ネットワークの奥深さを感じさせる研究です。
アメリカのノースウェスタン大学(NU)で行われた研究により、これまで数学的に証明困難だった「敵の敵は味方」という社会理論を裏付けることに成功しました。
「敵の敵は味方」理論は古くから存在する有名な社会理論でしたが、意外なことにこの理論を数学的なネットワーク理論で証明しようとすると「成り立たない」ケースが多くみられました。
新たな研究で人間関係の繋がりを構築する際に幾つかの現実的な枷(かせ)を設定したところ、この古くからの理論が数学的にも存在していることが示されました。
しかしいったいなぜ既存の研究は、誰もが知っていて簡単に説明できそうな社会理論の証明に、長く手こずっていたのでしょうか?
研究内容の詳細は2024年5月3日に『Science Advances』にて公開されています。
Physics confirms that the enemy of your enemy is, indeed, your friend https://news.northwestern.edu/stories/2024/05/physics-confirms-that-the-enemy-of-your-enemy-is-indeed-your-friend/?fj=1
Proper network randomization is key to assessing social balance https://doi.org/10.1126/sciadv.adj0104
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