2020年5月22日金曜日

ラーナー再考 Lerner:メモ


ラーナー1944再考
https://freeassociations2020.blogspot.com/2020/05/lerner.html @
公共経済学 ラーナー関連 1944#3
https://freeassociations2020.blogspot.com/2020/05/blog-post_8.html

アバ・P・ラーナー (Abba P. Lerner), 1903-1982
https://nam-students.blogspot.com/2019/03/abba-p-lerner-1903-1982.html

経済成長と分配理論 カルドア(&ラーナー)
http://nam-students.blogspot.jp/2017/07/blog-post_29.html 
ラーナー1943
https://freeassociations2020.blogspot.com/2020/05/functional-finance-and-federal-debt.html

財政出動における真水とは?
https://freeassociations2020.blogspot.com/2020/05/blog-post_33.html




⁦‪@txc_31‬⁩
【ミクロ】★ラーナーの独占度

・価格から限界費用を差し引いた値(P-MC)に対する価格の比率

・大きくなるほど独占が強い

・需要の価格弾力性の逆数
(L = 1/e)
2020/05/25 18:03

https://twitter.com/txc_31/status/1264844578936348672?s=21

MMT・政府紙幣推進・ヘリマネ派bot
⁦‪@rifureha‬⁩
ラーナーの『雇用の経済学』の第一章を思い出してください。そこには、〈景気振興のための政府支出のためのカネは、どこからくるのか? それは印刷機からくるべきなのだ!(中略)租税や 国債からくるのではない。租税や国債は、ただ総支出(総需要)を調節するための手段でしかないのだ〉
2020/05/26 20:45
https://twitter.com/rifureha/status/1265247605006557191?s=21

追記:
ラーナーの対抗投機は政府による最低価格保証なので(邦訳#4:77頁)、最低賃金を保証するJGP雇用保証プログラムに発想が近い。無論万能ではない(#15:259頁)。
邦訳付属の索引は不完全。

109,111頁:
msb = vmp= mpr = mpc = vmf = msc
[社会的限界利益=限界生産物の価値=私的限界収入=私的限界費用=限界要因の価値=社会的限界費用)

                 厚 生 方 程 式
  ┏━━━━━完全に中央集権的な経済によって直接的に等しくされる。━━━━━┓
  ┃   分権的ではあるが集産主義的な経済の「原則」によって等しくされる。 ┃
  ┃        ┏━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━┓      ┃
msb社会的  = vmp限界生 = mpr私的 = mpc私的 = vmf限界要 = msc社会的
限界利益     産物の価値  限界収入   限界費用   因の価値   限界費用
       (1)      (2)      (3)     (4)       (5)
    生産された財  生産物の販売に  利潤の  生産要因の購
    費の最適配分  おける完全競争  極大化  入における完
                          全競争

          (5)以上の四個の方程式が要因の二者択一的な用途で満たされるので、
          二者択一的な諸用途においてvmf限界要因の価値=msb社会的限界利益である。
 


             厚 生 方 程 式
 ┏━━━完全に中央集権的な経済によって直接的に等しくされる━━━┓
 ┃分権的ではあるが集産主義的な経済の「原則によって等しくされる┃
 ┃      ┏━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━┓    ┃
msb社会的  = vmp限界生  =  mpr私的  =  mpc私的  =  vmf限界要  =  msc社会
限界利益   産物の価値 限界収入  限界費用  因の価値 的限界費用
      (1)      (2)      (3)      (4)      (5)

 生産された財  生産物の販売に  利潤の  生産要因の購
 費の最適配分  おける完全競争  極大化  入における完
                       全競争

  (5)以上の四個の方程式が要因の二者択一的な用途で満たされるので、
二者択一的な諸用途においてvmf限界要因の価値=msb社会的限界利益である。


厚生方程式


完全に中央集権的な経済によって直接的に等しくされる。☆

分権的ではあるが集産主義的な経済の「原則によって等しくされる。☆☆

msb社会的限界利益☆
(1)生産された財費の最適配分
vmp限界生産物の価値☆☆
(2)生産物の販売における完全競争
mpr私的限界収入
(3)利潤の極大化
mpc私的限界費用
(4)生産要因の購入における完全競争
vmf限界要因の価値☆☆
(5)以上の四個の方程式が要因の二者択一的な用途で満たされるので、二者択一的な諸用途においてvmf=msbである。
msc社会的限界費用☆


もしこれらの五個の条件が満たされれば、相異なる諸生産物のあいだの諸要因の最適配分が資本主義経済にお
いて達成されるのである。

msb社会的限界利益 = vmp限界生産物の価値= mpr私的限界収入 = mpc私的限界費用= vmf限界要因の価値 = msc社会的限界費用
M限界代替率199

ac average cost 平均費用
af average quantity of factor 平均生産要因数量
afc average fixed cost 平均固定費用
ap average product 平均生産物
apc average private cost 私的平均費用
apr average private revenue 私的平均収入
ar average revenue 平均収入
avcaverage variable cost 平均可変費用
ed elasticity of demand 需要の弾力性
es elasticity of supply 供給の弾力性
composite factor 合成生産要因
marginal substitutability 限界代替率
mc marginal cost 限界費用
mei  marginal efficienay of investment 投資の限界効率
mf marginal quantity of factor 限界生産要因数量
mp marginal product 限界生産物
mpc marginal private cost 私的限界費用4
mpr marginał private revenue 限界私的収入3
mr marginal revenue 限界収入
msb marginal social benefit 社会的限界利益1
msc marginal social cost 社会的限界費用6
composite product 合成生産物
p price (of the product) (生産物の)価格 
pf price of the factor 生産要因の価格
vap value of the average product 平均生産物の価値值
vmf value of the marginal quamtity of factor 限界生産要因数量の価値5
vmp value of marginal product 限界生産物の価値2
e? elesticity of substitution 代替の弾力性



ラーナー1944は本文#5及び脚注でトロツキーを引用している
以下《》部分

邦訳86,99頁


危機に立つソヴィエト経済

   計画経済の条件と方法

 計画を立案し、実施するのはいかなる機関か? 計画をチェックし、調整する方法とは何か? 計画成功の条件とは何か?

 この関連で、3つのシステムを簡単に分析しなければならない。(1)専門的な国家機関、すなわち中央と地方における計画委員会の階層システム。(2)市場的調整のシステムとしての商業。(3)経済機構に対する大衆の生きた働きかけのシステムとしてのソヴィエト民主主義。

 《もしラプラスの科学的空想が画き出したような普遍的知性、すなわち自然と社会のすべての過程を同時に記録し、それらの運動の発展力学を測定し、その相互作用の結果を予測することができる知性が存在するならば、もちろん、このような知性は、小麦の播種面積から始まってシャツのボタンに至るまで、誤りのない完璧な経済計画を先験的に策定できるだろう。官僚は、自分たちこそがそうした知性を備えているとしばしば思い込む。だからこそ、官僚は市場とソヴィエト民主主義からいとも簡単に自らを解き放ってしまうのである。》だが、実際には、官僚は自らの知的資源の評価においてひどく誤っている。計画策定の実際の過程において、資本主義ロシアから受け継いだ均衡(それを不均衡と言うことも同じように正当である)、および現代資本主義国の経済構造の与件、最後にソヴィエト経済それ自身の成功と失敗の経験に必然的に依拠せざるをえない。だが、これらの諸要素の最も正しい組合わせさえ、はなはだ不完全な骨組みを打ち立てることができるにすぎない。

 《国営経済と私的経済への、集団的経済と個人的経済への無数の生きた参加者は、計画委員会の統計計量を通じてだけでなく、需要と供給の直接的圧力を通じても、自らの要求とその相対的強さを表明するに違いない。計画は、市場を通じて検証され、かなりの程度市場を通じて実現される。市場自身の調整は、市場メカニズムを通じて発揮される諸傾向に依存する。当局が前もって立てた計画は、商業計算を通じてその経済的合目的性を証明しなければならない。》


 《経済計算は、市場関係を欠いてはありえない。》


cruel.
Perhaps of greater lasting impact was his development of the principles of "functional finance" (1941, 1943, 1944, 1948, 1951, 1961, 1973), which argued that government policy should be designed to obtain full employment output and price stability regardless of whether it increased or decreased public debt. He was an effective debunker of the the idea of the "burden of the debt" and "crowding out" arguments commonly used against deficit spending. Lerner's propositions initially shocked even John Maynard Keynes himself - although he eventually embraced them fully. As Keynes wrote, "[Lerner's] argument is impeccable, but heaven help anyone who tries [to] put it across to the plain man at this stage of the evolution of our ideas." (Keynes to Meade, April 1943).

これは,公的債務の増減にかかわらず,政府の政策は完全な雇用生産と物価の安定を得るように設計されるべきであると主張したものである。ラーナーは、赤字支出に対して一般的に用いられている「債務の負担」や「クラウドアウト」という考え方を効果的に論破した人物である。ラーナーの提案は、当初はジョン・メイナード・ケインズ自身にも衝撃を与えたが、最終的には完全に受け入れた。 ケインズが書いたように、「[ラーナーの]議論は非の打ちどころがないが、我々の考えの進化のこの段階で、それを平凡な人間に伝えようとする者は、誰でも天の助けを借りる」(ケインズからミードへの手紙、4月)。ケインズからミードへ、1943 年 4 月)。

ラーナー、サミュエルソン関連論考 木村
https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/66280/1/kronso_175_4_377.pdf



同心円状の無差別曲線
至福状態Z
1934aラーナー


1964サミュエルソンのラーナーへの誕生祝い論考
著作集9

ヴィックリー1961冒頭で言及される
統制の経済学#3

  #3が有名だが#4をヴィックリーは指していると思う

https://books.google.co.jp/books?hl=ja&id=i3N2xgEACAAJ&dq=The+Economics+of+Control%3A+Principles+of+Welfare+Economics&focus=searchwithinvolume&q=counter

counterspeculation
反対投機、対抗投機…

以下は投機対抗


アバ・P・ラーナー (Abba P. Lerner), 1903-1982.



 パレート派理論への大きな貢献もあって、かれはオスカール・ランゲとともに「社会主義計算論争」 (1934, 1935, 1936, 1937, 1938, 1944) に加わった。ラーナーは、P=MC ルールにしたがって効率性を高めるべきだと論じ、これは社会主義だろうと自由市場だろうと実現できるのだと述べた。そして結果として、社会計画者が左右できるのは、所得の最初の分配だけなのだ、と強調し、結果として生じる配分は完全競争市場以上の効率性は実現できないという。ラーナーは、パレート派一般均衡系の美しさと効率性を確信していた――だがそれが理想論でしかなくめったに実現されないものだと認識できるほどには正気だった――したがって社会主義にも一理あるというわけだ。だがこれについてあまり教条主義的ではなかった。ラーナーは経済民主主義と消費者の選択の重要性を信じていて、民間企業のほうが効率が高いとわかれば、社会主義経済のどんな産業でも民間企業に任せるべきだと論じた。
 ラーナーは無駄が嫌いだった――リソースのアロケーションまちがいは無駄だが、それよりはるかに大きな無駄は失業だ。1936 年に、ラーナーはケインズ『一般理論』について最初期にしてもっとも見事な書評を書き、 ケインズの系を見事に完結させた。これについては1939年と 1952年にもとりあげている。ケインズの投資と貯蓄の分析 (1937, 1938, 1939, 1944) は明解で、特に資本の利用者費用の概念を明確にして、資本の限界生産性と投資の限界効率との関係を示すことで (1936-7, 1943, 1953)、当時吹き荒れていた流動性選好-融資可能資金論争の解決に役立ったし、投資理論 も大幅に明確にした。
 もっと長期的で大きな影響としては、「機能的金融 (functional finance)」の原理を展開したことだ (1941, 1943, 1944, 1948, 1951, 1961, 1973)。この理論では、政府政策は完全雇用の産出と物価安定を実現するよう設計されるべきで、それが公的債務を増やすか減らすかは気にするべきでないと論じている。彼は赤字歳出に対してしばしば持ち出される、「債務負担」だの「クラウディングアウト」だのという発想を見事につぶして見せた。ラーナーの提案には、当初は当のジョン・メイナード・ケインズすら驚いた――が、やがてケインズはラーナーの議論を完全に受け入れるようになった。ケインズによればラーナーの「議論は完全無欠だが、われわれのアイデアの現在の発展段階でそれを一般人に認めさせようとするなら天の助けが必要だ」 (Keynes to Meade, April 1943) とのこと。
 貿易、福祉、社会主義、ケインズ理論に関する研究の集大成として、大作 The Economics of Control (1944) が生まれた。古い主題が統合されて、刷新された――特にP=MC 効率性ルールと、機能的金融の原理がそうだ。この本で、新しいアイデアも導入された。外国為替市場における政策と変動為替レートによる投機対抗の考え方、貿易安定の「マーシャル=ラーナー条件」、「最適通貨圏」の発想、そして最も有名かもしれないのが「所得の最適分配」だ。これは所得の平等な分配が最適だと論じるため、「平等な無知」の想定を活用した議論だ。これはミルトン・フリードマンとの論争につながった。
 1944 年以降、ラーナーは純粋経済理論から離れて経済政策に向かった。ただし例外はいくつかある――特に、ケインズ理論の完成に関する 1952 年論文と、大胆な 1962 年論文における、ミクロ経済学とマクロ経済学の驚異的な「統合」だ。これまた大きな例外は、インフレに関する驚くべき業績だ。ラーナーは 新ケインズ派理論におけるインフレ を説明する重要性に初めて気がついた人物かもしれない。そして驚異的な論文や著書 (1944, 1947, 1949, 1951, 1972) で分析を提示している。特に彼は、「売り手インフレ」という概念を導入した。これは「コストプッシュ」型インフレの一般形で、これは後にシドニー・ワイントラウブ と ポストケインズ派の核心となる。インフレの分析においてラーナーは時代をかなり先取りしていた。スタグフレーションの可能性や、フィリップス曲線における失業とインフレのトレードオフ、彼が「高い完全雇用」と呼んだもの(フリードマン自然失業率の先取りだ)、期待インフレと予想外のインフレとの影響のちがい、暗黙契約理論などをすべて指摘しており、しかもそうした概念が他で採り上げられるよりずっと早かった。
 ラーナーは、目新しい政策提言も山ほどもっていた。たとえばインフレの分析から、早い時期に所得政策を支持し (1947)、後にその驚異的な「市場反インフレ計画」 (MAP, 1980) が登場した。MAP は一種のバウチャー制を作ることでインフレのコストを「内部化」しようとするものだ。企業はある年の売り上げが総目標に到達しなければ、バウチャーを追加で買って売り上げを増やし、売り上げが目標を超えてしまった企業は、バウチャーを売り払う。この仕組みのツボは、市場の部分だ。もし企業がどうしても売り上げを増やしたければ公開市場で目標以下で売却をしている企業から追加バウチャーを買えばいい。こうして市場をインフレプロセスそのものにまで拡張することで、インフレの外部性を内部化できるだけでなく、総需要をうまくコントロールしつつ事業家活動の個人のダイナミズムを失うこともない、とラーナーは論じた。


加に対しても同じように敏感である、と仮定する。LたL
的な結論は依然として有効である。所得の最適な分配はその平等な分配であるという結論を否認する
ことは、その基礎となっている諸仮定を認めないと同じように公平でもないし科学的でもない。


#4
第四章 非統制経済にかける所得の分配と財貨の配分
所得の大きな不平等は欠乏をつくり出す。したがってこれは厚生に対しては欠乏をみたす手段の破
壊と同じように悪い効果を与える。無知やある種の形態の広告および独占は財貨の配分をゆがめる。
独占は相対価格と限界機会費用との均等を破壊するので、Mは相異なる財貨のあいだで均等にされな
い。政府の作付け制限計画や二重価格スタンプ計画は、農民やその他の人々を援助するおかげで財貨
の最適配分を妨害する。直接的な授助は財貨の適配分を妨害しないであろうから、すべての人にと
っていっそうよいであろう。割当制度は、富裕な人が高値で買付けて貧しい人を追いやることを防止
するための迂回的な仕方であるから、財貨の最適配分を犠牲にするのである。すべてのこれらの利益
は購買力の全般的な割当によって、このような損失をせずに獲得することができる。財貨の最良の利

用に対する独占的干渉には反対投機で対抗することができる。


反対投機なる訳語





参考:
ヘンリー・ジョージ(1839~1897)
ヴィックリー(1914~1996)
ポズナー&ワイル ラディカル・マーケット
https://freeassociations2020.blogspot.com/2020/05/20191220-httpstoyokeizai.html
NAMs出版プロジェクト: 安田洋祐 - Wikipedia オークション理論
http://nam-students.blogspot.jp/2016/10/wikipedia_16.html


http://www.columbia.edu/dlc/wp/econ/vickrey.html :
Vickrey, William. 1996. 15 Fatal Fallacies of Financial Fundamentalism
https://nam-students.blogspot.com/2019/11/vickrey-william-1996-15-fatal-fallacies.html


ノーベル賞を取ったのはこちら

(COUNTERSPECULATION は 反投機ではなく、投機への対抗措置と訳される)


(Cf. Lerner's, 1944, discussion of “counter-speculation” in his socialist economy.) Leaving aside well known requirements for the existence of futures markets (homogeneous or easily graded products, etc.), the question is: in a socialist economy, who would speculate, with whose funds, and under what incentive structure?
https://books.google.co.jp › books
Economics of Control. Most of Lerner's innovations in microeconomics and international trade theory were so basic and so useful that they promptly became integral parts of every ... One gets a glimpse of that by looking at his almost unknown proposal of how to counter OPEC's raising of the price of oil (Lerner, 1980).
John Eatwell, ‎Murray Milgate, ‎Peter Newman - 1990 - ‎プレビュー - ‎他の版
https://books.google.co.jp › books
This review article, of Abba P. Lerner's The Economics of Control: Principles of Welfare Economics(New York: The Macmillan Company, 1944), was, Keynes told ... Professor Hayek, in The Road to Serfdom [ London: Routledge, 1944], leads a counter-revolution, the main purpose of which is twofold: first, to reassert the ...
Susan Howson - 2014 - ‎プレビュー - ‎他の版
Others, however, counter that the problems in the financial sector were systemic and that Lehman Brothers' collapse was more a symptom than a cause of that weakness. ... Lerner distinguished himself as a student, though it took until 1944 to complete his doctoral thesis, titled “The Economics of Control: Principles of Welfare ...
In his Economics of Control, A. P. Lerner threw out an interesting suggestion that where markets are imperfectly competitive, a state agency, through “counterspeculation,” might be able to ... 8–37. resources without being as prejudicial to the interests of sellers 3: Counter speculation, Auctions, and Competitive Sealed Tenders.
William Vickrey, ‎Richard Arnott, ‎Anthony B. Atkinson - 1997 - ‎プレビュー - ‎他の版













VICKREY - 1961 - WILEY ONLINE LIBRARY


onlinelibrary.wiley.com/.../j.1540-6261.1961.tb02789....
COUNTERSPECULATION, AUCTIONS, AND COMPETITIVE SEALED TENDERS . William Vickrey. Columbia University.

https://www.cs.princeton.edu/courses/archive/spr09/cos444/papers/vickrey61.pdf

なんとラーナー統制の経済学から論が始まる


論文は1961年に発表された。タイトルは「投機への対抗措置、オークション、競争的封入入札」というもので、すぐに忘れられるだろうと思われた。しかし、10年後に再発見される。ヴィックリーの論文は、社会の問題を解決するオークションの力を示した最初の研究であり、「メカニズムデザイン」と呼ばれる経済学の領域を切り拓くことにつながって、1996年にノーベル賞を受賞した。




COUNTERSPECULATION, AUCTIONS, AND
COMPETITIVE SEALED TENDERS
WILLIAM VICKREY
Columbia University
IN HIS Economics of Control, A. P. Lerner threw out an interesting
suggestion that where markets are imperfectly competitive, a state
agency, through “counterspeculation," might be able to create the
conditions whereby the marginal conditions for efficient resource
allocation could be maintained. Unfortunately, it was not made clear
just how this counterspeculation was to be carried out, and to many
this term denotes just one more of the empty boxes that rattle
around in the economist's cupboard of ideas. And there appears to
have been, in the years since Economics of Control first appeared,
no attempt to examine critically just what this intriguingly labeled
box might in fact contain.
In Section I this counterspeculation box will be further examined;
it turns out that most of the devices that most immediately suggest
themselves under this heading prove to be inordinately expensive in
terms of their demands on the fiscal resources of the state relative to
the net benefits to be realized, at least where the commodity in ques-
tion is finely divisible. The other extreme case, where there is only a
single indivisible item to be allocated, is examined in Section II; in
this case the possibilities for reaching an optimum solution in a mar-
ket with a limited number of participants become considerably
brighter: the common or progressive type of auction can be shown
to provide better chances for optimal allocation than the regressive
or "Dutch" auction. The implications of these findings for the inore
significant cases where contracts are let or sales made by competitive
bids or tenders are examined in Section III; the analysis reveals a
likelihood that certain modifications of current practices in these
areas, more specifically by making the award price equal to the
second highest (or lowest) bid price rather than the highest bid
price, might prove generally beneficial in improving the allocation of
resources without being as prejudicial to the interests of sellers (or
buyers) as might at first seem to be the case. Section IV deals with
the somewhat more complicated and general class of cases where
there are several identical items to be auctioned, and Section V deals
with the application of the concepts derived in Section IV to the sale
6.


8

of a number of identical units under sealed-bid conditions; it turns
out that here, too, significant gains can be expected from certain
departures from currently prevalent practices.
I. THE EXCLUSIVE PUBLIC MARKETING AGENCY
To simplify the problem, let us consider the simple case of a
standardized commodity in which the only imperfection in the mar-
ket consists of the fact that either buyers or sellers or both are too
few in number to ignore the repercussions of their actions on the
market price but are either too numerous, too naïve, or too isolated
from each other to engage in any overtly or tacitly concerted action.
We will also assume that the individual marginal-cost and marginal-
value curves of the sellers and buyers are well defined and have
moderate positive and negative slopes, respectively. The normal
result in such a case is that less than the optimal quantity will be pro-
duced and sold, and this will be true even though a "countervailing
power" type of balance between buyers and sellers maintains the
price at the same level as would result under strictly competitive
conditions.
Let us now assume that there is established an exclusive public
marketing agency to which all sales of this commodity must be made
and from which all supplies of the commodity must be bought. A
simple solution to the problem would be available if the public mar-
keting agency could determine with confidence what the equilibrium
competitive price would be and could then establish this price for its
purchases and sales in such a way that neither buyers nor sellers
could expect to have any influence over it. This price would then be
a fixed datum to buyers and sellers, and competitive behavior could
be expected. This is, indeed, the type of solution that comes most
readily to mind on first meeting up with the concept of "counter-
speculation."
The trouble with this as a workable solution is that much of the
,,

information that the marketing agency would need in determining
the competitive equilibrium price would have to come from reports
and actions of buyers and sellers, who would have an incentive to un-
derstate prospective demands and supplies or to curtail their actual
sales and purchases in the hope of inducing the marketing agency to
change the price in their favor. In a static situation, a marketing
agency might conc;eivably manage not to be misled by such misinfor-
mation and to wit hstand the blackmail of curtailments in purchases
or sales. But in a dynamic situation, where the equilibrium price is

continually changing, it would be much more difficult to ascertain the



反論、オークション、および
競争力のある密封された入札者
ウィリアム・ヴィクレイ
コロンビア大学
HIS Economics of Controlでは、A。P. Lernerが興味深い
市場が不完全に競争している場合、国家
代理店は、「反投機」を通じて、
効率的なリソースの限界条件
割り当てを維持できます。残念ながら、それは明らかにされませんでした
この反投機をどのように実行するか、そして多くの人に
この用語は、ガタガタと鳴る空の箱のもう1つ
エコノミストの食器棚の中の周りに。そして、
制御経済学が最初に登場して以来、
これが興味をそそられてラベル付けされたものだけを批判的に検討する試みはありません
箱は実際に含むかもしれません。
セクションIでは、この反投機ボックスについてさらに検討します。
ほとんどのデバイスがすぐに提案することがわかります
この見出しの下の彼ら自身は
国家の財政資源に対する彼らの要求の条件
実現する正味の利益、少なくとも商品が
細かく分割できます。もう1つの極端なケースでは、
割り振られる単一の不可分な項目は、セクションIIで検討されます。に
この場合、市場で最適なソリューションに到達する可能性
参加者が限られた人数でかなり
より明るく:一般的またはプログレッシブタイプのオークションを表示できます
回帰よりも最適な割り当ての可能性を高めるため
または「オランダ語」オークション。これらの調査結果がイノアに及ぼす影響
契約が認められている重要なケース、または競合他社による販売
入札または入札はセクションIIIで検討されます。分析により、
これらの現在の慣行の特定の変更の可能性
エリア、より具体的には、落札価格を
最高入札額ではなく2番目に高い(または最低の)入札価格
価格は、一般的に割り当ての改善に有益であると判明するかもしれません
販売者の利益を害することのないリソース(または
バイヤー)最初はそうかもしれないように。セクションIVは
やや複雑で一般的なクラスのケース
オークションにかけられる同一のアイテムがいくつかあり、セクションVの取引
セクションIVで導出された概念を販売に適用して
6。
8
密閉入札条件下での同一のユニットの数;曲がる
ここでも、特定の
現在普及している慣行からの逸脱。
I.排他的なパブリックマーケティング代理店
問題を単純化するために、単純なケースを考えてみましょう
市場で唯一の欠陥である標準化された商品
ケットは、買い手または売り手、あるいはその両方があまりにも
少数の数は彼らに対する彼らの行動の影響を無視します
市場価格だが、多すぎる、ナイーブすぎる、または孤立しすぎる
お互いから、あからさまにまたは暗黙にコンサートされた行動に従事する。
また、個々の限界費用と限界費用
売り手と買い手の価値曲線は明確に定義されており、
中程度の正と負の勾配。普通
そのような場合の結果は、最適な量よりも少なくなることがプロ
誘導販売され、これは「相殺
買い手と売り手のバランスのタイプは維持します
厳格な競争下での結果と同じレベルの価格
条件。
今、排他的な公衆が設立されていると仮定しましょう
この商品のすべての販売を行う必要があるマーケティング代理店
そしてそこから商品のすべての供給を購入する必要があります。あ
この問題の簡単な解決策は、もし公衆が
ケティング機関は、どのような均衡が
競争力のある価格は、この価格を確立し、
購入者も販売者もいない方法での購入と販売
それに何らかの影響を与えると期待できます。この価格は
バイヤーとセラーへの固定データ、そして競争行動は
予想された。これは、確かに、ほとんどの種類のソリューションです
「対抗」の概念と最初に会うときにすぐに思い浮かぶ
投機。"
実行可能なソリューションとしてのこれの問題は、
、、
マーケティング代理店が決定する際に必要となる情報
競争力のある平衡価格はレポートから取得する必要があります
そして、買い手と売り手の行動。
将来の需要と供給を控えめにするか、または実際の削減
マーケティング代理店を誘導することを望んで販売および購入
彼らの好意で価格を変更します。静的な状況では、マーケティング
代理店は同意するかもしれません;おそらくそのような誤解に惑わされないように管理することができます-
購入と購入制限の恐喝を理解する
または販売。しかし、平衡価格が

絶えず変化しているので、


統制の経済学#3が論点らしい

https://www.google.com/search?tbm=bks&q=lerner+vickley

Markets
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In other words, Lerner's analysis had suggested to Vickrey that active efforts might be required to gather diffuse information together in one place. In both papers, Vickrey had expressed a novel concern: economists who had hoped to assist the ...
Armin Beverungen, ‎Philip Mirowski, ‎Edward Nik-Khah - 2019 - ‎プレビュー - ‎他の版



https://books.google.com/books/about/Arrow_and_the_Foundations_of_the_Theory.html?hl=ja&id=ofWvCwAAQBAJ


Arrow and the Foundations of the Theory of Economic Policy
https://books.google.co.jp › books

... ++(0)–p, =(1-2p)/330 when p> 1/2, (i-1,2,3) 4 LERNER'S WAY It is taking a liberty to write Lerner-Vickrey-Samuelson. Abba Lerner's famous Chapter 3 in Economics of Control does not make out the case for equality of allocations in quite the ...
George R. Feiwel - 2016 - ‎プレ





件名: Essays in Contemporary Fields of Economics: In Honor of Emanuel T. Weiler ... - Google ブックス

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Essays in Contemporary Fields of Economics: In Honor of Emanuel T ...
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However, it remained for Vickrey (1961) to propose a scheme for operationalizing Lerner's concept of "counterspeculation"; this scheme has since been recognized as an example of an incentive compatible mechanism conceptually akin to the ...
James Patrick Quirk, ‎George Horwich, ‎James P. Quirk - 1981 - ‎プレビュー - ‎他の版


サミュエルソン1964も参照



#1
社会主義の基本的な目的は、私有財産制度の廃止ではなくて民主主義の拡張である。

#3
第三章 所得の最適分配
諸価格が変動するとしても、貨幣所得はつねに実露所得を表わすために用いることができる。貨幣
所得の最適分配に対する基準を得るためには、根異なる人々は類似の満足を享受すると仮定しなけれ
ばならない。 所得の限界効用逓減の原理が全般的に適用されることをもまた仮定しなければならない。
所得の限界効用の均等化によっては総満足の極大化はできない、しかしながら、蓋然的な総満足の麺
大が均等な所得の分配にまって得られる。補完関係および非合理性から生ずる複雑さは一般的結論を
左右しない。所得を享楽する能力の経験による獲得は、急激にするよりもむしろ徐々におとなう所得
の均等化を擁護するための議論となるでもあろう。利欲心が所得のより大きい享楽量を示すならば
不平等な所得の分配が最適な分配となるであろう。しかし、もう一つの理由のためになされなければ
ならない譲歩もまたとの点に対応する答えであろう。またわれわれの議論は、満足はその人自身の所
得からだけ引き出されると仮定する。われわれの議論はまた、各個人は所得の減少に対してもまた増
加に対しても同じように敏感である、と仮定する。しかし、これらの仮定が是認されなくても、一般
的な結論は依然として有効である。所得の最適な分配はその平等な分配であるという結論を否認する
ことは、その基礎となっている諸仮定を認めないと同じように公平でもないし科学的でもない。


第四章非統制経済における所得の
分配と財貨の配分
弥得の大きな不平等は欠乏をつくり出す。したがってこれは厚生に対しては欠乏をみたす手段の破

と同じように悪い効果を与える。無知やある種の形態の広告および独占は計貨の配分をゆがめる




経済論叢(京都大学)第175巻第4号,2005年4月
アバ・ラーナーと外国貿易(1)-費用条件と需要条件-木村雄一
はじめに
アバ・ラーナ-(AbbaLerner,1903-1982年)は,『統制の経済学-厚生経済学原理』(Lerner[1944])の著者として名高い。それは,副題に「厚生経済学原理」と付されているように,「新厚生経済学」の中心的な考え方である「限界原理」(限界費用-価格)に依拠して,「自由放任」とは異なる「経済的自由主義」としての「統制経済」L)を達成することを目標とした著作であるoしかしながらラーナ-の外国貿易に関する理論的貢献も重要である。なぜなら彼は,経常収支の均衡が回復する「長期」の定常状態に関して,オファ-曲線を用いて輸出税と輸入税の効果は全く同一となることを明らかにし,さらに輸入の弾力性と輸出の弾力性の和が1より大きければ,貿易均衡が安定になることを示したからである。前者は「ラーナ-の対称性の定理」(Lerner[1936]),後者は「マーシャル=ラーナ-の条件」(Lerner[1944])と呼ばれる。こうした外国貿易論に対するラーナ-の貢献は,どのようにして形成されたのであろうか。

i)ラーナ-の「統制の経済学」は「自由放任の経済学」と対峰する意味がこめられているが,「私有財産制度の廃止」を主張する「集産主義」「社会主義」と同じではない。それは,「資本主義経済(私的企業)」と「集産主義経済(集産的な所有と運営)」の利点を取り入れて,「雇用」「独占」「所得の分配」の問題に社会的利益の見地から答えを与えるものであるoLたがってラーナ-は,個人の政治的・経済的自由を認める経済的自由主義の世界観から,民衆の利益や厚生を重視する純粋な集産主義と純粋な資本主義を想定することで,理想的な「統制経済」を目指していた(Lerner[1944]邦訳ト9ページ,桜井[1961])

ーーー
書評:

ラディカル・マーケット 脱・私有財産の世紀: 公正な社会への資本主義と民主主義改革 (日本語) 単行本 – 2019/12/20
https://www.amazon.co.jp/dp/B0828FG9SB/
エリック・A・ポズナー (著), E・グレン・ワイル (著), 安田 洋祐 (翻訳), 遠藤 真美 (翻訳)

本書全体(特に前半)はヴィックリー(1914~1996)に捧げられている
ただし後半部はヴィックリーが換骨奪胎されているので
本書を読んでもヴィックリーについてはわからない
以下は補足する意味でヴィックリーについて述べる

ヴィックリーはノーベル賞を取った唯一のポストケインズ派経済学者(byラヴォア)
ただし受賞理由はオークション理論への貢献だ
1961年のオークション論文は2位価格オークションを復活させた

二位価格は正直な評価を引き出しやすいらしい
川越敏司『マーケット・デザイン 』2010に分かりやすい解説がある(ゲーテの事例を紹介)
ちなみに岡本英男が論考しているヴィックリー1996年論考がMMTに近い

ただし1961年のオークション論文、ノーベル賞受賞論文でも冒頭でラーナー(MMT開祖)に触れている


タイトルにあるcounterspeculation=対抗投機,反対投機,をラーナーのように国家ではなく
市場取引方法に内在させようとしたのがヴィックリーだ
(ヴィックリーはよく誤解されるが制度学派コースが新自由主義者と誤解されるのに似ている)
本書はヴィックリーへのヘンリー・ジョージ(『進歩と貧困』)の影響を詳述している部分が貴重だ(Ch.1)
ヘンリー・ジョージはゲゼルの自由土地のアイデアに影響を与えた
マルクスはジョージをブルジョア的だと批判したが
持たざる者は持った時の対処をあらかじめ知っておくべきだろう
MMTerレイが土地ではなく住居空間体積に課税せよと言っているのはジョージを反面教師に
しいるのかも知れない

参考:
ラヴォア『ポストケインズ派経済学入門』2008/7 
 COUNTERSPECULATION, AUCTIONS, AND COMPETITIVE SEALED TENDERS . William Vickrey. Columbia University. 1961 
(本書では「投機への対抗措置、オークション、競争的封入入札」と訳される)
 川越敏司『マーケット・デザイン 』2010 
Fatal Fallacies of Financial Fundamentalism Vickrey, William. 1996. 15 
岡本英男「完全雇用の財政学― ウィリアム・ヴィックリーの完全雇用の経済学の検討 ―」2017

 The Economics of Control: Principles of welfare economics, 1944. A.P.Lerner 
邦訳ラーナー『統制の経済学』1961 
ヘンリー・ジョージ『進歩と貧困』原著1879
ゲゼル『自然的経済秩序』原著1914~
マルクス『資本論に関する手紙』下
レイ『MMT現代貨幣理論入門』2019

22 件のコメント:

  1. mica,N.S.I,pp.177-197.Samuelson,P.[1948]"InternationalTradeandtheEqualizationofFactorPrices,"EconomicJournal,43,pp.163-184.(高山鹿訳「国際貿易と要素価格の均等化」『サミュエルソン経済学体系5』勤葦書房,1983年)。[1949]"internationalFactor-PriceEqualisationOnceAgain,"EconomicJournal,59,pp.181-197.(高山底訳「国際要素価格均等化再考」『サミュエルソン経済学体系5』勤草書房,1983年)。[1956]"SocialIndifferenceCurve,"TheQuarterlyJournalofEcont)mics,pp.卜22.(酒井泰弘訳「社会無差別曲線」『サミュエルソン経済学体系7』勃草書房,1991

    年)0[1964]"A.P.LerneratSixty,"ReviewofEconomicStudies,31,pp.169-178.(太田誠訳「60歳のA・P・ラーナ-」『サミュエルソン経済学体系9』勤葦書房,1979年)。

    [1971]"OhlinwasRight,"SwedishJournalofEconomics,73,pp.365-384.scitovsky,T.[1984]

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  2. 投機対抗

    アバ・ラーナー (Abba Lerner)
    cruel.org/econthought/profiles/lerner.html
    -キャッシュ
    外国為替市場における政策と変動為替レートによる投機対抗の考え方、貿易安定の「 マーシャル=ラーナー条件」、「最適通貨圏」 ...
    199-212 12 田村正興先生(念).indd(Adobe PDF)
    jww.iss.u-tokyo.ac.jp/jss/pdf/jss6602_199212.pdf
    -キャッシュ
    ... 的財政(functional finance),対抗. 投機(counter speculation)および均等な所得分配の 3 つがラーナーの主な政策提言とな.
    対抗要件とは?|わかりやすく宅建・宅地建物取引士の解説 - フォーサイト
    www.foresight.jp/takken/column/counter-requirement/
    -キャッシュ
    「登記がなくても対抗することができる第三者」とは?
    未指定:ラーナー
    第II部 中国経済論 第4章 農村改革 12. 中国農業 における組織革新(Adobe PDF)
    ir.ide.go.jp/?action=repository...id...
    -キャッシュ
    政府の価格改革. は従来の直接統制から間接統制へ移行したのであり,市場の投機的行為に対. してラーナーのいう対抗投棄 ...
    経済成長と分配理論 カルドア(&アバ・ラーナー) - NAMs出版プロジェクト
    nam-students.blogspot.com/2017/07/blog-post_29.html
    -キャッシュ
    外国為替市場における政策と変動為替レートによる投機対抗の考え方、貿易安定の「 マーシャル=ラーナー ...

    返信削除
  3. "The Economic Steering Wheel", 1941, University Review, Kansas
    "Functional Finance and the Federal Debt", 1943, Social Research.
    "User Cost and Prime User Cost", 1943, AER
    The Economics of Control: Principles of welfare economics, 1944.
    "Interest Theory: Supply and demand for loans or supply and demand for cash?", 1944, RES.
    "Strengthening the Economic Foundations of Democracy", with Oskar Lange, 1944, American Way of Business.
    "Money", 1946, Encyclopaedia Britannica
    "Money as a Creature of the State", 1947, AER.
    "The Burden of the National Debt", 1948, in Income, Employment and Public Policy
    "The Inflationary Process: Some theoretical aspects", 1949, REStat.
    "Fighting Inflation", 1951, REStat
    The Economics of Employment, 1951.
    "Factor Prices and International Trade", 1952, Economica.
    "The Essential Properties of Interest and Money", 1952, QJE.
    "On the Marginal Product of Capital and the Marginal Efficieny of Investment", 1953, JPE.
    ""Consumption-Loan Interest and Money", 1959, JPE
    "On Generalizing the General Theory", 1960, AER.
    "The Burden of the Debt", 1961, REStat.
    "A Note on the Rate of Interest and the Value of Assets", 1961, EJ.
    "The Analysis of Demand", 1962, AER.
    "Macro-Economics and Micro-Economics", 1962, in Nagel, Suppes and Tarski, editors, Logic, Methodology and Philosophy of Science
    "Consumer's Surplus and Micro-Macro", 1963, JPE.
    "Keynesian Economics in the Sixties", 1963, in Lekachman, editor, Keynes' General Theory.
    "On Some Recent Developments in Capital Theory", 1965, AER.
    "Employment Theory and Employment Policy", 1967, AER.
    "The Economist's Can-Opener", 1968, Western EJ.
    "On Optimal Taxes with an Untaxable Sector", 1970, AER.
    Flation: not inflation of prices, not deflation of jobs., 1972.
    ""Money, Debt and Wealth", 1973, in W. Sellekaerts, editor, Econometrics and Economic Theory
    "From the Treatise on Money to the General Theory", 1974, JEL.
    "Principles of Efficient Economic Policy", 1975, in Ben- Shabar, Economics of Efficiency and Growth.
    "Marginal Cost Pricing in the 1930s", 1977, AER.
    "From Pre-Keynes to Post-Keynes", 1977, Social Research.
    "Utilitarian Marginalism", 1978, Eastern EJ.
    "The Scramble for Keynes' Mantle", 1978, JPKE.
    "On Keynes, Policy and Theory: A grumble", 1979, Social Research.
    "A Keynesian on Hayek", 1980, Challenge.
    MAP: A Market Anti-Inflation Plan, with D.Colander, 1980.
    "Paleo-Austrian Capital Theory", 1983, in Colander, editor, Selected Economic Writings of Abba Lerner

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  4. "Factor Prices and International Trade", 1952, Economica.
    "The Essential Properties of Interest and Money", 1952, QJE.

    "Macro-Economics and Micro-Economics", 1962, in Nagel, Suppes and Tarski, editors, Logic, Methodology and Philosophy of Science

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  5. MAP: A Market Anti-Inflation Plan, with D.Colander, 1980.

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  6. ケインズスラッファ
    岡敏弘
    http://www.s.fpu.ac.jp/oka/keynessraffa5.pdf
    ラーナーmoney1952

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  7. Keynes and Employment Policy in the Second World War - Jstor(Adobe PDF)
    www.jstor.org/stable/4538612
    to plan taxation (and so the deficit of the current budget) ahead" (James. Meade to Keynes, April 19, 1943, CW, XXVII, p.
    Keynes, Lerner and the Question of Public Debt(Adobe PDF)
    varoufakis.files.wordpress.com/.../ta-on-debt-paper-1.p...
    -キャッシュ
    an important 25 April 1943 memorandum to James Meade, concerning post-war employment policy,. Keynes comments ...
    Was Keynes a Keynesian or a Lernerian? - jstor(Adobe PDF)
    www.jstor.org/stable/2725382
    into Keynes's view of "Lernerian" policies can be gained from an April 25, 1943 let- ter from Keynes to James Meade.
    Keynes and Employment Policy in the Second World War - Jstor(Adobe PDF)
    www.jstor.org/stable/4538612
    to plan taxation (and so the deficit of the current budget) ahead" (James. Meade to Keynes, April 19, 1943, CW, XXVII, p.
    アバ・ラーナー (Abba Lerner)
    cruel.org/econthought/profiles/lerner.html
    -キャッシュ
    ... の現在の発展段階でそれを一般人に認めさせようとするなら天の助けが必要だ」 ( Keynes to Meade, April 1943) とのこと。

    320
    366邦訳
    27巻

    訳語が変わっている


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  8. 27
    366頁
    天の助け云々

    誰でもそのことは可能なのです

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  9. ラーナー機能的1943評

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  10. 366
    320
    であるように思われます。人々が職を失う傾向があるときに、彼らにもっと飲み、もっと喫煙させるために酒やたば
    こへの課税を減らしたり、またきわめて大きなタイム·ラグがあって短期的な変更がきわめてやっかいな所得税を扱
    ったりすることを、この提案に追加することに私は反対です。
     第二に、不況時に消費の奨励を成功させることは、政治的にも一般人にたいしても、資本支出の奨励を引き起こす
    ことほどには容易ではありません。前者はずっと激しいかたちの赤字予算になります。資本支出は、全部ではないと
    部 しても、少なくとも部分的には自力で埋め合わせられますから、成功させるのがずっと容易です。これらの考えは、
    あなたの現在の思考傾向が要請している緊張の渦中におくものとしては、あまりにも未熟で虚弱なものです
    そのうえ、資本支出は自力で埋め合わせられるというまさにこのことが、予算的にはそれをはるかに好都合なもの
    にしますし、〔またこのことが、〕消費のための赤字予算がもたらす、あるいは、ともかくももたらすと非難されるよ
    うな、予算上の困難の累進的な増大をもたらさないのです。このほか、わが国経済が現在よりもはるかに多くの資本
    財で満たされるまで、赤字支出の期間が資本増大の機会として利用されるというのは、われわれ全員にとっていっそ
    う好ましいことであります。
     最近私は、赤字予算にかんするラーナーの興味深い論文を読みました。そのなかで彼は、時間の経過とともにそれ
    までの債務にたいする利子は、そうでなければ必要になると思われる新規債務にとって代るので、実際には赤字予算
    は国債の無限の増大を意味するものではないということを示しています(もちろん彼は、購買力の断続的な不足より
    も慢性的な不足を考えています)。彼の議論は申し分のないものです。しかし、われわれの考えの現在の進化段階で
    は、市井人にそれを理解させようと試みる人なら誰でもそのことは可能なのです。
                                         敬具



    ラーナー
    機能的財政と連邦債1943

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  11. ケインズ全集27
    邦訳1996

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  12. ラーナー    ヘンリージョージ→ ゲゼル
    ↓        ↓
      ヴィックリー

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  13. JOURNAL ARTICLE
    The Essential Properties of Interest and Money

    Abba P. Lerner
    The Quarterly Journal of Economics
    Vol. 66, No. 2 (May, 1952), pp. 172-193
    Published by: Oxford University Press
    DOI: 10.2307/1882941
    https://www.jstor.org/stable/1882941
    Page Count: 22
    Topics: Interest, Liquidity, Capital investments, Money, Prices, Marginal productivity, Investment rates, Keynesianism, Carrying costs, Cost efficiency
    Give feedback

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  14. His work on trade, welfare, socialism and Keynesian theory culminated in his magnum opus, The Economics of Control (1944). The older themes were integrated and laid out afresh - particularly the efficiency rules and his principles of functional finance. In this book, new ideas were broached: he introduced the idea of counter-speculation in foreign exchange markets as government policy combined with flexible exchange rates, the "Marshall-Lerner" conditions for stability in international trade, the idea of an "optimal currency area" and, perhaps most famously, his "optimal distribution of income", which made use of the "equal ignorance" assumption to argue that equal distribution of income is optimal - a proposition which led to a dispute with Milton Friedman.

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  15.  貿易、福祉、社会主義、ケインズ理論に関する研究の集大成として、大作 The Economics of Control (1944) が生まれた。古い主題が統合されて、刷新された――特にP=MC
    P
    =
    M
    C
    効率性ルールと、機能的金融の原理がそうだ。この本で、新しいアイデアも導入された。外国為替市場における政策と変動為替レートによる投機対抗の考え方、貿易安定の「マーシャル=ラーナー条件」、「最適通貨圏」の発想、そして最も有名かもしれないのが「所得の最適分配」だ。これは所得の平等な分配が最適だと論じるため、「平等な無知」の想定を活用した議論だ。これはミルトン・フリードマンとの論争につながった。

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  16. ラーナー機能的財政と連邦債1943を読んだケインズの感想

    全集27
    366頁(p.320)
     最近私は、赤字予算にかんするラーナーの興味深い論文を読みました。そのなかで彼は、時間の経過とともにそれまでの債務にたいする利子は、そうでなければ必要になると思われる新規債務にとって代るので、実際には赤字予算は国債の無限の増大を意味するものではないということを示しています(もちろん彼は、購買力の断続的な不足よりも慢性的な不足を考えています)。彼の議論は申し分のないものです。しかし、われわれの考えの現在の進化段階では、市井人にそれを理解させようと試みる人には誰でも天の助けが必要です。
                                         敬具




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  17. Perhaps of greater lasting impact was his development of the principles of "functional finance" (1941, 1943, 1944, 1948, 1951, 1961, 1973), which argued that government policy should be designed to obtain full employment output and price stability regardless of whether it increased or decreased public debt. He was an effective debunker of the the idea of the "burden of the debt" and "crowding out" arguments commonly used against deficit spending. Lerner's propositions initially shocked even John Maynard Keynes himself - although he eventually embraced them fully. As Keynes wrote, "[Lerner's] argument is impeccable, but heaven help anyone who tries [to] put it across to the plain man at this stage of the evolution of our ideas." (Keynes to Meade, April 1943).

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  18. ラーナー1944は脚注でトロツキーを引用《》
    99頁


    危機に立つソヴィエト経済
    https://www.marxists.org/nihon/trotsky/1930-1/se-kiki.htm
       計画経済の条件と方法

     計画を立案し、実施するのはいかなる機関か? 計画をチェックし、調整する方法とは何か? 計画成功の条件とは何か?

     この関連で、3つのシステムを簡単に分析しなければならない。(1)専門的な国家機関、すなわち中央と地方における計画委員会の階層システム。(2)市場的調整のシステムとしての商業。(3)経済機構に対する大衆の生きた働きかけのシステムとしてのソヴィエト民主主義。

     もしラプラスの科学的空想が画き出したような普遍的知性、すなわち自然と社会のすべての過程を同時に記録し、それらの運動の発展力学を測定し、その相互作用の結果を予測することができる知性が存在するならば、もちろん、このような知性は、小麦の播種面積から始まってシャツのボタンに至るまで、誤りのない完璧な経済計画を先験的に策定できるだろう。官僚は、自分たちこそがそうした知性を備えているとしばしば思い込む。だからこそ、官僚は市場とソヴィエト民主主義からいとも簡単に自らを解き放ってしまうのである。だが、実際には、官僚は自らの知的資源の評価においてひどく誤っている。計画策定の実際の過程において、資本主義ロシアから受け継いだ均衡(それを不均衡と言うことも同じように正当である)、および現代資本主義国の経済構造の与件、最後にソヴィエト経済それ自身の成功と失敗の経験に必然的に依拠せざるをえない。だが、これらの諸要素の最も正しい組合わせさえ、はなはだ不完全な骨組みを打ち立てることができるにすぎない。

     《国営経済と私的経済への、集団的経済と個人的経済への無数の生きた参加者は、計画委員会の統計計量を通じてだけでなく、需要と供給の直接的圧力を通じても、自らの要求とその相対的強さを表明するに違いない。計画は、市場を通じて検証され、かなりの程度市場を通じて実現される。市場自身の調整は、市場メカニズムを通じて発揮される諸傾向に依存する。当局が前もって立てた計画は、商業計算を通じてその経済的合目的性を証明しなければならない。》過渡期の経済システムは、ルーブル通貨の管理なしには考えられない。それはそれで、今度は、ルーブルの価値が額面通りであることを前提とする。安定した通貨単位なしには、商業計算は混乱を増すだけである。

     経済建設の過程はまだ無階級社会の内部で展開されているわけではない。国民所得の分配に関する諸問題は、計画の中心的基軸を成している。その分配は、階級闘争や社会的諸集団――プロレタリアート自身のさまざまな層を含む――の直接的な作用を受けて変動する。最も重要な社会的・経済的諸問題は、次のようなものである。すなわち、都市と農村のスムィチカ、すなわち、工業が農業から得るものと工業が農村に供給するものとの均衡、蓄積と消費との相互関係、すなわち固定資本資金と賃金フォンドとの相互関係、さまざまな種類の労働者(熟練労働者、未熟練労働者、公務員、専門家、管理担当の官僚)の賃金の調整、そして最後に、農村に割り当てられる国民所得部分のさまざまな農民層への配分がそれである。以上のすべての問題はそれ自身の本質からして、これら無数の当事者による介入から自らを遮断している官僚の先験的な決定を許すことができない。

     計画化の根本的要素としての生きた諸利害間の闘争は、集中された経済である政治の領域へとわれわれを導き入れる。ソヴィエト社会における社会的諸集団の手段は、ソヴィエト、労働組合、協同組合、そして何よりも政権党であり、そうでなければならない。国家の計画化と市場とソヴィエト民主主義という3つの諸要素の相互作用を通じてはじめて、過渡期の経済に対する正しい指導を実現することができるのであり、矛盾と不均衡の数年以内の完全な克服(これはユートピアである!)ではなく、それらの緩和を保証しうるのであり、したがってまた、新しい革命の勝利が社会主義的計画化の舞台を拡大して、このシステムを刷新できるようになる時期まで、プロレタリア独裁の物質的基礎を強化することができるのである。

     

       ネップの圧殺、通貨インフレーション、ソヴィエト民主主義の清算

     ネップを導入し、市場的関係を復活させる必要性は、何よりも、2500万戸の自営農家の存在によって決定されたものだった。しかしながら、だからといって、第1段階の集団化が市場の清算をもたらすわけではない。集団化が生命力を発揮することができるのは、コルホーズ員同士の相互関係およびコルホーズと外部世界との相互関係を商業計算の上に打ち立てることによって、コルホーズ員たちの個人的利害関心を生かしていく場合のみである。このことが意味しているのは、この段階における経済的に正当で適切な集団化がネップの廃止ではなく、その方法の漸次的な再編をもたらさなければならないということである。

     しかしながら、官僚はしゃにむにつき進んだ。そのさい官僚は、最初の時期、万事順調に進んでいると思ったかもしれない。プロレタリアートの集中した努力による正真正銘の疑う余地のない成功は、官僚によって自らの先験的な計画化と同一視された。言いかえれば、官僚は社会主義革命を自らと同一視したのである。官僚は、行政的集団化によって、農村とのスムィチカという未解決な問題をおおい隠したのだ。ネップによる不均衡に直面すると、ネップを清算した。官僚は、市場的方法の代わりに、強制の方法を拡大した。

     安定した通貨単位(チェルヴォネツ)は、ネップの最も重要な武器であった。成功に目がくらんだ官僚は、自分たちがすでに経済的調和の上に両足でしっかりと立っており、今日の成功は今後の成功の持続を自動的に保証し、チェルヴォネツが計画の枠組みを引き締める手綱ではなく、逆に独立の資金源とみなした。官僚は、経済過程の物質的諸要素を調整する代わりに、紙幣を印刷することによって穴をふさぎ始めた。言いかえれば、「楽観主義的」インフレーションの道に足を踏み出したのである。

     ネップを行政的に廃止した後、悪名高い「スターリンの6条件」――経済計算、出来高賃金など――は、空虚な言葉の寄せ集めと化した。《経済計算は、市場関係を欠いてはありえない。》チェルヴォネツはスムィチカの尺度である。労働者が市場(いちば)で十倍の価格で生活必需品を買わざるをえないとすれば、労働者にとって月数ルーブルだけ賃金が増えたからといってそれが何の役に立つだろうか?

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  19.  1933年は、集団化された農業を技術的・経済的・文化的的資源と調和させるのに役立てなければならない。このことは、最も前途有望な集団農場を選抜し、それらを一般の農民大衆(何よりも貧農)の経験と要求に合致する形で立て直すことを意味する。そして、同時に、内乱の危険については言うに及ばず、農村経済の混乱を最小限にとどめるように、コルホーズを離脱するための諸条件を定式化しなければならない。

     機械的な「富農撲滅」政策は今や、事実上、放棄されている。正式にこの政策に終止符を打たなければならない。そして、同時に、クラークの搾取者的傾向を厳しく制限する政策を確立する必要がある。この目標を念頭に置きつつ、農村の最底辺層を貧農組合に結集させなければならない。

     1933年においても、農民は土地を耕し、繊維労働者は布を生産し、熔鉱炉は金属を精錬し、鉄道は人々と労働生産物を運ぶだろう。しかし、この年の最高基準は、できるだけ多くできるだけ速く生産することではなく、経済に秩序を回復することである。すなわち、すべての財産目録を点検し、健全なものと不健全なものとを、適切なものと不適切なものとを分け、がらくたと泥を除去し、必要な住宅と食堂を建設し、屋根を仕上げ、下水施設を敷設することにある。なぜなら、よりよく働くためには、人民はまず何よりも人間らしく生活し、人間の要求を満たさなければならないからである。

     資本修復の特別年をそれ自体として取り上げるなら、それはもちろんそれだけで何かを解決する政策ではない。それは、経済への、何よりも、その生きた担い手たる労働者と農民へのアプローチそのものを変えることによってはじめて大きな意味を持ちうる。経済へのアプローチの仕方は一つの政治行為である。政治の武器は党である。

     最も重要な課題は、党を再生させることである。この点でもまた、レーニン死後の時期における厄介な遺産の目録を作成しなければならない。健全なものと不健全なものとを、適切なものと不適切なものとを分け、がらくたと泥を除去しなければならない。官僚のすべての事務所を換気し、消毒しなければならない。党に続いて、ソヴィエトと労働組合が再生されなければならない。すべてのソヴィエト組織における資本を修復することは、1933年における最も重要で最も緊急の課題である。

    1932年10月22日、プリンキポ

    『反対派ブレティン』第31号

    『トロツキー著作集 1932』下(柘植書房新社)より

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  20. 109
    2完全録争があるならば満たされる。その場合には、生産者はかれが購
    入する諸要因の数量を変更させることによって、要因の価格を左右することはできない。それゆえ、生産者が
    要因の増加分を購入するための追加費用は、たんに要因の物的な数量にその価格を乗じたものとな る の であ
    (5) 限界要因の価値=社会的限界費用
    (Value of Marginal Factor=Marginal Social Cost)
    この方程式は、もしその要因を使用するその経済社会のあらゆる他の生産単位について、以上の四個の方程式
    が守られるならば、したがって、限界要因の価値が、その要因を別の用途に使用することから生ずる二者択
    的な別の社会的限界利益に等しくなるならば満たされる
    以上の五個の方程式は、つぎのように短縮した形で都合よく書き換えられるであろう。

    msb = vmp= mpr = mpc = vmf = msc
    [社会的限界利益=限界生産物の価値=私的限界収入=私的限界費用=限界要因の価値=社会的限界費用)

    相異なる諸用途のあいだの諸要因の最適配分は、もし右の六項目のうちの第一番目の項目が最後の項目に等し
    くされるならば、したがって五個の方程式のかわりにただ一個の方程式によって
    msb = msc
    ならば、達成される。このことは「経済計画省」が当面する職務をあらわすであろう。その職務とは、諸資源が
    B すべての用途で等しく有用である(equally useful)ようになるまで、 これらの諸資源を余り有用ではない諸点
    から、もっと多く有用である諸点へ直接に移転して、できるかぎり最良の方法で生産諸要因を利用しょようとする
    JAPAる。
    第四章で述べた集産主義経済による方法は、つぎの三個の方程式であらわすことができる
    msb = vmp = vmf = msc
    第六章 単純生産 II (完全
    第六章 単純生産 I (完全競争の場合)厚生方程式

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  21. 厚生方程式


    完全に中央集権的な経済によって直接的に等しくされる。

    分権的ではあるが集産主義的な経済の「原則』によって等しくされる。

    msb
    (1)生産された財費の最適配分
    vmp
    (2)生産物の販売における完全競争
    mpr
    (3)利潤の極大化
    mpc
    (4)生産要因の購入における完全競争
    vmf

    (5)以上の四個の方程式が要因の二者択一的な用途で
    満たされるので、二者択一的な諸用途において
    vmf=msbである。
    msc


    もしこれらの五個の条件が満たされれば、相異なる諸生産物のあいだの諸要因の最適配分が資本主義経済にお
    いて達成されるのである。

    第六章 単純生産 I(完全競争の場合)厚生方程式
    111

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