夏休みに御巣鷹山の慰霊登山に行きたいと思っています。 - 遺族ではあり... - Yahoo!知恵袋
まず最初にとても重大な事を言いますが、質問者様が行くべき場所は「御巣鷹山」ではありません。 1985年の日航ジャンボ機墜落事故の墜落現場であった「御巣鷹の尾根」です。 「御巣鷹山」と「御巣鷹の尾根」は似たような名前なので混同される方がいらっしゃいますが、実際に現地へ行くことを考えていらっしゃるなら、自らの目的地が「御巣鷹の尾根」であることを強く自覚し「御巣鷹山」という名前は忘れてください。 なぜなら「御巣鷹の尾根」は「御巣鷹山」にはないからです。「御巣鷹の尾根」は事故犠牲者の遺族等が登るため登山道は整備されていますが、「御巣鷹山」は藪山の上級者のみが登る山で登山道もろくに整備されていません。その上「御巣鷹の尾根」と「御巣鷹山」は背の高い尾根と深い谷間を挟んで2キロ以上離れていて、直接の往来はほぼ不可能な関係です。 つまり「御巣鷹の尾根」へ行くつもりで「御巣鷹山」を目指してしまうと、確実に遭難してしまいます。だから「御巣鷹山」という名前は、今は忘れてください。 では、ここからが本題です。 質問者様が東京のどこから「御巣鷹の尾根」を目指すのかは解りませんが、どうしても「途中まで鉄道利用」にこだわるなら、新幹線で群馬県方面を目指すのでなく、西武鉄道で西武秩父駅へ行ってレンタカーを調達するのが良いでしょう(西武秩父駅前にトヨタレンタカーの支店もあります)。新幹線で北関東方面へ行ってしまうと、本庄早稲田にしても高崎にしてもそこから上野村まで距離があるので、結果的に時間が掛かってしまいます。だから上野村から最も近い東京からの直通鉄道路線である西武秩父線を使わない手はないのです。 このルートを取るなら、朝一番の特急電車で秩父を目指しましょう。池袋駅 6時50分発の特急「ちちぶ3号」に乗ると 8時15分頃(平日と休日で若干到着時刻が変わります)に西武秩父駅に到着します。レンタカーを借りる手続きも必要ですが、登山中に必要な携帯食料や飲み物なども秩父で仕入れるのが良いと思います(上野村を目指す国道299号線沿いは、秩父市の隣の小鹿野町を過ぎると沿線にコンビニ等の商店が全くありません)。つまり秩父の出発は 8時45分頃になるでしょう。 ここから群馬県上野村まで国道299号線を経由して約1時間、秩父を 8時45分に出発したならば余裕を持って9時には到着できるでしょう。 上野村からは「ぶどう峠」を経由して長野県の小海へ向かう県道124号線に入ります。この県道をしばらく行くと「御巣鷹の尾根」が左折方向となる方面標識が出ますので、これに従って左折。この道は途中まではダム建設時に整備されたトンネルの多い道ですが、ダムを過ぎると林道のような細い山道になります。定期的に設置されている「御巣鷹の尾根 ○○km」の看板に従ってこの道路の終点まで行くとそこが「御巣鷹の尾根」登山口の駐車場で、上野村から40~1時間程度での道程(山道なので運転の「腕」による時間差が大きく出ます)なので10時頃に到着します。 この登山口から登山道を歩くこと30~40分程度で墜落現場の「御巣鷹の尾根」にある慰霊碑「昇魂之碑」に到着します。ゆっくり行ってもここに11時頃到着ということです。 「御巣鷹の尾根」へ行ったら、多分「手を合わせておしまい」とはなりません。 現場には犠牲者の方の墓標(基本的に亡くなった方の遺体発見地点に建っている)がズラリと並んでいますし、犠牲者の遺品や生前の写真などが納められた山小屋もあります。これら墜落現場一帯を見て回ると1時間位はあっという間に過ぎますし、管理人のおじさんと話をしたりするともっと時間が掛かります。 これら全てを終えて下山すると、登山口の駐車場に戻って13時半頃になると思います。 ここから車に乗って上野村へ戻り、「慰霊の園」を見学します。「慰霊の園」到着が14時半、見学に1時間として15時半頃までここにいれば、車に乗って秩父へ戻ってレンタカーを返却するのが17時頃。西武秩父17時25分発の特急「ちちぶ40号」に乗って池袋到着が18時47分です。 この行程であれば、東京から鉄道+レンタカーで「御巣鷹の尾根」「慰霊の園」日帰り見学は可能で、池袋を 6時50分に出発、夕方18時50分頃に帰ってくるちょうど12時間の行程となります。 いかがでしょうか?
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まず最初にとても重大な事を言いますが、質問者様が行くべき場所は「御巣鷹山」ではありません。 1985年の日航ジャンボ機墜落事故の墜落現場であった「御巣鷹の尾根」です。 「御巣鷹山」と「御巣鷹の尾根」は似たような名前なので混同される方がいらっしゃいますが、実際に現地へ行くことを考えていらっしゃるなら、自らの目的地が「御巣鷹の尾根」であることを強く自覚し「御巣鷹山」という名前は忘れてください。 なぜなら「御巣鷹の尾根」は「御巣鷹山」にはないからです。「御巣鷹の尾根」は事故犠牲者の遺族等が登るため登山道は整備されていますが、「御巣鷹山」は藪山の上級者のみが登る山で登山道もろくに整備されていません。その上「御巣鷹の尾根」と「御巣鷹山」は背の高い尾根と深い谷間を挟んで2キロ以上離れていて、直接の往来はほぼ不可能な関係です。 つまり「御巣鷹の尾根」へ行くつもりで「御巣鷹山」を目指してしまうと、確実に遭難してしまいます。だから「御巣鷹山」という名前は、今は忘れてください。 では、ここからが本題です。 質問者様が東京のどこから「御巣鷹の尾根」を目指すのかは解りませんが、どうしても「途中まで鉄道利用」にこだわるなら、新幹線で群馬県方面を目指すのでなく、西武鉄道で西武秩父駅へ行ってレンタカーを調達するのが良いでしょう(西武秩父駅前にトヨタレンタカーの支店もあります)。新幹線で北関東方面へ行ってしまうと、本庄早稲田にしても高崎にしてもそこから上野村まで距離があるので、結果的に時間が掛かってしまいます。だから上野村から最も近い東京からの直通鉄道路線である西武秩父線を使わない手はないのです。 このルートを取るなら、朝一番の特急電車で秩父を目指しましょう。池袋駅 6時50分発の特急「ちちぶ3号」に乗ると 8時15分頃(平日と休日で若干到着時刻が変わります)に西武秩父駅に到着します。レンタカーを借りる手続きも必要ですが、登山中に必要な携帯食料や飲み物なども秩父で仕入れるのが良いと思います(上野村を目指す国道299号線沿いは、秩父市の隣の小鹿野町を過ぎると沿線にコンビニ等の商店が全くありません)。つまり秩父の出発は 8時45分頃になるでしょう。 ここから群馬県上野村まで国道299号線を経由して約1時間、秩父を 8時45分に出発したならば余裕を持って9時には到着できるでしょう。 上野村からは「ぶどう峠」を経由して長野県の小海へ向かう県道124号線に入ります。この県道をしばらく行くと「御巣鷹の尾根」が左折方向となる方面標識が出ますので、これに従って左折。この道は途中まではダム建設時に整備されたトンネルの多い道ですが、ダムを過ぎると林道のような細い山道になります。定期的に設置されている「御巣鷹の尾根 ○○km」の看板に従ってこの道路の終点まで行くとそこが「御巣鷹の尾根」登山口の駐車場で、上野村から40~1時間程度での道程(山道なので運転の「腕」による時間差が大きく出ます)なので10時頃に到着します。 この登山口から登山道を歩くこと30~40分程度で墜落現場の「御巣鷹の尾根」にある慰霊碑「昇魂之碑」に到着します。ゆっくり行ってもここに11時頃到着ということです。 「御巣鷹の尾根」へ行ったら、多分「手を合わせておしまい」とはなりません。 現場には犠牲者の方の墓標(基本的に亡くなった方の遺体発見地点に建っている)がズラリと並んでいますし、犠牲者の遺品や生前の写真などが納められた山小屋もあります。これら墜落現場一帯を見て回ると1時間位はあっという間に過ぎますし、管理人のおじさんと話をしたりするともっと時間が掛かります。 これら全てを終えて下山すると、登山口の駐車場に戻って13時半頃になると思います。 ここから車に乗って上野村へ戻り、「慰霊の園」を見学します。「慰霊の園」到着が14時半、見学に1時間として15時半頃までここにいれば、車に乗って秩父へ戻ってレンタカーを返却するのが17時頃。西武秩父17時25分発の特急「ちちぶ40号」に乗って池袋到着が18時47分です。 この行程であれば、東京から鉄道+レンタカーで「御巣鷹の尾根」「慰霊の園」日帰り見学は可能で、池袋を 6時50分に出発、夕方18時50分頃に帰ってくるちょうど12時間の行程となります。 いかがでしょうか?
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