2025年12月11日木曜日

カント

 



◇ 「ANTINOMIE展」カタログ / antinomie展 カタログ完全再録 

http://correlative.org/publishing/antinomie.html 

http://correlative.org/publishing/annual01.html 


純粋理性のアンチノミー 先験的理念第一の自己矛盾<量> 
http://correlative.org/exhibition/antinomie/kant1.html 
正命題               | 反対命題 
世界は時間的な始まりをもち、    | 世界は時間的な始まりをもたないし、 
また空間的にも限界を有する。    | また空間的にも限界をもたない、 
                  | 即ち世界は時間的にも空間的にも無限である。 

純粋理性のアンチノミー 先験的理念第二の自己矛盾<質> 
http://correlative.org/exhibition/antinomie/kant2.html 
正命題               | 反対命題 
世界においては、合成された実体は  | 世界におけるいかなる合成物も 
すべて単純な部分から成っている、  | 単純な部分から成るものではない、 
また世界には単純なものか、     | また世界には、 
さもなければ単純なものから成る   | およそ単純なものはまったく実在しない。 
合成物しか実在しない。       | 


純粋理性のアンチノミー 先験的理念第三の自己矛盾<関係> 
http://correlative.org/exhibition/antinomie/kant3.html 
正命題               | 反対命題 
自然法則に従う原因性は、      | およそ自由というものは存しない、 
世界の現象がすべてそれから     | 世界における一切のものは 
導来せられ得る唯一の原因性ではない。| 自然法則によってのみ生起する。 
現象を説明するためには、      | 
そのほかになお自由による      | 
原因性をも想定する必要がある。   | 


純粋理性のアンチノミー 先験的理念第四の自己矛盾<様相> 
http://correlative.org/exhibition/antinomie/kant4.html 
正命題               | 反対命題 
世界には、             | およそ絶対に必然的な 
世界の部分としてかさもなければ   | 存在者などというものは、 
世界の原因として、         | 世界のうちにも世界のそとにも、 
絶対に必然的な存在者であるような  | 世界の原因として 
何か或るものが実在する。      | 実在するものではない。 

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