ウクライナ侵攻の本質…プーチン氏の「ユーラシア主義」とは?
浅田彰氏・先﨑彰容氏と既存秩序が崩壊する時代を考える
2022/03/15(火) 21:31配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/bd2163330756f72316238de3611043b106030e94?page=1
https://news.yahoo.co.jp/articles/bd2163330756f72316238de3611043b106030e94?page=2
浅田彰 京都芸術大学教授 批評家:
冷戦の終わり方を間違ったことが今に至る。第一次世界大戦後、
過大な賠償金を課した敗戦国ドイツが経済破綻し、不安定化してナチスになった。大きくいうと通ずるところも
かなりあるのが、冷戦終結のとき。徹底的にソ連を打ちのめしてペレストロイカは失敗、急激な資本主義化で
大混乱。これを抑えるにはストロングマンが要るとなり、プーチン大統領に至る。
https://news.yahoo.co.jp/articles/bd2163330756f72316238de3611043b106030e94?page=3
浅田彰 京都芸術大学教授 批評家:
日本国憲法にせよ、憲法が信頼すると言っていることは偽善、
単なる建前。いざとなれば踏み躙られると今回のことでわかった。現実的に、ある種露悪的にならざるを得ない。
けれども、この単なる偽善的な建前というものを手放した途端、文明は終わるんですよ。明らかに。
https://twitter.com/tiikituukahana/status/1506893114732343299?s=21&t=2MQihW0KEZ4xQSsi8ikKYg
経済面などで 、もっと支援すべきでした 。第一次世界大戦後にドイツを叩きすぎたため 、ドイツを経済破綻からナチズム
という道に追い込んだことへの反省から 、第二次大戦後 、アメリカをはじめとする連合国はマーシャル・プランという
大規模な贈与を行うことでヨーロッパの復興を助け 、とくに旧ファシズム陣営をうまく手なずけた 。ところが冷戦終結
時にはふたたびその反省が忘れられ 、ゴルバチョフがコケてソ連が元に戻った場合 (たしかにその可能性は小さくなか
った )はいつでも叩けるようにしておこうという警戒心ばかりが先行して 、経済危機にあえぐ彼を助けようとしなかっ
た 。結果 、彼は追い詰められ 、九一年にクーデターが起こり 、それを鎮圧して新たに大統領になったエリツィンがソ連
を解体し 、いまのロシアをつくるわけです 。しかし 、エリツィンが急激な自由化・民営化というショック・セラピー
(ナオミ・クライン )を強行した結果 、オリガルヒと呼ばれる新興財閥に富が集中する一方で 、民衆は飢えてめちゃ
めちゃな混乱状態になり 、結局それを収拾して秩序を再建するストロング・マンとしてプーチンが登場するんですね 。
アメリカはいまプーチンを目の敵にしているけれど 、かつて自分たちがゴルバチョフを見捨て 、エリツィンに性急な
資本主義的 「改革 」を押し付けた 、その結果としてプーチンが現れたということを 、もっとよく考えるべきでしょう 。
むろんプーチンは乱暴すぎると思うけれど 、ロシアから見れば 、冷戦終結後 、アメリカを中心とする N A T Oがど
んどん迫ってきたわけで 、危機感をつのらせるのは当然ですよ 。
浅田彰インタビュー2016 ゲンロン4 現代日本の批評Ⅲ 上 より
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https://twitter.com/_luminous_woman/status/1497925294573129728?s=21
ウクライナ侵攻の本質…プーチン氏の「ユーラシア主義」とは? 浅田彰氏・先﨑彰容氏と既存秩序が崩壊する時代を考える
— 地域通貨花子1 (@TiikituukaHana) March 24, 2022
3/15(火) 21:31配信https://t.co/WnQq2WZHiGhttps://t.co/nUnD0N3B4phttps://t.co/8rzLvDwicR pic.twitter.com/K4fTVfvtZ4
「ショックを受けた」 ウクライナ侵攻、ロシア国民の反応を取材
ショック、恐怖、戸惑い……24日のロシア軍のウクライナ侵攻を受け、ロシアの首都モスクワと南部ロストフの大勢の人々が漏らした言葉だ。一方で、ウラジミール・プーチン大統領の決断を糾弾(きゅうだん)するか称賛するかは二分した。
モスクワでBBCの取材に応じた、きれいな身なりの若い男性は、ウクライナ侵攻について落ち着いた意見を述べた。
「何かあったとは聞きましたが、状況を理解するところまではいっていません」
しかしすぐに一緒にいた友人が、罵倒の言葉を口にしながら彼の言葉をさえぎった。
「戦争を目の当たりにしたことなどないのに、今まさにそうなろうとしています」
鮮やかな青いコートを着た男性は、焦燥しているようだった。
「何をすればいいか分からないし、とても怖いです」とこの男性は語った。
「でも恐怖とは別に、自国当局がやっていることが恐ろしいし、恥ずかしいといった感情があります。周りの友人たちも同じ気持ちです」
「今の権力者たちに投票したことはありません。ロシアに住む人間が政治活動としてできる限りのことはしましたし、抗議にも参加しました。でも今はできないと思います。みんな、あまりにおびえ切っている」
1人の女性は、戦争には反対だが、ウクライナ侵攻のニュースをどう捉えればいいか分からないと話した。
「政治家たちが自分たちの問題をどうにかしようとして、一般の人々が苦しんでいます。私の家族にも良い影響はないでしょう」
モスクワ中心部のプーシキン広場には、ウクライナ侵攻に抗議する人々が集まった。BBCロシア語のアナスタシア・ゴルベワ記者によると、警察が解散を命じる前には200人以上が集まっていたという。
ある若い男性はBBCの取材に、「1日中泣いていました。ウクライナの人々が死んでいきます。子供たちも、戦っている男たちも死んでいきます。それからどうなるんです? 私たちのような、ロシアの19歳や20歳の男も戦場に送られるんですか?」と話した。
抗議に参加するのは怖くなかったのかと質問すると、「いいえ、怖くはなかったです。ウクライナや国境で起きていることこそ恐ろしい。私たちがここでしていることなど、何でもない」と答えた。
抗議活動から離れた場所で取材に応じた水色と紺色の服の男性は、ウクライナもロシアも支持しているが、ウラジミール・プーチン大統領は支持していないと話した。ロシアでこれほどはっきりとした批判の声を上げる人は、昨今では珍しい。
「(ウクライナ侵攻は)我々の指導者が地政学的な野心を満たすためにやっていることだ」とこの男性は語った。
一方で、BBCが取材した中年男性2人と高齢女性1人は、侵攻を支持した。
野球帽を被った男性は、ウクライナ国内の「ロシア人保護」について語った。ウクライナ人を非難し、「こうした状況に陥ったのは自業自得だ」と話した。
ピンク色のコートと帽子姿の女性も、ウクライナ国内のロシア人に言及した。「あそこにはロシア人も住んでいます」と。
我々のこの質問を女性は、「ウクライナ人はほとんどがテロリストです」と一蹴し、国営テレビとユーチューブから情報を得ていると付け加えた。
別の中年男性は、「これは平和のための賭けなんです、すべてはうまくいきます」と話した。
ウクライナ東部の分離派が支配する地域からの難民を受け入れている南部ロストフでは、モスクワよりもさらに不安が広がっていた。
1人の女性は、この出来事をどう受け止めたらいいか分からないと話した。
「ここから余りにも近いところで起きているので、心配しています。でも何が起きているのか完全には分かっていません」
「テレビで流れているニュースは信用していませんから」
赤いダウンコートの女性も、不機嫌そうな表情で「とても怖いです。子供たちのことが不安です」と語った。
白髪交じりの男性は、悲しみを隠せない面持ちで大げさに問いかけた。
「我々はかつて大戦争に勝ったというのに、今度は自分たちの間で戦争をしているなんて」
一方、ニット帽と毛皮のコートを着た若い女性は、プーチン大統領のとった行動は正しいと明言した。
「ただ公平なだけです。今起きていることは、奪われたものが返ってくるだけ」
ピンクのコートにマスクと眼鏡姿の女性も、ウクライナ侵攻は良い動きだと話した。
「私たちは生き延びます。資源の豊富な大国ですから。制裁ごときで私たちを屈服させるなんて、誰にもできません」
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