2023年9月20日水曜日

「永遠・完全」を表す七 | 沖縄に見るユダヤ文化

「永遠・完全」を表す七 | 沖縄に見るユダヤ文化

「永遠・完全」を表す七

「永遠・完全」を表す七

宮古の池間島には、大主(ウパルズ)神社という島民がおそれ敬う拝所がある。*注:大主(ウパルズ)御嶽(ウタキ)ともいう。この大主(ウパルズ)神社を深く抱きいれた森を総称的に七森(ナナムイ)と呼んでいる。七森(ナナムイ)の「七」は、七つの森があるわけではなく、永遠・完全のシンボルとして「七」という数字が付いている。

この七森(ナナムイ)には、大主(ウパルズ)神社の天道神(ティンタウガナス)を筆頭に、他に六つの神名があり、その七つの神のことを、七天加那志(ナナティンガナス)と呼ぶ。ここでの「七」も神名の数と同時に、永遠・完全を表し、七天加那志(ナナティンガナス)は永遠に完全な宇宙神・太陽神となる(「池間民俗語彙の世界、宮古・池間島の神観念」伊良波盛男著)。

この池間島だけでなく、沖縄ではよく「七」の数を見る。七日焼香(ナンカシューコー)や七日節句(ナンカヌシク)、七嶽(ナナタケ)の国(久米島の人々が、沖縄本島をさして呼称した。「おもろそうし辞典」)、琉球開闢の七御嶽(祖神アマミクが造ったとされる七御嶽)、久高島の七つ屋、七つ橋など、例をあげたらきりがない。また四九日などは、七の七倍になっている。

沖縄の七数には、以下のものがある。

「七御滝、七つ色の髪、七つのみぞ、七回まわす、七つの鍵、七つの枝、七つの巣、七つの卵、ニブトゥイ星(北斗七星)、七重アサギ、七汁の御酒、七ナンカ、七人のカカン、七のぬし、七の神、七壽、七度斧、七年マーイ、七人の御真人、七軒、七読み、鋸七つ、七ウモイ、七沸かし、七葉ヨー、七刃鍬、宿所七回かえた、七つ屋、七つ橋渡り、七大陸、名護の七曲、七浜、七つ勾玉、七百、七日間」などがある(「おきなわルーツ紀行」コラムより引用)。


沖縄に見るユダヤ文化
久高島の七ツ橋渡り。


沖縄に見るユダヤ文化
池間島の大主神社と七森。



なぜ「七」の数を良く用い、それがなぜ永遠・完全を意味するのだろうか。それも聖書をひも解くと、良く分かるのである。実は、聖書では「七」は、完全数とされている。

天地万物は完成された。第七の日に、神は御自分の仕事を完成され、第七の日に、神は御自分の仕事を離れ、安息なさった。・・・・・・第七の日を神は祝福し、聖別された。」(創世記2:1-3

六日の間は仕事をすることができるが、七日目は、主の聖なる、最も厳かな安息日である。・・・・・・イスラエルの人々は安息日を守り、それを世々にわたって永遠の契約としなさい。これは、永遠にわたしとイスラエルの人々との間のしるしである。」(出エジプト31:17

聖書を読むと、造り主なる神は、六日間かけて一日一日、丁寧に、順序立てて、この天地宇宙を造っている(創世記1:1-31)。そして七日目は、安息日であり、その日は、仕事を休んで、神を礼拝する日である。この日は特別な神の日、祝福の日であった。

聖書の七数は完全数を表している。以下は聖書の七数。

「天地創造の七日間(創世2:2)、七倍の復讐(創世14:15)、七週の祭り(出エジプト34:22)、七日目の祭司の任命(レビ8:33)、七日間汚れる(レビ12:2)、七たびふりかかる(レビ14:7)、七日目は全き安息日(レビ23:3)、七日間喜ぶ(レビ33:40)、七日間の祭り(レビ23:34)、七年目地の全き休みの安息(レビ25:4)、七の七倍、七たび(レビ25:8)、七十人の長老(民数11:16)、七日間種入れぬパンを食べる(民数28:17)、七十人の先祖(申命10:22)、七つの道に逃げる(申命28:7)、七人の祭司、七つの雄羊(ヨシュア6:6)、エリコを七たび回る(ヨシュア6:15)、七たび繰り返せ(列王上18:44)、七度目大雨となった(列王上18:45)、ナアマン七たび身を洗う(列王下5:10)、七たび倒れてもまた起き上がる(箴言24:16)、七倍、七つの日の光(イザヤ30:26)、七十人の長老(エゼキ8:11)、油注がれた君主が来るまで七週(ダニエル9:25)、七つの教会(黙示1:4)、七つの封印(黙示8:2)、七つの災害(黙示15:6)、七つの頭、七つの山、七つの王(黙示17:9)、七つの冠(黙示12:3)」(「おきなわルーツ紀行」コラムより引用)。




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