1922年にギリシャ人らを救った日本船の伝承に関する講演、11月末東京で開催
東京都千代田区の大妻女子大学千代田キャンパスで、第一次世界大戦(1914‐1918)後、当時のギリシャ王国とトルコとの間で起こった希土戦争(1919‐1922)の末期である1922年(大正11)9月、スミルナ(現在のトルコ・イズミル)の港に戦火に追われ逃げ惑うギリシャ人、アルメニア人らを積荷を捨てて救助した日本船があったという、今に伝わる逸話に関する講演『歴史と伝承のあいだ~1922年9月のスミルナの破滅と日本船~』と題した講演が開催される。
今回の講演は日本・ギリシャ修好120周年記念特別講演会として、日本ギリシャ協会が主催、駐日ギリシャ大使館の後援により開催されるもの。ギリシャの近現代史研究者である村田奈々子・東洋大学教授を講演者に迎え、この逸話が果たして歴史的事実であるのかどうかについて、教授がこれまで収集した資料をもとに検討する。
ギリシャ国内では、2016年6月北部の大都市テサロニキでギリシャ人を救った日本人船長の功績を顕彰する記念碑が設置されたほか、逸話がギリシャ人監督によりアニメーション作品として映像化されている。
日本・ギリシャ修好120周年記念特別講演会『歴史と伝承のあいだ~1922年9月のスミルナの破滅と日本船~』
日時:2019年11月29日(金)開場 18:30、講演会 18:30~20:00
会場:大妻女子大学千代田キャンパス 本館E棟地下1階 055教室
(東京都千代田区三番町12番地)
参加費:無料(※事前登録要)
問合せ:日本ギリシャ協会事務局 担当(川上・小田)
Tel: 03-5550-9510 email: info@japan-greece-society.jp
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