新装完全版 大国政治の悲劇 Kindle版
今、最も注目すべき国際政治学者ミアシャイマーの主著。
原著オリジナル版に書き下ろし「日本語版に寄せて」を加え、
2014年改訂版ヴァージョンの最終章「中国は平和的に台頭できるか?」も収載。
訳者奥山真司による解説も充実。
米中の衝突を確実視し、世界各国の外交戦略を揺るがす、"攻撃的現実主義(オフェンシヴ・リアリズム)"とは!?
過去200年間の世界史的事実の検証から、きわめて明晰、冷徹、論理的に国際システムの構造を分析、北東アジアの危機と日本の運命も的確に予測する。
ミアシャイマーによる北東アジアの将来の見通しはあまり華やかなものではなく、むしろ彼自身が認めているように「悲劇的」なのだ。そしてこの「悲劇」は、モーゲンソーの言うような「人間の愚かさ」にあるのではなく、国際社会(国際システム)の構造による、人間の意志ではコントロールできないところで引き起こされるものだ。......本書のタイトルが『大国政治の"悲劇"』である理由は、まさにここにある。(「訳者解説」より)
●目次
■改訂版のまえがき/日本語版に寄せて
■はじめに
■第1章〈イントロダクション〉
(オフェンシヴ・リアリズム(攻撃的現実主義)/リベラリズム対リアリズム/リベラルなアメリカにおける権力政治(パワー・ポリティクス))
■第2章〈アナーキーとパワーをめぐる争い〉
(国家はなぜパワーを求めるのか/覇権の限界/パワーと恐怖/国家目標の優先順位/世界秩序の創造/国家間の協力)
■第3章〈富とパワー〉
(パワーの物質的な基盤/人口と富:軍事力の根源/軍事力の経済的基礎/軍事的潜在力と軍事力のギャップ)
■第4章〈ランドパワーの優位〉
(征服対強制/独立シーパワーの限界/戦略エアーパワーの限界/陸軍の圧倒的な影響力/水の制止力/核兵器とバランス・オブ・パワー/軍事力の計測の仕方)
■第5章〈生き残りのための戦略〉
(実践的な国家の目標/パワー獲得のための戦略/侵略国を抑止するための戦略/避けるべき戦略/リアリスト的な理由によるパワーの譲歩)
■第6章〈大国の実際の行動〉
(日本 1868~1945年/ドイツ 1862~1945年/ソヴィエト連邦 1917~91年/イタリア 1861~1943年/自滅的な行動?/核武装競争)
■第7章〈イギリスとアメリカ:オフショア・バランサー〉
(アメリカのパワーの勃興 1800~1900年/アメリカとヨーロッパ 1900~90年/アメリカと北東アジア1900~90年/イギリスのグランドストラテジー 1792~1999年)
■第8章〈バランシング対バック・パッシング〉
(どのような時に国家はバック・パッシングをするのか/革命・ナポレオン時代のフランス 1789~1815年/ビスマルク時代のプロイセン 1862~70年/ヴィルヘルム皇帝時代のドイツ 1890~1914年/ナチス・ドイツ 1933~41年/冷戦 1945~90年)
■第9章〈大国間戦争の原因〉
(構造(structure)と戦争 /「二極システム」対「多極システム」/「安定した多極システム」対「不安定な多極システム」/近代ヨーロッパの大国間戦争 1792~1990年/分析と結論)
■第10章〈中国は平和的に台頭できるか?〉
(オフェンシヴ・リアリズムのまとめ/アメリカの覇権の追求/サムおじさんの後を追って/来るべきバランシング同盟/戦争は起こるか?/平和的台頭の希望)
■原注
■訳者解説とあとがき
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