2023年8月25日金曜日

古代の天皇は阿波に在位していた

古代の天皇は阿波に在位していた

古代の天皇は阿波に在位していた

神功皇后 息長帯

日本の天皇の崩御後の称号には、諡号(しごう)と追号(ついごう)の別があり、諡号は高貴な人や高徳の人の死後におくる美称です。
その諡号は「その天皇の生前の特徴や出身地」を表しているとのことです。

例えば、崇神天皇は「所知初国之御真木天皇(はつくにしらすのみまきすめらみこと)であり、はじめて国を統一した天皇です。では以下の天皇の諡号を見てみましょう。

第十二代:景行天皇(諡号:大帯日子淤斯呂和氣天皇 おおたらしひこおしろわけのすめらみこと)
第十三代:成務天皇(諡号:若帯日子天皇(わかたらしひこのすめらのみこと)
第十四代:仲哀天皇(諡号:足仲彦天皇(たらしなかつひこのすめらみこと)
第三十四代:舒明天皇(諡号:息長足日広額天皇(おきながたらしひひろぬかのすめらみこと)。
第三十五代:皇極天皇(諡号:天豊財重日足姫天皇(あめとよたからいかしひたらしひめのすめらみこと)。

字は違っていますが、いずれも「帯(または足)」と言う字が入っております。これは同じような特徴を示したものです。

帯(たらし)とは、阿波特有の古代からの言葉で、海の中でつける、身体よりも長い布のことなのです。海の中でそのまま「たらしていた」から「たらし」と言うのです。

これは鱶(ふか)が自分よりも長い相手には攻撃を仕掛けないという言い伝えがあり、阿波では海に潜る阿波の海人や海女が自分を守るためにつけていました。ですから、海に関係する場所にしかないものですね。

「奈良には海がない」のはご承知の通りです。ましてや「阿波特有のたらし」があるわけがないのです。一方で自分に全く無関係な諡号は当然、天皇の諡号としてつくはずがないと思います。

こうしたことからも、古代の天皇が阿波に在位していたことが裏付けられるのです。

ちなみに息長(おきなが)は想像がつくかもしれないですが、阿波特有の名前であり、「海に潜っている息が長い(潜るのが上手な)氏族」なのです。
この息長姓は今でも徳島にあるのではないでしょうか。

さらに天皇ではないのですが、私でも知っている名前があります。それは「おきながたらしひめ(息長帯姫)」、のちの神宮皇后です。この方もまさに阿波の海神族の出身なのです。

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