2024年2月14日水曜日

「正直やべえなと思いました」“幻の城”が現実に『坂本城』と思われる石垣と外堀が住宅街で見つかる…井戸の跡など生活の痕跡も | TBS NEWS DIG (1ページ)

「正直やべえなと思いました」"幻の城"が現実に『坂本城』と思われる石垣と外堀が住宅街で見つかる…井戸の跡など生活の痕跡も | TBS NEWS DIG (1ページ)

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 "幻の城"が現実に!滋賀県大津市内にある住宅街で歴史的な大発見です。

 (記者リポート)「"幻の城"と呼ばれる坂本城の外側と思われる30mもの石垣が初めて見つかったということです」

 坂本城は1571年、延暦寺の焼き討ち直後、織田信長の命により明智光秀が琵琶湖岸に築城したとされています。1979年から発掘調査が行われたものの、しばらくの間、城本体の遺構が見つかりませんでした。しかし、1994年に琵琶湖の水位が観測史上最低を記録した際、城の本丸の石垣の一部が湖の中から出現。普段は湖の底に沈んでいて、地上に一切遺構が残っていないことから"幻の城"と呼ばれてきました。ところが…!

 (大津市・文化財保護課 岡田有矢技師 2月2日)「坂本城の端っこ、その外殻というのが今回の調査結果で、(南側の一部にはなるが)おおむね確定できるのではと。正直なことを言うと、やべえなと思いました」

 去年10月から宅地造成工事に伴う調査をしたところ、高さ約1m・長さ約30mにも及ぶ石垣と外堀が見つかったということです。出土した部分が城の最も外側の囲いになっている可能性があり、城の規模は東西に300mほどとみられ、従来の想定より狭まる可能性が高いということです。他にも、船のオールのような木製品・井戸の跡・瓦などが見つかっていて、人々が生活していた痕跡が明らかになりました。

 (大津市・文化財保護課 岡田有矢技師)「(坂本城は)絵図なんかも残っていないので、どんな形だったかサイズがどんなだったかが本当に幻だった。今はその幻が現実になりつつあるのかなという実感があります」

 "幻の城"が現実に。大発見に大津市民からはこのような声が聞かれました。

 「すごいです、今まで湖岸の石しか見ていなかったので、もう感動です」
 「明智光秀さんがつくって、それ以降これだけ残っているというのは、たびたび洪水もあっただろうし、今はこれだけ家が建っているわけでしょう。歴史の流れを感じますね」

 大津市は2月10日(土)・11日(日)に一般向けの現地説明会を開く予定です。

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