『日ユ同祖論』とは?イスラエルと日本の歴史の共通点まとめ
日ユ同祖論が注目を浴びたきっかけは、『やりすぎ都市伝説』でしょう。
この番組の中で、関さんはイスラエル取材をしました。
その時、伊勢民謡の歌詞にある
コラーコラー ヤーハ トコーオセェヌオ
(呼べ呼べ ヤーハウェを ヤーハウェは憎しみを砕く)
という意味のヘブライ語であると紹介されたのです。
という人もいると思うので、良ければこちらの記事も参考にしてみて下さい。
この番組の内容をきっかけに、日ユ同祖論に火が付いたように思います。
ここでは、日ユ同祖論について徹底的に詳しく解説しています。
この論にモヤモヤ感を抱いている人は、ぜひ読んで行って下さいませ!
日ユ同祖論とは?
日ユ同祖論とは、日本人の祖先がアッシリア人に追放されたイスラエルの失われた10支族の一つとする説です。
と思った方は、
こちらの記事をお読み下さい。
この考え方は、ユダヤ人と多民族文化を関連付けるユダヤ人同祖論の内の一つです。
日ユ同祖論には、諸説あります。
などと言う説です。
しかし、この論を疑う説もあります。
それが、聖書の伝承問題です。
ユダヤ教では、旧約聖書を理解して子孫へ伝承するのは必須条件です。
ですが、日本ではその内容を口伝えすらされていません。
日ユ同祖論の由来
明治期に来日したスコットランド人が、一番初めに日ユ同祖論を提唱して体系化しました。
彼の職業や生没年など詳細は未だ不明です。
彼は他にも韓ユ同祖論を唱えたりしたので、
と一部の人に思われました。
彼の主張は、10支族の主な部族は
らを経由して京都府の鞍馬寺(くらまでら)へ渡ったのに対して、ダン族など残りの支族は、そのまま朝鮮半島に留まったというものです。
この論は、第二次世界大戦前の日本で利用されました。
1930年代の対日禁輸政策を取ったアメリカへの対応策として、ユダヤ人難民の満州入植計画である河豚計画などに利用されたのです。
第二次世界大戦後には、「キリストの幕屋」という新宗教団体が日ユ同祖論を広めました。
これをきっかけに在米ユダヤ人が大々的に宣伝したり、他にも行き過ぎて
と主張する者もいました。
神道とユダヤ教の共通点
日本の皇室や神道は、古代ヘブライとよく似ている点が多数あります。
何故ここまで、日ユ同祖論が盛り上がっているのか?
その謎が、以下の記事で理解できるかと思います。
また、突然日本史の中で現れた秦氏(はたうじ・はたし)が、
と囁かれています。
秦氏が日本とどう関わっているのか詳しく知りたい方は、
こちらの記事をお読み下さい。
ヘブライ語と日本語の共通点
実は、私たちが普段使っている日本語に、古代ヘブライ語と似通った意味を持つ言葉がいくつかあります。
それをまとめてみたので、以下の記事を参考にしてみて下さい。
日本人のDNAは古代イスラエル?
これだけ白熱した議論がされている論なのですが、現在では怪しい論ともなっています。
なぜなら、現代日本人とユダヤ人の遺伝子は大きく違うからです。
まぁ、この遺伝調査の正確性も疑われていますけどね。
さらにこの内容を詳しく知りたい方は、こちらの記事をお読み下さいませ。
日本と関係ありそうな聖書の記述
ヤコブの息子の一人か、その息子ベニヤミンの長男かに、「日本」に似た名前をしていると言われてる人物がいます。
と疑われているのです。
また、モーセの妻の名前の意味は、「日の本」であるという意見もあります。
聖書には他にも、興味を引く記述があります。
わたしは、お前たちをこの地から、お前たちも先祖も知らなかった地へ追放する。お前たちはそのところで昼も夜も他の神々に仕えるがよい。……わたしは彼らを、わたしがその先祖に与えた土地に帰らせる。
(エレミヤ書16:13〜)
とあります。
つまり、10部族を
以外の地に住ませ、彼らは神であるヤハウェ以外を信仰していることになります。
信じるか信じないかはあなた次第です。
今回の日ユ同祖論に関しては、都市伝説系YouTuberのナオキマンも取り上げている話題です。
そんな彼が、日ユ同祖論も取り上げた日本の都市伝説に関する本を出版しています。
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もし気になる方は、こちらの書籍もぜひ読んでみて下さい。
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世界史を体系的に分かり易く学びたい方は、
こちらの本もぜひ読んでみて下さい。
参考:日ユ同祖論
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