https://www.lifehacker.jp/article/how-to-find-old-websites-that-google-won-t-show/
Googleが公開していない古いウェブサイトを見つける方法(追記・修正あり)
「場」としてのインターネットは、絶えず拡大しています。毎日、新しいウェブページが次々につくられています。その数があまりにも多いので、その一部は時とともに消えていっているような気がします。
でも実のところ、それらはGoogleから消えているだけなのかもしれません。
10年前のサイトはGoogleに表示されなくなった?
ウェブデベロッパー/ブロガーのTim Bray氏やMarco Fioretti氏が2018年に投稿した記事によれば、どうやらGoogleはインターネット全体をインデックスするのをやめ、そのせいで一部の古いサイト(10年よりも前のもの)はGoogle検索に表示されなくなったようなのです。
Googleは、ユーザーが聞いてくる妙な質問に逐一答える情報コンシェルジュという大変な仕事をさせられているので、彼らの決定も理解できるところはあります。
とはいえ、その記憶力が過去10年に制限されてしまったことを両氏は嘆いています。以前のことを検索する際には、「情報はほかにもあるはず」と頭に置いておかなければならなくなったからです。
(追記ここから)
ただ、完全に見つけられないわけではありません。検索の「ツール」から期間を指定するか、検索バーに「before:YYYY-MM-DD」(Y:西暦、M:月、D:日)などと加えていただくと、その日付以前のページに限定して検索できます。
(追記ここまで)
過去のサイトをGoogle以外で検索する方法
Bray氏の記事について取り上げた「BoingBoing」のこちらの記事でも述べられているように、「DuckDuckGo」と「Bing」はどちらもまだ、インターネットのさまざまな記録をより完全なかたちで提供し、Googleがインデックスするのをやめてしまったページも表示してくれるようです。
2009年よりも前のサイトを探していて見つからない場合は、まずは、これら2つの検索エンジンのどちらかを試してみましょう。
これがダメでも、あなたが探しているページを必要とするほかの誰かが、それを「Wayback Machine」上のアーカイブとして保存しているかもしれません。
それ以外の検索エンジン
でも、いくつも答えがあるような質問についてはどうでしょう?
あなたが答えを知らない質問の場合は? 初期のウェブからの検索結果がほしい時は? そんな場合も、それに特化した別の選択肢があります。
「Hacker News」のフォーラムに投稿されたこちらのコメントには、そのための検索エンジンがいくつか紹介されています。
「Million Short」(英語)は、一番人気のサイトを自動的にスキップして、ウェブを深掘りしてくれます。
「Wiby.me」(英語)は「クラシックなウェブサイトの検索エンジン」です。愛好家のページをはじめとするインターネットのさまざまな遺物を探す人たちを助けるために開発されました。
Hacker Newsのスレッドには、「Pinboard」のことも取り上げられています。「Pocket」に似たシンプルなブックマークサービスであり、アーキビスト(永久保存価値のある情報を収集管理し、閲覧できるよう整える専門職)向けの機能が搭載されています。
プレミアムサービスに加入すると(年額:11ドル)、保存したすべてのページをウェブアーカイブ化できるようになります。こうしたツールを活用すれば、インデックスされていない古いサイトを見つける作業もずっと楽になるかもしれません。
※誤解を招く表現があったため、タイトルの修正および本文を追記いたしました(2019.8.7)
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Image: AlexHliv/Shutterstock.com
Source: T Bray, Stop at Zona, Boing Boing, Duck Duck Go, Wayback Machine, Y Combinator, MillionShort, Wiby, Pinboard
Mike Epstein - Lifehacker US[原文]
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