https://youtu.be/moEqVzxYGxY?si=BB39tipXNsMhG3gS
追記:
藤井榮『古代史入門』183頁に仁徳天皇の歌に関する笹田説のまとめがありました。
(NPO 主催第6回阿波古代史探訪バスツアー講演「阿波・讃岐・淡路と宮都 (皇居) の位置について」 (笹田孝至理事長講演:H25.11.10) 資料参照)
以下引用、
歌に見える島の比定
◆淡島
那賀川河口に近い阿南市の海上に浮かぶ「青島」 か、 鳴門市の「里浦」(当時は島)が候補となるが、 笹田氏は「里浦」 (東端に 「いわし山」 (海抜86m)、陸側西に 「妙見山」(62m)) を採る。
なぜなら、 淡島(=阿波島) は、視界に広がる景色全体の讃歌[くにぼめ]という観点から、近景の中で際立って美しい「里浦」 がふさわしいからである。
◆淤能碁呂島[おのごろしま]
鳴門海峡最狭部の渦潮が発生する海域に浮かぶ 「裸島[はだかじま]」か 「飛島[とびしま]」が候補となるが、笹田氏はどちらかと言えば「裸島」を選ぶ。 この島は鳴門海峡最狭部の線上にあり、「はだかじま」の名は伊邪那岐・伊邪那美二神の結婚の島に矛盾しない。
◆檳榔[あぢまさ]
檳榔[あぢまさ]は、檳榔[びんろう]の古名でマレーシア原産の熱帯植物といわれることから、これに該当する島は阿南市橘湾に浮かぶ伊島とその周辺の島しかない。とすれば、「椰子島[やしのしま]」に通ずる伊島西隣りの「棚子島 [たなごじま]」が最有力となる。
◆放[さけ]つ島(佐気都島)
「さけつ島」には「裂けて二つに割れた島」と「遠くに離れている島 (放[さけ]島)」の二つの解釈があるが、 笹田氏は後者の「放つ島」を採る。
そして、「放[さけ]つ島」= 「遠く離れた島」ということになれば「伊島」がそれにふさわしい。 四国島から東6kmのはるかに離れた海上にあって海抜最高点126mの存在感ある正に"放つ島"である。(淡路からも遠く離れた放[さけ]つ島)よって、上記仁徳天皇の歌は淡路島から阿波・讃岐本国を見て歌ったものであることが明らかである。
引用終わり
第16代仁徳天皇の難波宮(高津宮)の比定(現高松?)が重要らしいです。
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