2020年9月8日火曜日

スキデルスキー @RSkidelsky

スキデルスキー Skidelsky
RSkidelsky からのツイート
20200908
In 1936 Keynes said that if democracies fail to tackle mass unemployment and inequality people would turn to dictatorship. It happened then and It's starting to happen now. It's time for a Second Coming of Keynesian social democracy. Here's my speech:

1936年にケインズは言いました 民主主義が大量失業と不平等への 取り組みに失敗したら 人々は独裁者になるだろうと それは、その時に起こりましたし、今も起こり始めています。 ケインズの社会民主主義の再来の時が来たのです。 これが私のスピーチです
https://eu.bbcollab.com/collab/ui/session/playback

27:00,38:00にJGPの話
53:30にナショナリズムの話

https://twitter.com/tiikituukahana/status/1303665932993134592?s=21

https://youtu.be/-pOSOmfSMTs




Keynes failed um to get the international uh monetary system he wanted.
um he his his plan as you know was for a clearing union.
international clearing union in which persistent surpluses um were penalized .
that in other words there was an automatic uh control over predator accumulation of surpluses.
in the extreme the surpluses were simply redistributed to the bank accounts of the debtor countries.
well the americans vetoed that they want to control.
they wanted to control their own services .
and as a result  you had a basically a restoration of an asymmetric um adjustment process.
by which the the debtor had to after some transitional finance had to repay .
but the creditor was under no obligation um to lend or or to increase its own consumption.
um now um so the way you could reform an international um monetary system would be along the lines of the clearing union .
but i mean there's been very little talk about that recently there was a bit more talk about it in the immediate aftermath of the 2008 crisis.
but that talks faded away now .
in the european union there's been talk about , 
i mean this was president Macron and others have talked about setting up a european monetary fund.
but an asymmetric european monetary fund is not the answer 
because that would simply reproduce within europe.
the german unwillingness for automatic transfers of its surpluses to debtor countries.
so you have to have a symmetric adjustment process in which creditors have to do their share of the adjustment um as well as debtors.
and that's what keynes wanted to set up.
and he failed.
now that's what i mean by.
and he thought actually when he proposed the clearing union scheme.
he said this is the only alternative to national finance.
and  keeping all financial transactions within the bounds of the nation.
and he said this is the way you can do it safely well we never succeeded in in clinching that.
and therefore you get the retreat to national economics going on now.

 ケインズは、国際通貨システムの構築に失敗しました。
彼の計画は、ご存知の通り、清算同盟でした
国際的な清算組合です
持続的な黒字は罰せられます
つまり,捕食者が剰余金を蓄積することを自動的に制御するということです。
極端に言えば、余剰金は、債務国の銀行口座に再分配されます。
アメリカ人は、自分たちがコントロールしたいことに拒否権を持っていました。
自分たちのサービスをコントロールしたかったのです。
その結果、基本的には、非対称的な調整プロセスが復活したのです。
しかし、債権者は、貸し出す義務も、自分の消費を増やす義務もありませんでした。
国際的な通貨システムを改革する方法は、清算同盟のラインに沿ったものになるでしょう。
しかし、最近はほとんど話題になっていないのですが、2008年の危機直後にはもう少し話題になっていました。
マクロン大統領やその他の人たちは、欧州通貨基金の設立について話していましたが、非対称的な欧州通貨基金はその答えではありません。
なぜなら、それは単にドイツが余剰金を債務国に自動的に移転することを望まないことを欧州内で再現することになるからです。
そのためには、債権者が債務者と同じように調整をしなければならないような、対称的な調整プロセスが必要になる。
それがケインズが設定しようとしたものです。
彼は失敗しました。
彼は、彼が清算組合制度を提案した時、彼は実際に考えていました。
これが国家財政の唯一の代替案だと言ったのです。
すべての金融取引を国家の範囲内に 留めておくことです
彼は、これが安全にできる方法だと言ったのですが、私たちは、そのことで成功したことはありませんでした。
それゆえに、今、国家経済学への後退が起こっているのです。

www.DeepL.com/Translator(無料版)で翻訳しました。

The bancor was a supranational currency that John Maynard Keynes and E. F. Schumacher[1] conceptualised in the years 1940–1942 and which the United Kingdom proposed to introduce after World War II. The name was inspired by the French banque or ('bank gold').[2] This newly created supranational currency would then be used in international trade as a unit of account within a multilateral clearing system—the International Clearing Union—which would also have to be founded.





『クラウディング・アウトの神話』by ロバート・スキデルスキー(2020年8月24日)(抜粋)|goethe_chan|note
https://note.com/goetche_chan/n/n0ed7c3668b41

「政治的説明責任を欠き、定期的に崩壊を繰り返す市場主導型の経済システムは、端的にいって危険すぎる。」
 経済思想家ジョン・メイナード・ケインズについて最もアツイ伝記を書いた、ロバート・スキデルスキーという経済学者がいます。
 タイトルのとおり今回も経済学の「神話」シリーズとなりますが、スキデルスキー氏が問題視するのが「クラウディング・アウト」と呼ばれる理論、もとい「神話」です。
 クラウディング・アウトというのは、国債発行による財政支出の増加が、利子率を引き上げ、民間の資金需要を抑制し、民間投資を減少させる (追い出す= crowd out) という仮説です。
 要するに、「政府が一生懸命財政支出を拡大したところで、民間の投資が縮小するだけだよね?意味ないよね?」というレトリックですね。一応経済学の理論として市民権を得ているそうなのですが、実際には積極財政や公共投資を否定したい緊縮財政派や新自由主義者が好んで用いる「詭弁」の一種とされています。
 民間の資金需要が不足している我が国においては、利子率はむしろ下がっているわけで、クラウディング・アウトなんぞ起きないはずなんですが、キベンジアンにとってはそんな現実よりも「神話」を守ることの方が大事なんですね。しかもこの仮説、「貨幣供給量は不変」という「あ〜貨幣のプール論でしょうか?(確信)」というイタイ前提に基づいているのです。
 ステファニー・ケルトンらMMTerも当然このような「神話」は真っ向から否定しています。
 先日、このクラウディング・アウト論の問題について、スキデルスキー氏は『クラウディング・アウトの神話』(The Crowding Out Myth)という、明らかにケルトンの新著に乗っかったタイトルで(笑)記事を寄稿しました。
 今回はこの記事の抜粋を翻訳しましたので下記のとおりご紹介します。
(以下、抜粋)

『クラウディング・アウトの神話』

ロバート・スキデルスキー
 公共投資は常に民間資本を「追い出す」(crowd out)という主張は、理論的にも経験的にも間違っている。国家は、直接投資を通じて、または特定のタイプの民間投資を奨励することによって、常に資本配分における主導的な役割を果たしてきたのだ。
 新型コロナの経済的影響については、一般的に3つのコンセンサスが形成されている。第一に、先進国は深刻な不況の瀬戸際にある。第二に、自動的なV字回復は期待できない。そして第三に、政府は無期限に国家経済を「支援」する必要がある。しかし、このコンセンサスにもかかわらず、民間企業が政府の支援に長期的に依存することが、国家と資本主義経済との関係にどのような意味を持つのかについてはほとんど考慮されていない。
 そのような考えに対する主な障害は、国家が長期的な資本配分に干渉してはならないという根深い見方だ。主流派の経済理論では、公共投資は民間資本よりも効率が悪いとされている。過度に単純化されたロジックを適用すると、ほぼ全ての投資決定は民間部門に委ねられるべきであるという結論につながる。
 一般的に認められている例外は、民間企業が供給するインセンティブを持たない街路灯などの「公共」財と、国の管理下に置かれなければならない防衛などの「必需」品の二つだ。他のすべてのケースでは、国家は民間企業が個々の消費者の好みに合わせて投資プロジェクトを選択することを許可するべきだといった議論もある。国家がそのような合理的な市場ベースの割り当てを独自の選択に置き換えた場合、より価値の高い活動を「追い出し」、「敗者を拾い」、成長が妨げられるというのだ。
 しかし、このようなクラウディング・アウト論は理論的にも経験的にも間違っている。第一に、こうした議論では経済におけるすべての資源が十分に活用されていることが前提となっている。ところが現実の市場経済では、ほとんどの場合、不完全雇用あるいは予備能力というものが通常存在する。つまり、公共投資には、活用されずに休眠状態であったリソースを「引き入れる」(crowd in)役割があるのだ。これはジョン・メイナード・ケインズが示した重要な論点であり、どんなに強調してもしきれない。ましてや金融資本による寡頭政治の支配下において、好不況に左右されるような民間の投資システムに、優れた効率性があるなどとは到底言えないだろう。
 第二に、実践面において国家は直接投資(19世紀の鉄道建設のほとんどを含む)を行い、また特定のタイプの民間投資を奨励することにより、資本配分において常に主導的な役割を果たしてきた。
 たとえば、繊維機械メーカーとしてスタートした日本のトヨタは、1960年代初頭以降、関税保護と国庫補助金の支援により、世界をリードする自動車メーカーになった。シリコンバレーの成功も、リスク・テイカーのベンチャー・キャピタリストやガレージ投資家の利害を妨げない形で国家が支援したおかげである。インターネットからナノテクノロジーに至るまで、過去半世紀の主要な技術進歩のほとんどは政府機関によって資金が供給されてきた。リターンがはっきりと見え始めたときだけ、民間企業は投資活動に参入したのである。そして、今や中国が国家主導型の経済成長の極致となっている。
 直近の例では2008年の銀行システムの救済が挙げられる。政府は民間企業を彼らの愚行や予期しないショックの打撃から救うために頻繁に介入してきた。しかし、政府はこれらの処置をもって(恒久的な国有化を定めるような)建設的な制度構築を意図したわけではなかった。むしろ政府は、救済された企業が再び利益を生むようになるとすぐに、民間企業の所有に戻すよう努めたのである。(以上、抜粋)
ロバート・スキデルスキー (1939-):
英国の貴族院に所属、ウォリック大学政治経済学名誉教授。ジョン・メイナード・ケインズの伝記(全3巻)の著者。労働党で政治的キャリアを始め、下院で財務省の保守党のスポークスマンになり、最終的には1999年のNATOによるコソボ介入に反対したため保守党から強制的に失脚させられた。

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