【タイ】タイ僧侶が日本旅行で破戒、大臣も苦言[12/30] [虎跳★]
タイの仏教は日本と異なり小乗仏教(上座部仏教)であり、僧侶は厳しい戒律の中で生きていかなければなりません。日本の僧侶が当たり前に行う行動も、タイの僧侶が行えば破戒行為になる場合があります。
そんな中、タイの僧侶グループが日本旅行を満喫する様子の動画がSNSで拡散され、戒律を破っているとして僧侶グループに批判が集まっています。タイ国営メディアNNTが2023年12月29日に伝えています。
動画でオレンジ色の袈裟に身を纏ったタイの僧侶たちは、観覧車に乗ったり、大阪城、伏見稲荷大社、金閣寺、白川郷など人気の観光地を巡り、雪と戯れ、抹茶ソフトクリームを味わうなど日本を満喫しています。日本人から見れば普通の(とても楽しそうな)観光の様子を映した動画ですが、タイ人からすれば「戒律を破っている僧侶はけしからん」となるようです。
タイの仏教の戒律
一、不殺生(ふせっしょう) 生き物を殺さない
ニ、不偸盗(ふちゅうとう) 盗まない
三、不邪淫(ふじゃいん) (間違った)性行為を行わない
四、不妄語(ふもうご) 嘘をつかない
五、不飲酒(ふおんじゅ) 酒を飲まない
六、香油塗身戒(こうゆずしんかい) 装身具や香水で身を飾らない
七、歌舞観聴戒(かぶかんちょうかい) 音楽や芸能を観たり聴いたりしない
八、高広大床戒(こうこうだいじょうかい) 快適なベッドで寝ない
九、非時食戒(ひじしきかい) 午後は食事をしない
十、不促金持戒(ふそくきんもつかい) お金に触れない
(明治大学ウェブサイトより引用)
動画の拡散を受けてプアンペット・チュンライェード首相府付大臣は、動画の僧侶グループの行為は不適切であるとして、僧侶グループを調査するようタイ国家仏教事務局に指示しました。
なお、動画に登場する僧侶の1人はトラン県にある寺院の副住職であることが判明。僧侶グループは、12月30日にタイに帰国します。
タイランドハイパーリンクス
https://www.thaich.net/news/20231229gf.htm
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