≪目次≫ ~‟冬の大三角"を形成しているシリウス~ ~聖徳太子とシリウス~ ~謎の天体・シリウスBの発見~ ~シリウスBはどうして暗いのか?~ ~アインシュタインの予言と‟星の一生"~ ~古代のシリウスは赤かった~ ~シリウスは歪んだ軌道の双子星~

~‟冬の大三角"を形成しているシリウス~

オリオン座の三つ星を左に伸ばした先に"シリウス"があります。 「青白い光」が特徴で、オリオン座のベテルギウス、こいぬ座のプロキオンとともに「冬の大三角」を形成しています。 シリウスは、おおいぬ座の中で最も明るい恒星で、全天21の1等星の1つで、太陽を除けば地球上から見える最も明るい恒星です。 ちなみに、恒星とは簡単に言うと「自ら光っている星」 地球から一番近い恒星は太陽です。 シリウスは、肉眼では1つの恒星に見えますが、実際には、シリウスAとシリウスBと呼ばれる"白色矮星"から成る連星です。 和名は、『大星(おおぼし)』、あるいは『青星(あおぼし)』 、欧米では、オリオンの猟犬『Dog Star(ドックスター)』、中国では『天狼星(てんろうせい)』と呼ばれています。 『シリウス・ミステリー』というくらい謎の多い星です。