2021年7月24日土曜日

ルークリース凌辱 - Wikipedia

ルークリース凌辱 - Wikipedia

ルークリース凌辱

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ルクレーティアの凌辱(ティツィアーノ画、1571年)

ルークリース凌辱』(ルークリースりょうじょく、The Rape of Lucrece)とは、伝説的な人物ルクレーティアにまつわるウィリアム・シェイクスピア物語詩1594年に書かれた。

シェイクスピアは前年(1593年)に出版した物語詩『ヴィーナスとアドーニス』にパトロンである第3代サウサンプトン伯ヘンリー・リズリーへの書簡を含め、その中で「厳粛な作品」を書く約束をしたが、それがこの『ルークリース凌辱』のことで、前作にあったユーモラスなトーンはなくなっている。

目次

  • 1 テキスト
  • 2 歴史的背景
  • 3 文学的背景
  • 4 凌辱された女性
  • 5 分析と批評
  • 6 脚注
  • 7 参考文献
  • 8 外部リンク

テキスト

『ルークリース凌辱』は書籍商ジョン・ハリソンによって1594年5月9日書籍出版業組合記録に登録され、その年のうちに「四折版」が出版された。印刷はリチャード・フィールド(Richard Field)。ハリソンはをセント・ポール大聖堂の境内にあった自分の店でこの本を販売した。表紙のタイトルは『ルークリース(Lucrece)』だったが、収録されている詩の冒頭や欄外見出しには『ルークリース凌辱』と書かれてあった。前作『ヴィーナスとアドーニス』ほどの大ベストセラーにはならなかったが、それでも人気はあった。ハリソンは続けて『ルークリース』を再版するが、フォーマットは四折版よりは「八折版」に近かった。1598年に第2版(O1)、1600年に第3版(O2)、第4版(O3)、1607年に第5版(O4)が出版された。1614年、版権がロジャー・ジャクソンに移り、ジャクソンは1616年に第6版(O5)を出版した。さらに、1624年1632年1655年にも再版された[1]

歴史的背景

Question book-4.svg
この節は検証可能参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。
出典検索?"ルークリース凌辱" – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE · NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL
2015年12月

『ルークリース凌辱』は、オウィディウスの『祭暦(Fasti)』とティトゥス・リウィウスの『ローマ建国史』を基にしている。紀元前509年、ローマ王タルクィニウス・スペルブスの子セクストゥス・タルクィニウス(タークィン)は、王の家臣で貴族のルキウス・タルクィニウス・コッラティヌス(コラタイン)の妻ルクレーティア(ルークリース)を強姦した。ルクレーティアは自殺し、王の甥ルキウス・ユニウス・ブルートゥスはその遺体を公共広場フォロ・ロマーノに運んだ。このことでタルクィニウスに対する反乱が起き、王族は追放され、共和政ローマが確立した。

文学的背景

シェイクスピアはルクレーティアの話の要点をおさえたうえで、タークィンのルークリースへの欲望はその夫コラタインの妻に対する賛美に刺激されてのことだったという要素を付け加えた。後にシェイクスピアはこのアイディアを『シンベリン』でも使っている。ポステュマスが妻イモージェンの貞節を称えるのを聞いて、ヤーキモーは自分が口説いてやると賭けを申し出る。『マクベス』第2幕第1場ではマクベスがタークィンについて言及する。「荒淫無慚(くわういんむざん)なタークヰンの足附で、其目的の方へ、幽霊のやうに近づく」[2]。マクベスの犯した弑逆とタークィンの犯した強姦はともに許されない犯罪である。『じゃじゃ馬ならし』第2幕第1場では、ペトルーキオがじゃじゃ馬カタリーナのことをその父親バプティスタに向かって「忍耐強いことに於ては、グリッセル(グリゼルダ)第二世といってもいゝくらゐだし、貞操にかけてはローマのルークリーズそこのけです」と誉め称える[2]

凌辱された女性

ルークリースはあたかも芸術作品のように描写され、物質的富のようにオブジェ化されている。タークィンによるルークリース凌辱も、まるで要塞を攻略しているかのように描かれる。タークィンはルークリースのさまざまな肉体的特質を征服してゆく。ルークリースは強姦されるが、この詩はルークリースの無罪を弁明する(1240-46行)。シェイクスピア作品の他の凌辱された女性同様、ルークリースは象徴的な価値を得ている。ルークリースは自殺するが、その肉体は政治的象徴へと転生する。

分析と批評

ジョエル・ファインマンは前構造主義的立場から、『ルークリース凌辱』は『ソネット集』同様、伝統的な賞賛の詩論を根本から脱構築したものだと主張している[3]。ファインマンはこの詩の悲劇的な事件の動機となったのは夫コラタインの誇張されたルークリースへの賞賛であったことに着目する。それはコラタインの「ルークリースを支配する自慢」に他ならず、それがタークィンの野卑な欲望に火を点けた[4]。ルークリースが実際に貞節であるというよりは、コラタインの賛美がルークリースに「貞節の名」を与え、犯罪を誘発した。ファインマンの解釈では、コラタインの賛美は逆説的に賛美した妻をのみならず、修辞的な賞賛自体の全一性をも滅ぼす状況を作ったわけである[5]。さらに、詩自体がコラタインの運命的な賛美のレトリックと共犯関係にある。「この詩自体がそれを語ったのと同じ賛美の言葉で物語を語っていく」[6]。しかし、凌辱の場面になると、「詩自体のレトリックが……語っている凌辱にパーフォーマティヴ(遂行的)に巻き込まれている」[7]ように、詩が自己引用している。『ルークリース凌辱』の言語的過度さは、純粋な理想化に向かうレトリックの伝統を崩壊させる言語の具体性をその中に持つ新しい詩の兆しである。

一方、ジェーン・ニューマンはフェミニズムの立場から他の文学作品、具体的にオウィディウスの『変身物語』第6巻にあるピロメーラーとプロクネーの神話との関係性に注目した[8]。ニューマンの解釈は、ピロメーラーの話で描かれた女性に対する暴力的な強姦の伝統的な描写は、シェイクスピアの『ルークリース凌辱』では描かれないか、あるいは押さえられているという。オウィディウスの話はうっすらとテキスト相互関連性の中から見えてくるだけで、ルークリースには反映されていないように見える。ざっと読んだだけだと、ルークリースは強姦後も言葉は喋れるので、舌を切られたピロメーラーほど酷い目に遭ったようには見えないかも知れないが、政治的行為としての自己犠牲を決めたことによってルークリースの行動の能力は制限を受けている。「喋れないピロメーラーとの見かけ上の対比は、女性にとって唯一政治への干渉に利用できる自殺を選んだルークリースと違って、ピロメーラーには自分の属する政治的モーメントに衝撃を与えるような能力も奪われていたことである」[9]。皮肉にも、ルークリースのレトリックの能弁さは、ルークリース自身が強姦者タークィンとタークィンに象徴される王政に対するより現実的で暴力的な報復を見いだす可能性を捨てさせてしまう。その代わり、ルークリースの復讐は代理の男たち、とくに共和政ローマの創設者であるルキウス・ユニウス・ブルートゥスによって果たされる。ブルートゥスはローマ王タルクィニウス・スペルブスに対する反乱を率いる時、ルークリースの死に添えてレトリックを模倣する。

脚注

  1. Halliday, p. 402.
  2. ^ a b 坪内逍遥・訳
  3. Fineman, Joel. "Shakespeare's Will: The Temporality of Rape." The Subjectivity Effect in Western Literary Tradition: Essays Toward the Release of Shakespeare's Will. Cambridge: MIT Press, 1991. 170-171.
  4. Fineman 172.
  5. Fineman 172-173.
  6. Fineman 173.
  7. Fineman 178.
  8. Newman, Jane. "'And Let Mild Women to Him Lose Their Mildness': Philomela, Female Violence and Shakespeare's The Rape of Lucrece." Shakespeare Quarterly. 45.3 (1994): 304-326. [1]
  9. Newman 308

参考文献

  • Charney, Maurice (2000) Shakespeare on Love & Lust New York: Columbia University Press. ISBN 0-231-10429-4
  • Halliday, F. E. A Shakespeare Companion 1564–1964. Baltimore, Penguin, 1964.

外部リンク

ウィキソースにルークリース凌辱(英語原文)の原文があります。

2021年7月23日金曜日

開会式の入場順は50音順 先頭ギリシャ、開催国日本は205番目 - 東京オリンピック2020 : 日刊スポーツ

開会式の入場順は50音順 先頭ギリシャ、開催国日本は205番目 - 東京オリンピック2020 : 日刊スポーツ

開会式の入場順は50音順 先頭ギリシャ、開催国日本は205番目

7月16日、東京五輪の開会式の演習が行われていた国立競技場の上空に光り輝くドローンが集まり立方体を形成していた(撮影・三須一紀)
7月16日、東京五輪の開会式の演習が行われていた国立競技場の上空に光り輝くドローンが集まり立方体を形成していた(撮影・三須一紀)

<コロナ禍のテレビ観戦ガイド>

東京五輪の開会式が、23日午後8時から東京・国立競技場で行われる。選手団の入場は今回初めて、日本語で国・地域名を表記した50音(あいうえお)順で実施される。五輪発祥国ギリシャが最初に入場し、「あ行」から順に会場入り。開催国日本は最後に登場する。大会公式サイトのリストに従うと、参加予定の全205の地域・国の順はこのようになる。入場行進は午後8時30分~40分ごろスタートする予定。「コロナ禍のテレビ観戦ガイド」は、テレビ観戦用の情報をお送りします。

入場順は以下の通り。

1 ギリシャ

2 ROC(ロシア・オリンピック委員会)

3 アイスランド

4 アイルランド

5 アゼルバイジャン

6 アフガニスタン

7 アラブ首長国連邦

8 アルジェリア

9 アルゼンチン

10 アルバ

11 アルバニア

12 アルメニア

13 アンゴラ

14 アンティグア・バーブーダ

15 アンドラ

16 イエメン

17 イスラエル

18 イタリア

19 イラク

20 イラン・イスラム共和国

21 インド

22 インドネシア

23 ウガンダ

24 ウクライナ

25 ウズベキスタン

26 ウルグアイ

27 英国

28 英領バージン諸島

29 エクアドル

30 エジプト

31 エストニア

32 エスワティニ

33 エチオピア

34 エリトリア

35 エルサルバドル

36 オーストラリア

37 オーストリア

38 オマーン

39 オランダ

40 ガーナ

41 カーボベルデ

42 ガイアナ

43 カザフスタン

44 カタール

45 カナダ

46 ガボン

47 カメルーン

48 ガンビア

49 カンボジア

50 北マケドニア共和国

51 ギニアビサウ

52 キプロス

53 キューバ

54 キリバス

55 キルギス

56 グアテマラ

57 グアム

58 クウェート

59 クック諸島

60 グレナダ

61 クロアチア

62 ケイマン諸島

63 ケニア

64 コートジボワール

65 コスタリカ

66 コソボ

67 コモロ

68 コロンビア

69 コンゴ

70 コンゴ民主共和国

71 サウジアラビア

72 サモア

73 サントメ・プリンシペ

74 ザンビア

75 サンマリノ

76 シエラレオネ

77 ジブチ

78 ジャマイカ

79 ジョージア

80 シリア・アラブ共和国

81 シンガポール

82 ジンバブエ

83 スイス

84 スウェーデン

85 スーダン

86 スペイン

87 スリナム

88 スリランカ

89 スロバキア

90 スロベニア

91 セーシェル

92 赤道ギニア

93 セネガル

94 セルビア

95 セントクリストファー・ネービス

96 セントビンセント及びグレナディーン諸島

97 セントルシア

98 ソマリア

99 ソロモン諸島

100 タイ

101 大韓民国

102 タジキスタン

103 タンザニア連合共和国

104 チェコ共和国

105 チャイニーズ・タイペイ

106 チャド

107 中央アフリカ共和国

108 中華人民共和国

109 チュニジア

110 チリ

111 ツバル

112 デンマーク

113 ドイツ

114 トーゴ

115 ドミニカ

116 ドミニカ共和国

117 トリニダード・トバゴ

118 トルクメニスタン

119 トルコ

120 トンガ

121 ナイジェリア

122 ナウル

123 ナミビア

124 難民選手団

125 ニカラグア

126 ニジェール

127 ニュージーランド

128 ネパール

129 ノルウェー

130 バーレーン

131 ハイチ

132 パキスタン

133 パナマ

134 バヌアツ

135 バハマ

136 パプアニューギニア

137 バミューダ

138 パラオ

139 パラグアイ

140 バルバドス

141 パレスチナ

142 ハンガリー

143 バングラデシュ

144 東ティモール民主共和国

145 フィジー

146 フィリピン

147 フィンランド

148 ブータン

149 プエルトリコ

150 ブラジル

151 ブルガリア

152 ブルキナファソ

153 ブルネイ・ダルサラーム

154 ブルンジ

155 米領サモア

156 米領バージン諸島

157 ベトナム

158 ベナン

159 ベネズエラ

160 ベラルーシ

161 ベリーズ

162 ペルー

163 ベルギー

164 ポーランド

165 ボスニア・ヘルツェゴビナ

166 ボツワナ

167 ボリビア

168 ポルトガル

169 ホンコン・チャイナ

170 ホンジュラス

171 マーシャル諸島

172 マダガスカル

173 マラウイ

174 マリ

175 マルタ

176 マレーシア

177 ミクロネシア連邦

178 南アフリカ

179 南スーダン

180 ミャンマー

181 メキシコ

182 モーリシャス

183 モーリタニア

184 モザンビーク

185 モナコ

186 モルディブ

187 モルドバ共和国

188 モロッコ

189 モンゴル

190 モンテネグロ

191 ヨルダン

192 ラオス人民民主共和国

193 ラトビア

194 リトアニア

195 リビア

196 リヒテンシュタイン

197 リベリア

198 ルーマニア

199 ルクセンブルク

200 ルワンダ

201 レソト

202 レバノン

203 アメリカ合衆国(2028年開催国)

204 フランス(2024年開催国)

205 日本(開催国)

最新ニュースをキャッチ! 東京2020特集>>

簡単に言えばMMTとは、信用通貨論と国定通貨論との統合である。

簡単に言えばMMTとは、信用通貨論と国定通貨論との統合である。

東大生動画【15分で全体がわかる】現代貨幣理論(MMT)入門 後編 >>8 は中野剛志の国定信用貨幣論なる概念を採用している。

信用貨幣論はイネス>>33, >>63 、
国定貨幣論(表券主義)は歴史学派のクナップ >>32 に代表される。

《レイは、貨幣とは負債であるという「信用貨幣論」[イネス]と、貨幣の価値の
源泉は国家権力にあるという「表券主義」[クナップ]を結合させたのである。この
ような貨幣論を「国定信用貨幣論(Credit and State Theory of Money)」と呼ん
でおこう。》中野剛志『富国と強兵』#1

国定貨幣が表券的であるのは、受領面で証明される。

《クナップの『貨幣国定説』は、その題名から、国家による貨幣の発行や法定を
最も重視したものと誤解されがちであるが、そうではない。クナップが最も重視
したのは、国家による発行や法定ではなく、「受領」であった。》同

《「国家による受領が貨幣システムの境界線を定める 。」》同

参考
‪国会図書館デジタルコレクション、クナップ 『貨幣国定学説 』岩波書店 1922年
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/971256/89

《誰でも貨幣を創造することができる。問題は、それを受け入れさせることである》
ミンスキー『金融不安定性の経済学』#10:284頁参照



個人的には両者は概念的にはアウフヘーベンさせず分離して捉えた方がいいと思う。
国家官僚がいないと取引が出来ないと考えてしまう危険があるからだ。
広義の共同体(=計算貨幣の母体)が必要というならわかる。

参考:
「アンチノミーは解消されない。ヘーゲル哲学が全体として根本的にダメなところは
ここだ。アンチノミーをなす二つの項は互いに、あるいは、他のアンチノミックな
二項との間でバランスをとる」プルードン
http://www.kagomma.net/saito/travaux/vive.html
この言葉はベンヤミン『パサージュ論4』(岩波文庫430頁)にも孫引きされている。

ちなみにバークレー、ラスキンを信用貨幣論の系譜に入れるとしたら、
交換銀行をつくろうとしたプルードンも入れないとおかしい。
流石にジンメルはプルードンに言及していた。歴史学派と国家観は違うが立ち位置は近い。

 根拠    貨幣観   素材
            表券主義
      信用貨幣論〈
国定貨幣論〈      金属主義
      商品貨幣論 

国定貨幣は信用貨幣と商品貨幣を両方採用可。信用貨幣は金属主義を従属させ得る。
表券説は金属主義と素材的に対立する。

ーーーーー


 根拠    貨幣観   素材
            表券主義
      信用貨幣論〈
国定貨幣論〈      金属主義
      商品貨幣論 
     /
民間、国家間市場

国定貨幣は信用貨幣と商品貨幣を両方採用可
信用貨幣は金属主義を従属させ得る
(表券説は金属主義と素材的に対立する)


根拠    貨幣観   素材

     信用貨幣論 表券主義
国定貨幣論
     商品貨幣論 金属主義


国定貨幣は信用貨幣と商品貨幣を両方採用可

2021年7月21日水曜日

ベイズベイズ

Bob Dylan's 40 favourite books of all time

Bob Dylan's 40 favourite books of all time



英国のオンライン・カルチャー・マガジン「Far Out Magazine」は、「ボブ・ディランのお気に入りの本40選」を発表。ディランの過去のインタビューなどを調査し、彼のお気に入りの本4冊をリストアップしています。

■「ボブ・ディランのお気に入りの本40選」

●The Life and Times of Sonny Barger and the Hell’s Angels Motorcycle Club by Sonny Barger

●War and Peace by Leo Tolstoy レフ・トルストイ / 戦争と平和

●Parting the Waters: America in the King Years 1954-63 by Taylor Branch

●Tropic of Cancer by Henry Miller ヘンリー・ミラー / 北回帰線 

●Stories by Anton Chekhov

●On War by Carl von Clausewitz カール・フォン・クラウゼヴィッツ / 戦争論

●Victory by Joseph Conrad

●The Complete Poetry and Prose by John Donne

●The Anchor Anthology of French Poetry by Angel Flores

●Jerry Garcia: The Collected Artwork by Jerry Garcia

●One Hundred Dollar Misunderstanding by Robert Gover

●The White Goddess by Robert Graves

●Ringolevio: A Life Played for Keeps by Emmett Grogan

●Last Train to Memphis: The Rise of Elvis Presley by Peter Guralnick

●Bound for Glory by Woody Guthrie

●The Odyssey by Homer ホメーロス / オデュッセイア

●Mexico City Blues by Jack Kerouac

●On The Road by Jack Kerouac ジャック・ケルアック / 路上

●Backstage Passes and Backstabbing Bastards by Al Kooper

●The Land Where the Blues Began‘ by Alan Lomax

●Mister Jelly Roll: The Fortunes of Jelly Roll Morton, New Orleans Creole and “Inventor of Jazz”‘ by Alan Lomax

●Girl from the North Country by Conor McPherson

●Moby Dick by Herman Melville ハーマン・メルヴィル / 白鯨

●The Blues Line: A Collection of Blues Lyrics by Eric Sackheim

●Naked Lunch by William S. Burroughs ウィリアム・S・バロウズ / 裸のランチ

●Woody Guthrie: Radical American Patriot by Bill Nowlin

●Deep Blues: A Musical and Cultural History of the Mississippi Delta by Robert Palmer

●All Access: The Rock ‘n’ Roll Photography of Ken Regan by Ken Regan

●All Quiet on the Western Front by Erich Maria Remarque

●The Oxford Book of English Verse by Christopher Ricks

●A Season in Hell & The Drunken Boat by Arthur Rimbaud アルチュール・ランボー / 地獄の季節

●Howl, Kaddish and Other Poems by Allen Ginsberg

●Confessions of a Yakuza by Junichi Saga 佐賀純一 / 浅草博徒一代

●The American Songbag & Selected Poems‘ by Carl Sandburg

●Honkers and Shouters: The Golden Years of Rhythm and Blues by Arnold Shaw

●The Grapes of Wrath by John Steinbeck ジョン・スタインベック / 怒りの葡萄

●The Dave Stewart Songbook: The Stories Behind The Songs by Dave Stewart

●Thucydides: The War of the Peloponnesians and the Athenians by Thucydides

●Poems by Henry Timrod

●The Conscience of the Folk Revival: The Writings of Israel “Izzy” Young by Scott Barrett


詳細は以下のURLのページでご覧になれます。

Bob Dylan's 40 favourite books of all time

Bob Dylan's 40 favourite books of all time

As well as selling over 100 million records worldwide and celebrating induction into the Rock and Roll Hall of Fame, Bob Dylan is a prolific author with an eclectic taste in literature. Over the years of immense creativity, the 79-year-old has indulged himself within a wide-ranging mix of fiction and non-fiction and repeatedly cited authors as an inspiration to his iconic writing style.

In fact, we'd argue that there is no singer who has ever been more neatly assimilated into the world of literature. Besides his own book, the songs he has composed all reek of literary intent and integrity at every turn.

Such as his commitment to literacy, Dylan was awarded the Nobel Prize in Literature in 2016 "for having created new poetic expressions within the great American song tradition."

However, as per Dylan, he responded to the Nobel Prize announcement in a nontraditional way; making no comment for two weeks, ignoring all the calls from the Academy, refusing to collect the award and causing mass controversy in the process.

Eventually, safe in the knowledge that the Academy stipulates that winners must give a lecture within six months of the ceremony in order to collect their massive prize money, Dylan rocked up wearing a hoody and gave a rambling 27-minute standup discussion of literature. 

Despite acting somewhat dismissive of the award, Dylan did say that receiving the honour was "amazing, incredible. Whoever dreams about something like that?" when in conversation with Edna Gundersen.

The truth is, Dylan is a major writing addict. His love for literature knows no bounds and, when talking about his favourite authors, he speaks with the utmost admiration. Take, for instance, when Dylan cited Woody Guthrie's Bound for Glory as a favourite, when he said: "I went through it from cover to cover like a hurricane, totally focused on every word, and the book sang out to me like the radio. Guthrie writes like the whirlwind and you get tripped out on the sound of the words along. Pick up the book anywhere, turn to any page and he hits the ground running. 'Bound for Glory' is a hell of a book."

When discussing Jack Kerouac's now-iconic book On The Road, Dylan commented: "On the Road speeds by like a freight train. It's all movement and words and lusty instincts that come alive like you're riding on a train. Kerouac moves so fast with his words. No ambiguity. It was very emblematic of the time. You grabbed a hold of the train, hopped on and went along with him, hanging on for dear life."

Below, we scoured the archives and past interviews Dylan has conducted over the years and listed some of his favourites to look behind the curtain of one of popular culture's most significant artists.

"This is a book where you lose your childhood, your faith in a meaningful world, and your concern for individuals," Dylan previously said when discussing All Quiet on the Western Front by Erich Maria Remarque. "You're stuck in a nightmare," he added.

Elsewhere, in past conversation about the work of Herman Melville, Dylan commented: "Moby Dick is a fascinating book, a book that's filled with scenes of high drama and dramatic dialogue. The book makes demands on you. The plot is straightforward."

He added: "The mysterious Captain Ahab—captain of a ship called the Pequod—an egomaniac with a peg leg pursuing his nemesis, the great white whale Moby Dick who took his leg. And he pursues him all the way from the Atlantic around the tip of Africa and into the Indian Ocean. He pursues the whale around both sides of the earth. It's an abstract goal, nothing concrete or definite. He calls Moby the emperor, sees him as the embodiment of evil. Ahab's got a wife and child back in Nantucket that he reminisces about now and again. You can anticipate what will happen."

Bob Dylan's 40 favourite books:

  • The Life and Times of Sonny Barger and the Hell's Angels Motorcycle Club by Sonny Barger
  • War and Peace by Leo Tolstoy
  • Parting the Waters: America in the King Years 1954-63 by Taylor Branch
  • Tropic of Cancer by Henry Miller
  • Stories by Anton Chekhov
  • On War by Carl von Clausewitz
  • Victory by Joseph Conrad
  • The Complete Poetry and Prose by John Donne
  • The Anchor Anthology of French Poetry by Angel Flores
  • Jerry Garcia: The Collected Artwork by Jerry Garcia
  • One Hundred Dollar Misunderstanding by Robert Gover
  • The White Goddess by Robert Graves
  • Ringolevio: A Life Played for Keeps by Emmett Grogan
  • Last Train to Memphis: The Rise of Elvis Presley by Peter Guralnick
  • Bound for Glory by Woody Guthrie
  • The Odyssey by Homer
  • Mexico City Blues by Jack Kerouac
  • On The Road by Jack Kerouac
  • Backstage Passes and Backstabbing Bastards by Al Kooper
  • The Land Where the Blues Began' by Alan Lomax
  • Mister Jelly Roll: The Fortunes of Jelly Roll Morton, New Orleans Creole and "Inventor of Jazz"' by Alan Lomax
  • Girl from the North Country by Conor McPherson
  • Moby Dick by Herman Melville
  • The Blues Line: A Collection of Blues Lyrics by Eric Sackheim
  • Naked Lunch by William S. Burroughs
  • Woody Guthrie: Radical American Patriot by Bill Nowlin
  • Deep Blues: A Musical and Cultural History of the Mississippi Delta by Robert Palmer
  • All Access: The Rock 'n' Roll Photography of Ken Regan by Ken Regan
  • All Quiet on the Western Front by Erich Maria Remarque
  • The Oxford Book of English Verse by Christopher Ricks
  • A Season in Hell & The Drunken Boat by Arthur Rimbaud
  • Howl, Kaddish and Other Poems by Allen Ginsberg
  • Confessions of a Yakuza by Junichi Saga
  • The American Songbag & Selected Poems' by Carl Sandburg
  • Honkers and Shouters: The Golden Years of Rhythm and Blues by Arnold Shaw
  • The Grapes of Wrath by John Steinbeck
  • The Dave Stewart Songbook: The Stories Behind The Songs by Dave Stewart
  • Thucydides: The War of the Peloponnesians and the Athenians by Thucydides
  • Poems by Henry Timrod
  • The Conscience of the Folk Revival: The Writings of Israel "Izzy" Young by Scott Barrett

For additional Dylan, see a playlist of his six favourite songwriters, below.

Comments



iPhoneから送信

ボブディランの40冊のお気に入りの本:

ソニー・バージャーとヘルズ・エンジェルスのモーターサイクルクラブの生涯と時代ソニー・バージャー
レオ・トルストイによる戦争と平和
Parting the Waters:America in the King Years 1954-63 by Taylor Branch
ヘンリーミラーによる北回帰線
アントン・チェーホフの物語
カール・フォン・クラゼヴィッツによる戦争論
ジョセフ・コンラッドによる勝利
ジョン・ダンによる完全な詩と散文
エンジェルフローレスによるフランス詩のアンカーアンソロジー
ジェリーガルシア:ジェリーガルシアによって収集されたアートワーク
ロバート・ゴーバーによる百ドルの誤解
ロバートグレイブスによる白い女神
Ringolevio:エメット・グローガンがキープのために演じた人生
メンフィスへの最終列車:ピーター・グラルニックによるエルビス・プレスリーの台頭
ウディガスリーによる栄光のためのバウンド
ホメロスのオデッセイ
ジャック・ケルアックによるメキシコシティブルース
ジャック・ケルアックの路上
アル・クーパーによる舞台裏のパスと裏切りのろくでなし
アラン・ローマックスによる「ブルースが始まった土地」
ミスタージェリーロール:ジェリーロールモートンの運命、ニューオーリンズクレオール、アランローマックスの「ジャズの発明者」
コナー・マクファーソンによる北国の少女
ハーマン・メルヴィルの白鯨
ブルースライン:エリックサックハイムによるブルース歌詞のコレクション
ウィリアム・S・バロウズによる裸のランチ
ウディ・ガスリー:ビル・ナウリンによる過激なアメリカの愛国者
ディープブルーズ:ロバートパーマーによるミシシッピデルタの音楽的および文化的歴史
オールアクセス:ケンリーガンによるケンリーガンのロックンロール写真
エーリヒ・マリア・レマルクによる西部戦線異状なし
クリストファー・リックスによるオックスフォード英語詩集
アーサー・ランボーによる地獄の季節と酔ったボート
アレン・ギンズバーグによるハウル、カディッシュ、その他の詩
佐賀純一による浅草博徒一言
カール・サンドバーグの 『アメリカン・ソングバッグ&セレクテッド・ポエムズ』
Honkers and Shouters:The Golden Years of Rhythm and Blues by Arnold Shaw
ジョンスタインベックによる怒りの葡萄
デイブ・スチュワートの歌集:デイブ・スチュワートの歌の裏話
トゥキディデス:トゥキディデスによるペロポネシア人とアテナイ人の戦争
ヘンリー・ティムロッドの詩
フォークリバイバルの良心:スコットバレットによるイスラエル「イジー」ヤングの著作

ボブ・ディランの愛読書40冊。

The Life and Times of Sonny Barger and the Hell's Angels Motorcycle Club(ソニー・バーガーとヘルズ・エンジェルス・モーターサイクル・クラブの生涯) by ソニー・バーガー
戦争と平和』(レオ・トルストイ著
パーティング・ザ・ウォーターズ テイラー・ブランチ著『America in the King Years 1954-63
北回帰線 by ヘンリー・ミラー
アントン・チェーホフの物語
戦争について by カール・フォン・クラウゼヴィッツ
勝利 by ジョセフ・コンラッド
ジョン・ドンネの詩と散文の全集
アンヘル・フローレス著『アンカー・アンソロジー・オブ・フレンチ・ポエトリー
Jerry Garcia: The Collected Artwork ジェリー・ガルシア著
100ドルの誤解 by ロバート・ゴーヴァー
白い女神(The White Goddess) by Robert Graves
Ringolevio: A Life Played for Keeps by Emmett Grogan (英語)


Ringolevio: A Life Played for Keeps (New York Review Books Classics) ペーパーバック – 2008/10/14

Last Train to Memphis: The Rise of Elvis Presley by Peter Guralnick
栄光への道 by ウディ・ガスリー
オデッセイ』(ホメロス著
メキシコシティ・ブルース by ジャック・ケルアック
On The Road by Jack Kerouac(ジャック・ケルアック著
バックステージ・パスと裏切り者たち by Al Kooper
The Land Where the Blues Began(ブルースが始まった地) by Alan Lomax(アラン・ローマックス
Mister Jelly Roll: The Fortunes of Jelly Roll Morton, New Orleans Creole and "Inventor of Jazz" by Alan Lomax
ガール・フロム・ザ・ノース・カントリー』(コナー・マクファーソン著
モビー・ディック』(ハーマン・メルヴィル
The Blues Line: The Blues Line: A Collection of Blues Lyrics by Eric Sackheim (英語)
裸のランチ』(ウィリアム・S・バロウズ著
ウディ・ガスリー(Woody Guthrie)。ラディカル・アメリカン・パトリオット by ビル・ノーリン
Deep Blues: ミシシッピ・デルタの音楽と文化の歴史 by ロバート・パーマー


ディープ・ブルーズ (On music) 単行本 – 1992/8/1

All Access: ケン・リーガンのロックンロール写真集 by ケン・リーガン
西部戦線異状なし(All Quiet on the Western Front) by Erich Maria Remarque
オックスフォード・ブック・オブ・イングリッシュ・ヴァース(The Oxford Book of English Verse) by Christopher Ricks
アルチュール・ランボー『地獄の季節』『酔いどれ船』(英語版
ハウル、カディッシュ、その他の詩 by アレン・ギンズバーグ
ヤクザの告白(佐賀純一著
カール・サンドバーグ著『アメリカン・ソングバッグ&セレクション・ポエムズ
ホンカーズ・アンド・シャウターズ」(Honkers and Shouters The Golden Years of Rhythm and Blues by Arnold Shaw
怒りの葡萄』(ジョン・スタインベック著
The Dave Stewart Songbook: The Stories Behind The Songs by Dave Stewart
Thucydides: ペロポネソス人とアテネ人の戦争 by Thucydides

歴史 上 (ちくま学芸文庫)Kindle版


ヘンリー・ティムロッドの詩
スコット・バレット著『フォーク・リバイバルの良心:イスラエル・"イジー"・ヤングの遺稿集