江戸時代の看板は理解難解?判じ物
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テレビに雑誌、電車の中やスマホのちょっとした画面にまで、広告宣伝はあふれてる。
今みたいに広告場所が少なかった江戸時代、看板や暖簾はとっても重要。
お店の特徴を伝えながらも、面白さを粋を求めた町民たちのためにとっても工夫されてたの。
それでなくても看板は、江戸時代の商家のステイタス・シンボル。
立て看板や屋根看板は路上許可や制作費もかかり、結構な大店でなければ出せなかったとか。
老舗や豪商が並んだ道には、実に贅をつくした立て看板・屋根看板がずらり。
道行く人々の目を楽しませる役割も担っていたんですって。
江戸での看板は木が素材。家も木だったこの時代。
道行く人の眼にとめ、印象を残すために、独創的な看板が次々と誕生したんです。
特に小さな店の吊るし看板は、木の重みもあって、毎日の出し入れが大変。
だから大きさはせいぜい60センチ。それでも看板が人気あったのは・・判じ物だったから。
表に「わ」裏に「ぬ」の銭湯の看板は、湯が『わいた』と『ぬいた』で営業時間を。
弓矢がぶら下がっていれば銭湯の看板。これは『弓射る(湯入る)』の意味。
「春夏冬」と書かれた看板は『秋ない(商い)』。
将棋の「歩」がぶら下がっていたら『質屋』。敵陣に入ると金になるからってこと。
江戸時代は発想力の時代。7割の子供が寺子屋に通い、お稽古事をした時代。
当時の教育水準は世界一とまでいわれたの。
(ちなみにフランスは就学率5%未満、イギリスでも20~25%だそう)
粋で面白味のある判じ物看板。これもやっぱり江戸時代ならではの洒落だったんだね。
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