右ねじの法則
右ねじの法則(みぎねじのほうそく)とは、電流と磁場(磁束)の向きに関する法則。日本における呼び方である。電流を右ねじが進む方向に直進させると、磁場が右ねじの回転方向に生じること。
右手を握って親指を立てたとき、親指の指す方向を電流の向きとすると親指以外の指の方向が磁場の向きに一致することから、右手の法則(みぎてのほうそく)とも呼ばれる(フレミング右手の法則ではない)。定量的な値を規定する法則ではなく、電磁気学を学習するにあたって記憶しやすい法則となっている。他に覚えやすさを重視した法則としてフレミングの法則などがある。
電流の向きを逆にすると磁場の向きも逆になる。たとえば水平に置かれた板の中心に導線を通し、導線を取り囲むように東西南北に方位磁針を配置して電流を流すと、方位磁針のN極は磁界を追いかけるように向きを変える。
関連項目
外部リンク
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%AC%E3%83%9F%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%81%AE%E5%8F%B3%E6%89%8B%E3%81%AE%E6%B3%95%E5%89%87
フレミングの右手の法則
フレミングの右手の法則(フレミングのみぎてのほうそく、英: Fleming's right hand rule)は、ジョン・フレミングによって考案された、磁場内を運動する導体内に発生する起電力(電磁誘導)の向きを示すものである。フレミング右手の法則とも呼ばれる。
定義
フレミング右手の法則は電磁誘導の方向を覚えやすくするために考案されたものである。右手の中指と人差し指と親指をたてて互いに直角の関係にしたとき、
の関係が成り立つことを示してくれるというものである。
覚え方
フレミングが考案した英語による原形では、
- Second(Central) finger(中指) -- Current(電流)(起電力の方向に電流が流れる)
- First finger(人差し指) -- Field(磁場)
- Thumb(親指) -- Motion of the conductor(導体の動き)
と、指の名称と対応させて覚えるものであった。
これは導体にかける力によって電流を発生させる現象を示すが、これの逆に、磁場内の電流に発生する力(ローレンツ力)の向きを示すのがフレミングの左手の法則で、各指と各物理現象の対応は同様である。日本語での対応の暗記法についてはそちらを参照のこと。
右と左のどちらがどちらかについては、日本語では右(みぎ)が起電力(きでんりょく)という語呂合わせがあり、英語ではGenerator(発電機)のGとriGht(右)のGを対応させて覚えられている。
同じ電磁誘導現象について、別の視点からまとめた、発生する起電力の向きを示す法則にレンツの法則があり、誘導モータや渦電流ブレーキなどの説明にはそちらのほうが直観的である。
関連項目
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