レディオヘッドのトム・ヨーク、米で話題のグリーン・ニューディール政策を支持
レディオヘッドのトム・ヨークはアメリカの議員、アレクサンドリア・オカシオ=コルテスの提唱するグリーン・ニューディール政策を支持しているという。
トム・ヨークはグリーン・ニューディールについての経済学者が見解を語る動画を投稿したアレクサンドリア・オカシオ=コルテスのツイートをリツイートしている。「我々の未来は危機に瀕しています。我々の経済はもろいもので、最前線のコミュニティは我々の水にも入ってくる海面水位の上昇の大きな脅威に弱いのです」とアレクサンドリア・オカシオ=コルテスはキャプションに添えている。「グリーン・ニューディールは常識的な良識であり、求められている緊急性をもって問題に対処する道徳的な解決策です」
ニューヨークの民主党が主要な提唱者となっているグリーン・ニューディールは気候変動と経済的な非持続性に言及するものとなっている。その政策はアメリカ全土で100%再生可能なゼロ・エミッションによる物質を使うよう求めるもので、地球規模の健康対策、公平な最低賃金、独占防止も掲げており、脆弱なコミュニティに対するサービスの改善による貧困の解消にも触れている。
トム・ヨーク自身は具体的にコメントを残していないものの、環境問題についてこれまで熱心に声を上げてきたことで知られている。過去にはグリーン・ピース、CND、フレンズ・オブ・ザ・アースを支持してきており、ソロの楽曲"Hands Off The Antarctic"でも気候変動を主題として扱っている。
また、トム・ヨークは、イギリスのEU離脱に向けたテリーザ・メイ英首相のやり方を批判し、ドイツのアドルフ・ヒトラー政権である第三帝国の初期になぞらえている。「ヨーロッパの何百万人の命を取引の道具として議論することで、計り知れない数の困難や苦痛を生み出し、ナチスの第三帝国の初期の頃のようなを流れを引き起こして欲しくて、あんたに投票した人なんていないんだ」と彼は述べている。「恐怖というものは21世紀のイギリス首相が使っていい武器じゃないんだよ。バスを止めてくれ……今すぐに」
昨年、トム・ヨークは今後リリースされるソロ・アルバムが政治からの影響を受けていることをほのめかしている。「これまでは政治的な音楽なんて作りたくなかったんだけどね。今やっているのはとにかくそういうものなんだ」と彼は説明している。「ナイジェル(・ゴッドリッチ)と仕上げようとしているところでね。そういう感じなんだ。常にあったものではあるんだけどね」
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