旧尾西繊維協会ビル
旧尾西繊維協会ビルは、毛織物の最盛期だった昭和8年に、尾西繊維同業組合事務所として建造された。この地方が「毛織物王国」と呼ばれ隆盛を極めた、昭和の古きよき時代の面影をとどめる一宮を代表する近代建築である。昭和20年の一宮空襲で残った数少ない建物の一つだった。
ビルの外観は、濃い茶系のスクラッチタイルに白い隅石で縁取られた外観、ゴシック風のアーチ窓とヘリンボーン柄に貼られたタイルが印象的である。現在、ビル全体を「Re-tail」と名付け、繊維を主軸にファッションやデザインなど創造的なテナントやアトリエ、展示やイベントのスペースとして活用されている。
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