2026年3月26日木曜日

AlzhackerさんによるXでのポスト  江学勤(Jiang Xueqin)

 
 
Alzhacker
⁦‪@Alzhacker‬⁩
米軍はなぜイランから一歩も動けないのか。
なぜなら、アメリカは「停戦」さえも交渉できないからだ。

では、イランが停戦の条件として突きつけるものは何か。

1兆ドルの賠償金。
そして、アメリカの中東からの完全撤退。

表面上は「それでもまだまし」なように聞こえる。
しかし、 pic.x.com/HncFd4XZ16
 
2026/03/26 21:40
 
 
米軍はなぜイランから一歩も動けないのか。
なぜなら、アメリカは「停戦」さえも交渉できないからだ。

では、イランが停戦の条件として突きつけるものは何か。

1兆ドルの賠償金。
そして、アメリカの中東からの完全撤退。

表面上は「それでもまだまし」なように聞こえる。
しかし、 これが発動すれば、 アメリカは次の5段階の連鎖反応を避けられなくなる。

1つ目。GCC(湾岸協力会議)諸国はイランの保護下に入る。
サウジアラビア、UAE、カタールなどは、アメリカの軍事保護で成り立ってきた。
米軍が去れば、地域の安全を保証できるのはイランだけになる。
そうなれば、これらの国々は事実上、イランの衛星国となる。

2つ目。石油ドルが崩壊する。
GCCは石油をドル建てで売り、その収益で米国債を買い、米国経済を支えている。
この循環が、39兆ドルの債務を抱えるアメリカを機能させている。
GCCがイランの影響下に入れば、石油をドルで売る理由は消える。
アメリカの金融システムは土台から崩れる。

3つ目。日本と韓国が再軍備する。
中東からの撤退は、「アメリカはもう信頼できない」というメッセージをアジアに送る。
日本は戦後最大の軍事拡張を加速させる。
それは、米国製兵器の購入が減ることを意味し、アメリカの戦略的・経済的基盤をさらに弱める。

4つ目。欧州がロシアと和平を結ぶ。
中東から撤退するアメリカを見て、欧州は自問する。
なぜ我々が、巨額のコストを払ってまで、アメリカのウクライナ戦争を戦い続けるのか。
欧州がロシアと単独講和すれば、NATOは空洞化し、米国の欧州支配は終わる。

5つ目。ドルの基軸通貨としての地位が失われる。
石油ドルの崩壊、日韓の離反、欧州との同盟の亀裂。
これが重なれば、世界はドルを持つ理由を失う。
そして39兆ドルの債務を抱えるアメリカは、その債務を返済する手段を失う。

つまり、アメリカは「停戦できない」だけではない。
停戦がもたらす破綻が、戦争継続の破綻を上回るからこそ、戦争は終わらない。

では、地上戦は可能か。
現在、沖縄からハルグ島を奪取する作戦が噂されている。
ハルグ島はイランの石油輸出の90%を占める経済の要だ。
しかし、あの島を取っても守り切れない。
守るために海岸線を制圧すれば、次はザグロス山脈を取らねばならない。
山脈に足を踏み入れれば、そこはもうイラン本土だ。
1965年にダナンに3000人の海兵隊を送ったアメリカは、4年後に50万人の兵士をベトナムに抱えていた。
"限定作戦"が"地上戦"に変わる瞬間だ。

そして、米軍自体がこの戦争に勝てないことを知っている。
米軍は何度も戦争シミュレーションを行った。
対イラン戦では、毎回、米軍は負ける。
イランは20年以上かけて、米軍の戦術の完璧な"対策"を構築してきた。
空母は近づけず、ミサイルは地下に隠され、戦力は分散されている。
米軍の"ショック・アンド・アウェイ"は、この国に対しては機能しない。

アメリカは「前に進めない。後ろにも下がれない」という罠にはまっている。
唯一の出口は、支配ではなく協調に基づく新しい世界秩序の構築だ。
だが、アメリカにその知恵があるのか。
それとも、この戦争はウクライナのように何年も続くのか。

結局、この戦争が暴いているのは、アメリカという"帝国"の限界だ。
世界中に張り巡らせた指が多すぎる。
その指を1本でも引っ込めれば、全体のバランスが崩れる。
だからこそ、今、アメリカは自らの手で指を動かすことすらできなくなっている。

江学勤(Jiang Xueqin)

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