何か吸ってませんか?大麻比古神社の狛犬くん
こんにちは。ドイツ人俘虜収容所から程近く。こんなぷりっちりのお出迎え。

ここは、大麻比古神社。
式内社(名神大社)、阿波国一宮。
旧社格は国幣中社で、現在は神社本庁の別表神社。
通称として「大麻さん(おおあささん)」とも呼ばれ、阿波国・淡路国両国の総鎮守として崇敬を集めています。
★「たいまひこ」とか「おおまひこ」は間違いですよ★

訪問は1月11日。あまりに人が多いので、徳島県ではこの日に初詣?と尋ねてしまいましたが。
三ヶ日は降雪や寒波に見舞われたので日をずらして初詣に来られた様子。満員御礼。







いや、待て。おや?何か吸って吐いてませんか?


リピーあふたミー★「たいまひこ」と呼ぶのは間違いですよ★

【祭神】
大麻比古大神、猿田彦大神
■大麻比古大神■
大昔阿波国を開拓した阿波の忌部氏(いんべし)の大祖先の神様。
神武天皇の御代に忌部氏の子孫が阿波国に入り、吉野川市(旧麻植郡)を拠点として開拓し、麻や楮(かじ)の種を播いて麻布や木綿を作り、郷土の産業の基を開きました。
忌部氏は氏族先祖の神である天日鷲命(あめのひわしのみこと)を、忌部神社(徳島市)に祀ります。
その祭神・天日鷲命の大先祖の神である、天太玉命(あめのふとたまのみこと)を祀ったのが大麻比古神社。
この由緒から、天太玉命(大麻比古大神)は阿波地域の殖産興業の神とされています。
■猿田彦大神■
天孫降臨時の道案内の神。
裏に聳えている大麻山(おおあさやま)の峯に鎮座していたが、大麻比古神社に合祀。時期不明。
この二柱の神様を総称して人々は「大麻(おおあさ)はん」とお呼びしてます。

【延喜式の式内社・名神大社】
延喜式の神名帳(じんみょうちょう。平安時代初期に編纂・神社3132座の名簿)の、
「阿波国50座の内の大社」に、大麻比古神社、忌部神社、天石門別八倉比賣神社の名が残っています。
927年に完成した延喜式の神名帳に既に名があることは、大麻比古神社が千年以上の歴史をもつという事。

清和天皇の時に従五位上、順次進階して中御門天皇(享保4年)正一位。
朝廷、代々の国司領主の尊崇が深く、神田山林の寄進を受け、藩費にて社殿の造営が行われ、年々祭費を奉られました。
明治6年国幣中社。
明治13年。国費にて本殿以下の造営。
昭和45年。現在の祝詞殿、内拝殿、外拝殿が氏子崇敬者の寄進によって造営されました。


この辺りは神社によって丸山公園に整備されており、ドイツ人俘虜達が帰国前に作ったメガネ橋とドイツ橋があります。





丸山古墳跡にあり、丸山神を祀っています。



今度は静かな時に。
大麻比古神社
《住所》徳島県鳴門市大麻町板東字広塚13
いつも応援いただきありがとうございます。噂の狛犬くんの足元の彫刻。深呼吸ね、きっと。初詣の方々で境内は賑わっておりました。さすが阿波国一宮様です。800mに及ぶ参道は燈籠が立ち並び見事でした。が、とても停車出来る状態ではなく。また行こう。
ぽちぽちぽっち、ありがとうございます。
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