated with unemployment. The Phillips Curve is shown in Figure 12.
The theoretical argument provided by Richard Lipsey (1960) was based largely on Neoclassical micro theory transferred to macroeconomics and formulated in the tradition of the "demand-pull" theories. Effectively, Lipsey argued that if labor markets for a particular industry were in disequilibrium, then the speed at which (nominal) wages adjust depends on the ratio of the difference between labor demand and supply to the supply of labor, i.e.
(dw/dt)/w = �ヲ [(Ld - Ls)/Ls]
where �ヲ �「 > 0 so, thus, the larger the excess demand for labor in this industry, the faster the rate of adjustment of the money wage. As (Ld - Ls)/Ls = -U, then the rate of growth of money wages in this industry is negatively related to unemployment in this industry. If there is no productivity growth, then for profit-maximizing firms, the real wage should be constant, so that (dw/dt)/w = (dp/dt)/p thus inflation, p , is negatively related to the unemployment rate - the Phillips Curve relationship, p = h(U) (we can translate �ヲ = -h). The non-linearity of the Phillips Curve is justified by appeals to frictional unemployment and institutional difficulties at the extremes.
Figure 12 - The Phillips Curve
However, what is not satisfactory in this explanation is how a level of inflation and unemployment can be sustained at positive amounts. The microeconomic theory, after all, suggest that eventually equilibrium will be reached and unemployment eliminated. Positive unemployment can possibly be justified on the basis of frictional issues (workers changing jobs, etc.), but positive inflation, as the equation above indicates, relies on a persistent excess demand for labor.
The solution for the Neo-Keynesians was actually quite simple: aggregate the Lipsey micro story and then trace out the implied macroconstraints. Effectively, by aggregating the industry-level Phillips Curves, we obtain an aggregate or "average" Phillips Curve of effectively the same shape. However, relative to the industry-level Phillips curve, the average Phillips Curve will actually be shifted upwards to the right. The reason is due to the distribution of unemployment across industries and the non-linearity of the underlying industry-level curves. Suppose there are two industries with identical Phillips Curves (thus both have industry-level Phillips Curves as in Figure 12) and suppose that one faces unemployment U1 and the second faces unemployment U2 and suppose, for the sake of argument, that (U1 + U2)/2 = U* so that average unemployment coincides with U*. For any individual industry, being at U* implies that p = 0. However, in the average, being at U* implies that p > 0. The reason is that, because of the non-linearity, p1 > -p2, so that the average inflation rate is positive, (p1 + p2)/2 > 0 when the average unemployment is at U*. Thus, the average Phillips Curve is actually to the right of the individual Phillips Curve even if all industry-level curves are identical. In short, the zero-inflation unemployment rate for the average is greater than the zero-inflation unemployment rate for the individual industry. Thus, actual inflation is not only a function of the unemployment level in the economy, it is also a function of the distribution of that unemployment across industries.
However, we still have not answered our question: how do we obtain persistent excess demand and thus persistent inflation? The logic, at the individual level, is that if there is excess demand in a particular industry, wages rise to attract workers from other industries. As these workers arrive, the adjustment will be towards equilibrium and thus industrial-level excess demand is eliminated. In the aggregate economy, however, there is no pool of workers forthcoming as we are above full employment. Thus, excess demand persists in the aggregate and is not eliminated by the wage adjustment process. The next question imposes itself: if wage rises do not eliminate excess demand, why posit such a process at all? Again, this resolves itself by disentangling individual-aggregate reasoning: in particular, firms will raise wages when there is excess aggregate demand in order to poach workers from other industries, and the other industries will raise wages to avoid their workers being lured away. Thus, although the economy as a whole will not call forth more laborers in the aggregate by raising wages (although some of the voluntarily unemployed might be tempted to join the labor market), individual firms have a rationale to raise wages regardless. Thus, in aggregate, persistent inflation can occur.
Lipsey's (1960) theoretical justification of the Phillips Curve seemed to make its integration in macro theory amenable to the Neo-Keynesians. Not only was the issue of money wages finally hung on a peg (albeit shifted by a derivative), but inflation was brought into the Keynesian apparatus.
What made the whole enterprise all the sweeter was the nice policy conclusions that could be derived. As emphasized by Paul Samuelson and Robert Solow (1960), if the Phillips Curve were seen as a stable empirical relationship between unemployment and inflation, then a policy-maker could find the particular rate of unemployment (U*) needed for price stability (p = 0). Alternatively, if the policy-maker wanted to achieve a higher level of employment (thus lower unemployment, say at U1 in Figure 12), then he would have to allow for inflation at p1. (the converse case of deflation and high unemployment are seen at U2, p2). In short, Samuelson and Solow (1960) argued that there was a definite inflation-unemployment trade-off which could be manipulated by policy-makers. So, from Phillips' simple 1958 results, not only was Neo-Keynesian theory "completed" but impressive policy conclusions were derived to boot.
ネオケインジアンが労働市場のダイナミクスをIS-LMモデルに組み込むことを決定したとき、経験的なフィリップス曲線が言い訳を提供し、ケインズの一般理論の第19章(1936)に残された厄介なお金の賃金がインセンティブを提供しました。フィリップス曲線は、以下の一般的な方法で金銭インフレを失業に関連付けます。
(dw / dt)/ w = h(U)
ここでh 「 <0なので、失業率が増加すると、賃金インフレは減少します。価格の動きを1対1で賃金の動きに結び付けると、次のように書き直すことができます。
p =(dp / dt)/ p = h(U)
そのため、物価上昇は失業率と負の相関がありました。フィリップス曲線を図12に示します。
Richard Lipsey(1960)によって提供された理論的議論は、主にマクロ経済学に移管された「新旧のミクロ理論」に基づいており、「デマンドプル」理論の伝統に基づいて策定されました。事実上、リプジーは、特定の産業の労働市場が不均衡にある場合、(名目)賃金が調整される速度は労働需要と供給の差と労働供給の比に依存すると主張しました。
(dw/dt)/w = �ヲ [(Ld - Ls)/Ls]
ここで、 ヲ 、> 0なので、この業界の労働の過剰需要が大きいほど、金銭賃金の調整率は速くなります。(L d -L s)/ L s = -Uであるため、この業界の金銭賃金の成長率は、この業界の失業率と負の関係にあります。生産性の成長がない場合、利益を最大化する企業の場合、実質賃金は一定である必要があるため、(dw / dt)/ w =(dp / dt)/ pしたがって、インフレ、pは失業率に負の関係があります。 -フィリップス曲線の関係、p = h(U)( can = -h)。フィリップス曲線の非線形性は、摩擦による失業と極端な制度的困難への訴えによって正当化されます。
図12- フィリップス曲線
しかし、この説明で満足のいくものは、インフレと失業のレベルがプラスの量で維持されることができる方法です。結局のところ、ミクロ経済理論は、最終的には均衡に達し、失業が解消されることを示唆しています。正の失業は摩擦問題(労働者の転職など)に基づいて正当化される可能性がありますが、正のインフレは、上記の式が示すように、持続的な労働需要に依存しています。
ネオケインジアン の解決策は実際には非常にシンプルでした。Lipseyマイクロストーリーを集約して、暗黙のマクロ制約を追跡します。効果的には、業界レベルのフィリップス曲線を集約することにより、実質的に同じ形状の集約または「平均」フィリップス曲線を取得します。ただし、業界レベルのフィリップス曲線と比較すると、平均的なフィリップス曲線は実際には上に右にシフトします。その理由は、業界全体の失業率の分布と、基になる業界レベルの曲線の非線形性によるものです。同一のフィリップス曲線を有する2つの産業(従って、両方の図12のように産業レベルのフィリップス曲線を持っている)と仮定があると仮定し、1つの面失業U 1及び第2の面失業U 2 議論のために、(U 1 + U 2)/ 2 = U *とすると、平均失業率はU *と一致します。いずれかのために個々 * Uである、業界ではその意味し、P = 0。ただし、で平均、* Uであることがあることを意味P > 0の理由が原因で、非直線性のものであり、P 1 - > P 2、平均インフレ率が正になるように、(p 1 + p 2 )/ 2> 0の場合、平均失業率はU *です。したがって、平均的なフィリップス曲線は、すべての業界レベルの曲線が同一であっても、実際には個々のフィリップス曲線の右側にあります。要するに、平均のゼロインフレ失業率は、個々の産業のゼロインフレ失業率よりも大きいです。したがって、実際のインフレは経済の失業率の関数であるだけでなく、産業全体でのその失業の分布の関数でもあります。
しかし、私達はまだ私達の質問に答えていません:どのように私達は持続的な過剰需要、そしてそれゆえ持続的なインフレを得るのですか?個人レベルでの論理は、特定の産業で過剰な需要がある場合、賃金が上昇して他の産業の労働者を引き付けるということです。これらの労働者が到着すると、調整は平衡に向かって行われるため、産業レベルの過剰な需要は排除されます。ただし、総経済では、完全雇用を上回っているため、今後の労働者のプールはありません。したがって、過剰な需要は総計で持続し、賃金調整プロセスによって排除されません。次の質問はそれ自身を課します:賃金の上昇が過剰な需要を排除しない場合、なぜそのようなプロセスをまったく仮定するのですか?繰り返しになりますが、これは、個々の集計の推論を解明することで解決します。特に、企業 他の産業 から労働者を密猟するために過剰な総需要があるとき賃金を上げるでしょう、そして他の産業は彼らの労働者が誘惑されることを避けるために賃金を上げるでしょう。したがって、経済全体としては、賃金を引き上げることによって労働者を総計で増やすことはないだろう(自発的失業者の一部は労働市場に参加する誘惑に駆られるかもしれない)が、個々の企業には関係なく賃金を引き上げる論理的根拠がある。したがって、全体として、持続的なインフレが発生する可能性があります。
フィリップス曲線のリプシーの(1960)理論的正当化は、マクロ理論への統合をネオケインズ派に受け入れやすくするように思われた。お金の賃金の問題が最終的にペグにかけられただけでなく(デリバティブによってシフトされた)、インフレがケインズ派の装置に持ち込まれた。
企業全体をより魅力的にしたのは、導き出せる素晴らしいポリシーの結論でした。ポール・サミュエルソンとロバート・ソロー(1960)が強調したように、フィリップス曲線が失業とインフレの間の安定した経験的関係と見なされた場合、政策立案者は物価安定に必要な特定の失業率(U *)を見つけることができます(p = 0)。または、政策立案者がより高いレベルの雇用を達成したい場合(したがって、失業率を下げる、たとえば図12のU 1で)、p 1でのインフレを考慮に入れる必要があります。(デフレと高い失業率の逆のケースはU 2、p 2 )。要するに、サミュエルソンとソロー(1960)は、政策立案者が操作することができる明確なインフレと失業のトレードオフがあったと主張しました。したがって、フィリップスの 1958年の単純な結果から、ネオケインジアン理論が「完了」しただけでなく、印象的な政策結論が導き出されました。
The Neo-Keynesians went to some great efforts to incorporate inflation into their world, and they duly believed that much was gained in terms of closing their model and engendering new policy perspectives. But the next question seemed to be a more pertinent one: what are the implications of inflation on the workings of the rest of the model?
In fact, not many. The only thing highlighted by the introduction of inflation was the effect on interest rates as outlined by Robert Mundell (1963) and Roy Harrod (1969). Mundell tackled the old Fisherian law on the constancy of the real rate of interest, i.e. where r = i - p where if inflation (p) rises, then nominal interest rate (i) will rise one-for-one to keep real interest rates (r) constant. Keynes (1936), of course, disputed Fisher's assertion and Fisher (1930) himself was reluctant to make too much out of it empirically. Mundell (1963) advanced on them both by proving that it was invalid in an IS-LM type of model.
Mundell's reasoning was as follows: the nominal rate of interest is set by inflation expectations and the real interest rate, i = r + pe. Now, suppose we have two assets, money and equity, where r is the real return on equity. By Keynes's theory of liquidity preference, money demand is inversely related to the return on alternative assets, i.e. L(r, Y). We know, of course, that in equilibrium M/p = L(r, Y), as money supply rises, the rate of interest falls, so we can trace out an money market (MM) equilibrium locus in interest/money supply space as in Figure 13. Now, a particular MM curve is conditional on a particular level of inflationary expectations (pe). If inflationary expectations rise, then, for any given amount of money supply, the real interest rate, r = i - pe, falls and thus the MM curve shifts down.
The intuitive logic is that we must remember that the negative of inflation is the real rate of return on money. Thus, if there are inflationary expectations, agents who hold money are receiving a negative expected return on their real balances and thus will attempt to get rid of them by purchasing equity. As a result, money demand falls and the price of equity rises - and consequently the real rate of return on equity, r, falls. In Figure 13, we denote by MM(pe=0) the money market equilibrium locus where there are no inflationary expectations and MM(pe > 0) as the money market equilibrium locus when there is a particular positive expected inflation rate.
However, recall also from simple analysis, that real interest rates impact the goods market as well.. Making use of some Neo-Keynesian transmission mechanisms, as r rises, consumption falls and investment falls. Furthermore, recall that by a Pigou Effect, a rise in money supply increases net wealth and hence consumption. Thus, consumption can be summarized by C = C(r, Y, V) where Cr < 0, CY > 0 and CV > 0. The term V is aggregate net wealth, here defined as V = E + M/p (where E is equity and M/p the real money supply). Investment is I = I(r) where Ir < 0 by the marginal efficiency of investment story. In goods market equilibrium, aggregate demand equals aggregate supply, so Y = Yd = C(r, Y, V) + I(r). Thus, we can draw out a YY curve which denotes the relationship between money supply M/p and interest. Specifically, note that as r rises, investment and consumption falls, so in order to keep the same level of output, then, money supply must rise. Thus, the YY equilibrium locus (which is for a given level of output) is upward sloping in money supply-interest rate space, as shown in Figure 13.
ネオケインズ派は、彼らの世界にインフレを組み込むためのいくつかの素晴らしい努力に行って、彼らが正式にずっと彼らのモデルを閉じて、新しい政策の展望をengenderingの面で得たことを信じていました。しかし、次の質問はより適切な質問のように思われました。インフレがモデルの残りの部分の仕組みにどのような影響を与えるのでしょうか。
実際、多くはありません。インフレの導入によって強調された唯一のことは、ロバート・マンデル(1963)とロイ・ハロッド(1969)によって概説されたように、金利への影響でした。マンデルは、実質金利の恒常性に関する古いフィッシャーの法則に取り組みました。つまり、r = i- pで、インフレ(p)が上昇すると、名目金利(i)が1対1で上昇して実質金利を維持します。 (r)定数。ケインズ(1936年)はもちろん、フィッシャーの主張に異議を唱え、フィッシャー(1930年)自身は、経験的にそれを多用することに消極的でした。Mundell(1963)は、IS-LMタイプのモデルでは無効であることを証明することで、どちらも進んだ。
マンデルの推論は次のとおりです。名目金利はインフレ期待と実際の金利i = r + p eによって設定されます。ここで、2つの資産、マネーとエクイティがあるとします。rはエクイティの実際のリターンです。ケインズの流動性選好理論によれば、貨幣需要は代替資産の収益、つまりL(r、Y)に反比例します。もちろん、均衡M / p = L(r、Y)では、マネーサプライが上がると金利が下がるので、マネーマーケット(MM)の均衡軌跡を金利/マネーサプライスペースで追跡できます。図13のようになりました。今、特定のMM曲線は、特定のレベルのインフレ期待(p e )。インフレ期待が上昇すると、マネーサプライの所与の金額について、実質金利r = i- p eが低下し、したがってMMカーブが下にシフトします。
直感的な論理は、インフレのネガティブが実際の収益率であることを覚えておかなければならないということです。したがって、インフレ期待がある場合、金銭を保有するエージェントは実際の残高に対してマイナスの期待収益を受け取っているため、株式を購入することでそれらを取り除こうとします。その結果、貨幣需要が低下し、株式の価格が上昇します。その結果、実質的な株主資本利益率rが低下します。図13では、インフレ期待が存在しない場合のマネーマーケット均衡軌跡をMM(p e = 0)で示し、特定の正の期待インフレ率がある場合のマネーマーケット均衡軌跡としてMM(p e > 0)を示しています。
ただし、単純な分析からも思い出してください。実質金利は商品市場にも影響を与えます。rが増加すると消費が減少し、投資が減少するため、いくつかのネオケインジアン伝達メカニズムを利用します。さらに、ピグー効果によって、マネーサプライの上昇は純資産を増加させ、それゆえ消費を増加させることを思い出してください。したがって、消費はC = C(r、Y、V)で要約できます。ここで、C r <0、C Y > 0およびC V > 0です。Vという用語は、純資産の総計です。 p(Eは株式、M / pは実際のマネーサプライ)投資はI = I(r)で、投資ストーリーの限界効率によりI r <0です。商品市場の均衡では、総需要は総供給と等しいため、Y = Y d = C(r、Y、V)+ I(r)。したがって、マネーサプライM / pと金利の関係を示すYY曲線を描くことができます。具体的には、rが上昇すると投資と消費が低下するため、同じレベルの出力を維持するにはマネーサプライが上昇する必要があることに注意してください。したがって、図13に示すように、YY均衡軌跡(これは特定のレベルの出力に対するもの)がマネーサプライ金利空間で上向きに傾斜しています。
ケインズの戦費調達論1940
返信削除#9説得論集
は国家総動員的強制的貯蓄を論ずるが
これは後の国際的コモド、バンコール案につながっていると読める
サミュエルソン#9:311
返信削除60 歳のA.P.ラーナー
論客も事柄を最適な仕方で述べたのかどうかを,彼らは疑うかもしれない。何
人かのケインジアンが, 貨幣賃金の切り下げは原則として非自発的失業を減ら
すのに何ら実質的な効果をもちえないと主張するのが必要であったかどうかを,
彼らはあと知恵でもって不思議に思うかもしれない。しかしなお今日の読者に
とってさえ,ラーナーの1930 年代後半のマクロの諸論文から学ぶべきことは
沢山ある。
そしてたしかにラーナーの『機能的財政』 Functional Finance を読んだ後
では,同じでいられる経済学者はいない。(なぜラーナー主義とそれを呼ばな
いのかと彼にかつて聞いたことがある。カンサス市の彼の学生の何人かもこれ
を促したが,そうするとこの学説が流布するのが制限されるかもしれないこと
を恐れると彼は幾分まじめに答えた。)(たとえひどく簡単であっても)インフ
レーションを防ぐためにだけ課税するという考えは何と啓示的であることか。
ラーナーを読まない人は, 彼が確かなものにすることを助けた財政上の正統的
学説の足かせから自由であることをなお享受するであろう。
マクロ経済学におけるラーナーの数多くある成果のうちで,彼が楽しげな名
前を与えた「売り手インフレーション」についてだけ述べさせて欲しい。 ディ
マンド・プル・インフレーションでは, 支出する人は利用可能で生産可能な国
民生産物の100パーセント以上のものを堅実な価格のもとで獲得しようとする
であろう。そしてそれは, 自己永統的なインフレーション·ギャップを導く。
『戦費調達論』において, ケインズはこのディマンド·プル・インフレーショ
ンの分析に重要な貢献を1939 年になした。戦後,ラーナーは 「コスト·プッ
シュ」インフレーションの分析に改良の手を加えた。彼のモデルでは, 労働の
売り手と生産物の売り手一一たとえ彼らが指定した価格では売りたいと思うす
べてのものを売りつくせなくとも,その指定した価格や賃金を堅持し (あるい
は引き上げる)市場支配力をもった主体一一は利用可能な生産物の 100 以上を
得ることを集団として要求するかもしれない。その結果, 失業者や使用されて
ない工場設備があるにもかかわらず, 彼らは価格をあげるかもしれない。 この
過程は賃金プッシュと同じく利潤プッシュを伴うかもしれないのであり, 労働
組合の側だけの賃金圧力や労組指導者の意地の悪い態度だけに依存する必要は
ない。
Fritz Machlup
返信削除https://cruel.org/econthought/profiles/machlup.html
"Another View of Cost-Push and Demand-Pull Inflation", 1960, REStat.
Arthur Smithies
返信削除https://cruel.org/econthought/profiles/smithies.html
"Process Analysis and Equilibrium Analysis", 1942, Econometrica
"The Stability of Competitive Equilibrium", 1942, Econometrica
"The Behavior of Money National Income under Inflationary Conditions", 1942, QJE?
ラーナー
返信削除"Fighting Inflation", 1951, REStat
The Economics of Employment, 1951.
カルドア
返信削除"Economic Growth and the Problem of Inflation", 1959, Economica.
フリードマン
返信削除"Some Comments on the Significance of Labor Unions for Economic Policy", 1951, in D. McC. Wright, editor, The Impact of the Union. New York: Harcourt Brace.
"Commodity-Reserve Currency", 1951, JPE
Another View of Cost-Push and Demand-Pull Inflation
返信削除Fritz Machlup
The Review of Economics and Statistics
The Review of Economics and Statistics
Vol. 42, No. 2 (May, 1960), pp. 125-139 (15 pages)
Published by: The MIT Press
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DOI: 10.2307/1926532
https://www.jstor.org/stable/1926532
https://www.jstor.org/stable/1926532?read-now=1&refreqid=excelsior%3A25f56fedb277befa37f138f799038792#page_scan_tab_contents
以下、中野剛志『富国と強兵』第16章より
返信削除《…ケインズは『戦費調達論』において、戦争による総需要の過剰に対するインフレ抑制策として、強制貯蓄を提案している★8。
またアバ・ラーナーが、一九四七年の論文「国家の創造物としての貨幣」において、すでにインフレ対策としての構造調整
政策に言及していたことは第3章において述べたとおりである。
ケインズ主義を失墜させたとされる一九七○年代のインフレーションが、主として石油危機という外部要因のショックに
よりもたらされたということも忘れてはならない。というのも、ケインズあるいはケインズ主義が分析の対象としていた
のは、あくまで需要側の要因による物価の変動であって、第四次中東戦争(一九七三年の第一次石油危機の原因)やイラン
革命(一九七九年の第二次石油危機の原因)のような経済以外の要因が引き起こした供給側のショックは、そもそも分析の
対象にはなっていない。したがって、政府が石油危機によるインフレの抑制に失敗したことは、本来であれば、ケインズある
いはケインズ主義の理論的な問題とは無関係なはずである。それにもかかわらず、ケインズ主義そしてケインズは、一九七○
年代にその権威を失ってしまったのである。
★8John Maynard Keynes,' How to Pay fort he War,' in John Maynard Keynes,
The Collected Writings of John Maynard Keynes,IX; Essays in Persuasion, Cambridge University Press,2010,pp.367-439.
以下、中野剛志『富国と強兵』第16章より
返信削除《…ケインズは『戦費調達論』において、戦争による総需要の過剰に対するインフレ抑制策として、強制貯蓄を提案している*。
またアバ・ラーナーが、一九四七年の論文「国家の創造物としての貨幣」**において、すでにインフレ対策としての構造調整
政策に言及していたことは第3章において述べたとおりである。
ケインズ主義を失墜させたとされる一九七○年代のインフレーションが、主として石油危機という外部要因のショックに
よりもたらされたということも忘れてはならない。というのも、ケインズあるいはケインズ主義が分析の対象としていた
のは、あくまで需要側の要因による物価の変動であって、第四次中東戦争(一九七三年の第一次石油危機の原因)やイラン
革命(一九七九年の第二次石油危機の原因)のような経済以外の要因が引き起こした供給側のショックは、そもそも分析の
対象にはなっていない。したがって、政府が石油危機によるインフレの抑制に失敗したことは、本来であれば、ケインズある
いはケインズ主義の理論的な問題とは無関係なはずである。それにもかかわらず、ケインズ主義そしてケインズは、一九七○
年代にその権威を失ってしまったのである。》
*John Maynard Keynes,' How to Pay fort he War,' in John Maynard Keynes,
The Collected Writings of John Maynard Keynes,IX; Essays in Persuasion, Cambridge University Press,2010,pp.367-439.
**Abba P. Lerner, 'Money as a Creature of the State,
'The American Economic Review,37(2),May 1947,pp.312-317.
以下、中野剛志『富国と強兵』第16章より
返信削除《…ケインズは『戦費調達論』において、戦争による総需要の過剰に対するインフレ抑制策として、強制貯蓄
を提案している*。またアバ・ラーナーが、一九四七年の論文「国家の創造物としての貨幣」**において、す
でにインフレ対策としての構造調整政策に言及していたことは第3章において述べたとおりである。
ケインズ主義を失墜させたとされる一九七○年代のインフレーションが、主として石油危機という外部要因
のショックによりもたらされたということも忘れてはならない。というのも、ケインズあるいはケインズ主義
が分析の対象としていたのは、あくまで需要側の要因による物価の変動であって、第四次中東戦争(一九七三
年の第一次石油危機の原因)やイラン革命(一九七九年の第二次石油危機の原因)のような経済以外の要因が
引き起こした供給側のショックは、そもそも分析の対象にはなっていない。したがって、政府が石油危機によ
るインフレの抑制に失敗したことは、本来であれば、ケインズあるいはケインズ主義の理論的な問題とは無
関係なはずである。それにもかかわらず、ケインズ主義そしてケインズは、一九七○
年代に
その権威を失ってしまったのである。》
*John Maynard Keynes,' How to Pay fort he War,' in John Maynard Keynes,
The Collected Writings of John Maynard Keynes,IX; Essays in Persuasion, Cambridge University Press,2010,pp.367-439.
**Abba P. Lerner, 'Money as a Creature of the State,
'The American Economic Review,37(2),May 1947,pp.312-317.
以下、中野剛志『富国と強兵』第16章より
返信削除《…ケインズは『戦費調達論』において、戦争による総需要の過剰に対するインフレ抑制策として、強制貯蓄
を提案している*。またアバ・ラーナーが、一九四七年の論文「国家の創造物としての貨幣」**において、す
でにインフレ対策としての構造調整政策に言及していたことは第3章において述べたとおりである。
ケインズ主義を失墜させたとされる一九七○年代のインフレーションが、主として石油危機という外部要因
のショックによりもたらされたということも忘れてはならない。というのも、ケインズあるいはケインズ主義
が分析の対象としていたのは、あくまで需要側の要因による物価の変動であって、第四次中東戦争(一九七三
年の第一次石油危機の原因)やイラン革命(一九七九年の第二次石油危機の原因)のような経済以外の要因が
引き起こした供給側のショックは、そもそも分析の対象にはなっていない。したがって、政府が石油危機によ
るインフレの抑制に失敗したことは、本来であれば、ケインズあるいはケインズ主義の理論的な問題とは無
関係なはずである。それにもかかわらず、ケインズ主義そしてケインズは、一九七○年代にその権威を失って
しまったのである。》
*John Maynard Keynes,' How to Pay fort he War,' in John Maynard Keynes,
The Collected Writings of John Maynard Keynes,IX; Essays in Persuasion, Cambridge University Press,2010,pp.367-439.
**Abba P. Lerner, 'Money as a Creature of the State,
'The American Economic Review,37(2),May 1947,pp.312-317.
以下、中野剛志『富国と強兵』第16章より
返信削除《…ケインズは『戦費調達論』において、戦争による総需要の過剰に対するインフレ抑制策として、強制貯蓄
を提案している*。またアバ・ラーナーが、一九四七年の論文「国家の創造物としての貨幣」**において、す
でにインフレ対策としての構造調整政策に言及していたことは第3章において述べたとおりである。
ケインズ主義を失墜させたとされる一九七○年代のインフレーションが、主として石油危機という外部要因
のショックによりもたらされたということも忘れてはならない。というのも、ケインズあるいはケインズ主義
が分析の対象としていたのは、あくまで需要側の要因による物価の変動であって、第四次中東戦争(一九七三
年の第一次石油危機の原因)やイラン革命(一九七九年の第二次石油危機の原因)のような経済以外の要因が
引き起こした供給側のショックは、そもそも分析の対象にはなっていない。したがって、政府が石油危機によ
るインフレの抑制に失敗したことは、本来であれば、ケインズあるいはケインズ主義の理論的な問題とは無
関係なはずである。それにもかかわらず、ケインズ主義そしてケインズは、一九七○年代にその権威を失って
しまったのである。》
*John Maynard Keynes,' How to Pay fort he War,' in John Maynard Keynes,
The Collected Writings of John Maynard Keynes,IX; Essays in Persuasion[説得論集],
Cambridge University Press,2010,pp.367-439.
**Abba P. Lerner, 'Money as a Creature of the State,
'The American Economic Review,37(2),May 1947,pp.312-317.
以下、中野剛志『富国と強兵』第16章より
返信削除《…ケインズは『戦費調達論』において、戦争による総需要の過剰に対するインフレ抑制策として、強制貯蓄
を提案している*。またアバ・ラーナーが、一九四七年の論文「国家の創造物としての貨幣」**において、す
でにインフレ対策としての構造調整政策に言及していたことは第3章において述べたとおりである。
ケインズ主義を失墜させたとされる一九七○年代のインフレーションが、主として石油危機という外部要因
のショックによりもたらされたということも忘れてはならない。というのも、ケインズあるいはケインズ主義
が分析の対象としていたのは、あくまで需要側の要因による物価の変動であって、第四次中東戦争(一九七三
年の第一次石油危機の原因)やイラン革命(一九七九年の第二次石油危機の原因)のような経済以外の要因が
引き起こした供給側のショックは、そもそも分析の対象にはなっていない。したがって、政府が石油危機によ
るインフレの抑制に失敗したことは、本来であれば、ケインズあるいはケインズ主義の理論的な問題とは無
関係なはずである。それにもかかわらず、ケインズ主義そしてケインズは、一九七〇年代にその権威を失って
しまったのである。》
*John Maynard Keynes,' How to Pay fort he War,' in John Maynard Keynes,
The Collected Writings of John Maynard Keynes,IX; Essays in Persuasion[説得論集],
Cambridge University Press,2010,pp.367-439.
**Abba P. Lerner, 'Money as a Creature of the State,
'The American Economic Review,37(2),May 1947,pp.312-317.
ケルトン2020#2
返信削除No one knows how long the current bout of low inflation will last or what will eventually give rise to higher prices. 1 Economists typically distinguish between cost-push and demand-pull drivers of inflationary pressures. As Texas Christian University economist John T. Harvey puts it, cost-push inflation can happen because of “acts of God” or “acts of power.” 2 For example, a serious drought could lead to massive crop failures and food shortages that send prices soaring as supply collapses. Or powerful storms could wipe out oil refineries, causing the price of energy to spike. A sustained increase in food and energy costs, which feed directly into the CPI, can therefore set off an inflationary process. Prices could also increase when workers gain enough bargaining power to bid up their wages. To prevent the increase in wages from squeezing profit margins, businesses may pass these costs on to consumers in the form of higher prices. As the battle over income shares rages back and forth, it can set off a wage-price spiral that results in accelerating inflation. Companies with enough market power can also unilaterally raise prices in a quest for greater and greater profits. For example, pharmaceutical companies that enjoy patent protections can raise the price of prescription drugs, adding to overall health care costs, which then feed into inflation. 3 Demand-pull inflation occurs when businesses raise prices due to changes in buying
現在の低水準のインフレがいつまで続くのか、何が最終的に物価上昇をもたらすのかは誰にもわからない。エコノミストは一般的に、インフレ圧力の要因をコストプッシュ型とデマンドプル型に区別しています。テキサス・クリスチャン大学のエコノミストであるジョン・T・ハーヴェイ氏は、コストプッシュ型のインフレは「神の行為」や「権力の行為」によって起こる可能性があると述べています2。例えば、深刻な干ばつが発生した場合、大規模な作物の不作や食糧不足を引き起こし、供給が崩壊して価格が高騰する可能性があります。また、強力な暴風雨によって石油精製所が全滅し、エネルギー価格が急騰する可能性もあります。食費とエネルギーコストの持続的な上昇は、消費者物価指数(CPI)に直接反映されるため、インフレ過程を引き起こす可能性がある。また、労働者が十分な交渉力を得て賃金を値上げした場合も、物価は上昇する可能性がある。賃金の上昇が利益率を圧迫するのを防ぐために、企業はこれらのコストを物価上昇という形で消費者に転嫁する可能性がある。所得シェアをめぐる争いが前後に激しさを増すと、インフレを加速させる結果となる賃金・価格スパイラルを引き起こす可能性がある。また、十分な市場力を持つ企業は、より大きな利益を求めて一方的に価格を引き上げることもできる。例えば、特許保護を受けている製薬会社は、処方箋薬の価格を引き上げることができ、医療費全体のコストを上昇させ、それがインフレにつながる。3 デマンドプルインフレとは、企業が購買意欲の変化によって価格を引き上げるときに発生します。
返信削除buying habits. Most often, it happens when people are spending faster than the economy can churn out new goods and services. Think of it this way. Every economy has its own internal speed limit. It’s only possible to produce so much, at any point in time, given the real resources—people, factories, machines, raw materials—available in that moment. During a recession, people lose jobs and companies turn off machines and allow them to sit idle. In that environment, spending can safely increase because workers can be rehired, and machines can be brought back online to produce more output. That’s why the $ 787 billion fiscal stimulus passed in 2009 didn’t cause an inflation problem. The Great Recession left millions unemployed and businesses operating far below their productive capacity. When there’s that much slack in the economy, it’s easy for businesses to increase supply in response to more spending. But as an economy moves closer to its full employment limit, real resources become increasingly scarce. Rising demand can begin to put pressure on prices, and bottlenecks can develop in industries that are experiencing the greatest strain on capacity. Inflation can heat up. Once the economy hits this full employment wall, any additional spending (not just government spending) will be inflationary. That’s overspending, and it can even happen if the government’s budget is balanced or in surplus. Another common way to think about inflation is closely associated with the economic doctrine of monetarism. 4 The father of this approach is Nobel Prize–winning economist Milton Friedman. Monetarism dominated economic thinking in the 1970s, and versions of the monetarist cannon still permeate debates today. According to Friedman, “inflation is always and everywhere a monetary phenomenon.” What he meant was that too much money is the culprit in any inflationary episode. If prices weren’t stable, it was because the central bank was trying to force the economy to create too many jobs by allowing the money supply to increase too rapidly. Before Friedman came along, Keynesian thinking dominated macroeconomics. 5 Keynesian economists believed that expanding the money supply was a perfectly legitimate tool for central banks to use in pursuit of low unemployment. More money would mean more spending, which would mean businesses needed to hire more workers and produce more output to satisfy higher demand. Unemployment would fall, and the possibility of inflation would increase as more hiring led to higher wages and prices. You got more of something good—jobs—at the cost of something bad—inflation. 6 It was up to the central bank to decide how to exploit this trade-off over time. Friedman challenged the Keynesian paradigm. In his view, a certain amount of unemployment is basically impossible to eliminate. He called it the “natural rate of unemployment.” The central bank could fight against the natural rate, but it would be fighting a losing and increasingly costly battle. Friedman’s argument against the Keynesians was that workers would find themselves in a continual trap, with excessive growth in the money supply causing inflation to rise faster than paychecks. Workers would end up working more (i.e., the unemployment rate would fall) but for lower real pay. Eventually, they would figure this out and demand better compensation. But the whole thing would end in tears, as inflation would spiral higher while unemployment would return to its “natural rate,” as companies chose to shed workers rather than
返信削除買う習慣。多くの場合、それは人々が経済が新しい商品やサービスを生産することができるよりも早く支出しているときに起こります。このように考えてみてください。すべての経済には、独自の内部速度制限があります。それはその瞬間に利用できる実質資源-人、工場、機械、原料-を与えられたある時点でそう多くを、作り出すことだけ可能である。不況時には、人々は仕事を失い、企業は機械の電源を切って遊休状態にする。そのような環境下では、労働者を再雇用し、機械をオンラインに戻して生産量を増やすことができるので、支出は安全に増加することができます。これが、2009年に可決された7870億ドルの財政刺激策がインフレ問題を引き起こさなかった理由です。大不況では何百万人もの失業者が出て、企業は生産能力をはるかに下回って操業していました。経済にこれだけの余裕があれば、企業は支出の増加に応じて供給を増やすのは簡単だ。しかし、経済が完全雇用の限界に近づくにつれ、実質的な資源はますます不足していきます。需要の増加が価格を圧迫し始め、生産能力に最大の負担がかかっている産業でボトルネックが発生する可能性があります。インフレは過熱する可能性があります。経済がこの完全雇用の壁にぶつかると、(政府支出に限らず)追加支出はインフレになります。これは過剰支出であり、政府の予算が均衡していたり、黒字であったりする場合にも起こりうる。インフレについてのもう一つの一般的な考え方は、マネタリズムという経済学の教義と密接に関連しています4 。この考え方の生みの親は、ノーベル賞を受賞した経済学者ミルトン・フリードマンです。マネタリズムは1970年代に経済思想を支配し、今日でもマネタリストの大砲のバージョンが議論に浸透しています。フリードマンによれば、「インフレは常に、どこでも貨幣現象である」という。彼が言いたかったのは、インフレの原因はお金が多すぎることだということです。物価が安定していない場合は、中央銀行がマネーサプライを急激に増加させることで、経済に多くの雇用を創出しようとしているからだということです。フリードマンが登場する前は、ケインズ派の考え方がマクロ経済学を支配していました。ケインズ派の経済学者は、マネーサプライを拡大することは、中央銀行が低失業率を追求するために使用する完全に正当な手段であると考えていた。マネーサプライの拡大は、より多くの支出を意味し、企業はより多くの労働者を雇用し、より高い需要を満たすためにより多くの生産物を生産する必要があることを意味する。失業率は下がり、雇用の増加が賃金と物価の上昇につながるため、インフレの可能性が高まる。雇用という良いものをより多く得ることができ、その代償としてインフレという悪いものを手に入れることができるのである。このトレードオフをどのようにして長期的に活用するかは、中央銀行にかかっていたのです。フリードマンは、ケインズ主義のパラダイムに挑戦した。彼の見解では、一定の失業率をなくすことは基本的に不可能である。彼はそれを「自然失業率」と呼んだ。中央銀行は自然率と戦うことはできたが、負けてますますコストのかかる戦いをすることになるだろう。ケインジアンに対するフリードマンの主張は、マネーサプライの過剰な成長がインフレを引き起こして給料よりも早く上昇し、労働者は継続的な罠に陥ってしまうというものでした。労働者は結局、より多く働くことになるが(つまり、失業率は下がる)、実質賃金は低くなる。最終的には、労働者はこのことを理解し、より良い報酬を要求するだろう。しかし、企業が労働者の淘汰を選択したため、インフレはスパイラル状に上昇し、失業率は「自然率」に戻ってしまうため、全体は涙で終わるだろう。
返信削除boost paychecks. The takeaway was simple. Keynesians were offering a devil’s bargain. Trying to hold the unemployment rate down would simply condemn you to a world of accelerating inflation. The only solution was to tie the hands of macroeconomic policy makers. 7 Instead of giving the Federal Reserve discretion to trade lower unemployment for higher inflation, the central bank should be forced to accept the fact that a certain amount of unemployment was necessary to keep inflation stable. As we will see, MMT contests this framework.
返信削除How We Fight Inflation
Today Since 1977, the Federal Reserve has operated under what is commonly referred to as a dual-mandate from Congress. The dual-mandate directs the Fed to pursue maximum employment and stable prices. Basically, Congress put the Fed in charge of jobs and inflation. Congress doesn’t tell the Federal Reserve how many jobs it’s expected to support or how much inflation is considered too much. The central bank is treated as independent in the sense that it gets to pick its own inflation target and decide for itself what maximum employment means. 8 Like most central banks, the Federal Reserve has chosen a 2 percent inflation target. 9 To keep from overshooting that rate, the Fed aims to keep just the “right” amount of unemployment in the system, much like Friedman prescribed a half century ago. The Federal Reserve can’t spend money directly into the economy, and it can’t tax money out of the economy either. Those powers are reserved for the fiscal authority—Congress. So how is the Fed supposed to deliver on its dual-mandate? There was a time, in the late 1970s and early 1980s, when many central banks, including the Federal Reserve, claimed that by directly controlling the growth of the money supply, they could control inflation. 10 Today, virtually all central banks have adopted a different approach, targeting a key interest rate that is supposed to help them indirectly manage inflationary pressures. 11 The idea is that by influencing the price of credit—that is, how much it costs to borrow money—the central bank can regulate how much money consumers and businesses borrow and spend into our economy. When it lowers its policy rate, the central bank is said to be easing credit conditions. They do this when they think the jobless rate is above the so-called natural rate of unemployment. The goal is to bring the unemployment rate down. If everything works as intended, lots of people take out loans to purchase things like homes and automobiles, and businesses borrow to invest in new machines and build new factories. As all of this borrowed money gets spent, the economy picks up, and more people find jobs. With fewer people out of work, the labor market is said to tighten, causing wages to rise, and with them, the risk of wage-price inflation. And there’s the rub. The Fed subscribes to the idea that if it induces too much spending, the labor market will get too hot, and unemployment will dip below its “natural” rate, causing inflation to accelerate. This is exactly what conservative economist Marvin Goodfriend had in mind when he warned in 2012 that if the Fed allowed the
給料を上げる 手がかりは簡単でした。ケインジアンは悪魔のバーゲンを提供していたのだ。失業率を下げようとすると、単にインフレが加速する世界に追い込まれることになる。唯一の解決策は、マクロ経済政策立案者の手を縛ることだった。7 連邦準備制度理事会に失業率の低下とインフレ率の上昇を交換する裁量を与えるのではなく、中央銀行はインフレを安定させるためには一定の失業率が必要であるという事実を受け入れざるを得ないはずである。見ての通り、MMTはこの枠組みに異議を唱えている。
返信削除今日のインフレとの戦い方 1977年以降、連邦準備制度は、一般的に議会の二重委任と呼ばれるものの下で運営されてきました。二重義務とは、FRBが雇用の最大化と物価の安定を追求することを指示するものである。基本的に,議会はFRBを雇用とインフレの責任者としている。議会は、連邦準備銀行がどれだけの雇用を支えると予想されているか、インフレ率がどれくらいになるかを指示することはありません。中央銀行は、インフレ目標を自分で選び、雇用の最大化が何を意味するかを自分で決めるという意味で、独立した銀行として扱われている。ほとんどの中央銀行と同様に、連邦準備制度理事会は2%のインフレ目標を選択しています。その目標をオーバーシュートしないように、連邦準備銀行は、半世紀前にフリードマンが規定したように、システム内の失業率を「ちょうど良い」量に保つことを目指している。連邦準備制度理事会は,経済に直接お金を使うことはできないし,経済の外にあるお金に課税することもできない。これらの権限は、財政当局である議会に留保されている。では、連邦準備制度理事会はどうやってその二重の任務を果たすのだろうか?1970 年代後半から 1980 年代初頭にかけて,連邦準備制度理事会を含む多くの中央銀行が,マネーサプライの成長を直接制御することで,インフレを制御できると主張していた時期があった10 。今日では、事実上すべての中央銀行が異なるアプローチを採用しており、主要な金利を目標とし、インフレ圧力を間接的に管理するのに役立つと考えられています11。この考え方は、信用の価格、つまりお金を借りるのにかかるコストに影響を与えることで、中央銀行は消費者や企業がどれだけお金を借りて経済に使うかを規制することができるというものです。中央銀行が政策金利を引き下げるとき、中央銀行は信用条件を緩和していると言われています。これは、失業率がいわゆる自然失業率を上回っていると考えられる場合に行われます。目的は失業率を下げることです。すべてが順調にいけば、多くの人が住宅や自動車などを購入するためにローンを組み、企業が新しい機械や工場を建設するために借り入れをする。この借りたお金がすべて使われると、経済は回復し、より多くの人々が仕事を見つける。仕事を辞める人が減ると、労働市場は引き締まり、賃金が上昇し、それに伴って賃金インフレのリスクが高まると言われている。ここで問題なのは、FRBは、労働市場が引き締まることで賃金が上昇し、それに伴って賃金・物価上昇のリスクが高まるという考えを支持していることだ。FRBは、支出を誘導しすぎると労働市場が過熱し、失業率が「自然な」率を下回り、インフレを加速させるという考えを支持している。保守的なエコノミストであるマービン・グッドフレンドが2012年に警告したとき、この考えはまさにその通りであった。
Chapter 2: Think of Inflation 1. Note that an increase in prices is a necessary but not sufficient precursor for inflation. An inflationary process requires continuously rising prices, so the price level must be increasing over a number of time periods to constitute inflation. 2. John T. Harvey, “What Actually Causes Inflation (and Who Gains from It),” Forbes, May 30, 2011, www.forbes.com/ sites/ johntharvey/ 2011/ 05/ 30/ what-actually-causes-inflation/# 3ea806e9f9a9. 3. Aimee Picchi, “Drug Prices in 2019 Are Surging, with Hikes at 5 Times Inflation,” CBS News, July 1, 2019, www.cbsnews.com/ news/ drug-prices-in-2019-are-surging-with-hikes-at-5-times-inflation/. 4. Monetarism was built on the quantity theory of money (QTM), which took hold in the nineteenth century. The QTM transforms a simple truism known as the equation of exchange, MV = PY, into a story about the forces that give rise to inflation, wherein M is the quantity of money in circulation (a measure of the existing money supply), V is the income velocity of circulation (or the average number of times each money unit gets spent during a time period), P is the price level, and Y is real output (real goods and services). The equation of exchange is a truism because it’s simply an accounting identity that states that aggregate spending (MV) is equal to the nominal value of everything that is produced and sold (PY). It’s like saying, “spending on GDP is equal to spending on GDP.” To turn the truism into something more, economists made some behavioral assumptions about V and Y. Specifically, they assumed that V was stable enough to be treated as a constant and that Y tended to settle at full employment. If the entire equation is then set in motion—using calculus—then the rates of change of V and Y become zero (constants don’t have a rate of change), leaving us with an equation that has only two variables that can move, M and P. To set the equation of exchange in motion, we apply some simple calculus. (The little dots indicate the rate of change [or growth rate] for each variable.) Since velocity (V) and real output (Y) are assumed to be constant, their growth rates are equal to zero. That leaves us with an equation that shows that the inflation rate is equal to the rate of growth of the money supply. To arrive at his famous claim that “inflation is always and everywhere a monetary phenomenon,” Milton Friedman simply assumed that causality runs from money to inflation. Thus, if the central bank allows the money supply to grow twice as quickly as before, it would
返信削除第2章 インフレを考える 1. 物価の上昇は、インフレには必要だが、十分ではないことに注意。インフレになるためには、継続的に物価が上昇する必要があるため、インフレになるためには、複数の期間にわたって物価が上昇しなければならない。2. John T. Harvey, "What Actually Causes Inflation (and Who Gains from It)" Forbes, May 30, 2011, www.forbes.com/ sites/ johntharvey/ 2011/ 05/ 30/ what-actually-causes-inflation/# 3ea806e9f9a9. 3. Aimee Picchi, "Drug Prices in 2019 Are Surging, with Hikes at 5 times Inflation," CBS News, July 1, 2019, www.cbsnews.com/ news/ drug-prices-in-2019-ar-surging-with-hikes-at-5-times-inflation/.
返信削除4. マネタリズムは、19世紀に定着した貨幣量論(QTM)の上に構築された。QTMは、交換方程式として知られている単純な真理であるMV=PYを、インフレを引き起こす力の話に変換したもので、Mは流通する貨幣の量(既存の貨幣供給量の指標)、Vは流通の所得速度(またはある期間に各貨幣単位が使われる平均的な回数)、Pは物価水準、Yは実質生産量(実質財・サービス)である。交換方程式は、総支出(MV)が生産・販売されるすべてのものの名目価値(PY)と等しいことを示す単純な会計上の同一性であるため、真実である。"GDPに対する支出はGDPに対する支出と等しい "と言っているようなものです。具体的には、Vは定数として扱われるほど安定しており、Yは完全雇用で落ち着く傾向があると仮定した。この方程式全体を微積分を使って動かすと、VとYの変化率はゼロになり(定数には変化率がない)、移動できる変数はMとPの2つだけになります。小さな点は、各変数の変化率(または成長率)を示しています)。速度(V)と実質生産量(Y)は一定であると仮定されているので、それらの成長率はゼロに等しい。これは、インフレ率がマネーサプライの成長率と等しいことを示す方程式である。ミルトン・フリードマンは、「インフレはいつでもどこでも貨幣現象である」という有名な主張をするために、貨幣からインフレには因果関係があると単純に仮定しています。したがって、中央銀行がマネーサプライの成長率を以前の2倍にすると、以下のようになります。
返信削除double the inflation rate. 5. The name derives from the famous British economist John Maynard Keynes, whose most well-known book, The General Theory of Employment, Interest, and Money, reshaped both the theory and practice of economics from the mid-1940s through the 1960s. 6. An economist named A. W. Phillips produced research showing a statistical correlation between the unemployment rate and the rate of growth of money wages. The patterns in the data revealed an inverse relationship between the two variables, meaning a rise in one was associated with a fall in the other. Over time, economists began to substitute price inflation for wage inflation and to depict the trade-off between inflation and unemployment visually in the form of a Phillips curve. 7. To keep inflation stable, Milton Friedman wanted the central bank to follow a strict rule. His rule dictated that the money supply (M) should be permitted to grow only as fast as the real economy (Y); that way, prices (P) would remain stable given (V), the assumption of constant income velocity of money. 8. For a further discussion of central bank independence, see L. Randall Wray, “Central Bank Independence: Myth and Misunderstanding,” Working Paper No. 791, Levy Institute of Bard College, March 2014, www.levyinstitute.org/ pubs/ wp_791. pdf. 9. The Federal Reserve targets PCE. If it hits its target exactly, then the average price of the basket of goods used to construct the PCE will rise by 2 percent per year. For more on this, see Kristie Engemann, “The Fed’s Inflation Target: Why 2 Percent?,” Open Vault Blog, Federal Reserve Bank of St. Louis, January 16, 2019, www.stlouisfed.org/ open-vault/ 2019/ january/ fed-inflation-target-2-percent. 10. See Dimitri B. Papadimitriou and L. Randall Wray, “Flying Blind: The Federal Reserve’s Experiment with Unobservables,” Working Paper No. 124, Levy Economics Institute of Bard College, September 1994, www.levyinstitute.org/ pubs/ wp124. pdf; and G. R. Krippner, Capitalizing on Crisis: The Political Origins of the Rise of Finance (Cambridge, MA: Harvard University Press, 2011). 11. Central banks also use other tools to influence prices, including savings policies, credit and banking regulations, exchange rate management, and market-structuring policies. However, interest rate adjustments remain the primary tool for day-to-day inflation management.
返信削除インフレ率を2倍にする。
5. 名前の由来は、有名なイギリスの経済学者ジョン・メイナード・ケインズで、彼の最も有名な著書『雇用・利子・貨幣の一般理論』は、40年代半ばから1960年代にかけて経済学の理論と実践の両方を再構築した。
6. A.W.フィリップスという名の経済学者は、失業率と貨幣賃金の成長率の間の統計的な相関関係を示す研究を生産した。データのパターンは、2つの変数間の逆の関係を明らかにした、つまり、1つの上昇は他の下落に関連付けられていた。時が経つにつれ、経済学者たちは物価インフレを賃金インフレに置き換え、インフレと失業率のトレードオフをフィリップス曲線の形で視覚的に表現するようになった。
7. インフレを安定させるために、ミルトン・フリードマンは中央銀行に厳格なルールを求めた。彼のルールは、マネーサプライ(M)は実体経済(Y)と同程度の速さでしか成長しないことを許容し、そうすれば、貨幣の所得速度が一定であるという前提(V)があれば、物価(P)は安定した状態を保つことができる、というものでした。8. 中央銀行の独立性については、L. Randall Wray, "Central Bank Independence. 誤解と神話」Working Paper No.791, Levy Institute of Bard College, March 2014, www.levyinstitute.org/ pubs/ wp_791.pdf を参照。
9. 連邦準備制度理事会は PCE を目標としている。もし目標を正確に達成した場合、PCE を構築するために使用される商品バスケットの平均価格は年間 2%上昇する。これについては、Kristie Engemann, "The Fed's Inflation Target. Why 2 Percent?" Open Vault Blog, Federal Reserve Bank of St. Louis, January 16, 2019, 2019, www.stlouisfed.org/ open-vault/ 2019/ january/ fed-inflation-target-2-percent.
10. Dimitri B. Papadimitriou and L. Randall Wray, "Flying Blind.
11. 中央銀行は、貯蓄政策、信用・銀行規制、為替レート管理、市場形成政策など、物価に影響を与えるために他のツールも使用している。しかし、日々のインフレ管理においては、金利調整が主な手段であることに変わりはない。
4. Monetarism was built on the quantity theory of money (QTM), which took hold in the nineteenth century. The QTM transforms a simple truism known as the equation of exchange, MV = PY, into a story about the forces that give rise to inflation, wherein M is the quantity of money in circulation (a measure of the existing money supply), V is the income velocity of circulation (or the average number of times each money unit gets spent during a time period), P is the price level, and Y is real output (real goods and services). The equation of exchange is a truism because it’s simply an accounting identity that states that aggregate spending (MV) is equal to the nominal value of everything that is produced and sold (PY). It’s like saying, “spending on GDP is equal to spending on GDP.” To turn the truism into something more, economists made some behavioral assumptions about V and Y. Specifically, they assumed that V was stable enough to be treated as a constant and that Y tended to settle at full employment. If the entire equation is then set in motion—using calculus—then the rates of change of V and Y become zero (constants don’t have a rate of change), leaving us with an equation that has only two variables that can move, M and P. To set the equation of exchange in motion, we apply some simple calculus. (The little dots indicate the rate of change [or growth rate] for each variable.) Since velocity (V) and real output (Y) are assumed to be constant, their growth rates are equal to zero. That leaves us with an equation that shows that the inflation rate is equal to the rate of growth of the money supply. To arrive at his famous claim that “inflation is always and everywhere a monetary phenomenon,” Milton Friedman simply assumed that causality runs from money to inflation. Thus, if the central bank allows the money supply to grow twice as quickly as before, it would double the inflation rate.
返信削除
返信削除4. マネタリズムは、19 世紀に定着した貨幣量論(QTM)の上に築かれた。QTMは、交換方程式として知られている単純な真理、MV = PYを、インフレを引き起こす力の話に変換したもので、Mは流通する貨幣の量(既存の貨幣供給量の指標)、Vは流通の所得速度(またはある期間に各貨幣単位が使われる平均的な回数)、Pは物価水準、Yは実質生産量(実質財・サービス)である。交換方程式は、総支出(MV)が生産・販売されるすべてのものの名目価値(PY)と等しいことを示す単純な会計上の同一性であるため、真実である。"GDPに対する支出はGDPに対する支出と等しい "と言っているようなものです。具体的には、Vは定数として扱われるほど安定しており、Yは完全雇用で落ち着く傾向があると仮定した。この方程式全体を微積分を使って動かすと、VとYの変化率はゼロになり(定数には変化率がない)、移動できる変数はMとPの2つだけになります。小さな点は、各変数の変化率(または成長率)を示しています)。速度(V)と実質生産量(Y)は一定であると仮定されているので、それらの成長率はゼロに等しい。これは、インフレ率がマネーサプライの成長率と等しいことを示す方程式である。ミルトン・フリードマンは、「インフレはいつでもどこでも貨幣現象である」という有名な主張をするために、貨幣からインフレには因果関係があると単純に仮定しています。したがって、中央銀行がマネーサプライの成長率を以前の2倍にすれば、インフレ率は2倍になるということになります。
ハーヴェイ
返信削除https://love-and-theft-2014.blogspot.com/2020/09/john-t-harvey-what-actually-causes.html
https://love-and-theft-2014.blogspot.com/2020/09/john-t-harvey-what-actually-causes.html
返信削除ハーヴェイ2011
ケルトンが2020#5で言及
インフレには需要インフレとコストプッシュインフレ(石油ショック等)があり、前者の需要インフレは日米は起きません。なぜなら需要にすぐ対応できるからです。運転手が儲かるなら増やせます。マスク不足もなども増産で対応可能。ただしデフレが続くと供給能力が毀損されそれが真の危機を招聘します。
返信削除compulsory savings box keynes david law cartoon
返信削除Here is the U.S. Treasury summarizing Keynes' "How to Pay for the War." It was about (1) containing any inflationary pressure and (2) a just transition to make sure the benefits did not flow to the top. Exactly the right priorities for a #GreenNewDeal
返信削除ケインズの "How to Pay for the War "を米国財務省がまとめたものです。それは、(1)インフレ圧力を抑えること、(2)利益が上層部に流れないようにするための正当な移行、というものでした。まさに、#GreenNewDealのための正しい優先順位です。
https://twitter.com/stephaniekelton/status/1072565935326810112?s=21
The outstanding merits claimed by Mr. Keynes for his
plan are (1) that it would avoidđ inflation and so keep
down the money oost of the war, and (2) that it would place
the war debt in the hande of the same persons who had made
the war saorifices. If the plan or some equivalent of it
1s not adopted, Mr. Keynes oontends (1) thet the total war
cost will be increased greatly by inflation, and (2) that
the war debt will represent prinoipally saorifices made by
the working olass, but will be held prinoipally by the
upper-inoome olass -- 1.e., that one ola88 vill have been
rewerded for the saorifioes of another.
ケインズ氏が主張する彼の計画の優れたメリットは
ケインズ氏が主張する彼の計画の優れた点は、(1)đインフレを回避して、戦争で発生するお金を抑えることができる。
その理由は、(1)インフレーションを回避して、戦争で発生するお金を抑えることができるから、(2)
2)戦争の負債を、戦争の財源を作った人と同じ人の手に渡すことができる。
この計画またはそれに相当するものがあれば この計画、あるいはそれに相当するものが採用されなければ
ケインズ氏は、この計画またはそれに相当するものが採用されない場合、(1)インフレによって総戦費が大幅に増加する。
インフレで総戦費が大幅に増加する。
2)戦争債務は主に労働者階級によって作られた節約品であるが
2)戦争の負債は、労働者階級が作ったお金であることがほとんどであるが、上流階級が持っていることがほとんどである。
2)戦争債務は、労働者階級によって作られたサオリファイスのほとんどを占めるが、それ以上の階級によってほとんど保持される。
それは、ある人が他の人の犠牲のために再調達したということです。
www.DeepL.com/Translator(無料版)で翻訳しました。
https://love-and-theft-2014.blogspot.com/2021/10/erwin-rothbarth-19231940.html
返信削除PDF
core.ac.uk/download/pdf/229776575.pdf
075-110 05 経済研究所年報 第49号【小口】.indd - CORE
20)」と述べて,ケインズ(Keynes, J. M.)の『戦費調達論(1940)』と上述したイ ... 彼は,ロスバース(Rothbarth, E.)という当時27歳のドイツ人難民の研究者.
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core.ac.uk/download/236020866.pdf
M. カレツキの学説史的位置と - CORE
の特質をめぐるケインズとカレツキの比較を中心に若干の考察がなされて. いるので,本稿では, ... (Erwin Rothbarth)と知り合い、互いにつよい学問的刺激をうけた(文献
Erwin Rothbarth - 1923~1940
https://love-and-theft-2014.blogspot.com/2021/10/erwin-rothbarth-19231940.html
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20)」と述べて,ケインズ(Keynes, J. M.)の『戦費調達論(1940)』と上述したイ ... 彼は,ロスバース(Rothbarth, E.)という当時27歳のドイツ人難民の研究者.
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の特質をめぐるケインズとカレツキの比較を中心に若干の考察がなされて. いるので,本稿では, ... (Erwin Rothbarth)と知り合い、互いにつよい学問的刺激をうけた(文献