2021年6月28日月曜日

【海外の反応】 パンドラの憂鬱 海外「日本には傑作が多すぎる!」 米サイト選出『日本映画歴代ベスト40』が話題に 2018

【海外の反応】 パンドラの憂鬱 海外「日本には傑作が多すぎる!」 米サイト選出『日本映画歴代ベスト40』が話題に
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海外「日本には傑作が多すぎる!」 米サイト選出『日本映画歴代ベスト40』が話題に

今回はアメリカの映画サイトが選出した「日本映画歴代ベスト40」から。

早速ですがランキングは以下になります。

40. 『家族ゲーム』 森田芳光 1983年
39.『野獣の青春』 鈴木清順 1967年
38. 『ビルマの竪琴』 市川崑 1956年
37. 『麦秋』 小津安二郎 1951年
36.『巨人と玩具』 増村保増 1958年

35. 『上意討ち 拝領妻始末』 小林正樹 1967年
34.『鬼婆 』 新藤兼人 1964年
33. 『二十四の瞳』 木下恵介 1954年
32. 『人情紙風船』 山中貞雄 1937年
31. 『武士の一分』 山田洋次 2006年

30. 『HANA-BI』 北野武 1997年
29. 『原爆の子』 新藤兼人 1952年
28. 『トウキョウソナタ』 黒沢清 2008年
27. 『天国と地獄』 黒澤明 1963年
26. 『楢山節考』 今村昌平 1983年

25. 『御用金』 五社英雄 1969年
24. 『茶の味』 石井克人 2004年
23. 『女が階段を上る時』 成瀬巳喜男 1960年
22. 『浮雲』 成瀬巳喜男 1955年
21. 『飢餓海峡』 内田吐夢 1965年

20. 『おくりびと』 滝田洋次郎 2008年
19. 『山椒大夫』 溝口健二 1954年
18. 『赤い殺意』 今村昌平 1964年
17.『他人の顔』 勅使河原宏 1966年
16. 『たそがれ清兵衛』 山田洋次 2002年

15. 『仁義ない闘い』 深作欣二 1973年
14. 『大菩薩峠』 岡本喜八 1966年
13. 『そして父になる』 是枝裕和 2013年
12. 『野火』 市川崑 1959年
11. 『薔薇の葬列』 松本俊夫 1969年

10. 『おとし穴』 勅使河原宏1962年
9. 『ミシマ:ア・ライフ・イン・フォー・チャプターズ』 1985年
(日米合作。製作総指揮はコッポラ監督とジョージ・ルーカス監督)
8. 『雨月物語』 溝口健二 1953年
7. 『誰も知らない』 是枝裕和 2004年
6. 『人間の條件』 小林正樹 1959年

5. 『砂の女』 勅使河原宏 1964年
4. 『東京物語』 小津安二郎 1953年
3. 『切腹』 小林正樹 1962年
2. 『羅生門』 黒澤明 1950年
1.『七人の侍 』 黒澤明 1954年



以上です。
なお、記事の冒頭では日本映画について、
「今も世界の映画に影響を与える数少ない映画産業の1つ」と紹介されています。

ランキングには様々な意見が寄せられていましたので、その一部をご紹介します。

海外「傑作ばかりじゃないか」 米サイト選出 日本のベストアニメ映画20本

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翻訳元



■ リストに入ってる作品の4分の3は観たけど、
  かなり納得のいくランキングだった!
  ただ、カルト的な人気を誇るような作品も、
  僕が選出するならもうちょっと入れたかな。 カナダ




■ 日本映画は俺が一番好きな映画のジャンルなんだ! アラブ首長国連邦




■ 日本映画には100年を超える歴史があり、
  日本は世界最古かつ世界最大の映画大国の1つ。
  日本映画がアカデミー外国語映画賞を受賞した回数は4度と、
  現在までのところ、他のどのアジアの国よりも多い。 +10 映画サイト




■ イエース! テシガワラは最高だ!
  彼の作品が3つも入ってることを嬉しく思う。 国籍不明




■ 「生きる」と「乱」が入ってないのはちょっとなぁ。
  言うまでもないが、ジブリ映画も一作も含まれてない。 オーストラリア



   ■ ジブリがないのはテーマが「アニメ映画」じゃないからでしょ。
     それにクロサワの作品を全部入れようとしたら、
     とてもじゃないけど「TOP40」じゃ足りないw ポルトガル



      ■ 「映画」と「アニメ映画」を分けてる人がいることに、
         かなり大きなショックを受けてるんだが。 +3 国籍不明



■ 今のところ22作品観てる。良いランキングだと思うよ。
  カネト・シンドウの「裸の島」は入れるべきだったが。
  あとコン・イチカワの作品を他にもいくつか。 +3 インド




■ 僕が一番好きな映画はクロサワの「どですかでん」だ。
  あの作品は本当に唯一無二という言葉がふさわしい。 +2 アメリカ




■ 悪くない選定だと思う。
  ただ「生きる」は「羅生門」より優れた作品だよ。
  「ミシマ:ア・ライフ・イン・フォー・チャプターズ 」に関しては、
  ランキングに入ってること自体理解できない。 +1 ベルギー




■ クロサワの「どですかでん」が入ってないとか本気か? +3 フランス




■ みんなが納得するランキングなのかは分からないし、
  入れるべき作品が若干数抜けてるけど、良いリストだと思う。
  それにしても25作品しか観てない自分に失望したよ! +2 ノルウェー




■ バランスを無視すればクロサワ映画は10作品は入るだろうね。 アメリカ

海外「日本映画は偉大だった」 黒澤作品がスターウォーズに与えた影響が話題に




■ TOP40だって? ヘイヘイ、それだけで足りると思うかい? アメリカ




■ 40は少なすぎるよな……。そんなトコで止まってちゃ駄目だ。
  50……いや、100まで行っちゃおうや。 オーストラリア




■ シオン・ソノの「愛のむきだし」が入ってないか。
  彼は最も過小評価されてる日本人監督の1人だ。 オランダ




■ 「愛のむきだし」はたしかに名作だよなぁ。 +5 トルコ




■ トップ40に絞るのはあまりにも難しい!
  とりあえず日本映画ファンの僕が選出したトップ5はこんな感じ。

  1.「野良犬」(クロサワ)
  2.「黒い太陽」(クラハラ・コレヨシ) 
  3.「影なき声」(スズキ・セイジュン)
  4.「生きる」(クロサワ)
  5.「憎いあンちくしょう」(クラハラ)  +1 カナダ




■ 素晴らしいランキングじゃないか。
  「切腹」は日本映画とは何かを示してる作品の1つだから、
  ちゃんとトップ5に選出されてて安心した。 +1 アメリカ




■ 史上最高の日本映画は「羅生門」だよ。間違いない。 +2 ブラジル




■ 「誰も知らない」と「そして父になる」もかなり名作。
  少なくとも過去10年では最高クラスの作品だと思ってる。 国籍不明




■ 「告白(※2010年)」も入って良いけど思うけど、駄目かな? ハンガリー




■ 個人的には「羅生門」が一番好き。あと「告白」も40位以内には入る。
  私的にはこのリストはちょっと守りに入ってるように感じるかな。
  アニメ作品もいくつか入れるべきだった。
  日本映画においてかなり重要なジャンルだから。
  それにミヤザキ以外にも名作が沢山ある! +1 ドイツ

「日本の作品は別格だよ」 英紙『日本のアニメを真剣に観るべき理由』が話題に




■ 自分の中では「東京物語」を超える映画は存在しない。 マルタ




■ TOP40にジブリが1作品も入ってないのはおかしくない? +2 アメリカ




■ 素晴らしい作品がたくさん選出されてて嬉しいよ。
  だけどオオシマ・ナギサとワカマツ・コウジ抜きに、
  「ベスト」を謳ってはいけないと思うんだ……。 国籍不明




■ 「ゴジラ」の存在を忘れるとは何事か!!! アメリカ




■ タケシ・キタノの「3-4X10月」は?
  あとジュウゾウ・イタミの「タンポポ」も。 +1 アメリカ




■ 日本には傑作が多すぎるから選ぶのが凄く大変だよね! +16 ポルトガル




■ 「怪談」が入ってないの??? それはないって……。 +4 スイス




■ 友達に日本映画を勧めたいんだけど、
  オヅ作品みたいに静かに物語が展開していって、
  雰囲気もオヅ作品みたいな映画ってないかな。
  いや、それならオヅの映画を勧めれば良いんだけど、
  一緒に「晩春」を観てたおばあちゃんが、
 「なんて退屈な映画なの!」って言ったのが忘れられなくてw 国籍不明

海外「生まれる国を間違えた」 日本人の独特な美意識に外国人から感銘の声




■ 「砂の女」はもっと順位が高くて良いよね。
  あと私が一番好きな「菊次郎の夏」が入ってない。 +5 インド



   ■ 「砂の女」を観たのは10代の頃(はるか昔)なのに、
      それでもかなり鮮明に覚えてる。 +2 カナダ


 
■ TOP40って冗談でしょ?
  俺なら少なくとも500作品は選べるぞ。 +4 国籍不明




■ 俺が愛する映画「七人の侍」は今なお、
  史上最高の映画として王座に座っている。 +10 カナダ




■ 俺は日本映画を心の底から愛してる。
  まだ観ていない名作が、他にも沢山あるんだろうね。 +4 アメリカ





映画サイトの読者ということもあり、皆さんかなり詳しかったです。
黒澤明監督は別格の存在として扱われていました。
ランキングから漏れた作品の中では、「乱」「怪談」「たんぽぽ」、
そしてジブリ映画の名前が頻繁に挙がっていました。



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