【3分古事記】神逐神話
■3分でわかってほしい古事記
「日本神話には興味あるけど口語訳読むのはダルい」
「神話SSはくだらないから読む気にならない」
そんな方のために、若布彦が古事記の神話のさわりだけ雑にまとめてみました。
今回のテーマは「神逐神話」です。
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■神逐神話のあらすじ
- 八百万の神々が協議し、財産と髭、手足の爪を奪ったうえでスサノオを追放(神逐:かむやらい)
- 高天原を追われたスサノオがオオゲツヒメに出会い、食事を奢ってもらう
- オオゲツヒメの食材調達方法が汚いと腹を立てたスサノオはオオゲツヒメを斬殺
- オオゲツヒメの死体から蚕と五穀(稲、粟、小豆、麦、大豆)が生まれ、通りすがりのカムムスヒが回収
■キーワード
- 神逐(かむやらい)
- 神を追い払うこと。スサノオは高天原でアマテラスさんも引き籠るほどの悪逆非道の限りを尽くして神逐されたが、その後も普通に高天原に訪問していることから、出禁というより強制転居に近いのかもしれない。
- 千位置戸(ちくらおきど)
- 大量の供え物をさせること、要するに罰金みたいなもの。スサノオは千位置戸に加え権威の象徴である髭と武力の象徴である手足の爪を奪われ、富・名声・力を全て失った。オオゲツヒメ斬殺の凶器の入手ルートは不明。
- 大気津比売/大宜都比売(おおげつひめ)
- 食物神。自身の鼻や口、尻からひり出した食べ物をスサノオに振る舞ったところ、スサノオの怒りを買って切り殺された可哀想な子。死してなお死体から蚕と五穀を生み出すほど奉仕精神旺盛な模様。
- 神産巣日御祖(かむむすひのみおや/かみむすびのみおや)
- 天地開闢の段ではすぐに姿を隠したとされている造化三神の一柱だが、その後も普通に出てくる。オオゲツヒメから生まれた蚕と五穀を回収して葦原の中つ国に与えたらしい。その面倒見の良さからか、「御祖」と呼ばれる。
■図解:神逐神話
■おわりに
だいたい3分くらいで読めたでしょうか?多少のオーバーはご愛敬ということでご容赦ください。また次回があればよろしくお願いします。
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