https://osaka.hosp.go.jp/cancer/cancer-type/haketubyou/index.html
遺伝
白血病と遺伝の関係は明らかでは有りませんが、一部の染色体異常を伴う先天性疾患で、白血病の合併が多いようです。
化学薬品
ベンゼンなどの一部の化学物質に暴露された場合白血病の発症頻度が高いようです。
3.発症頻度
白血病はどの年齢でも発症しますが、高齢者に頻度が高い傾向にあります。白血病による死亡率は人口10万に対して年間4.6人で、すべての癌の3%を占めています。
4.分類
白血病は臨床経過から慢性と急性に分けられ、白血病細胞の由来する血球細胞により各白血病に分けられます。
白血病の分類
1. 急性白血病
骨髄性白血病(AML:M0、M1、M2)
a) 急性前骨髄球性白血病(APL:M3)
b) 非定型的白血病(AUL)
c) 骨髄単球性白血病(AMMoL:M4)
リンパ性白血病(ALL:L1、L2、L3)
単球性白血病(AMoL:M4)
2. 慢性白血病
骨髄性白血病(CML)
a) 若年型慢性骨髄性白血病(JCML)
リンパ性白血病(CLL)
単球性白血病(CMoL)
骨髄単球性白血病(CMMoL)
3. 特殊型
1) 赤白血病
2) 好酸球性白血病
3) 好塩基球性白血病
4) 巨核芽球性白血病
5) 形質細胞性白血病
6) 緑色腫
7) 慢性好中球性白血病
8) 成人T細胞白血病
9) リンパ肉腫細胞性白血病
10) hairy cell leukemia
11) 前リンパ球性白血病
5.診断方法
白血病の特徴は採血のみで体内の腫瘍細胞が観察できることです。
故に、白血球増加や汎血球減少などの血液異常を認め、末梢血白血球中に芽球(blast)と呼ばれる異常細胞を認めた場合、かなり強く白血病が疑われます。
確定診断は骨髄穿刺を行い骨髄中の白血病細胞を見て行います。
白血病のタイプは特殊染色を行ったり、白血病細胞表面の糖タンパクを抗体を用い検索したり、白血病細胞を短期間培養して染色体分析を行ったりして決定します。
慢性骨髄性白血病では末梢血白血球数は著しく増加します。
慢性骨髄性白血病の癌化は急性白血病と比べかなり未分化な段階において起こり、白血病の因子は白血球のみでなく、赤血球、血小板にも存在します。
また、分化能を有し、成熟白血球のみでなく赤血球、血小板へと分化します。
一方、急性白血病細胞は慢性骨髄性白血病より分化した段階で癌化し、分化能はなく、芽球という幼若な形態の細胞で増殖のみを行います。
故に、慢性骨髄性白血病の末梢血は著しい白血球増加(時に10万以上)のみならず、赤血球や血小板の増加も認めます。
また、慢性骨髄性白血病は染色体分析でフィラデルフィア染色体という特徴的な染色体異常を有し、これが確定診断の最も有力な所見となります。
また、同染色体内の遺伝子異常(BCR-ABL融合遺伝子)も既に解明されており、これの種々の方法で解析することにより、末梢血や骨髄中にどれ位の白血病細胞が残存しているか見ることも可能です。
