初めて竹島表記 日本の公的地図見つかる
竹島の存在が海外に認知されるようになった日露戦争以前に作られ、初めて竹島が表記された日本の公的地図が見つかりました。
専門家は、海外で広まる前に国内では竹島の存在がすでに浸透していたことを裏付ける資料だとしています。
見つかったのは、竹島の島根県編入が閣議決定されたおよそ3か月後の1905年4月22日に、日本の海軍が刊行した海図「日本近海水先圖 明治三十八年五月」で、国内の公的地図としては初めて竹島が記されています。
調査した専門家によりますと、竹島が国内外に広く認知されたのは1905年の5月下旬に起きた日露戦争の日本海海戦がきっかけとされてきましたが、海図はその1か月前に刊行され海軍や民間で流通していたため、竹島の存在は国内ですでに広く浸透していたことを裏付けるものだとしています。
専門家によりますと、一部の韓国の研究者は1905年の竹島の島根県編入は秘密裏に行われたため、抗議できなかったなどと主張しているということですが、その反論にもつながるものだとしています。
地図は1日から東京のシンクタンク、日本国際問題研究所のホームページで公開されたほか、複製版を松江市の竹島資料室と隠岐の島町の久見竹島歴史館で閲覧できます。
調査にあたった島根大学の舩杉力修教授は「地図はわかりやすい資料なので若い人などにも見てもらって領土問題を考えるきっかけにしてほしい」と話しています。
山陰の冬の味覚「カニ」を自分で焼いて味わえる施設が1日から松江市にオープンしました。
これは、冬場に落ち込む観光客を呼び込もうと、松江市内の企業が行っているものです。
今シーズンも1日から営業が始まり、午前11時に開店すると観光客などがさっそく訪れて、鳥取県の境港で水揚げされた「松葉ガニ」や「ベニズワイガニ」などを選んだうえで網の上で好みの焼き加減に仕上げて味わっていました。
店によりますと、物価や燃料費が高騰している今シーズンはカニの価格帯は1匹3500円から7000円ほどと、例年より高くなっているということです。
また、店側にとってはカニを焼くためのガス代の高騰など経費の増加が見込まれているということで、カニの「おいしさ」の裏には運営の「苦しさ」もありそうです。
鹿児島県から夫婦で訪れた50代の女性は「山陰のカニは新鮮で味が濃くてうまみがある。カニを一匹まるごと食べることはなかなかないのでさすがカニの本場だと感じている」と話していました。
スタッフの松山祥大さんは「観光客や海外から来た人においしいカニを食べてもらって山陰に来てよかったと思ってほしい。いいカニが入荷しているのでぜひ多くの人に楽しんでもらいたい」と話していました。
この「かに小屋」は来年2月25日まで営業しているということです。
0 件のコメント:
コメントを投稿