日航機墜落事故から37年 現場で酸素マスクが新たに見つかる
昭和60年、日本航空のジャンボ機が群馬県の御巣鷹の尾根に墜落し、乗客乗員520人が犠牲になった事故から今月12日で37年となります。
墜落現場の周辺は、3年前の台風19号による土砂崩れで被災し、復旧工事が進められていますが、ことし6月末、建設用の大型機械で沢の護岸を整備していたところ酸素マスクが見つかりました。
見つかった酸素マスクにはチューブや袋のようなものもついていて、日本航空によりますと、識別番号は読み取れないものの、見つかった場所から事故機の後部に取り付けられていたものとみられるということです。
御巣鷹の尾根では、去年も、エンジンの回転を伝える直径およそ20センチの歯車のような部品が見つかっています。
日本航空安全推進部の酒井宏彰グループ長は「事故からまもまく37年になる中で、社員の中でも少しずつ事故から距離が生じてしまっている実情があるが、今回の発見は、『安全をしっかり確保できているのか』と問われていると感じる」と話していました。
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