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【動画&文字起こし全文】山本太郎代表(参院選2022 東京都選挙区候補)7月7日 西葛西駅
山本太郎:
大きな音で失礼を致します。ただ今、マイクを握っている私は、れいわ新選組代表の山本太郎と申します。ここ東京、東京で立候補をしております。東京にお住まいのあなたにはどうか、1枚目の投票用紙には「山本太郎」、「山本太郎」とお書きいただきたいんです。そして2枚目の投票用紙は、全国どこでも、ひらがな3文字で、「れいわ」、「れいわ」とお書きください。
れいわ新選組代表山本太郎と申します。私たちれいわ新選組、一体何をやりたいのかということについて、これからお伝えしていきたいと思います。景気、良くしたいんですよ。景気を良くしたい。景気、あまりにも悪くないですか? 皆さん。いつから景気悪いか覚えてますか? もう忘れてしまうくらい昔の話から、ずっと景気悪いじゃないですか。私ね、昔、昔というよりも、参議院議員やってるときに、直接、そのときの総理大臣に聞いたことがあるんですよ。25年なんですね。25年以上、景気が悪い日本。これ先進国の中で、日本以外に景気が悪い国って存在するんですか? 安倍総理の答え。「ございません。」ございませんだったんです。それはそうです。
世界広しと言えども、先進国の中で、25年成長せず、25年賃金が下がり続けている国なんて存在しないんですよ。どの国も成長してて、どの国も毎年賃金上がっている。つまりは何か? 日本の政治、失敗し続けてるんです。「経済だったらやっぱり自民党だろう。」大きな間違いですよ。だって30年間衰退し続けてんだもん。「いやいや、現状維持だったら自民党だろう。」違いますよ。現状維持なんてこれまで一度もされたことがございません。例えば皆さんの所得、どれくらい下がっているのか? 所得の中央値。これ厚生労働省のものを見れば明らかです。所得の中央値とは皆さんご存じの通り。高い所得から低い所得まで全部並べてみた、その真ん中の値が、所得の中央値でございます。その所得の中央値、この25年間でなんと108万円、108万円低下してるんです。みんな貧しくされてる。
で、一方で右肩上がりは、いるんですよ。儲かりまくってます。誰でしょう? 資本家、大企業、これ右肩上がり。直近9年では毎年過去最高。皆さんの中に、ここ9年間は過去最高だ、毎年それを叩き出している、そういう方いらっしゃいますか? いらっしゃらないでしょう? 昨日はいらっしゃったんですよ。酔っ払い1名。それ以外はいなかったんです。これまで。半年近く。話戻しますよ。25年の不景気。その原因は何かといえば、2つあります。ひとつ、税金の取り方を歪めてしまったこと。そしてもうひとつ、雇用、労働環境を破壊し続けたこと。この2つによって日本は衰退国家になってしまった。
日本は昔すごかったですよね。ジャパン・アズ・ナンバーワンだったんですよ。国際競争力ランキング、1989年には世界1位。それが4年間続いた。今は? 34位。転がる石のように転落をしていった。これは政治の失敗です。例えば、先ほど挙げた2つ、順番に説明していきたいと思います。まずひとつ目。税金の取り方を歪めたという話。どのように歪められたか? その筆頭は消費税です。消費税によってこの国は弱らされた。消費税によってこの国の所得は減り続けた。その内容をこれから簡単にしゃべって参ります。
消費税、私たちれいわ新選組は廃止にしたい。廃止にしたいと申し上げてます。そう聞くと、そんなことは無理だ、そう思われる方、結構いらっしゃると思うんですね。特にそういう方々が不安に感じるのは、社会保障はどうなるんだ、そう思うと思うんです。心配ございません。
今でさえ、消費税、皆さんから搾り取ったもの、要は消費税収、この消費税収の一部しか社会保障に流してません。つまりは、この消費税がなくなったとしても、皆さんに与える影響は大きくない。逆に言えば小さい。この一部と言われるものを別途手当てをすれば、皆さんに与える影響はほぼございません。「じゃあ、ちょっと待ってよ。そもそも消費税って何のために取ってるの?」。そこ、説明させてもらっていいですか? れいわ新選組代表山本太郎と申します。
消費税は何のために取られているか? おそらく消費税が始まった頃の議論、それをご存じの方は説明するまでもないと思います。直間比率の是正です。つまりは、金持ちに対して減税、大企業に対して減税、その穴埋めとする間接税の存在、それが消費税なんですね。議論のスタートは1986年、これは経団連からの要望書から始まっている。俺たちの税金安くしろよ、みんなから薄く広く取れよということで、これがどんどん増税されることになってしまった。始まりはいつですか? 1989年、3%からスタート。そこから2016年までの間に言えることがあります。消費税と法人税、この2つに特化して言えることがある。消費税収の約73%は法人税減税の穴埋めに使われていたといえる。これ納得いきますか? 皆さん。私は納得できない。「みんなのために使いますから、消費税、重要な財源なんです、ご理解ください」。この不況の中でも、何度も何度も増税されてきたのが消費税。世界広しと言えども、景気が悪いときに消費税上げる、そんな自殺国家は存在しません。どうしてか? 消費税を景気が悪いときに上げてしまえば何が起こるか? 消費が落ち込みます。消費に対するブレーキが消費税だからです。消費が落ち込んだら、他のものも落ち込んでしまうんですよ。何でしょう? 所得です。消費が落ちれば所得が落ちる、当たり前。
例えば皆さんがこの西葛西に辿り着き、そしてこれからこの家に帰るまでの間、どこかのお店で1000円分の買い物をしたとしますよね。1000円。その1000円どこにいきますか? あなたが物を買ったお店の従業員、パートさんの給料に変わっていく。それだけじゃない。あなたが手に入れた商品、それをもともと作った生産者、製造者、そこにもお金が流れていく。あなたの消費という行為は、回り回って誰かの所得になるっていう当たり前の循環。消費が減れば、所得が減る。当然のことでしょ? だから世界中、不景気のときに消費税を上げる自殺行為、行う国ないんです。日本だけ特別です。
1997年に5%に増税された消費税。アジアの通貨危機も伴って、その翌年からは本格的な不況、そこから一度も立ち直ってませんよ。国が人為的に、不況の中でも何度も何度も消費税を上げていく。その間、当然、賃金は下がっていく。そりゃそうでしょう? 消費に対するブレーキをかけたら何が起こるか? 物が売れづらくなる。物が売れづらくなったら当然、事業者、企業、売り上げ減らします。売り上げを減らした彼らは何をするか? 賃下げ、もしくは首切り。賃下げをされた人たちはさらに物が買いづらくなり、そして首を切られた人たちは物さえ買えなくなる。そんな25年をずっとループし続けてたら、当然、国自体弱りますよ。
さらにそこから物が売れなくなったらどうなるか? この国の製造拠点、どんどん海外に移されていくんですよ。結果、何になりましたか? 空洞化が起きた。皆さんにとって消費税って、何かいいことあったんですか? ひと握りの者たちにとっては、これは嬉しい話ですよ。だって、消費税上がる度に、法人税下がるんだから。これは必ずセットなんだから。自分たちのコストは減っていくばかり。でも、この国はどんどん、どんどん、草刈り場にされてしまって、ぺんぺん草も生えないような状況になってってんじゃないですか? どうして一部の資本家や大企業のためだけに、皆さんがそれを補填するような作業を延々と続けなきゃいけないんですか? あり得ないですよ。この一点だけ取っても消費税は私、やめるべき税金だと、そう思ってます。
でね、消費税を減税するとかやめることによって、本当に消費は喚起されるのか? 物が売れるのかと思われた方もいらっしゃるかもしれないので補足します。このコロナ禍、世界の国々90カ国以上では消費税減税されてます。その中のひとつ、ドイツ。2020年7月から消費税は2%から3%減税されるということになった。その半年後どうなったか? 消費に対する支出は36%増えたんですよ。4.8兆円分。これが答えなんですね。消費に対するブレーキを外せば消費は喚起される。消費が喚起されれば、当然、所得も上がっていく。社会に回ってないお金が回っていく。これ、当たり前の経済政策ですよ。どうしてやらないの? そんなこと無理だと思わされてるだけ。それを決定できるのは政治家じゃないんですよ。それをやらせることができるのが、この国に生きるオーナーなんです。この国に生きるオーナーって誰ですか? 皆さんの存在じゃないですか。国民主権、つまりはあなたがこの国の一番の権力者。でもその事実に気づかれると困る人たちがいるんです。だって今言ったような、自分たちは減税してもらって補填をさせるような、むちゃくちゃな税制、改めなきゃいけなくなるでしょ? 今のままでいいんです、そういう人たちは、50%の人たちが投票を捨てることによって、今、自分たちが得ている利益をさらに拡大していけるような、政治に対するコントロール権を維持させ続けられるんですから。組織票、企業献金、落選したときの就職の斡旋。様々なもので首輪をつけ、リードをつけ、自分たちに利益を供与させていく。
気持ちはわかる。気持ちは理解できる。資本家だって大企業だって儲けたいもんね。私も儲けるってことに対して反対してるわけじゃない。ただひとつ、政治家が政策を金で売って、魂まで売ってしまえば、国は崩壊しますよ。衰退しますよ。考えてみてください。コロナがくる前からもう社会は底が抜けてる。厚生労働省、国民生活基礎調査、「生活が苦しい」と答えた方々、令和元年の時点、つまりはコロナがくる前の時点で、全世帯のうち54.4%が「生活が苦しい」という状況。母子家庭では86%以上「生活が苦しい」。これ、一人ひとりの努力が足らないからですか? 違います。これだけの状況を生み出すっていうのは構造上の問題。格差が最大化し、一部の者だけは儲け続け、多くが貧困化していく。1億総中流、どこにいったんですか? 今や中流なんて一部だけですよ。「いやいや、自分は中流だ」そう思ってるだけ。あなたの年収言ってみて、それ貧困ですよ。その問題をあなたのせいにされてないかってこと。人間ひとりでやれることなんて、そんなもの大きくないですよ。国の政策、それが間違えば、当然、多くの人々を苦しめる。こんな政治、もうなんとかしなくちゃいけない状態なんですね。だからこの国のオーナーの皆さんに、力を貸してくださいと言っています。
私たちれいわ新選組は消費税を廃止にしたい。「ちょっと待って、山本太郎君。気持ちはわかる。けどね、現実的なことを考えてみれば、あなたたち、たった5人しかいない国会議員のグループでしょ? 国会議員というのは、700人以上いる。その5人のあなたたちに一体何ができるんだって言うんだ」そういう気持ちになられる方もいらっしゃるかもしれない。でも言わせてください。れいわ新選組が旗揚げしたのは2019年なんです。山本太郎1人で旗揚げをしました。そのときの一丁目一番地として掲げた政策が、消費税の廃止でした。永田町、国会の反応は冷たいもんでしたよ。「バカだね、あいつ。30年間、当たり前のようにみんなが払い続けてきた消費税を、今さらやめられるなんて思うわけないだろ」って、「本当にセンスない」「あいつらすぐ消えるぜ」そういう話にされてた。でも、今見てみてくださいよ。この参議院選挙において、自民党と公明党以外は軒並み消費税減税までおりてきてますよ。つまりは何か? 風穴を開けられるんですよ。たった3年、5人という人数であったとしても、国会の外と力を合わせていきながら、この消費税がいかに悪税で、そしてこの国に生きる人々や事業者に大きな影響を与えるということを叫び続ければ、当然、その内容は伝わっていく。そして変化していく。当然のことです。
どうか私たちれいわ新選組にこの先もやらせていただきたい。つまりは、この先の消費税の減税、そして、その先の廃止に向けて、私たちれいわ新選組を大きくしていただきたいんです。あなたのお力が必要です。1枚目の投票用紙には、ここ東京、東京より、立候補をしている私、山本太郎、山本太郎を押し上げていただきたい。そして2枚目。2枚目の投票用紙、比例は、全国どこでも、ひらがな3文字で、「れいわ」、「れいわ」とお書きください。よろしくお願いします。
ありがとうございます。れいわ新選組代表山本太郎です。でね、私たちが言ってる消費税廃止っていうのは、これ、呼び水なんですよ、あくまでも。25年の不況、そこからコロナ。そして今、物価高。物価が上がってる分は下げなきゃダメでしょ? 下げる力を持ってるのは個人でも民間でもありません。政治の出番なんですよ。政治の出番というときに、この消費税減税すらしない。そう言っているのが自民公明。だったら、わからせなきゃいけないんですよ。どれくらいの人たちが減税、その先の廃止を望んでいるか。その力を可視化できるのが選挙なんです。なので、ぜひお力をお借りしたい。そう思っています。
消費税廃止。これは景気回復への呼び水である。他にも様々な政策が必要になります。ここですべては言えませんので、ひとつに絞ってお話ししたいと思います。私は日本をもう一度蘇らせたい。つまりは何か? ものづくり大国日本を再興させたいっていうことなんですね。先ほど言いました、国際競争力ランキング。昔は、日本は世界1位4年連続。今や34位ですって。それだけじゃない。他にも時価総額ランキング。世界のものを見たとしても、1989年には日本企業、トップ50の中に32社くらい入っていたんです。それが2019年にはたった1社に減ってしまった。国内を弱らせ、そして企業の力も落ちていった。この国を再興するためには、まずは呼び水として消費を喚起していく。一人ひとりが使えるお金を増やしていく。毎日が10%オフ。消費税を廃止したらそうなります。
それだけじゃない。賃金も上がっていくんですよ。1人当たりの平均年収が消費税廃止によって上がる。これは山本太郎の願望ではありません。参議院のシミュレーション。計量シミュレーション。試算結果が今年の5月に出たものは、消費税をやめた5年後、1人当たりの平均年収は30万円上がり、10年後には58万円上がるといわれている。今、この物価高に対して物価を下げる効果。それだけじゃない。消費喚起、投資喚起、需要を取り戻す。当然、賃金も上がっていくという循環を作っていきながら、もうひとつやらなきゃいけないことがあります。それは何か? 日本国内で25年以上壊されてきた、この国の雇用をやはり再整備する必要がある。不安定にされ過ぎてるでしょ? 今も雇用の流動化っていう言葉出てきてますよ。辞めやすくさせるって。働いてる人たちも辞めやすいほうがいいでしょって。今だって辞めようと思えば辞めれるでしょ? いかがですか? 皆さんに、皆さんのために辞めやすくする必要あります? 逆ですよ。首切りたいときに切れるようにすることをより加速させていこうとしてます。気を付けてください。こういう竹中平蔵的発想。
私たちがやりたいことは何か? 25年壊されてきたこの雇用環境をしっかりと整備していく必要がある。それと合わせて、この国のものづくりの力を取り戻すためには、メイド・イン・ジャパン。日本国内で作られた製品、コンテンツ、サービス、こういったものを日本政府が買い上げていくということを積極的にやりたいんです。メイド・イン・ジャパンを政府調達で買いまくれってこと。それによって何が生まれますか? 海外に移転していった製造機能、生産能力。こういったものを国内でしっかり強化させていく。海外に出たものを、円安の今だからどんどん呼び戻していく。それだけじゃない。それに伴って何が作られていくかっつったら、当然、これ、安定した雇用、高い賃金。そういうものが作られていく。
口で言うのは簡単だけど、そんなことやれるわけないだろって方、もうやってる国ありますよ。一応、同盟国と名乗っているアメリカ。関係性的には、宗主国と植民地という関係です。けれども、アメリカがやってる良いことは真似したほうがいいじゃないですか。バイ・アメリカン政策、インフラ。他にもヘリコプターのプロペラ。その他にも車、トラック、オフィス家具に至るまで、1年間で66兆円ものお金、それを使って政府がどんどん国内製品を買っていく。それによって私が今言ったようなことをやっていく。その目標なんですね。どうしてそうなったか? 今までは安く作るためにどんどん海外に出していってた。でも、国内が弱っちゃったんです。それを回帰していく。国内を強くしていく。内需を大切にする。それこそが本当の国防だってことに、今、アメリカは気づき、動いてるってことです。日本でもやったほうがいいでしょ? 私はやるべきだと思うんです。だって、日本には力があるから。世界で一番を取ったというポテンシャルを30年で食い潰したっていうことに私は納得がいかない。この国には力がある。それをもう一度興していくってことをやらなきゃいけない。そう思ってます。どうかお力を貸していただきたい。その先頭に立たせてください。れいわ新選組と申します。ありがとうございます。
ありがとうございます。短い時間の中ですべての政策語ること、なかなか難しいんですね。なので、私の説明で腑に落ちなかったところや、その他にも皆さんから、この分野に対してはどうなんだ?とかっていう直接的なご質問をこれからいただこうと思います。選挙中にはQ&A、できる限りどの党も避けたいんですよ。だって票減らすことはあっても増えることはなかなかないから。でも私は重要だと思ってます。だって政治って多岐にわたるじゃないですか、抱えてる問題が。知らないことがあって当然です。しかも山本太郎ですし。逆に皆さんから私たちの至らないところであったりとか、まだリーチできてないところを教えていただく。それによって私たち、宿題としてそれを先々の政策に繋げていくこともできると思います。そういうような観点からQ&A、これから始めていきたいと思います。使える時間は10分です。なのでお願いがあります。できればマイクを持たれた方は10秒、10秒でご質問いただきたいんです。10秒ってずいぶん短い時間だな、そう思われた方、意外とそうでもないんです。「消費税やめるって言いましたね。財源どうするんですか?」これだけでも7秒ほど。「憲法についての考え方は?」4秒。こんな感じですね。ぜひポイントにそのまま行っていただく。「生まれも育ちも西葛西の私でございますけれども」みたいな話から入るともう質問権失います。10秒あっという間ですので、ぜひお願い致します。いかがでしょうか? どなたかいらっしゃいますか? どうぞ。
質問者:
日本は借金借金で潰れるって言われてますが、日本っていうのは、すごく外国に金貸してるわけですよね。それでアメリカ国債なんかいっぱい持ってますよね。ものすごく持ってますよね。あれ売ったら全然、日本なんて、借金なんてなくなりますよね。どうですか?
山本太郎:
ありがとうございます。れいわ新選組代表山本太郎です。そもそもですね、国の借金というものをテレビ・新聞は本当のこと伝えてません。そりゃそうです。消費税について消費税は悪税であるっていう事実さえ皆さんに伝えられてないですね。大人の関係なんですよ。消費税、これに対して軽減税率を適用してもらってるから、当然、飴玉もらってるから、その者たちが飴玉の秘密は語りません。新聞社ね。テレビもそう。テレビの母体は元々新聞社。当然、喋れないこともありますよ。
それと同じように、国の借金という話に関して事実関係が皆さんに伝えられることはなかなかありません。普通に考えてみてください。借金。借金と呼ばれるものは、ただただ借金として存在してますか? そんなことあり得ないですよね? 誰かが借金として持っているものは、それを資産として持ってる者がいないですか? 誰かの借金は誰かの資産という当たり前の関係性です。じゃあ、政府の借金は誰の資産なんですか? 政府の借金は民間の資産になります。そういうことなんです。
でね、さらに噛み砕いて話をすると、政府の借金と呼ばれるものはあなたの借金とは関係ありません。経済主体、別です。政府は通貨の発行者、皆さんは通貨の使用者ですよね? 全く関係ない。個人の借金と国の借金を同列に語ること自体が間違ってるんです。で、政府の借金と呼ばれるものは何か? 簡単に言ったら、今、社会に出回ってるお金。あなたの今、財布の中に入ってるお金。それは政府が借金という形を取って社会に通貨を供給した結果なんです。政府の借金とは何か? 「1000兆円以上を超える借金があります」って言われたときに「それが何か問題でも?」。それが事実なんです。どういうことかっていうと、政府が借金という体(てい)を使って1000兆以上のお金を社会に供給してきた。それ以上でも以下でもないんですよ。「そんなこと信じられない。借金は全部返すべきだ」という方のお言葉通りにするとするならば、まず全員に大増税です。1000兆円以上のお金をかき集めなければなりません。結果どうなりますか? 社会に流通しているお金、消えますよ。そりゃそうです。あなたが手元に持っているお金は、政府が借金という体(てい)を使って供給したものの一部に過ぎませんから。そういうことなんです。
だから政府債務は増え続けるって当然のことなんですよ。ただし無限にはできない。無限にはできない。上限はあります。上限は何かっていうと、これ、供給能力。その国がどれくらいのものを作れますか?ということが上限になる。大昔には持っている金の量、ゴールド、そういうものの量によって出せるお金が決まったけど、今は金本位制じゃないですね。今の上限はその国の製造能力、それが上限になります。つまりは何か? インフレが加速し過ぎない程度にであるならば、お金は出せる。それだけのことです。で、例えばですけれども、日本には円というお金がありますよね。アメリカにはドルがあって、イギリスにはポンドがある。当然、自分の国の通貨なんだから、社会にお金が回ってないときには、お金の量を増やして入れていくことができるんですよ。当然のこと。これ、経済政策の基本のキ。社会にお金が回ってない状態を放置してしまえば、不況は深まる。だから自国通貨を増やして足りないところに入れていく。これ経済政策の当たり前の話です、独自通貨を持つ国の。
でね、このコロナ禍、アメリカでは800兆円ものお金をこれ、足りていないとこに入れていくこと決めたんですよ。800兆ですよ。そのお金どうやって準備するの? 全米中で増税します。そんなことしませんよ。そんなことやっちゃったら、アメリカ自体が潰れちゃう。みんなが耐えられなくなる。それは通貨発行で賄うんですよ。何をやったか? 3回にわたる現金給付。他にも徹底した救済政策。コロナで困ってる人たちを救っていく。そして将来的なインフラの投資、そこで雇用もつくっていくってことも、それ入ってるんですね。結果どうなったか? コロナ前よりも景気爆上がり。一方、日本は? 金の出し方がケチくさい。金を刷ってもみんなにはいかない。自分たちの仲の良い人たちにしか回らない。だってコロナ禍で皆さんに直接的にわたったものってなんですか? 現金10万円1回こっきりと眼帯みたいなマスク2枚だけでしょ。それ以上もらった人います? うらやましいな、その人。なかなかいらっしゃらない、そういうことなんですよ。
でね、アメリカが800兆できたならば日本はどれくらいできるだろうかということの話していきたいと思います。例えばですけれども1年間の予算、日本は100兆円程度です。この100兆円に対して、もうプラス100兆円、それを出すことは何の問題もないんです。私たちれいわ新選組はこの100兆円の予算に対して、もう100兆円の通貨発行を数年にわたって続けていきたい。それによって25年間この国が地盤沈下したものをちゃんと立て直していく、徹底的に。そしてものづくり大国日本を再興させていく。まずその一丁目一番地は一人ひとりが使えるお金をしっかりと増やしていく。だからこそ消費税をなくして毎日を10%オフにし、賃金も上がっていくっていう循環がベースにないとダメなんですね。
話戻ります。日本は1年の予算に加えて、もう100兆円の通貨発行であるならば、これはできる。国は破綻しない。「そんなわけないだろう。100兆円も追加してこれを発行した場合には、日本は破綻するに決まってる」そう言われる方、本当にそうですか? だったら2020年度に破綻してなきゃおかしいですよ。2020年度の政府の通貨発行は、120兆円近くされてます。2020年度、国は倒れましたか? 2021年度に国は倒れましたか? 倒れてません。ピンピンしてます。逆にこの20年の、25年以上の不況にコロナがきても手薄、そしてこの物価高でもほぼ手当てしないってことをこの先続けていくと、本当の意味でこの国に生きる人々が倒れてしまう。私、そんなの見たくないんですよ。
25年、人生多く失った方々いっぱいいますよ。例えば、私と同じ年代、ロストジェネレーション。40歳台の方、「頑張って勉強しろ、大学に入れ、いい会社に入れば一生安泰」と言われた。「30代入るまでに家も持てるぞ、車も持てるぞ」、そう言われた。でも実際はどうだった? 97年以降ずっとこの国不況。その中で自分が就職します、新卒というときには、就職口無かった。初めての就職はアルバイト、非正規。そこから自分が正規になろうと思っても、自分はそんな正規になるようなルートないですよ。社会が持ち直したとしてもそのときに採られるのはその年の新卒。年々自分が型落ちしていきながら、スキルアップ、いろんなこともできないままに最初に働いたときの給料、今も続いてるって人たちいっぱいいますよ。ロストジェネレーション、就職氷河期世代。
これに対して2020年度、国はね、30万人の就職氷河期世代を正社員に変えていくと言った。3年経って蓋開けてみたら、何人が正社員になれた? 30万人目標が3万人だけ。酷いでしょ? 桁、足らんやんって。本気じゃないんですよ。逆に言えば、このロストジェネレーション、もちろんその世代のみならずですけれども、多くの人々が自分で資産も持たずに、そのまま高齢化してしまうというような状況にある。これ、このまま放置してしまったらどうなるか?っつったら、将来的に高齢者になってから、国が何か手当てしませんよ。将来的に見られるものは、日本という国の中で、路上で人が死んでるっていうのもスタンダードになってしまうんじゃないですか? 政治はそんなこと、何かしら手当てしようと今は考えない。その洪水とやらがくるのは、わしが死んでからだろう、そういう感覚なんですよ。許せない。
政治の失敗によって生み出されたそういう多くの世代や、この30年のこの国の衰退によってね、夢見ることさえも贅沢になった。希望さえも持てない。死にたくなるような社会だけ拡げて、それでもまだ少子化が問題だって、どの口が言ってんだ? だったら奨学金制度がどうしてそのまま推移してんだよ? 大学生の2人に1人が奨学金借りてて、そのうちの7割は、これ、利息払わされるんでしょ? 年間380億円、懐に入れさせるために。返せなくても取り立てって仕事が生まれるなって。金融商品化している、若者たちをね。どっから切り取っても皆さんのことなんて目ん中に入ってない。こんなのあり得ないですよ。この国のオーナーとして、そろそろ怒っていただくタイミングだと思ってます。
そうは言ったとしても大人の世界。いろんなしがらみがある。政治的な意見を表明したりするのにも勇気がいる。そういう状態だと思います。だからこそ、私たちがその先頭に立ちたい。皆さんは政党を育てたことありますか? 政治家、育てたことありますか? おそらく多くの方々がそういう経験ないと思うんですね。どうか、私たちれいわ新選組を育てていただきたい。そしてこの国を一緒に変えていただきたい。この国に生きるあなたが希望。あなたがいなきゃ変えられない。力を貸してください、力を合わせたいんです。れいわ新選組です。ありがとうございます。
質問者:
もうひとつ、答えになってないのが、アメリカ国債は売れないんですか?
山本太郎:
あ、ごめんなさい。えっとね、1人の質問、2問いただいたんですけど、1問でずいぶん私が喋っちゃって、時間削れちゃったんですね。で、もうひとつ、アメリカ国債売れないんですか?っていう話がありました。別に売らなくてもいいです。置いといてもいい。そう思うんですね。外貨準備は、日本、これ世界2位なんですよ。それを考えても、ほとんどはこれ、アメリカ国債なんですけど、別に今、売るタイミングじゃない。で、これは売らなくていい。だって日本の国債、日本の通貨発行、これはできるんだから。だから別にそこに手をつけなくてもいい。そういう考えです。ありがとうございます。どなたかいらっしゃいますか? どなたでも、ご発言できますよ。じゃあ、そちらのあなた。
質問者:
私は皇室の安定的な継続を望んでるんですけれども、今だと男系でないとダメで、女性は天皇になれないということなんですけども、女性が天皇になれば女性の地位も格段に上がっていくと思うんですけど。その辺りは山本さんは、どうお考えですか?
山本太郎:
ありがとうございます。えっと、私は考え方は同じです。はい。開かれた皇室というものを目指していくってのは非常に重要なことだと思います。愛される皇室。もちろん戦後、様々な例えば災害であったりとか、戦地を訪れるという活動において、ある意味での癒し、それを与えてきたという仕事をしてくださったと思うんですね。祈りであったりとか。そういうことを考えるならば、私は、より開かれた、そういうような皇室を目指していくということが私の希望です。でも今のままだったら、何かしら、こう、取り残された世界といいますか。いつまでも、なんだろうな、日本のおっさん社会がそのまま皇室にもあるようなことっていうのは、私は望ましくないと思ってます。あなたがおっしゃるような開かれた、女性が天皇になるということに関しても、私は道が開かれていくべきだろうな、っていう考え方です。そういうことを言うとですね、結構、左側の人たちが怒るんですね。「貴様、天皇の」っていう話なんですけど、ちょっと冷静に考えてくださいよ。私、2013年参議院議員になったときに、陛下にラブレター渡した男ですよ。すいません。あの時はね、もう自分の中でいろいろ考えるところがあってそういう行動になっちゃったんですけど。でも基本的に考えていただけると私の中ではそういう存在です。ありがとうございます。
さぁ、というわけで、れいわ新選組代表山本太郎、ここ東京から出ております。皆さんにどうか、国会に送っていただきたい。今、当落、この当落線上ギリギリにいます。勝たせていただきたい、頭ひとつ抜けさせていただきたいんです。そのためには、もしあなたから1票いただけるというならば、こんな有難いことはありません。こんな光栄なことはない。(聴衆:大丈夫)大丈夫、いや、「大丈夫」っていう大丈夫が一番信用してはいけない場面なんですね、これもう。
聴衆:
江戸川区だ、江戸川区。
山本太郎:
そうですか。逆に言うとですね、「大丈夫だ、大丈夫だ、江戸川区だ」って言われてるお父さん、逆に、私に1票いただけるんですか?
聴衆:
もちろん。
山本太郎:
「もちろん」。ありがとうございます。逆に言ったら、お父さん、すいません、何人に拡げられますか? うちそこ? すいません、その個人情報、要らないです。逆に言ったら、何票いただけますか? お父さん、周りの方に。
聴衆:
38。
山本太郎:
38? 「まだいける」? いやとんでもない、38もなかなか集められないですからね。とんでもないです。そんな大きなお願いを皆さんにするつもりはないです。もちろん、それが可能だという方にはお願いしたいですけれども、あなたの1票をもらえるだけでも本当に光栄な話です。でも、必ず勝たせていただきたい。頭1個抜けさせていただきたい。そのためには、あなたの1票と合わせて、周りの方に声を掛けていただけないでしょうか。必ず送っていただきたいんです。よろしくお願いします。そして2枚目の投票用紙には、ありがとうございます。2枚目の投票用紙には、比例には「れいわ」とお書きいただきたいんです。でね、比例というのは全国が選挙区になるんですけど、私たちれいわ新選組の比例の候補は9人います、9人。全員濃いんですよ。全員濃いキャラ。でね、山本太郎よりも聞き分けのないような大人がいっぱいいる。
聴衆:
わかる、わかる。
山本太郎:
「わかる、わかる」ってありがとうございます。とにかくですね、何が言いたいかってことですけど、今の国会の中にまず必要なことっていうのは緊張感だと思うんです。ダルッダルでしょ? タルッタルでしょ? この状態に緊張感を与えるためには、国会の中のリズムには合わせないよ、空気なんて読まないよ、空気読めるけど読まないよっていう人たちを増やしていくことによって、与党も野党も締まりが出てきます。ぜひそういうメンバーを多く国会に送り込んでいただきたいんです。お力貸してください。よろしくお願いします。ありがとうございます。インフォメーションさせてください。何かやれることないのか? 手伝ってやってもいいぞ、そんな素敵なことを考えてくださった方がいらっしゃったならば、こんな有難いことはございません。私たちれいわ新選組は、ボランティアセンターを設けております。新宿です。南口です。すいません。あと3、4分で、終わってからでもいいですか? いいですか? すいませんね。ごめんなさい、あと4分でマイク切らなきゃいけないので、居といていただけたら、お話聞きたいと思います。
話戻ります。何の話、してたっけ? 消費税の話でしたか? 違う違う、インフォメーションでした。すいません。ボランティアセンターを新宿に構えております。どうか、あなたの大切なお時間の30分でもいただけるようでしたら、ぜひお時間をください。詳しい場所につきましては、あなたのお手元にある端末から、れいわ新選組のホームページをご覧いただく。それによって、ご案内できるような形になっておりますので。それ、東京だけじゃないんですね。大阪にもございます。ネットをご覧になられてる方、大阪の心斎橋にあります。大阪は、非常に素敵な候補者が立ってます。埼玉にも、そして福岡にも、愛知にも立っております。ホームページをご覧になって、それぞれの事務所に連絡をしていただければ、ボランティア活動、お力貸していただけるようになっておりますので、よろしくお願いします。
とにかく勝たせてください。今のこのね、この参議院選挙が終わった後は、3年間、国政選挙が開かれません。つまりは30年間、国を衰退させてきたというような政治が、この後3年間フリーハンド。フリーハンド与えられるってことは、かなり無茶な破壊が繰り返されると思います。それを食い止めるためにも、聞き分けのない、「王様は裸だ」と大人になってもまだまだ言う、地べた這いつくばってでも闘うぞという勢力を、まずは国会に送り込んでいただきたい。ぜひお願い致します。そしてポスター。あなたのおうちにポスター貼れないですか? 壁にぜひ貼っていただきたいんです。お力を貸してください。お願いを致します。で、マンション、アパートだから貼れないなって方もいらっしゃると思うんです。そういう方、ご安心ください。マンション、アパートの窓の内側から外側に向けて窓に貼っていただきますと、これは、ポスター、外壁に貼ってんのと同じ効果になるんですね。ありがとうございます。ぜひ勇気を持ってお持ち帰りいただきたいと思います。よろしくお願い致します。
そして皆さんの中で、ワンコインだったら応援してやってもいいぞ、そういう方がいらっしゃいましたら、ぜひお願い致します。応援していただけますか? ありがとうございます。何かと申しますと、選挙、むちゃくちゃお金かかります。山本が東京から出ますというだけでも、入場料のみで300万円。比例で1人出るのに入場料600万円。今回、れいわ新選組が参議院選挙に支払う入場料は7000万円です。入場料だけで。その他にも様々、億単位のお金がかかって参ります。皆さんの中で「ちょっと待っといてくれ、家に1000万円取りに帰ってくるわ」って方、いらっしゃいますか? いらっしゃらない。そりゃそうです。なのでみんなでこう、積み上げていきながら突破をしていくというような道が、一番近道だと思います。
でね、お金の話をしましたが、お金がすべてではございません。私たちと繋がっていただきたいんです。繋がっていただくだけで十分です。「れいわフレンズ」、「れいわフレンズ」という取り組みがあります。私たちがどういう活動をしているかってことが、ご迷惑にならない程度に届く。そのようなものです。登録をしていただければ、届くようになります。特典がひとつあります。それは今年の冬に、れいわ新選組の代表選挙が開かれます。山本、この冬、代表選挙に出るんですね。で、そこで皆さんに投票をしていただける、そういう権利が入ります。これ、お金払ってないのに永田町で代表選挙、投票できるっていうシステムは、れいわ新選組だけです。「山本太郎嫌いなのに、そんなもの。わざわざおまえ、入るわけないだろ」って方、逆ですよ。山本が嫌いなら、代表選挙で対抗馬に投票すれば、山本を引きずり下ろすこともできるかもしれません。そういう気持ちを持った方の入会も、ぜひ登録もお待ちしております。
社会は変えれます。そういうルールなんです。そのツールが選挙です。10代から30代まで、死ぬ原因の1位が自死。自分で命を奪ってしまう。そんな地獄みたいな社会、政治で作ったんだったら、政治で変えましょうよ。高齢者が死ぬ寸前まで働かなきゃ生きていけないような社会、もうやめにしたいんですよ。様々なことは政治で変えられる。れいわ新選組に力を貸してください。よろしくお願いします。
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