あなにやし、えをとめを。
先日参拝した神社のパンフレットに掲載されていた言の葉
あなにやし、えをとめを。
この言の葉が、頭から離れません。
日本最古のプロポーズの言葉と云われ、
古事記によると、
イザナギ・イザナミの二柱の神様が
天の御柱の周りを
イザナギは左から、イザナミは右から回り、
二人が出会ったところで先にイザナミが、
「あなにやし、えをとこを(ああ、なんて素敵な男性!)」
あとからイザナギが、
「あなにやし、えをとめを(ああ、なんて素敵な女性!)」
と見つめ合いました。
言霊といって言葉には不思議な霊力が宿っております。
そこで二人は、国を産むにあたってお互いをほめたたえる言葉をかけあったのです。
しかし、
子作りの際に女神であるイザナミから先に男神のイザナギに声をかけた事が原因で不具の子「ヒルコ」が生まれます。
このヒルコは神としては不完全で三年たっても足腰の立たないものでした。
二人は泣き悲しみながら、この子どもを葦船に乗せて流し去りました。
※画像は、お借りしました
海に流されたヒルコは
兵庫県西宮の「摂津国西の浦」に流れ着き、
土地の人々に拾われて育てられ、
「戎三郎(エビスサブロウ)」と呼ばれるようになりました。
それが戎大神(えびす大神)として西宮神社へ祀られるようになったようです。
※画像は、お借りしました
つぎに『泡嶋』が産まれましたが、やはり、泡のように浮かび漂うばかりで人の形にはなりませんでした。
いい言霊を使ったのにどうしてこのようなことになったのか。
イザナギ・イザナミは神々に相談するために、ひとまず高天原に帰ることとなりました。
女性の方から声をかけたのが原因と知った、イザナギ・イザナミは、
前と同じように男のイザナギは左廻りに、
女のイザナミは右廻りに、左右に分かれて『天の御柱』を廻り
今度は男のイザナギから、
「あなにやし えをとめを」
つづいて、女のイザナミが、
「あなにやし えをとこを」
と言霊をかけ合い『みとのまぐはひ』をされました。
すると、つぎからつぎにりっぱな子が産まれはじめたのです。
※画像は、お借りしました
日本語では、感動詞になっている、
「あなにやし」
ヘブライ語で「あなにやし」は、アナ・ニャサ(Ana-nisa)にあたり
「私は結婚する」という意味だそうです。
なんて素敵な女性、私と結婚しましょう
なんて素敵な男性、私と結婚してください
という意味に解釈できるようです。
また、
ユダヤでは、真ん中に、綺麗な花で飾った柱が置かれ
花嫁と花婿がその柱を巡り回って、出会った所で結婚が成立したそうです。
柱の周りをまわって出会う。。
古代のイスラエル人の結婚式と一緒ですね。
日本と古代イスラエルとのつながりについて考える言の葉でした
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