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https://www.asahi.com/articles/ASQ9G64K3Q9FTOLB001.html
突然現れたエリザベス女王 「緑の魔法使い」 庭師の人生変えた一言
「あなたって緑の魔法使いみたい」
それは、2010年5月に英ロンドンで開かれた世界最高峰のガーデニング大会「チェルシーフラワーショー」で、エリザベス女王がかけてくれた言葉だった。日本を代表する庭園デザイナー石原和幸さん(64)の背中をそっと押してくれた言葉。そして、後に、石原さんの世界的な通り名となる。
その年、石原さんが出展していたのは、故郷・長崎市の里山をイメージした庭「風花」。柱や壁をコケで覆ったのが特徴で、小川のせせらぎを再現し、薪で椅子をつくっていた。
「素敵ね」。笑顔で庭に入ってきたのは、大会を主催する英国王立園芸協会の総裁、エリザベス女王だった。声をかけられるのはもちろん、直接会うのも初めて。石原さんは、驚きながらも女王に庭を案内した。
「これが全部コケなの?」「…
Kazuyuki Ishihara (石原和幸 Ishihara Kazuyuki) is a Japanese garden designer who has won many gold medals at the Chelsea Flower Show.[3][1][dead link][4] His design for 2019 is an artisan garden, "Green Switch", whose theme is switching from the urban environment to a natural one. It is planted with horsetail, iris, maple, moss, pine, watercress and features two waterfalls and a Japanese tea room.[5]
Biography[edit]
Kazuyuki Ishihara was born in 1958,[6] in Nagasaki Prefecture.[6] When he was 22 he began studying ikenobō-school ikebana.[6]
References[edit]
- ^ ab About Kazuyuki Ishihara, Kazuyuki Ishihara Design Laboratory, archived from the original on 2019-01-13, retrieved 2019-03-08
- ^ "In pictures: Artisan garden awards", RHS Chelsea Flower Show, BBC, no. 12, 2014
- ^ "Oasis of peace in Tokyo", The Japan Times, 24 October 2013
- ^ Robin Lane Fox (24 May 2017), "Chelsea Flower Show review: a springtime treat", Financial Times
- ^ Simon Swift (16 January 2019), "Everything you need to know about the RHS Chelsea Flower Show 2019", Good Housekeeping
- ^ ab c Kazuyuki Ishihara Design Laboratory Official Website
石原和幸
石原 和幸(いしはら かずゆき、1958年 - )は、長崎市出身の景観アーティスト。庭園デザイナー。株式会社石原和幸デザイン研究所代表取締役。 ガーデニングの本場・イギリスの「チェルシー・フラワー・ショー」で3年連続(2006年 - 2008年)ゴールドメダル受賞 [1] [2] [3]。よしもとクリエイティブエージェンシー所属(マネジメント契約)[4]。
経歴
(石原和幸 『世界一の庭師の仕事術』WAVE出版。noneより)
1958年、長崎市で生まれる[7]。久留米工業大学[8] では、交通機械工学科に所属。当時の夢は「モトクロスのレーサーになりたい」。卒業後、自動車販売会社「マツダオート長崎」に就職。整備士となる。整備の仕事の傍ら、大学時代に知人から「花屋はもうかるぞ」と聞かされていたことが頭の片隅に残っており、生け花の本流「池坊」に入門。22歳のときで、池坊で生け花の勉強を開始し[9]、強く感動、23歳の頃、「人生これで行くんだ」と決意。勤務先近くの路上販売の生花店に「給料なしで雇ってください」と飛びこむ。
25歳の時、独立。実家の牛小屋を改造して「花風」という名称で開店。1982年7月、長崎大水害に見舞われ、全財産である軽トラックが流され、花畑も全滅する。
その後、生花販売の「花泉」に雇われる。商店街の店舗を1人で受け持ち、畳一畳のスペースながら、月300万円もの売り上げをあげるようになる。その秘訣は、お客さんのよろず相談、頼まれ事をひたすら引き受けたこと。いつも走って花を届けるため、「銅座のカール・ルース[要出典]」とあだ名される。
29歳で再び独立したが、花市場に入る許可が得られなかった。直接生産者のところに足を運び、花を仕入れていたところ、知人から福岡県 久留米市の花市場を紹介される。長崎から片道3-4時間かけ、車で寝泊まりしながら仕入れに通う。
長崎一の繁華街・銅座で、自販機置き場など小さなスペースに次々と店を出し、2年間で30店をオープン。心に抱いたモットーは「花を売らずに、夢を売る」。時には、3000円の花束を長崎から福岡まで自ら届けるなど、採算を度外視した行動で顧客を感動させ、ファンを増やしていった。
35歳の頃から庭づくりを始める。37歳の時、父親の死をきっかけに「自分は何のために生きているのか」と考え始める。
41歳の時、石原の成功を聞きつけた大手商社から合弁会社設立のアプローチを受ける。計画では「全国800店、従業員数千人。5年後には株式を店頭公開する」というもの。東京進出し、港区白金に本社を置く。ところが売り上げは伸びず、8億円の負債を抱え、2年で会社をたたむ。
長崎で原点に戻り、庭づくりと花の販売で、借金を返済。45歳の時、世界一権威のある庭と花のコンテスト「チェルシー・フラワー・ショー」の存在を知る。現地イギリスでレベルの高さを目の当たりにして衝撃を受け、挑戦を決意する。
2004年、「チェルシー・フラワー・ショー」初挑戦。銀メダルに当たるシルバーギルトを受賞。2005年、長崎市から特別表彰を受ける。
2006年、「チェルシー・フラワーショー」再挑戦で、初めてゴールドメダルを受賞。2007年、「チェルシー・フラワーショー」で再びゴールドメダルを受賞。
2008年、「チェルシー・フラワーショー」で3年連続でゴールドメダルを受賞。
2009年10月3日、東日本ハウスと業務提携を結び、同社モデルハウスのデザインや同社ガーデニングセミナーなど行う[10][11]。
2011年、「チェルシー・フラワーショー」で、作品の庭の前でエリザベス女王と談笑。その様子が英国BBCに報じられる[12]。
2012年、「チェルシー・フラワーショー」で、ゴールドメダル受賞。アーティザンガーデン部門第1位。ベストガーデン賞受賞。
2012年3月9日、羽田空港国内線 第1旅客ターミナル内の屋内庭園「花の楽園」(150m2)を手がける[13]。2012年3月頃、「花と緑の力で幸せな人を増やしたい」という石原氏の思いに共鳴した人々が、勝手連的組織「石原和幸サポーターズ[14]」を発足、支援の取り組みを行っている。
2013年、「チェルシー・フラワーショー」で、ゴールドメダル受賞。アーティザンガーデン部門第1位。ベストガーデン賞2年連続受賞。
2014年、「チェルシー・フラワーショー」で、ゴールドメダル受賞。アーティザンガーデン部門第1位。ベストガーデン賞3年連続受賞。
2015年、「チェルシー・フラワーショー」で、ゴールドメダル受賞。アーティザンガーデン部門第1位。
2016年、「チェルシー・フラワーショー」で、ゴールドメダル受賞。アーティザンガーデン部門第1位。プレジデントアワード受賞。
2016年、JR大阪駅北側の再開発エリア「うめきた2期」の庭園「うめきたガーデン」の2つの庭園や10万株の花畑をプロデュース(開園10月7日、運営は産経新聞社など)。そのほか、新潟県の妙高高原、長崎県の雲仙普賢岳で、花と緑で町をよみがえらせる「里山プロジェクト」に取り組んでいる。
2017年、「チェルシー・フラワーショー」で、ゴールドメダル受賞。アーティザンガーデン部門第1位。
2018年、「チェルシー・フラワーショー」で、ゴールドメダル受賞。アーティザンガーデン部門第1位。ベストガーデン賞5度目の受賞。今回で10度目のゴールドメダルを受賞。
2019年、「チェルシー・フラワーショー」で発表した都市環境から自然環境への切り替えをテーマとした職人の庭「Green Switch」はつくし、アイリス、カエデ、苔、松、クレソンが植えられており、2つの滝と茶室を設けている[15]。本作品は「チェルシー・フラワーショー」で、ゴールドメダル受賞。アーティザンガーデン部門第1位。今回で11度目のゴールドメダルを受賞。本作品でゴールドメダルを8年連続受賞。
作品[編集]
いずれも基本的に、石原氏が育った長崎の里山風景を原点としている[16]。
- 「源」
- 「青嵐」
- 初夏に吹きわたる青葉を揺らす風がコンセプト。2006年英国チェルシーフラワーショー出品作品。ゴールドメダル受賞。シックガーデン部門第1位。ベストシックガーデン受賞。
- 「雲庭」
- 2007年英国チェルシーフラワーショー出品作品。ゴールドメダルを受賞。シティガーデン部門第1位。
- 「緑の扉」
- 2008年英国チェルシーフラワーショー出品作品。ゴールドメダル受賞。アーバンガーデン部門第1位。
- 「緑風庭」
- 「風花-kazahana-」
- 2010年英国チェルシーフラワーショー出品作品。シルバーメダル受賞。ショーガーデン部門第3位。
- 「花の楽園-緑の詩をきかせたい-」
- 2011年英国チェルシーフラワーショー出品作品。シルバーメダル受賞。ショーガーデン部門第3位。
- 「里山のくらし~本原3丁目309番地」
- 2012年英国チェルシーフラワーショー出品作品。アーティザンガーデン部門ゴールドメダル受賞。アーティザンガーデン部門第1位。ベストガーデン受賞。
- 「An Alcove Garden 床の間ガーデン」
- 2013年英国チェルシーフラワーショー出品作品。アーティザンガーデン部門ゴールドメダル受賞。アーティザンガーデン部門第1位。ベストガーデン賞2年連続受賞
- 「桃源郷」 2014年英国チェルシーフラワーショー出品作品。アーティザンガーデン部門ゴールドメダル受賞。アーティザンガーデン部門第1位。ベストガーデン賞3年連続受賞
- 「江戸の庭」 2015年英国チェルシーフラワーショー出品作品。アーティザンガーデン部門ゴールドメダル受賞。
- 「ガレージガーデン」 2016年英国チェルシーフラワーショー出品作品。アーティザンガーデン部門ゴールドメダル受賞。プレジデントアワード受賞。
- 「御所の庭」 2017年英国チェルシーフラワーショー出品作品。アーティザンガーデン部門ゴールドメダル受賞。
- 「おもてなしの庭」 2018年英国チェルシーフラワーショー出品作品。アーティザンガーデン部門ゴールドメダル受賞。ベストガーデン賞5度目の受賞。
- 「グリーンスイッチ」 2019年英国チェルシーフラワーショー出品作品。アーティザンガーデン部門ゴールドメダル受賞。アーティザンガーデン部門第1位。
活動[編集]
商業施設の緑化[編集]
- 里山と店舗の融合事業
- 老健施設の緑化
- わかば会(長崎)など。角人々や働く人々が安らげる空間づくり。
- ランドスケープデザイン
- リゾート施設のランドスケープデザインや分譲マンション・分譲建売物件のデザイン
- 旅館のリガーデン事業
- 壁面緑化
- 殺風景になりがちな店舗やビルなどの壁面を、奥内、屋外問わず、緑の植物で覆う。見た目の爽やかさはもちろん、気温上昇の抑制効果などある。
セミナー[編集]
園芸愛好家向けのセミナーのほか、起業家向け、町おこし、花を通じてのセラピーなど、様々なテーマで実施している。
緑化活動[編集]
国内外問わず、花や木を植える活動を実施。企業のCSR活動「カンパニーツリープロジェクト」も手がける。
テラコッタドール[編集]
出演[編集]
テレビ番組[編集]
- ソロモン流(テレビ東京、2008年8月3日・2012年4月22日放送)
- ぶらり途中下車の旅(日本テレビ、2010年8月28日放送)
- 男たちのクレド(テレビ東京、2010年11月25日放送)
- 課外授業 ようこそ先輩(NHK総合テレビ、2011年12月3日放送)
- 一流魂(TOKYO MXテレビ、2012年3月4日放送)
- 新報道2001(フジテレビ系列)7時30分~8時55分
- 逆転人生(NHK総合テレビ、2020年10月19日放送)
ラジオ番組[編集]
脚注[編集]
- ^ "Oasis of peace in Tokyo", The Japan Times, 24 October 2013
- ^ About Kazuyuki Ishihara, Kazuyuki Ishihara Design Laboratory, archived from the original on 2019-01-13, retrieved 2019-03-08
- ^ Robin Lane Fox (24 May 2017), "Chelsea Flower Show review: a springtime treat", Financial Times
- ^ "庭園デザイナー・石原和幸が『チェルシーフラワーショー2016』でプレジデント賞を受賞!「お笑いの演芸と花の園芸の『Wえんげい』を目指します」とさらなる意気込みを語る!!". よしもとニュースレター. (2016年11月1日) 2016年11月1日閲覧。
- ^ About Kazuyuki Ishihara, Kazuyuki Ishihara Design Laboratory, archived from the original on 2019-01-13, retrieved 2019-03-08
- ^ "In pictures: Artisan garden awards", RHS Chelsea Flower Show, BBC (12), 2014
- ^ Kazuyuki Ishihara Design Laboratory Official Website
- ^ HTBガーデニングワールドカップ2014 日誌8日目
- ^ Kazuyuki Ishihara Design Laboratory Official Website
- ^ [1] - 東日本ハウス
- ^ 提案4 緑化|環境への取り組み|注文住宅の東日本ハウス - 東日本ハウス
- ^ BBC - Chelsea Flower Show 2011 - Photographs and pictures - BBC
- ^ 第1ターミナル 出発エリア・屋上エリア リニューアル完了!|日本空港ビルデング株式会社 - 日本空港ビルデング株式会社
- ^ 世界的なランドスケープ・アーティスト石原和幸さんのサポーターズサイトです。チェルシーチャレンジ情報やイベント情報など、楽しく元気のでる情報をお届けします。 - 石原和幸サポーターズサイト! - 石原和幸サポーターズ
- ^ Simon Swift (16 January 2019), "Everything you need to know about the RHS Chelsea Flower Show 2019", Good Housekeeping
- ^ 石原和幸プロフィール|ガーデンデザイン ランドスケープアーティスト 石原和幸デザイン研究所 - 石原和幸デザイン研究所
- ^ 石原和幸氏プロフィール - 砂場 入替 砂 白い砂 ホワイトサンド 家庭用砂場 抗菌砂、放射線対策 - ビーチマガジンBeach Magazine
- ^ "石原和幸の花の楽園" K-MIX
- ^ 石原和幸の花の楽園 | セキスイハイム東海
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